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41 ヒロイン来襲
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パーティー会場を出て、警備の兵の一人が救護室まで案内してくれた。
「お父様、私、心配で来てしまいましたの!」
と白々しい台詞を吐き、お父様は救護の先生との談笑をやめて、少し呆れながら、
「わかった、本日は、失礼させてもらおう」
と王宮の執事に事情を話していると、警備兵が近づいて来た。
「先程捕まえた者達は、ダルン侯爵の馬車を狙ったのは間違いありませんが、どうやって王宮に忍びこんだかは、まだわかりません。また詳細がわかり次第ご連絡いたします」
と言った。
ギョッとした顔で父様を見た。
お父様、何をした?そんな集団に狙われるような危険人物だったのか?
馬車に乗れば、お父様が、パーティーの様子を聞いてきた。
「ミラン国の姫様VSマリネッセ様のバチバチの展開ですよ」
と言うと、
「ミルフィーナ、下品な言い方はよせ。ハァー、まぁ、そうだろうな。何故公爵は、婚約内定を躊躇したんだろう?小さい頃から王子妃になるべく教育していたはずなのに、こんな事態になるまで時間を置いた意味がわからない」
「お父様、ここからは私の独りよがりの見解です。マリネッセ様って自分の前で囲っていた者を盗られるのが許せないみたいですよ。こうなった原因は、アリサさんがセオデリック様に色目を使ったことで、マリネッセ様が従兄弟を取られまいとしたと理解すべきだと思います。そういった気性の方だったのですね~」
としみじみ言えば、お父様は、私の顔を見ながら、
「それは、ミルフィーナがマリネッセ嬢にアリサの事を話したからじゃないのか?」
…
…
確かに協力をお願いした。だからそこだけ強調したのは事実。知らなければ流した程度だ、好感度25%でいいんだから。
「そうかも」
一言言った。
続けて父様は、
「私が思うには、今日襲われたのもミルフィーナ関連だと思う。薬物か盗賊団か、…しか考えられない」
…
…
「そうかも」
…
「絶対にそうだ!」
と父様は、自分の脚をこれでもかと私に見せつけるように摩る。
そんな言い争いの中、屋敷に着いた。
出迎えてくれた執事長の汗、先程のお父様並の噴き出し方をしている。
「旦那様、お嬢様、おかえりなさいませ
…お知らせすべきことがあ…」
「お義父様~、会いたかったの~、凄くすご~く」
バタバタ走ってくるお久しぶりのあざとさの甘い口調。
あっ、語尾が伸びている?
ラザリーさんに影響された?
「あら、ミルフィーナ姉様、とっても素敵なドレスにアクセサリー。お似合いですわ」
私の事も上から下まで見てから言った。
「ありがとうございます、アリサさん」
メイドが両側を支えながらのお義母様と兄様は、気づかう視線。
お父様は、
「一旦着替えて、そしてダイニングで話しを聞こう」
とこちらも引きずる足を動かして進む。
お兄様が、
「何があったのですか?」
と慌てたが、
「後で」
と言う、父様の強い言葉で仕切り直しだ。
「ラーニャ、執事長の汗、可哀想だったわよ」
と言えば、
「執事長がアリサ様を応接室に入れ対応なさってましたから。きっとその疲れでしょうね」
と答えた。
「その間お義母様と兄様とで、どうするか作戦会議していたのね」
「はい、奥様は、あまりにも突然の来訪に驚いて椅子から落ちました」
「あら、大丈夫なの?だから支えられていたのね、お義母様。アリサさんが抜け出て来たということは、ラザリーさんの隣にいた人がバードナー伯爵なのね」
と一人納得した。
ラーニャも
「パーティーはいかがでしたか?」
「ミラン国の姫VSマリネッセ様の女の戦いよ。バチバチよ。アリサさんがコーディネートしたラザリーさんの衣装や髪型がびっくり大賞になって会場が注目したわね。私は、いつも通り壁よ」
と話すと、
「では、お茶やお菓子はいらないと言うことですね」
「……その通りよ」
ダイニングにつけば、もうみんな疲れている。
ヒロイン劇場が開幕していた。
「遅れて申し訳ありません」
と言えば、アリサさんは、
「私との時間を持ちたくないから、そんな意地悪をするのではないですか?もっと兄妹なんですから親身になって下さい~。私不幸なんです~」
あれ!?私叱られている?
ヒロイン劇場、来てすぐに私は目をつけられたみたい。
しかし、いつものフルフルが無い。いきなりMAXな声で意地悪って言われても?
