市川先生の大人の補習授業

夢咲まゆ

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誕生日編

第13話*

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「なっ……!? あ、ちょっと……ひゃあっ!」

 ツルツルになった部分を、市川の舌が這って行く。体毛がなくなってますます敏感になった肌を、ぬめった粘膜が撫でていく。一緒に達した性器まで舐められてしまい、夏樹は涙目で首を振った。

「やめ……っ! 先生、やだぁ……っ!」
「なんで? クリーム綺麗にしてやるって言ったじゃん」
「だ、って……そんな、汚い……!」
「いや、甘くて美味いよ。俺にとっては、世界一美味いケーキかも」
「そ、じゃなくて……あぁもう……っ、この変態教師ぃぃ……!」
「そういうお前だって十分な変態だよ。俺にこんなことされて感じまくってるんだからさ」
「違うっ……! 全部先生が悪い……あぁっ!」

 大事なところを舐められる感覚と変態全開の言葉攻めで、今にも憤死してしまいそうだった。

 もう恥ずかしくて恥ずかしくてたまらない。全身が茹蛸のようになり、その羞恥心が更なる興奮材料となって、むくむくと二度目の勃起を果たしてしまう。

 その様子をつぶさに観察されているであろうことが、余計に恥ずかしかった。

「も、もうだめ……っ! 先生、やめて……ぇ」

 息も絶え絶えに訴えたら、突然ピンポーンと玄関の呼び鈴が鳴った。

「あー? 誰だよ、こんな時に……」

 いいところを邪魔された市川は、やや苛立ちながら「はい?」とドアフォンを取った。

 が、すぐに声色を変えて玄関に向かっていく。

「はあ……はあ……」

 誰かは知らないが助かった。こんな羞恥プレイ、さすがにもう耐えられない。ここで一息入れて、先生が帰ってきたらまともなセックスに切り替えてもらおう……。

 そう思っていたのだが、

(……えっ?)

 廊下から二人分の足音が聞こえてきて、夏樹はぎょっと目を剥いた。こんな乱れた状態の自分がいるのに、もしやお客様を家に上げたのか!?

 慌てて隠れようとしたけれど、官能に痺れた身体では思うように動けず、そうこうしているうちにリビングのドアが開いてしまった。

「……え……?」

 そこにいたのは、夏樹の担当の英語教師だった。
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