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第3章 運命の輪
第13話 儀式
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ハリアン公爵という彼は、冷徹な瞳に熱情を秘めた人だった。
わたしは、怪しまれぬよう、閨のてほどきを嗜みとして学びました。多少は殿方を悦ばせるようにします・・
と寵妃としての覚悟を示した。
随分と用意周到よなと彼は笑ってわたしを寝台へ寝かせた。
まるで儀式の様だった。前世では恋人同士のようで容易くわたしは花のように翻弄された。
今回もそうなのだろうか・・
わたしは、破瓜の痛みを少しでも和らげるように、かれの足元に跪いてかれの服からでもわかる膨れた欲を示す
男根を口で包み、柔らかくきごちなく舐めた。
少しでもわたしの睡液がわたしを痛まないように柔らかく彼の凶器を濡らす。
そそり立った欲。
わたしはもうよいといわれるまで舐めた。気持ちよさそうなのは見て取れた。
わたしは膣を見せていいものかと迷っているうちに、彼に股を大きく拡げて膣を見せろと言われた。
わたしはほっとして、寝室へ寝て股を広げて膣を彼に見せた。
彼は無造作に、わたしの性器を広げて、中をみた。私の処女膜があるかどうか試している。
わたしは処女だ。今生では誰とも寝たことはない。彼が初めてだ。
わたしの処女膜が見えた様だ。彼は満足そうに笑った。まるで儀式だ。
わたしの胸を強くつかんで痛い。痛みに少し顔を歪ませた。わたしはそっと彼の手を撫でた。
彼の手が僅かに緩む。
わたしは上手く力を抜き、獰猛な彼を柔らかく受け入れた。
痛みはあったが、柔らかく微笑んで彼を子宮の奥まで受け入れた。激しい律動が始まった。
わたしは痛みをこらえ、彼を悦ばせようと膣を締めたり柔らかくしたりして、手足を絡め、かれのための愛玩具となる。
嗚呼・・懐かしい。彼は私を覚えているだろうか?いいえ。そうは見えない。
彼は一言も私の名を言わない。やはり覚えていないのだ。
わたしは彼を悦ばせる事に専念した。彼を悦ばせたいと懸命に奉仕した。
はじめはぎこちなくしかし律動に合わせて腰を動かした。
よりよく快楽を深めるために娼婦としての記憶がわたしを快楽の女神とさせる。
かれは快楽に溺れた。破瓜の血がわたしと彼の結合している部分から流れたが、その血でよけいわたしの中に突き立て易くなったらしい。彼は嬉しそうにわたしの足をつかみ乱暴に奥へ奥へと突き立てた。
「ハ、ハリアン様・・もう少しゆっくり・・。」
わたしは破瓜に痛がっている処女の姿態を示した。本当に痛い。以前よりも激しい方になられた。
彼は嗜虐的な表情で余計わたしの奥へ一気に突き立てた。鈍痛が響いた。わたしは涙をながした。
息を荒げて、熱を秘めた瞳がわたしを見る。嗚呼、涙をながしているわたしが映っている。
彼はわたしの胸を舐め、わたしの首や顔中を舐めた。 喰われるようだ。
長い間、彼はわたしの体を貪った。わたしも彼に囚われた。まるでわたしと彼しかいない世界のようだった。
かれの精液が私の子宮に勢いよく流しこまれた。嗚呼。わたしははじめて絶頂を味わった。かれも味わってくれただろうか?
不安げにわたしは彼を見た。かれは満足そうにわたしを熱情の目で見た。
とても良かったらしい・・彼は引き抜かずにそのまま、また力強くわたしの中に押し込んだ。
異物がずっとわたしの中を征服しようと荒らしまわる。わたしは痛みと僅かな不愉快とそれを上回る快楽に眉をひそめた。苦痛と快楽に呻いたわたしの表情は、いたく彼を喜ばせた。
ハリアン様は冷徹な性格に反して、性交はとても激しいお方だった。
わたしは、一昼夜、彼と快楽の儀式をした。
わたしと彼は快楽の海へ溺れた。
わたしは、怪しまれぬよう、閨のてほどきを嗜みとして学びました。多少は殿方を悦ばせるようにします・・
と寵妃としての覚悟を示した。
随分と用意周到よなと彼は笑ってわたしを寝台へ寝かせた。
まるで儀式の様だった。前世では恋人同士のようで容易くわたしは花のように翻弄された。
今回もそうなのだろうか・・
わたしは、破瓜の痛みを少しでも和らげるように、かれの足元に跪いてかれの服からでもわかる膨れた欲を示す
男根を口で包み、柔らかくきごちなく舐めた。
少しでもわたしの睡液がわたしを痛まないように柔らかく彼の凶器を濡らす。
そそり立った欲。
わたしはもうよいといわれるまで舐めた。気持ちよさそうなのは見て取れた。
わたしは膣を見せていいものかと迷っているうちに、彼に股を大きく拡げて膣を見せろと言われた。
わたしはほっとして、寝室へ寝て股を広げて膣を彼に見せた。
彼は無造作に、わたしの性器を広げて、中をみた。私の処女膜があるかどうか試している。
わたしは処女だ。今生では誰とも寝たことはない。彼が初めてだ。
わたしの処女膜が見えた様だ。彼は満足そうに笑った。まるで儀式だ。
わたしの胸を強くつかんで痛い。痛みに少し顔を歪ませた。わたしはそっと彼の手を撫でた。
彼の手が僅かに緩む。
わたしは上手く力を抜き、獰猛な彼を柔らかく受け入れた。
痛みはあったが、柔らかく微笑んで彼を子宮の奥まで受け入れた。激しい律動が始まった。
わたしは痛みをこらえ、彼を悦ばせようと膣を締めたり柔らかくしたりして、手足を絡め、かれのための愛玩具となる。
嗚呼・・懐かしい。彼は私を覚えているだろうか?いいえ。そうは見えない。
彼は一言も私の名を言わない。やはり覚えていないのだ。
わたしは彼を悦ばせる事に専念した。彼を悦ばせたいと懸命に奉仕した。
はじめはぎこちなくしかし律動に合わせて腰を動かした。
よりよく快楽を深めるために娼婦としての記憶がわたしを快楽の女神とさせる。
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「ハ、ハリアン様・・もう少しゆっくり・・。」
わたしは破瓜に痛がっている処女の姿態を示した。本当に痛い。以前よりも激しい方になられた。
彼は嗜虐的な表情で余計わたしの奥へ一気に突き立てた。鈍痛が響いた。わたしは涙をながした。
息を荒げて、熱を秘めた瞳がわたしを見る。嗚呼、涙をながしているわたしが映っている。
彼はわたしの胸を舐め、わたしの首や顔中を舐めた。 喰われるようだ。
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ハリアン様は冷徹な性格に反して、性交はとても激しいお方だった。
わたしは、一昼夜、彼と快楽の儀式をした。
わたしと彼は快楽の海へ溺れた。
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