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どうやら巨人が勝ったらしい。勝利者になったようだ。
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果てしない戦いの後、多くの天使や、人間の骸など、動物などの死骸もある。
神様は、初めて消耗している。巨人の異様に深すぎる怨嗟に負けようとしている。 天使も悪魔もほとんど消滅したり、息絶えたりしている。
最後には、巨人と神様のみ戦い続けていた。
鬼神は、それを冷ややかに観戦していた。
長い長い戦いの果て、やっとの思いで、巨人の醜悪な怨嗟が神様の身体に届いた。
辛うじて、巨人は、拮抗する力に僅かに勝利した。
神様の消耗に好機を狙って、巨人は神様を一気に潰した。幾つもの触手が潰れ、汚い断末魔が天界に大きく響いた。
鬼神は、思わず耳を抑えて、神様ったら・・随分と汚い声をするんだなあ。
色々と失望することばかりだなあ・・。とどこか俯瞰した視点で見ていた。
やっと終結したんだんあ。 そうか今度はオレかあ。
どうやら巨人が勝ったらしい。勝利者になったようだ。
鬼神は、息絶えた神様を食べている巨人の元に降り立った。 最後は鬼神と巨人の戦いだ。
鬼神は、今までの戦いを観戦して、完全に戦略が出来ていた。
ここをこうしたら今度はこっちへいく・・。といったように、スローモーションで、巨人の攻撃は見えていた。
ひらりひらりと鬼神は、蝶のように軽やかにかわしながら、少しずつ、急所を弱点を探って、そこに一点集中して、
力を放った。どんな力がある相手も、弱点や、急所を狙えば、一気に瓦解する。
鬼神は、嘲笑しながら、殺しあった。巨人さえも鬼神の心を恐怖で満たすことはなかった。
考えてみればお前も哀れだよな・・とアタシの意識は哀れみの心を持った。
アタシモあんたも神や悪魔に翻弄されて、ゴミのようにされた人間だ。
まあ代償に力をもらったけどね。 本当にこの神の世界にもすべてに失望したよ・・。
お前を殺して、オレはどうするのか? 答えは無い。 鬼神は目を異様に冷徹にして、急所だけを連打、針のように
何弾も何万も力を放った。
かの英雄ジークフリートも背中が弱点だった。
鬼神には弱点や急所が、まざまざと見えていた。神以上の眼だ。
巨人は、憎悪の声を上げながら、鬼神を神様以上の敵として、威嚇したが、悲しい猫の威嚇のようだ。
可哀相に・・。
そっと鬼神は、全身の全ての力を振り絞って、弱点に、巨人の身体を崩壊、壊死させる猛毒を打ちこんだ。
巨人は、呆然と、信じられない様に鬼神を見て、「化け物・・め・・。」と怨嗟をこめて一気に崩壊する体を再生しようと必死に足掻いたが、もはや鬼神にとっては、虚しい足掻きにすぎなかった。
鬼神は慈悲をもって、一気に止めをさした。
巨人はバラバラとスローモーションのように、ゆっくりと砂のように消えた。
塵は塵へ・・。ああ聖書の言う通りだったな。
人間は死んだら塵になるか戻るって聞いたけど・・鬼神はぼりぼりと頭をかいて眺めた。
余りにも無情な結末であった。
神様は、初めて消耗している。巨人の異様に深すぎる怨嗟に負けようとしている。 天使も悪魔もほとんど消滅したり、息絶えたりしている。
最後には、巨人と神様のみ戦い続けていた。
鬼神は、それを冷ややかに観戦していた。
長い長い戦いの果て、やっとの思いで、巨人の醜悪な怨嗟が神様の身体に届いた。
辛うじて、巨人は、拮抗する力に僅かに勝利した。
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どうやら巨人が勝ったらしい。勝利者になったようだ。
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鬼神は、今までの戦いを観戦して、完全に戦略が出来ていた。
ここをこうしたら今度はこっちへいく・・。といったように、スローモーションで、巨人の攻撃は見えていた。
ひらりひらりと鬼神は、蝶のように軽やかにかわしながら、少しずつ、急所を弱点を探って、そこに一点集中して、
力を放った。どんな力がある相手も、弱点や、急所を狙えば、一気に瓦解する。
鬼神は、嘲笑しながら、殺しあった。巨人さえも鬼神の心を恐怖で満たすことはなかった。
考えてみればお前も哀れだよな・・とアタシの意識は哀れみの心を持った。
アタシモあんたも神や悪魔に翻弄されて、ゴミのようにされた人間だ。
まあ代償に力をもらったけどね。 本当にこの神の世界にもすべてに失望したよ・・。
お前を殺して、オレはどうするのか? 答えは無い。 鬼神は目を異様に冷徹にして、急所だけを連打、針のように
何弾も何万も力を放った。
かの英雄ジークフリートも背中が弱点だった。
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巨人は、憎悪の声を上げながら、鬼神を神様以上の敵として、威嚇したが、悲しい猫の威嚇のようだ。
可哀相に・・。
そっと鬼神は、全身の全ての力を振り絞って、弱点に、巨人の身体を崩壊、壊死させる猛毒を打ちこんだ。
巨人は、呆然と、信じられない様に鬼神を見て、「化け物・・め・・。」と怨嗟をこめて一気に崩壊する体を再生しようと必死に足掻いたが、もはや鬼神にとっては、虚しい足掻きにすぎなかった。
鬼神は慈悲をもって、一気に止めをさした。
巨人はバラバラとスローモーションのように、ゆっくりと砂のように消えた。
塵は塵へ・・。ああ聖書の言う通りだったな。
人間は死んだら塵になるか戻るって聞いたけど・・鬼神はぼりぼりと頭をかいて眺めた。
余りにも無情な結末であった。
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