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跳び箱編
第16話*
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慌てて唇を硬く引き結び、顔を背けたけれど、
「っ……」
ぐいぐいと唇に先端を押しつけられ、官能的な匂いが余計に強くなった。
ズキン、と身体の芯が疼き、自然と唾液があふれてくる。目の前の肉棒が美味しそうなアイスキャンディーに見えてくる。
(うう……)
舐めちゃダメ、舐めちゃダメだ。こんなことしたら自分から市川を受け入れたのと同じになってしまう。この教師はあくまで補習の名の元に生徒をレイプする淫行教師なんだから。別に俺は、こんなことしたいわけじゃないんだから。
だから、だから……。
「っ……!」
噎せるような匂いが鼻をくすぐる。エロティックな香りが少しずつ理性を削り取っていく。脳が痺れて冷静な判断力がなくなってくる。
美味しそう。食べたい。涎が出そうだ。
思わず口を開きそうになり、最後の理性で踏みとどまる。
だからダメだって。そんなことしたら、俺……。
(でも……)
股間が疼く。窄まりがヒクつく。身体がより強い刺激を欲していることが嫌でもわかる。この状態でストップをかけられるのは、さすがにしんどい。
ここまで来たら最後までやるしかないのではないか。このままずっと拒否し続けても、市川は解放してくれない。拒否すればするほど、夏樹の方が辛くなっていくだけだ。こんな補習、さっさと終わらせてしまいたいし……。
(ああ……もうっ!)
半ばやけっぱちな気分で、夏樹は口を開けた。
途端、間髪を入れず硬い肉棒が口の中にねじ込まれてきた。
「んぐっ! ごほっ、んっ……んん……ぅ!」
市川の鬼頭が喉の奥に当たり、反射的に噎せ返った。口内でそれが一回り大きく膨らみ、誤って歯を立てそうになる。慣れない大口を開けたせいで、口周りの筋肉が引き攣った。
「うう……んっ、んん……」
だが不思議なことに嫌悪感はなかった。官能に昂った身体にとっては、市川のフェロモンは何よりのご馳走だった。
「っ……」
ぐいぐいと唇に先端を押しつけられ、官能的な匂いが余計に強くなった。
ズキン、と身体の芯が疼き、自然と唾液があふれてくる。目の前の肉棒が美味しそうなアイスキャンディーに見えてくる。
(うう……)
舐めちゃダメ、舐めちゃダメだ。こんなことしたら自分から市川を受け入れたのと同じになってしまう。この教師はあくまで補習の名の元に生徒をレイプする淫行教師なんだから。別に俺は、こんなことしたいわけじゃないんだから。
だから、だから……。
「っ……!」
噎せるような匂いが鼻をくすぐる。エロティックな香りが少しずつ理性を削り取っていく。脳が痺れて冷静な判断力がなくなってくる。
美味しそう。食べたい。涎が出そうだ。
思わず口を開きそうになり、最後の理性で踏みとどまる。
だからダメだって。そんなことしたら、俺……。
(でも……)
股間が疼く。窄まりがヒクつく。身体がより強い刺激を欲していることが嫌でもわかる。この状態でストップをかけられるのは、さすがにしんどい。
ここまで来たら最後までやるしかないのではないか。このままずっと拒否し続けても、市川は解放してくれない。拒否すればするほど、夏樹の方が辛くなっていくだけだ。こんな補習、さっさと終わらせてしまいたいし……。
(ああ……もうっ!)
半ばやけっぱちな気分で、夏樹は口を開けた。
途端、間髪を入れず硬い肉棒が口の中にねじ込まれてきた。
「んぐっ! ごほっ、んっ……んん……ぅ!」
市川の鬼頭が喉の奥に当たり、反射的に噎せ返った。口内でそれが一回り大きく膨らみ、誤って歯を立てそうになる。慣れない大口を開けたせいで、口周りの筋肉が引き攣った。
「うう……んっ、んん……」
だが不思議なことに嫌悪感はなかった。官能に昂った身体にとっては、市川のフェロモンは何よりのご馳走だった。
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