市川先生の大人の補習授業

夢咲まゆ

文字の大きさ
上 下
198 / 393
冬休み編

第7話*

しおりを挟む
「ハハハ……お前、素股も好きそうだな。ここ、擦られるの気持ちいいだろ」
「っ……そんなことない……」
「嘘つくなよ。こんなに反応してるくせに」
「あっ……!」

 前に手を回され、陰茎をギュッと握られてしまう。既にそこはある程度芯ができており、少し上下に扱かれただけで先端からねっとりした体液があふれ始めた。

「い、いや……っ」
「嫌じゃねぇだろ。もうとろとろになってんじゃん」
「っ……!」

 ひとしきり扱かれたた後、べとべとになった手を尻に回され、粘液を塗り広げられる。引き締まった双丘を割られ、奥に潜んでいる蕾にもたっぷり塗り込められた。

「お前、市川センセとヤりまくってるんだろ? だったら準備も必要ないよな?」
「えっ!? ちょっと待って……!」

 ぎょっとして振り返ったが、河口はニヤリと笑うと後孔に欲望を押し付け、そのまま一気に貫いてきた。

「あっ……!」

 思わず大声を出しそうになり、すんでのところで堪えた。屋上で騒ぐわけにはいかない。誰かに気付かれてしまう。

 それに……河口に挿入されて嬌声を上げるなんて、夏樹のプライドが許さなかった。俺が気持ちよくなれる相手は、市川先生だけなんだから……。

「はっ……! お前の中、めっちゃ熱いな……。想像してた通りだわ」
「う……くっ……」
「お前も気持ちよさそうだな……すげぇ締め付けてるぜ。さすが淫乱は違うねぇ」
「そ、んなことない……っ」

 俺は感じているわけではないし、ましてや淫乱でもない。そんな風に言われるのは不愉快だ。

 だけど、いくら口で否定しても身体は与えられる刺激に反応してしまう。自分がどんどんみっともない姿になっていくのがわかる。そのことが一番辛かった。

 ただ犯されているだけなら……何にも感じなければ……こんなに辛い思いをしなくて済んだのに。
しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

就職するところがない俺は男用のアダルトグッズの会社に就職しました

柊香
BL
倒産で職を失った俺はアダルトグッズ開発会社に就職!? しかも男用!? 好条件だから仕方なく入った会社だが慣れるとだんだん良くなってきて… 二作目です!

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

処理中です...