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番外・触手編
第7話*
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ここで流されてしまっては、この触手たちの思う壺だ。生身の人間に犯されるならともかく、こんなわけのわからない植物に弄ばれるなんて耐えられない。
口を塞いでいる蔦を吐き出し、腕に絡み付いている触手を引っ張りながら怒鳴る。
「放せよっ! これ以上変なことしたら、お前ら全部燃やしちゃうぞ!」
一瞬、植物が緩んだような気がしたが、その程度で怯むヤツらではなかった。
それどころか、「やれるものならやってみろ」と言わんばかりに、ますます複雑に絡まって来た。
「っ……あっ!」
剥き出しの胸を蔓で押さえられ、くびり出た突起をそっと撫でられる。そうかと思えばキュッと摘まむように引っ張られ、夏樹は背中を反らして喘いだ。
「だ、だめ……やめて、触らない、で……っ!」
刺激を与えられる度に全身から力が抜け、脳が官能で支配されていく。感じちゃダメだとわかっているのに、制止を訴える言葉さえもおぼつかなくなっていき、溜まっていた涙がポロポロとこぼれ落ちた。
ああ、嫌だ……! 先生、早く帰って来て……!
「……っ!?」
不意に、細めの触手が横から現れてするすると股間を這っていった。勃ち上がっていた陰茎の根本に巻きつき、ぎゅうっと強く締め上げて来る。
「あう……っ!」
激痛に一瞬めまいがし、全身が細かく震えた。
縛られるのは苦手だ。自由に熱を解放できない苦しみは、何度経験しても慣れるものではない。
頭がおかしくなるまで我慢させられ、理性も崩れかけ、泣いて許しを乞うたところでようやく許される……。
そんな恥辱を、市川以外のものに味わわされてしまうのか!? しかもこんな触手たちに!?
動揺してパニックになりかけていると、更に別の触手が追い打ちをかけてきた。
口を塞いでいる蔦を吐き出し、腕に絡み付いている触手を引っ張りながら怒鳴る。
「放せよっ! これ以上変なことしたら、お前ら全部燃やしちゃうぞ!」
一瞬、植物が緩んだような気がしたが、その程度で怯むヤツらではなかった。
それどころか、「やれるものならやってみろ」と言わんばかりに、ますます複雑に絡まって来た。
「っ……あっ!」
剥き出しの胸を蔓で押さえられ、くびり出た突起をそっと撫でられる。そうかと思えばキュッと摘まむように引っ張られ、夏樹は背中を反らして喘いだ。
「だ、だめ……やめて、触らない、で……っ!」
刺激を与えられる度に全身から力が抜け、脳が官能で支配されていく。感じちゃダメだとわかっているのに、制止を訴える言葉さえもおぼつかなくなっていき、溜まっていた涙がポロポロとこぼれ落ちた。
ああ、嫌だ……! 先生、早く帰って来て……!
「……っ!?」
不意に、細めの触手が横から現れてするすると股間を這っていった。勃ち上がっていた陰茎の根本に巻きつき、ぎゅうっと強く締め上げて来る。
「あう……っ!」
激痛に一瞬めまいがし、全身が細かく震えた。
縛られるのは苦手だ。自由に熱を解放できない苦しみは、何度経験しても慣れるものではない。
頭がおかしくなるまで我慢させられ、理性も崩れかけ、泣いて許しを乞うたところでようやく許される……。
そんな恥辱を、市川以外のものに味わわされてしまうのか!? しかもこんな触手たちに!?
動揺してパニックになりかけていると、更に別の触手が追い打ちをかけてきた。
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