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どうやら真の悪魔が生まれたらしい。
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凡庸な魂たちは、神々の最後の言葉が気になっていた。
「良い事も悪い事もしなかった口だけのいい気になった凡庸なつまらない魂はいらない。」
神々は容赦なく凡人のつまらない魂を暴きたてて、興味がない。
いらないとぽいっと玩具のように文字通りゴミとして黒いごみ箱に捨てた。
あの時の心の痛みや、呆気なさ。軽すぎる命、魂に凡庸な魂たちは己の価値のなさにうんざりし、嘆いた。
だが、嘆いてもどうにもならない。だんだん凡庸で何が悪いと開き直る人たちが増えた。だからなんだ。無価値な者として捨てられてもやはり生きたいのだ・・。と彼らは自分たちが神々と言う偉大な高位生命に塵芥と断じられて目障りなものと排除されたのだ。
絶対に許せない。弱者ほどユルセナイものだ。
何としても生きて報復をしてやる。唯その一心で彼らは力を併せて、かつてなく意志をもって底知れない力を発揮した。
傲慢な神々め。待っているがいい。彼らは自我を主人格を創り上げ、全てを委ねた。魂を集合して、漆黒の空間の僅かな塵にも等しい力さえも糧にして、無数の捨てられた魂の残滓は黒い蟲のようなナニカに吸い込まれた。
ごみ箱が破裂した瞬間、彼らは歓喜した。これで神々の空間へ行けて、報復出きる。早速、弱い天使から狙った。
天使の無表情な澄ました宗教画に出るような無機質な顔が今、蟲の様なナニカにたかられて、恐怖に歪む表情は面白かった。
天使の力は旨い。美味しい。まるでケーキのような甘い味がする。何故だろう。やはり神々の使いだからだろうか?
反対に悪魔の力は苦い。100%のカカオチョコレートのように苦すぎる。まるで奴隷のように酷使されて死んだ奴隷の苦さと苦痛を味わっているみたいだ。苦い。苦すぎる。だが、それがいい。天使と悪魔を両方食べれば、丁度良い味になる。
にやりと蟲の様なナニカは三日月の笑いを持って、弱い天使と悪魔を狙って喰らいつづけた。
蟲の様なナニカは集合して、漆黒の巨人のようになった。
天使と悪魔の力が糧になる。頭から引きちぎって、喰らう巨人は、まさしく黒い真の悪魔だった。
『どうやら真の悪魔が生まれたようね。これはわたくしも予想外でしたわ。』
リリスは少し動揺しながらもまだ余裕を保っていた。
『どうなさいます?今は天界戦争は中止して、あの漆黒の巨人を倒しますか?』
聖書の神様も渋い顔をしてその方が良いのおと呟いた。
彼らはいったん戦いを止めて、あの真の悪魔の暴挙や蛮行を止めようと、共同で力を併せて、阻止しようとした。
しかし、力が無効化されて、巨人はニタリと嗤った。
『そんな・・力が効かないなどあの巨人はどうなっているのです?』
『喰われた天使や悪魔の中に力の無効化をする能力をもっていたらしいな。あの巨人は喰らった奴の能力を使えるようじゃ。』
これはいかんのお。これ以上喰われる天使や悪魔を助けないとと神様は思った。
善意ではない。真の悪魔に、これ以上能力を奪われたら困るからだ。
あまりにも身勝手な理由で、神様は、天使や悪魔を助け、保護した。
それを知らない天使は無垢で無邪気に崇拝して「ありがとうごさいます。神様。」と感謝した。
悪魔は、神様の動機を察知してへっと言った。
そろぞろ、御大が、あのイレギュラーな存在をなんとかしようとしているな。いい気味だ。
天でいつもふんぞり返っているから偶には大変な目に合うがいい。
俺たちが喰われると不利だからだろ。さっさと片付けろよ。神様と悪魔は内心呟いた。
どうやら真の悪魔が生まれたらしい。
「良い事も悪い事もしなかった口だけのいい気になった凡庸なつまらない魂はいらない。」
神々は容赦なく凡人のつまらない魂を暴きたてて、興味がない。
いらないとぽいっと玩具のように文字通りゴミとして黒いごみ箱に捨てた。
あの時の心の痛みや、呆気なさ。軽すぎる命、魂に凡庸な魂たちは己の価値のなさにうんざりし、嘆いた。
だが、嘆いてもどうにもならない。だんだん凡庸で何が悪いと開き直る人たちが増えた。だからなんだ。無価値な者として捨てられてもやはり生きたいのだ・・。と彼らは自分たちが神々と言う偉大な高位生命に塵芥と断じられて目障りなものと排除されたのだ。
絶対に許せない。弱者ほどユルセナイものだ。
何としても生きて報復をしてやる。唯その一心で彼らは力を併せて、かつてなく意志をもって底知れない力を発揮した。
傲慢な神々め。待っているがいい。彼らは自我を主人格を創り上げ、全てを委ねた。魂を集合して、漆黒の空間の僅かな塵にも等しい力さえも糧にして、無数の捨てられた魂の残滓は黒い蟲のようなナニカに吸い込まれた。
ごみ箱が破裂した瞬間、彼らは歓喜した。これで神々の空間へ行けて、報復出きる。早速、弱い天使から狙った。
天使の無表情な澄ました宗教画に出るような無機質な顔が今、蟲の様なナニカにたかられて、恐怖に歪む表情は面白かった。
天使の力は旨い。美味しい。まるでケーキのような甘い味がする。何故だろう。やはり神々の使いだからだろうか?
反対に悪魔の力は苦い。100%のカカオチョコレートのように苦すぎる。まるで奴隷のように酷使されて死んだ奴隷の苦さと苦痛を味わっているみたいだ。苦い。苦すぎる。だが、それがいい。天使と悪魔を両方食べれば、丁度良い味になる。
にやりと蟲の様なナニカは三日月の笑いを持って、弱い天使と悪魔を狙って喰らいつづけた。
蟲の様なナニカは集合して、漆黒の巨人のようになった。
天使と悪魔の力が糧になる。頭から引きちぎって、喰らう巨人は、まさしく黒い真の悪魔だった。
『どうやら真の悪魔が生まれたようね。これはわたくしも予想外でしたわ。』
リリスは少し動揺しながらもまだ余裕を保っていた。
『どうなさいます?今は天界戦争は中止して、あの漆黒の巨人を倒しますか?』
聖書の神様も渋い顔をしてその方が良いのおと呟いた。
彼らはいったん戦いを止めて、あの真の悪魔の暴挙や蛮行を止めようと、共同で力を併せて、阻止しようとした。
しかし、力が無効化されて、巨人はニタリと嗤った。
『そんな・・力が効かないなどあの巨人はどうなっているのです?』
『喰われた天使や悪魔の中に力の無効化をする能力をもっていたらしいな。あの巨人は喰らった奴の能力を使えるようじゃ。』
これはいかんのお。これ以上喰われる天使や悪魔を助けないとと神様は思った。
善意ではない。真の悪魔に、これ以上能力を奪われたら困るからだ。
あまりにも身勝手な理由で、神様は、天使や悪魔を助け、保護した。
それを知らない天使は無垢で無邪気に崇拝して「ありがとうごさいます。神様。」と感謝した。
悪魔は、神様の動機を察知してへっと言った。
そろぞろ、御大が、あのイレギュラーな存在をなんとかしようとしているな。いい気味だ。
天でいつもふんぞり返っているから偶には大変な目に合うがいい。
俺たちが喰われると不利だからだろ。さっさと片付けろよ。神様と悪魔は内心呟いた。
どうやら真の悪魔が生まれたらしい。
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