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誕生日編
第24話*
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「……というか、そろそろこれ解いてくれません?」
夏樹は縛られたままの両腕を前で振った。鮮やかな赤い紐が両手首に絡まっている。
「ああ、それな。うん、まあいいか」
曖昧な返事をしつつ、市川は赤い紐を解いてくれた。
久しぶりに両手が自由になり、ホッと胸を撫で下ろす。
「…………」
夏樹はチラチラと市川の中心に目をやった。彼の男根は相変わらず大きくて、今でも力強くそそり立っている。
いくら休憩中とはいえ、このまま放置するのは辛いのではないだろうか。せっかくの誕生日だし、一年に一回くらいサービスしてあげても……。
「あの、先生……」
意を決して、四つん這いになりながらソファーに座っている市川に近づいた。
「そうやってヒマしてるんだったら、俺が……」
「ん? なに?」
「だから、その……」
彼の顔と股間を交互に見やる。
自分から近づいたのに、「奉仕しましょうか?」の一言がなかなか出て来ない。市川にはさんざん痴態を晒してきたというのに、なんでこういうところで意地を張ってしまうのか。自分の性格が面倒臭くて時々嫌になる。
「…………」
だが市川は何もかも見透かしたように苦笑すると、夏樹の頭を撫でながらこう言った。
「ああ、もしかして夏樹がやってくれるのか?」
「っ……」
「いいね! じゃあ夏樹、自分の好きなようにやってくれる?」
利き手をとられ、市川のモノを握り込まされる。予想以上に硬く、熱くなっていた。掌から脈動が伝わってきて、思わずごくりと唾を飲む。
こんな肉の凶器が毎回自分の中に入っているなんて、にわかには信じられない……。
「んっ……」
夏樹は恐る恐る口を開き、欲望の先端を咥えた。そのまま半分くらいまで口に入れ、全体に馴染むのを待つ。えずかなくなったところでもう一度喉奥を開き、限界まで市川を咥え込んだ。
夏樹は縛られたままの両腕を前で振った。鮮やかな赤い紐が両手首に絡まっている。
「ああ、それな。うん、まあいいか」
曖昧な返事をしつつ、市川は赤い紐を解いてくれた。
久しぶりに両手が自由になり、ホッと胸を撫で下ろす。
「…………」
夏樹はチラチラと市川の中心に目をやった。彼の男根は相変わらず大きくて、今でも力強くそそり立っている。
いくら休憩中とはいえ、このまま放置するのは辛いのではないだろうか。せっかくの誕生日だし、一年に一回くらいサービスしてあげても……。
「あの、先生……」
意を決して、四つん這いになりながらソファーに座っている市川に近づいた。
「そうやってヒマしてるんだったら、俺が……」
「ん? なに?」
「だから、その……」
彼の顔と股間を交互に見やる。
自分から近づいたのに、「奉仕しましょうか?」の一言がなかなか出て来ない。市川にはさんざん痴態を晒してきたというのに、なんでこういうところで意地を張ってしまうのか。自分の性格が面倒臭くて時々嫌になる。
「…………」
だが市川は何もかも見透かしたように苦笑すると、夏樹の頭を撫でながらこう言った。
「ああ、もしかして夏樹がやってくれるのか?」
「っ……」
「いいね! じゃあ夏樹、自分の好きなようにやってくれる?」
利き手をとられ、市川のモノを握り込まされる。予想以上に硬く、熱くなっていた。掌から脈動が伝わってきて、思わずごくりと唾を飲む。
こんな肉の凶器が毎回自分の中に入っているなんて、にわかには信じられない……。
「んっ……」
夏樹は恐る恐る口を開き、欲望の先端を咥えた。そのまま半分くらいまで口に入れ、全体に馴染むのを待つ。えずかなくなったところでもう一度喉奥を開き、限界まで市川を咥え込んだ。
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