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第3話 お父様の秘密
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これには流石のお父様も慌てました。
結界が壊れるなんて、初めてだったからです。地獄の神め。余計な真似をしてくれおった。
お父様はかすかに忌々し気に子ども達を見ました。
「お父様。終りね。そして死ぬ前に聞きたいことがあったの。どうしてお父様は年を取らないのかって。」
お母様は年相応に年を取っている。でもお父様はいつまでも若々しい。年齢不詳のお父様を見ていると、女として若さと美の秘密はどうなっているのかと知らずにはいられなかったのだ。
妹姫はその秘密を聞いたら何回でも殺すつもりだった。
「嗚呼‥そういえば・・父王は変わらないな。」
兄は今、改めて珍しいものを発見した子どものような目をした。
兄は鈍感で、人の容姿に無頓着だった。
お父様はふっと妹によく似た笑顔をして、「それを聞きたいか。」と三日月の笑いをした。
「え。ええ!」
愚かな妹姫は、お父様の若さの秘密を知りたかったのだ。だってそれさえあれば老いに苦しむことはないではないか。穢い年寄りをみると、妹はげんなりとなった。わたしもああなるのか嫌だなあとずっと恐れていたのだ。
「可愛い娘よ。それはな・・」
お父様は言いながら、光り輝く剣を空間に現して、妹を容赦なく突き刺した。
猫の姿のままの兄も容赦なくすかさず何回も突き刺した。
ふんと鼻で嘲笑いながら、「この剣はな。神から頂いたのだよ。お前らみたいなクソガキを殺すためにな。」
何回も高笑いをしながらお父様は、子ども達を突き刺しました。
神の力が宿っている剣です。不死人になっている子どもたちもだんだん死に近くなりました。
お父様が狂ったように何回も何回も執拗に子どもたちを突き刺している様子は神々しくなく、地獄の悪鬼も震えるような光景でした。
生き延びた使用人や、従者は震えながら部屋の片隅で鼠のように縮こまっていました。
見てはいけない光景を見てしまったのです。その後、彼らはトラウマで精神病院に入りました。
王族や王宮で働くと、こういうこともあるのだと彼らは生きながら悪魔や悪鬼。魑魅魍魎を味わったのです。
「可愛い娘よ。秘密を教えてやろう。神が言ったのだ。己の子どもを生きながら食べれば、若さと美は永遠となるとな・・権力さえもいつまでも永遠になるのだ・・。」
びくっと血塗れになった兄猫が震えながら言った。
「ま、まて。じゃあ。この国を建設した始祖王は・・何百年も前の王は・・」
「そうだ。わたしだ。この国の王はずっとわたしなのだよ。」
「 お、おい。じゃあ。その間にお母様のほかにつきあった女との間にできた子どもは・・。」
悪魔のような兄でも恐ろしい真実に震えた。
「嗚呼。食べたよ。痛がって苦しみながらお父様許して。止めてと抗う子どもは愛らしかった。
お前の長兄ははじめて食べた子どもだよ。とても愛らしく可愛い子どもだった。妻は愛していなかったよ。
子どもで愛したのはあの子だけだった。食べた瞬間、あの子の恐怖、悲しみが伝わったよ。嬉しかったよ・・
痛みを味わった子どもの肉は美味しいんだよ。知ってるかい。またあの味、快楽を味わいたいなあ。」
お父様はほおと酔いしれて妙なる味の思い出にふけった。
「なるほど・・それが若さの秘訣だったのね・・」
妹は血まみれになりながらも不敵に笑った。取り出したのは、美味しそうなパンだ。
「なんだ。それは?」
狂えるお父様も拍子抜けしてつい正気に戻った。
「 お父様。召し上がれ。」
地獄の鬼と神が苦々し気に妹姫に渡したパンだった。
妹姫は、最期の力を振り絞って、お父様の口を大きく開け、美味しそうなパンを食べさせた。
「今よ。お兄様!なんとしてもこのパンをお父様の胃まで喰わせるのよ。」
「あ、ああ!」
兄は血まみれになりながら、パンを食べたお父様の口をふざいて、口を金の糸で縫わせた。
なぜ金の糸かはわからない。無意識に本能的に兄はしたのだ。
「な、なにを。ギャやあああああああ!」
「お父様。このパンはね。苦しみ死んだ食べられたわたしたちの長兄や長女。
今までの子ども達の怨嗟がつまったパンなのよ。
あまりにも非道なお父様の仕打ちに地獄の神様も嫌気がさしたみたいね。
お父様。地獄でも絶対来てほしくない罪人とブラックリストに載っていたみたい。勿論 天界もね。
ねえ。お父様の神様って、人を苦しめるのが好きな邪神ではないの?
