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第10話 介護
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わたしはまあ、寝たきりだから看護師に看護されている。看護師は事務的に義務的に処理している。こういう冷淡さは私にとって気楽だ。わたしの不浄もなにもかも露わにされて、普通は恥ずかしいと思うけどもう何も感じない。わたしは無だ。無なのだ。
座禅の境地にたて。 お釈迦様のような解脱の境地に立とう。でも嗚呼。お釈迦様。どうしてあなたの髪は螺髪という
今でいうパンチパーマみたいなの?まあその半ジト目と、大きい福耳やでかい足で日本では有名だけとね。
インパクト強いし。
わたしはお釈迦様は本当に悟ったんだろうか?と言う疑惑がある。あのお釈迦さまでさえ、家族を斬り捨て修行へいったもんね。
罪な人だよ。お釈迦様も。
看護される身になって、介護用の服やおむつをはくようになった。電動車いすなら病院を必要なところだけ言っていいと許可をされた。
わたしは病院の売店で、その服が売っているのを見た。
思わず、わたしは値段を見た。目が飛びだそうとしたよ。既製品の安い品物より金がかかっているじゃない。
ボタンのかわりにワンタッチ。すぐ前を拡げるように調整?
柔らかな痛みを避ける生地。本当かあ?中には嘘っぱちだとはっきりわかる粗悪な品物もあった。
こういうの玉石混淆っていうんじゃないの。
つまらないものと宝石みたいな素晴らしいものがまじりあっているの。
今になってわかるとはなー。
介護って大変だよね。わたしは体重があまりないから楽だろうけど、100kg以上ある患者もいる。
何を食べたんだろうね。なにか。体の細胞がおかしいんだろうか?
そんなに太るのも才能があるよ。
運ぶ人は筋力逞しい男の人が何人も汗流しながら運んでいたよ。
葬儀会社も大変だろうね。大きい身体用の柩も創らなきゃならないし、火葬も通常の人より何倍も時間がかかるらしいよ。
終わりの作業にかかる人たちが一番大変なのかもしれないね。
介護と、葬儀に関わる仕事をする人。
わたしは大変だなあと思いながらも、今の自分に集中する。だってわたしの心配を一番してくれるのはわたししかいないもの。悪いけど仕事だと思って頑張ってね。
座禅の境地にたて。 お釈迦様のような解脱の境地に立とう。でも嗚呼。お釈迦様。どうしてあなたの髪は螺髪という
今でいうパンチパーマみたいなの?まあその半ジト目と、大きい福耳やでかい足で日本では有名だけとね。
インパクト強いし。
わたしはお釈迦様は本当に悟ったんだろうか?と言う疑惑がある。あのお釈迦さまでさえ、家族を斬り捨て修行へいったもんね。
罪な人だよ。お釈迦様も。
看護される身になって、介護用の服やおむつをはくようになった。電動車いすなら病院を必要なところだけ言っていいと許可をされた。
わたしは病院の売店で、その服が売っているのを見た。
思わず、わたしは値段を見た。目が飛びだそうとしたよ。既製品の安い品物より金がかかっているじゃない。
ボタンのかわりにワンタッチ。すぐ前を拡げるように調整?
柔らかな痛みを避ける生地。本当かあ?中には嘘っぱちだとはっきりわかる粗悪な品物もあった。
こういうの玉石混淆っていうんじゃないの。
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今になってわかるとはなー。
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介護と、葬儀に関わる仕事をする人。
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