「バードナー伯爵にはとんでもない秘密があったんですから~。あの方は、姪を溺愛しているんです。姪が大好きだから、私を花嫁修行と言って囲って誤魔化しているんです。これって契約違反ですよね。私、この家に帰って来ていいですね!あちらには二度と行きません」
と言えば、
みんな圧倒された中、兄様が、
「姪って、ラザリー・スタック男爵令嬢だよね。アリサと仲良くしていると聞くが」
と小さな声で言った。
「仲良く?違いますわ!利用されているんです~。バードナー伯爵は自分で街に出て買い物が出来ないものだから、私に押し付けて姪の物を買っているんです。私の物じゃなく姪の物です」
と返した。
ええと、アリサさんの顔色はいいし、なんていうか着ているドレスも髪型もお洒落なんだけど。
次にお義母様が、
「アリサ、今日のドレスやその宝石などのアクセサリーはどうしたの?」
今日のアリサさんのドレスは茶会と軽パーティーで着れそうな衣装で、驚くのは宝石が大きい。
随分と派手だ。
私は、今日ラザリーさんのドレスを見たけど、アリサさんの方が高そうな…
「これは、お給金ですよ、あちらでラザリーさんの服を見立てたり、アクセサリーを買うからそのお金で、私は自分で買っているんです、お母様疑うなら、お母様があちらで働けばいいわ」
お父様が、
「今日、ラザリー嬢が王宮に来ていたそうだな。ミルフィーナに聞いたが、レオナルド王子様のパーティーで随分と目立っていたそうだよ」
と言えば、アリサさんは、
「ええ、本当は私も行きたかったのに、招待状は一通だから駄目だと言うのよ、あの子。私がレオナルド王子様からもらったのだからって言ってね。嫌がるバードナー伯爵をエスコート役にしてあげたのに~。私だってパーティーに行きたかったのに、あの子って自分勝手なんですよ~、私が併せてあげているのに感謝がないのよ。だから、私、もうあの子が週末とかに来るのも耐えられない。バードナー伯爵は、子持ちの男性みたいです。契約違反でしょう?」
私は、アリサさんに
「どうして、あんな仮装みたいな」
と言えば、
「違うわ、ラザリーさんが望んだのよ!ドレスだってあの子が選んだ物、私は、可愛いわねって、貴女の可愛いさが引き立つわって言った程度よ。褒めてあげただけ。身分が低いから埋もれてしまうと、だから目立つように、王子様の目に止まるようにしてと願うから、生花を使ったらとアドバイスをしただけ、決めたのもどんな風にしたいかメイドと相談したのもラザリーさんよ」
アリサさんは悪びれる様子はない。
やっぱり変な髪型もフリフリドレスも、ラザリーさん以外からすれば、わざと意地悪したと言われかねない。
わかっていて…
全部、最後の判断は、ラザリーさんに任せたというところだろうか。
ハアー
もしかして自分がパーティーに行けないからって腹いせなら怖すぎる。
意地悪をするやさぐれた悪役ヒロインになってしまった。
そんな風にしたのは、私だ。それでもパワーアップしているって感じるのは、結局バードナー伯爵は好きにさせている、もしくは自由になれる状態ってことだ。
これからラザリーさんが問題を起こすことは、後ろにアリサさんがいるということになるのか。
家族みんな考えている事は一緒だ。
どう責任が降りかかるのか、ダルン侯爵家の責任になるのか?
重く深い溜息があちらこちらから聞こえた。
父様は、
「エルフィン、アリサをバードナー伯爵のところに連れて行ってくれ、頼む!」
震える声で言った。怒りを我慢しているのかな?
もう話を聞くのも嫌なんだろう。
他人に意地悪している事をあんなに堂々と話すアリサさんは、痛々しい。
「なんで、なんでなのよ~!私、被害者なんです。私可哀想なんです。バードナー伯爵は姪が好きなんです!だからだから、あの家で居場所がないんです。お兄様!わかってくれますよね?」
と必死に訴えているが、兄様と侍従がアリサさんを抱え、連れていく。
ずっと騒ぐ声に、お義母様は、お父様に向かって、
「ごめんなさい、申し訳ございません」
と言っている。
このシーンは、乙女ゲームならばかなり地獄モードだ。誰も得していない。
ゲームは失敗、もしラザリーさんがヒロインならアリサさんは間違いなく悪役令嬢だ…
兄様にアリサさんを押し付け、声が消えれば、やっと私も溜息がつけた。
パーティー会場にいたラザリーさんとバードナー伯爵を思い出しながら、どうして用意した人達が
「変だよ」
と言わなかったのか、伯爵家で働いている人達は、あれが普通なのか疑問がわいたけど、『伯爵様はパーティー嫌い』、そこで色々相互にずれや勘違いが生まれて、ラザリーさんのコーディネートになってしまったのかとも解釈はした。
思ったよりもアリサさんの発言力は伯爵家で強いのかもしれない。
そして、自室に戻った。
「お父様、私、心配で来てしまいましたの!」
と白々しい台詞を吐き、お父様は救護の先生との談笑をやめて、少し呆れながら、
「わかった、本日は、失礼させてもらおう」
と王宮の執事に事情を話していると、警備兵が近づいて来た。
「先程捕まえた者達は、ダルン侯爵の馬車を狙ったのは間違いありませんが、どうやって王宮に忍びこんだかは、まだわかりません。また詳細がわかり次第ご連絡いたします」
と言った。
ギョッとした顔で父様を見た。
お父様、何をした?そんな集団に狙われるような危険人物だったのか?