天界でも異端みたいよ。」
「ええ・・お前。死んだ時、地獄でそこまで鬼や神と話しあったのか?」
兄は驚愕して妹に尋ねた。
足元にはもがき苦しむお父様が居た。お父様は死ねない。不死だからだ。永遠に食べた実の子どもたちの怨嗟に苦しめられるのだ。
何百年もの苦痛を濃厚に煮詰めた怨嗟をお父様は今味わっている。
ほおと妹姫は感慨深くお父様を眺めた。
「何故、地獄の神や鬼がわたしたちに力やパンを与えたのか分かったわ。家族同士で決着をつけさせたかったのよ。人間より人間的ね。温情があるわ。」
兄猫はふらふらとよろけながら不安げにお父様によく似た妹に震えながら尋ねた。
「まさか‥おまえも若さのために実の子を・・?」
ふっと妹姫は首を振った。「いいえ。このようなお父様の末路を見たら流石にしないわ。だってずっと実の子どもに恨まれるんでしょ。それはごめんだわ。」
その代わり、魔術師を脅して、他に永遠の美を与える美容や、薬、整形などを調べまくろうと思っていた。
「お母様が可哀相だから、お父様は地下牢に閉じ込めましょう。」
「お父様は敵に襲われて死んだと誤魔化して、焼死体を見せましょう。」
「お父様のいた館を爆破するのよ。」
この殺戮劇と、真実は王宮で生き残った使用人たちにもお母様には何も知らせるなと戒厳令をしいて、国ぐるみの隠蔽工作を行った。みんな泣く泣く共犯者になった。だって王様が実子を食べていた人食いだなんて恐ろしい話ではないか。そこに住んでいた住人も人食いかとレッテルをはられる。
こうして、何も知らないお母様は、健気に王妃として領地の視察を終えて、馬車で戻った。
すると、お父様のいた館が爆破されて跡形も無かった。お母様は呆然となった。
信頼する使用人が泣きながら、「王妃様。お許しください。敵が王を殺しました・・燃やされて焼死体になってしまいました。王妃様は見ない方がよろしいです。」と震えながら告げた。
お母様はいいえ。大丈夫です。と震えながら、柩のある教会へ行った。
柩をのぞくと、焦げた遺体があった。夫の身長と髪の色や瞳が同じだ。
嗚呼。彼女は膝が崩れ落ちた。
「お母様。大丈夫。」
心配げに、あの兄妹が大人し気に慰めようとしていた。お母様はあまりの驚愕にまた口をボカンと開けた。
一体。何があったのか? 彼女は混乱した。パニックした猫のように頭を抱えた。
「だって。お父様がこんなふうになったら流石に私たちも変わらないといけないと思ったのよ。」
白々しくも妹は良き娘を演じて、お母様を慰めて騙しにかかった。
兄は冷ややかにそれを見ていたが、黙った。あまりにもお母様が哀れだったからだ。
兄も魔術師に呪いを解かれて、猫から人間に戻っている。
当分、兄も妹もお母様のために良き男と女を演じようと思っている。それが、せめてもののお母様への愛だからだ。
お父様も、お母様だけには秘密を知られたくなかったらしい。
じみじみと、あの人でなしの父親の僅かな人間らしさをほっとするなんて俺も焼きがまわったなあと思った。
哀れなお母様は見事に騙されて、娘に縋り付き号泣した。
「嗚呼。嗚呼。やはり神様は居るのね。貴方たちがこんなふうに良くなるなんて・・お父様の事は辛いけど・・
貴方たちがそんなことを言ってくれるなんて・・」
お母様は喜びと悲しみを同時に味わって何とも言えない気持ちだった。
そこには美しい良きお母様と兄弟が家族愛を深めていた情景だった。
何も知らない人が見たら、麗しき光景だともらい泣きすることであろう。
しかし、周囲の人々は真実を知っているのだ。魔術師に真実を王妃に告げるなと呪いをかけられて、おしゃべりな雀も真実は言えなくなっている。
彼らは何とも言えない気持ちで曖昧な顔をして神妙に沈黙を守った。
美しい家族劇の裏には得てしてこういう壮絶な事件があるものだと彼らは悟った。
只、何も知らぬお母様が天寿を全うするまで真実は暴かれなかった。
その間、この国で一番幸福だったのはお母様であろう。
この地獄より酷い王族の唯一の救いであった。
おわり。
結界が壊れるなんて、初めてだったからです。地獄の神め。余計な真似をしてくれおった。
