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誕生日編
第23話*
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ぜいぜいと息をしながら、夏樹は必死に訴えた。
「先生、もう無理……これ以上はホントに……」
「えー……マジかよ。というか俺、一回もイってないんだけど」
「……え……?」
「まあ、しょうがないな。結構無茶苦茶なことしたし、ちょっと休憩するか」
「あ……っ」
ずるり、と腰を引かれ、反射的にキュッと尻穴を締めてしまう。完全に引き抜かれる時、名残惜しそうに粘膜がちゅぽん、と音を立てた。
(そうか……考えてみれば先生、まだ一度も……)
おかしなプレイばかりして楽しんでいるように見えるが、意外と市川は優しい。変態ではあるが鬼畜ではない。夏樹の限界を承知し、攻める時は攻め、退く時は退いてくれる。
筋肉馬鹿の変態教師のくせに……。
「先生……」
夏樹はフローリングに寝転がったまま、市川を見上げた。
「……『誕生日だから好きにさせろ』って言ってたじゃないですか」
「だから好きにしてるじゃん。生クリームも使えたし、下もツルツルにできたし、尿道プレイもやれたし」
「……そりゃそうですけど」
「別に俺、夏樹に無理させてまでヤりたいとは思ってないからさ。こういうのって、嫌な思い出になったら最悪じゃん?」
「…………」
……だったら、一番初めに跳び箱の上でレイプしてきたのは何だったのかと思う。当時はかなり無茶苦茶なことをしていたはずなのだが。
(でも、結局絆されちゃったんだから同じことか……)
最初の心情がどうであれ、今の自分が市川に惚れていることは変わりない。これといったきっかけはなかったが、少しずつ彼の人間性に惹かれていったのは事実だ。
もちろん、そんなこと一生口にするつもりはないけれど。
「先生、もう無理……これ以上はホントに……」
「えー……マジかよ。というか俺、一回もイってないんだけど」
「……え……?」
「まあ、しょうがないな。結構無茶苦茶なことしたし、ちょっと休憩するか」
「あ……っ」
ずるり、と腰を引かれ、反射的にキュッと尻穴を締めてしまう。完全に引き抜かれる時、名残惜しそうに粘膜がちゅぽん、と音を立てた。
(そうか……考えてみれば先生、まだ一度も……)
おかしなプレイばかりして楽しんでいるように見えるが、意外と市川は優しい。変態ではあるが鬼畜ではない。夏樹の限界を承知し、攻める時は攻め、退く時は退いてくれる。
筋肉馬鹿の変態教師のくせに……。
「先生……」
夏樹はフローリングに寝転がったまま、市川を見上げた。
「……『誕生日だから好きにさせろ』って言ってたじゃないですか」
「だから好きにしてるじゃん。生クリームも使えたし、下もツルツルにできたし、尿道プレイもやれたし」
「……そりゃそうですけど」
「別に俺、夏樹に無理させてまでヤりたいとは思ってないからさ。こういうのって、嫌な思い出になったら最悪じゃん?」
「…………」
……だったら、一番初めに跳び箱の上でレイプしてきたのは何だったのかと思う。当時はかなり無茶苦茶なことをしていたはずなのだが。
(でも、結局絆されちゃったんだから同じことか……)
最初の心情がどうであれ、今の自分が市川に惚れていることは変わりない。これといったきっかけはなかったが、少しずつ彼の人間性に惹かれていったのは事実だ。
もちろん、そんなこと一生口にするつもりはないけれど。
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