馬車に乗れば、お父様が、パーティーの様子を聞いてきた。
「ミラン国の姫様VSマリネッセ様のバチバチの展開ですよ」
と言うと、
「ミルフィーナ、下品な言い方はよせ。ハァー、まぁ、そうだろうな。何故公爵は、婚約内定を躊躇したんだろう?小さい頃から王子妃になるべく教育していたはずなのに、こんな事態になるまで時間を置いた意味がわからない」
「お父様、ここからは私の独りよがりの見解です。マリネッセ様って自分の前で囲っていた者を盗られるのが許せないみたいですよ。こうなった原因は、アリサさんがセオデリック様に色目を使ったことで、マリネッセ様が従兄弟を取られまいとしたと理解すべきだと思います。そういった気性の方だったのですね~」
としみじみ言えば、お父様は、私の顔を見ながら、
「それは、ミルフィーナがマリネッセ嬢にアリサの事を話したからじゃないのか?」
…
…
確かに協力をお願いした。だからそこだけ強調したのは事実。知らなければ流した程度だ、好感度25%でいいんだから。
「そうかも」
一言言った。
続けて父様は、
「私が思うには、今日襲われたのもミルフィーナ関連だと思う。薬物か盗賊団か、…しか考えられない」
…
…
「そうかも」
…
「絶対にそうだ!」
と父様は、自分の脚をこれでもかと私に見せつけるように摩る。
そんな言い争いの中、屋敷に着いた。
出迎えてくれた執事長の汗、先程のお父様並の噴き出し方をしている。
「旦那様、お嬢様、おかえりなさいませ
…お知らせすべきことがあ…」
「お義父様~、会いたかったの~、凄くすご~く」
バタバタ走ってくるお久しぶりのあざとさの甘い口調。
あっ、語尾が伸びている?
ラザリーさんに影響された?
「あら、ミルフィーナ姉様、とっても素敵なドレスにアクセサリー。お似合いですわ」
私の事も上から下まで見てから言った。
「ありがとうございます、アリサさん」
メイドが両側を支えながらのお義母様と兄様は、気づかう視線。
お父様は、
「一旦着替えて、そしてダイニングで話しを聞こう」
とこちらも引きずる足を動かして進む。
お兄様が、
「何があったのですか?」
と慌てたが、
「後で」
と言う、父様の強い言葉で仕切り直しだ。
「ラーニャ、執事長の汗、可哀想だったわよ」
と言えば、
「執事長がアリサ様を応接室に入れ対応なさってましたから。きっとその疲れでしょうね」
と答えた。
「その間お義母様と兄様とで、どうするか作戦会議していたのね」
「はい、奥様は、あまりにも突然の来訪に驚いて椅子から落ちました」
「あら、大丈夫なの?だから支えられていたのね、お義母様。アリサさんが抜け出て来たということは、ラザリーさんの隣にいた人がバードナー伯爵なのね」
と一人納得した。
ラーニャも
「パーティーはいかがでしたか?」
「ミラン国の姫VSマリネッセ様の女の戦いよ。バチバチよ。アリサさんがコーディネートしたラザリーさんの衣装や髪型がびっくり大賞になって会場が注目したわね。私は、いつも通り壁よ」
と話すと、
「では、お茶やお菓子はいらないと言うことですね」
「……その通りよ」
ダイニングにつけば、もうみんな疲れている。
ヒロイン劇場が開幕していた。
「遅れて申し訳ありません」
と言えば、アリサさんは、
「私との時間を持ちたくないから、そんな意地悪をするのではないですか?もっと兄妹なんですから親身になって下さい~。私不幸なんです~」
あれ!?私叱られている?
ヒロイン劇場、来てすぐに私は目をつけられたみたい。
しかし、いつものフルフルが無い。いきなりMAXな声で意地悪って言われても?