お父様はかすかに忌々し気に子ども達を見ました。
「お父様。終りね。そして死ぬ前に聞きたいことがあったの。どうしてお父様は年を取らないのかって。」
お母様は年相応に年を取っている。でもお父様はいつまでも若々しい。年齢不詳のお父様を見ていると、女として若さと美の秘密はどうなっているのかと知らずにはいられなかったのだ。
妹姫はその秘密を聞いたら何回でも殺すつもりだった。
「嗚呼‥そういえば・・父王は変わらないな。」
兄は今、改めて珍しいものを発見した子どものような目をした。
兄は鈍感で、人の容姿に無頓着だった。
お父様はふっと妹によく似た笑顔をして、「それを聞きたいか。」と三日月の笑いをした。
「え。ええ!」
愚かな妹姫は、お父様の若さの秘密を知りたかったのだ。だってそれさえあれば老いに苦しむことはないではないか。穢い年寄りをみると、妹はげんなりとなった。わたしもああなるのか嫌だなあとずっと恐れていたのだ。
「可愛い娘よ。それはな・・」
お父様は言いながら、光り輝く剣を空間に現して、妹を容赦なく突き刺した。
猫の姿のままの兄も容赦なくすかさず何回も突き刺した。
ふんと鼻で嘲笑いながら、「この剣はな。神から頂いたのだよ。お前らみたいなクソガキを殺すためにな。」
何回も高笑いをしながらお父様は、子ども達を突き刺しました。
神の力が宿っている剣です。不死人になっている子どもたちもだんだん死に近くなりました。
お父様が狂ったように何回も何回も執拗に子どもたちを突き刺している様子は神々しくなく、地獄の悪鬼も震えるような光景でした。
生き延びた使用人や、従者は震えながら部屋の片隅で鼠のように縮こまっていました。
見てはいけない光景を見てしまったのです。その後、彼らはトラウマで精神病院に入りました。
王族や王宮で働くと、こういうこともあるのだと彼らは生きながら悪魔や悪鬼。魑魅魍魎を味わったのです。
「可愛い娘よ。秘密を教えてやろう。神が言ったのだ。己の子どもを生きながら食べれば、若さと美は永遠となるとな・・権力さえもいつまでも永遠になるのだ・・。」
びくっと血塗れになった兄猫が震えながら言った。
「ま、まて。じゃあ。この国を建設した始祖王は・・何百年も前の王は・・」
「そうだ。わたしだ。この国の王はずっとわたしなのだよ。」
「 お、おい。じゃあ。その間にお母様のほかにつきあった女との間にできた子どもは・・。」
悪魔のような兄でも恐ろしい真実に震えた。
「嗚呼。食べたよ。痛がって苦しみながらお父様許して。止めてと抗う子どもは愛らしかった。
お前の長兄ははじめて食べた子どもだよ。とても愛らしく可愛い子どもだった。妻は愛していなかったよ。
子どもで愛したのはあの子だけだった。食べた瞬間、あの子の恐怖、悲しみが伝わったよ。嬉しかったよ・・
痛みを味わった子どもの肉は美味しいんだよ。知ってるかい。またあの味、快楽を味わいたいなあ。」
お父様はほおと酔いしれて妙なる味の思い出にふけった。
「なるほど・・それが若さの秘訣だったのね・・」
妹は血まみれになりながらも不敵に笑った。取り出したのは、美味しそうなパンだ。
「なんだ。それは?」
狂えるお父様も拍子抜けしてつい正気に戻った。
「 お父様。召し上がれ。」
地獄の鬼と神が苦々し気に妹姫に渡したパンだった。
妹姫は、最期の力を振り絞って、お父様の口を大きく開け、美味しそうなパンを食べさせた。
「今よ。お兄様!なんとしてもこのパンをお父様の胃まで喰わせるのよ。」
「あ、ああ!」
兄は血まみれになりながら、パンを食べたお父様の口をふざいて、口を金の糸で縫わせた。
なぜ金の糸かはわからない。無意識に本能的に兄はしたのだ。
「な、なにを。ギャやあああああああ!」
「お父様。このパンはね。苦しみ死んだ食べられたわたしたちの長兄や長女。
今までの子ども達の怨嗟がつまったパンなのよ。
あまりにも非道なお父様の仕打ちに地獄の神様も嫌気がさしたみたいね。
お父様。地獄でも絶対来てほしくない罪人とブラックリストに載っていたみたい。勿論 天界もね。
ねえ。お父様の神様って、人を苦しめるのが好きな邪神ではないの?
