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保健の授業編
第6話*
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「…………」
藤枝先生の足音が聞こえなくなったところで、夏樹はじっとりと市川を見上げた。
「……後藤くんが待ってるとか、思いっきり嘘でしょ」
「いやいや、嘘じゃないよ。さっき放送部の部室に入っていくのを見かけたから」
「それ、待ってるわけじゃないと思う……」
「まあ、細かいことはいいじゃないか」
そう笑って市川はベッドのカーテンを閉め、こちらによじ登ってきた。
密かな興奮を隠しつつ、夏樹は呆れた顔で聞いた。
「こんなところで補習したら、藤枝先生に怒られません?」
「いや、これは俺の趣味。保健の補習は俺の家でやろう。な?」
「……えっ? 趣味?」
「大丈夫、藤枝先生も自由恋愛推奨派だから。柚月先生と同じさ」
「は? いや、ちょっとそれどういう……んっ!」
反論する前に唇を塞がれ、夏樹は口付けられたまま驚愕に目を見開いた。
自由恋愛推奨派? 柚月先生と同じ? ということは、藤枝先生も「教師と生徒」の関係を了承してるってこと!? いや、下手したら彼も生徒の誰かと付き合ってるってことか!? もしかしたら、さっきの「後藤」っていう生徒と!?
なんなんだ、この学校は!? 教師と生徒で付き合ってるカップルはこれで三組目だぞ! 一体どうなってるんだ!? それとも俺の常識がおかしいのか!? この学校ではこれが普通なのか!?
混乱している夏樹を他所に、市川の舌が口内に侵入してきた。
「んんっ……! ん、ふ……うう、ん」
熱く濡れた粘膜が口の中で絡まり合う。
ぴちゃ、と湿った音を立てながら口内を舐られると、めまいがしそうなほど心地いい。保健の授業中に妙な興奮を覚えてしまったせいか、反応するのもずっと早かった。
市川の手がするりと制服のズボンに滑り込み、下着の上から硬くなっていた陰茎をいやらしく撫でてくる。
藤枝先生の足音が聞こえなくなったところで、夏樹はじっとりと市川を見上げた。
「……後藤くんが待ってるとか、思いっきり嘘でしょ」
「いやいや、嘘じゃないよ。さっき放送部の部室に入っていくのを見かけたから」
「それ、待ってるわけじゃないと思う……」
「まあ、細かいことはいいじゃないか」
そう笑って市川はベッドのカーテンを閉め、こちらによじ登ってきた。
密かな興奮を隠しつつ、夏樹は呆れた顔で聞いた。
「こんなところで補習したら、藤枝先生に怒られません?」
「いや、これは俺の趣味。保健の補習は俺の家でやろう。な?」
「……えっ? 趣味?」
「大丈夫、藤枝先生も自由恋愛推奨派だから。柚月先生と同じさ」
「は? いや、ちょっとそれどういう……んっ!」
反論する前に唇を塞がれ、夏樹は口付けられたまま驚愕に目を見開いた。
自由恋愛推奨派? 柚月先生と同じ? ということは、藤枝先生も「教師と生徒」の関係を了承してるってこと!? いや、下手したら彼も生徒の誰かと付き合ってるってことか!? もしかしたら、さっきの「後藤」っていう生徒と!?
なんなんだ、この学校は!? 教師と生徒で付き合ってるカップルはこれで三組目だぞ! 一体どうなってるんだ!? それとも俺の常識がおかしいのか!? この学校ではこれが普通なのか!?
混乱している夏樹を他所に、市川の舌が口内に侵入してきた。
「んんっ……! ん、ふ……うう、ん」
熱く濡れた粘膜が口の中で絡まり合う。
ぴちゃ、と湿った音を立てながら口内を舐られると、めまいがしそうなほど心地いい。保健の授業中に妙な興奮を覚えてしまったせいか、反応するのもずっと早かった。
市川の手がするりと制服のズボンに滑り込み、下着の上から硬くなっていた陰茎をいやらしく撫でてくる。
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