「バードナー伯爵にはとんでもない秘密があったんですから~。あの方は、姪を溺愛しているんです。姪が大好きだから、私を花嫁修行と言って囲って誤魔化しているんです。これって契約違反ですよね。私、この家に帰って来ていいですね!あちらには二度と行きません」
と言えば、
みんな圧倒された中、兄様が、
「姪って、ラザリー・スタック男爵令嬢だよね。アリサと仲良くしていると聞くが」
と小さな声で言った。
「仲良く?違いますわ!利用されているんです~。バードナー伯爵は自分で街に出て買い物が出来ないものだから、私に押し付けて姪の物を買っているんです。私の物じゃなく姪の物です」
と返した。
ええと、アリサさんの顔色はいいし、なんていうか着ているドレスも髪型もお洒落なんだけど。
次にお義母様が、
「アリサ、今日のドレスやその宝石などのアクセサリーはどうしたの?」
今日のアリサさんのドレスは茶会と軽パーティーで着れそうな衣装で、驚くのは宝石が大きい。
随分と派手だ。
私は、今日ラザリーさんのドレスを見たけど、アリサさんの方が高そうな…
「これは、お給金ですよ、あちらでラザリーさんの服を見立てたり、アクセサリーを買うからそのお金で、私は自分で買っているんです、お母様疑うなら、お母様があちらで働けばいいわ」
お父様が、
「今日、ラザリー嬢が王宮に来ていたそうだな。ミルフィーナに聞いたが、レオナルド王子様のパーティーで随分と目立っていたそうだよ」
と言えば、アリサさんは、
「ええ、本当は私も行きたかったのに、招待状は一通だから駄目だと言うのよ、あの子。私がレオナルド王子様からもらったのだからって言ってね。嫌がるバードナー伯爵をエスコート役にしてあげたのに~。私だってパーティーに行きたかったのに、あの子って自分勝手なんですよ~、私が併せてあげているのに感謝がないのよ。だから、私、もうあの子が週末とかに来るのも耐えられない。バードナー伯爵は、子持ちの男性みたいです。契約違反でしょう?」
私は、アリサさんに
「どうして、あんな仮装みたいな」
と言えば、
「違うわ、ラザリーさんが望んだのよ!ドレスだってあの子が選んだ物、私は、可愛いわねって、貴女の可愛いさが引き立つわって言った程度よ。褒めてあげただけ。身分が低いから埋もれてしまうと、だから目立つように、王子様の目に止まるようにしてと願うから、生花を使ったらとアドバイスをしただけ、決めたのもどんな風にしたいかメイドと相談したのもラザリーさんよ」
アリサさんは悪びれる様子はない。
やっぱり変な髪型もフリフリドレスも、ラザリーさん以外からすれば、わざと意地悪したと言われかねない。
わかっていて…
全部、最後の判断は、ラザリーさんに任せたというところだろうか。
ハアー
もしかして自分がパーティーに行けないからって腹いせなら怖すぎる。
意地悪をするやさぐれた悪役ヒロインになってしまった。
そんな風にしたのは、私だ。それでもパワーアップしているって感じるのは、結局バードナー伯爵は好きにさせている、もしくは自由になれる状態ってことだ。
これからラザリーさんが問題を起こすことは、後ろにアリサさんがいるということになるのか。
家族みんな考えている事は一緒だ。
どう責任が降りかかるのか、ダルン侯爵家の責任になるのか?
重く深い溜息があちらこちらから聞こえた。
父様は、
「エルフィン、アリサをバードナー伯爵のところに連れて行ってくれ、頼む!」
震える声で言った。怒りを我慢しているのかな?
もう話を聞くのも嫌なんだろう。
他人に意地悪している事をあんなに堂々と話すアリサさんは、痛々しい。
「なんで、なんでなのよ~!私、被害者なんです。私可哀想なんです。バードナー伯爵は姪が好きなんです!だからだから、あの家で居場所がないんです。お兄様!わかってくれますよね?」
と必死に訴えているが、兄様と侍従がアリサさんを抱え、連れていく。
ずっと騒ぐ声に、お義母様は、お父様に向かって、
「ごめんなさい、申し訳ございません」
と言っている。
このシーンは、乙女ゲームならばかなり地獄モードだ。誰も得していない。
ゲームは失敗、もしラザリーさんがヒロインならアリサさんは間違いなく悪役令嬢だ…
兄様にアリサさんを押し付け、声が消えれば、やっと私も溜息がつけた。
パーティー会場にいたラザリーさんとバードナー伯爵を思い出しながら、どうして用意した人達が
「変だよ」
と言わなかったのか、伯爵家で働いている人達は、あれが普通なのか疑問がわいたけど、『伯爵様はパーティー嫌い』、そこで色々相互にずれや勘違いが生まれて、ラザリーさんのコーディネートになってしまったのかとも解釈はした。
思ったよりもアリサさんの発言力は伯爵家で強いのかもしれない。
そして、自室に戻った。
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