天界でも異端みたいよ。」
「ええ・・お前。死んだ時、地獄でそこまで鬼や神と話しあったのか?」
兄は驚愕して妹に尋ねた。
足元にはもがき苦しむお父様が居た。お父様は死ねない。不死だからだ。永遠に食べた実の子どもたちの怨嗟に苦しめられるのだ。
何百年もの苦痛を濃厚に煮詰めた怨嗟をお父様は今味わっている。
ほおと妹姫は感慨深くお父様を眺めた。
「何故、地獄の神や鬼がわたしたちに力やパンを与えたのか分かったわ。家族同士で決着をつけさせたかったのよ。人間より人間的ね。温情があるわ。」
兄猫はふらふらとよろけながら不安げにお父様によく似た妹に震えながら尋ねた。
「まさか‥おまえも若さのために実の子を・・?」
ふっと妹姫は首を振った。「いいえ。このようなお父様の末路を見たら流石にしないわ。だってずっと実の子どもに恨まれるんでしょ。それはごめんだわ。」
その代わり、魔術師を脅して、他に永遠の美を与える美容や、薬、整形などを調べまくろうと思っていた。
「お母様が可哀相だから、お父様は地下牢に閉じ込めましょう。」
「お父様は敵に襲われて死んだと誤魔化して、焼死体を見せましょう。」
「お父様のいた館を爆破するのよ。」
この殺戮劇と、真実は王宮で生き残った使用人たちにもお母様には何も知らせるなと戒厳令をしいて、国ぐるみの隠蔽工作を行った。みんな泣く泣く共犯者になった。だって王様が実子を食べていた人食いだなんて恐ろしい話ではないか。そこに住んでいた住人も人食いかとレッテルをはられる。
こうして、何も知らないお母様は、健気に王妃として領地の視察を終えて、馬車で戻った。
すると、お父様のいた館が爆破されて跡形も無かった。お母様は呆然となった。
信頼する使用人が泣きながら、「王妃様。お許しください。敵が王を殺しました・・燃やされて焼死体になってしまいました。王妃様は見ない方がよろしいです。」と震えながら告げた。
お母様はいいえ。大丈夫です。と震えながら、柩のある教会へ行った。
柩をのぞくと、焦げた遺体があった。夫の身長と髪の色や瞳が同じだ。
嗚呼。彼女は膝が崩れ落ちた。
「お母様。大丈夫。」
心配げに、あの兄妹が大人し気に慰めようとしていた。お母様はあまりの驚愕にまた口をボカンと開けた。
一体。何があったのか? 彼女は混乱した。パニックした猫のように頭を抱えた。
「だって。お父様がこんなふうになったら流石に私たちも変わらないといけないと思ったのよ。」
白々しくも妹は良き娘を演じて、お母様を慰めて騙しにかかった。
兄は冷ややかにそれを見ていたが、黙った。あまりにもお母様が哀れだったからだ。
兄も魔術師に呪いを解かれて、猫から人間に戻っている。
当分、兄も妹もお母様のために良き男と女を演じようと思っている。それが、せめてもののお母様への愛だからだ。
お父様も、お母様だけには秘密を知られたくなかったらしい。
じみじみと、あの人でなしの父親の僅かな人間らしさをほっとするなんて俺も焼きがまわったなあと思った。
哀れなお母様は見事に騙されて、娘に縋り付き号泣した。
「嗚呼。嗚呼。やはり神様は居るのね。貴方たちがこんなふうに良くなるなんて・・お父様の事は辛いけど・・
貴方たちがそんなことを言ってくれるなんて・・」
お母様は喜びと悲しみを同時に味わって何とも言えない気持ちだった。
そこには美しい良きお母様と兄弟が家族愛を深めていた情景だった。
何も知らない人が見たら、麗しき光景だともらい泣きすることであろう。
しかし、周囲の人々は真実を知っているのだ。魔術師に真実を王妃に告げるなと呪いをかけられて、おしゃべりな雀も真実は言えなくなっている。
彼らは何とも言えない気持ちで曖昧な顔をして神妙に沈黙を守った。
美しい家族劇の裏には得てしてこういう壮絶な事件があるものだと彼らは悟った。
只、何も知らぬお母様が天寿を全うするまで真実は暴かれなかった。
その間、この国で一番幸福だったのはお母様であろう。
この地獄より酷い王族の唯一の救いであった。
おわり。
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