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70夜会 1
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出発進行~
いざ進め、王宮に向けて~
気分を上げなければやっていられないぐらい、この馬車の空気辛い…
「あの~シルベルト様、お加減いかがでしょうか?」
…
「招待客ってすごい方ばかりでしょうね。会ったこともないですね、私は~」
…
「トリウミ王国の王族ってどなたが来るのでしょうね~?」
…
「生徒会の皆さん、パートナーって誰にされたんですか?噂にもなっておりませんでしたが…」
…
この何も話さないシルベルト様を連れて馬車は進みます。
もう限界です。
夜会会場に早く着きたい。
なんで引き受けたの、私は!
後悔、ですよ。
実はね、ちょっと告白もされてなんか良い雰囲気になってしまうんじゃないかなんてそんな想像もしました。すみません。意外に流されやすいですよ、初めてですからね、こんな告白…
クラスメイトがキャッキャする恋愛話…とは明らかに違う。
重い…窓の景色は夕暮れ。でも心は真っ暗。
早く着きたい!
いや、もう帰りたい、もちろん我が家に!
…
「すまない、緊張してしまって、話せなかった」
と小さな声で話すシルベルト様。
やっとお返事が聞けた。
私も解放されたくて不躾な目で見つめ合うように、彼を見た。
不思議なものでね、私より緊張している人を見ると、少し優位になった気になるのは何でしょう?
「いえ、私もだいぶ緊張しておりますが、シルベルト様はきっと最近の公務による疲労で色々あるんですよ」
と私なりに上からフォローした。
まさか私の姿を見て鼻血をだすなど想像もしなかった。
うん、嬉しさより引いてしまったよね。あの時、公爵夫人の凄いフォローが入ったけど、
「シルベルトは疲れていてね、本来ならもう少し社交的なのよ」
と言ったけど、その前の見下したっぽい目を見たら、スンッとなるよね、私も。これって日常?って疑問に思いましたよ。
私から顔を逸らし、
「卒業パーティー…
での話覚えている?」
シルベルト様が窓を見ながら話す。
「靴を皆様に作ってもらってお披露目をすると確かに命令がありましたね」
と言うと、
「命令…
その一曲踊るってね」
シリル殿下の命令ね。
「はい、落とし靴のイベントの副賞ですものね、みんなに納得してもらおうというお披露目でしたね」
とあの時の感情はかなり嫌々だったと思い出した。
「あぁ、私は、凄い楽しみだったんだ。君には迷惑な話だったろうが。だけどあんな事件にティアラ嬢は遭遇してしまっただろう…
笑われるかもしれないけど、浮かれていた分、倍に落ち込んだんだ」
「え?そんなことで?シルベルト様が?」
と言えば、少し笑って、
「誰だって、気になる子と踊れるってなれば浮かれるよ。だから今日は、楽しみすぎたのに、君があまりにも綺麗で言葉が出なくて、本当にごめん、見っともない姿を見せて恥ずかしいし、また最高に浮かれた…気を遣わしてしまって…心配も不安にもさせたね。
でも、ね、大丈夫、絶対守るから…」
とシルベルト様が言い終わると馬車は止まっていた。こちらを見ている。目線が合う。
御者が、扉を開けた。
外の音が聞こえた。
シルベルト様が先に降りてエスコートをしてくれる。
馬車の扉から出ると、そこは夕暮れとランタンが足元を照らし、人の影が伸びていた。
シルベルト様の手が私を握る。
前を向くと、大きな入り口の建物。見上げることも上手くできない。
あぁ、凄いキツい香水の匂いがあちらこちらからして、高笑いが聞こえ、随分と大胆な衣装の女性の腰に腕を巻きつけるような男性、騎士があちらこちらに並び立つ。
今まで見たことのない別世界。
「大丈夫、ティアラ嬢?絶対この手は離さないから。今日だけは任せて欲しい」
と視線を交わし、真面目な顔で言われた。
さっきまでの私の優位に立っていた位置なんて吹き飛んでしまって、公爵家の令息シルベルト様がそこにいた。
息を飲んだ。
なんていうことでしょう。
ありえないでしょう。
今までどうしちゃっていたのよ。
そんな顔も態度も先程と全然違うじゃない。
ずるいわ、そんなの。
さっきまで、この人で大丈夫?って本気で思っていたのよ。私のジタバタした時間を返して欲しいわ。
頼もしさと胸の高鳴りと見惚れてしまったことに、少し膨れた。
このわからない感情に言葉は出ない。
ただ、少し、この先の時間が楽しみになって、頬の筋肉が上がった。
「さぁ、歩こうか」
そして私達は二人で、その王宮の大きな口が開いている入り口に入り込んだ。
姿勢は真っ直ぐ、前を見て歩く。
振り返られたり、不躾な視線を浴びるたび、シルベルト様が片方の腕で視線を切ってくれたり手の握りを強めたりして、安心させてくれた。
皆さんの声が漏れ出ている。
「あの子は誰?」
「レイヤード公爵家の令息と一緒ってことは新たな婚約者か?」
注目を浴びている中、進むのは初めてでその視線に歩みを止めてしまいそう…
怖い…
「大丈夫、君は誰より美しい」
本当にずるいわ。
心の弱っているところに、いきなりそんな爆弾落とさないで欲しい。
そうね、公爵家のテクニックでまるで別人のような私なんですもの。堂々としましょう。
いえ、もうするしかない!
「やぁ、シルベルト、随分と遅かったじゃないか。こちらは?」
と会場に入ってすぐに近づいてきたのはログワット様。
何度も会っているでしょうが、あなたも失礼ですわね。知り合いな気がして気持ちが少し大きくなってしまった。
「こんにちは、ティアラ・ビルドです」
とドレスの裾を持ち、礼をする。意地悪気に微笑んで見せた。
…
反応なし。
「ログワット、惚けるな!」
とシルベルト様が言った。
えっぇ~惚けられたの?
「驚いた!いや、すまない。とてもお綺麗ですね、ビルド侯爵令嬢。水色のドレスがあなたの優しい茶色の髪と合わさって素晴らしいです。普段は長めの前髪で顔を隠したり、あえて地味に振る舞わまれているのがよくわかりました。このようなお美しい顔立ちをされておりましたら、危険が伴いますね」
と手を合わせて納得みたいなポーズを取らないでください。
無性に恥ずかしいし。普段地味で悪かったわね。
「いえいえ、これはレイヤード公爵家のメイドによるテクニックの賜物です。実際はいつもの地味な私ですので。化けたとお思い下さい」
と私なりの言葉尻をとった嫌味を言えば、
「化けるも何も…
素が良く無ければ、」
とログワット様がジロジロと私の顔を見ると、シルベルト様が手で離れろと払い、
「失礼だぞ、ログワット。ティアラ嬢を見るな。減る」
と言った。
減りはしないけど、見られてあまり良い気持ちはしないわ。
「失礼しました。ビルド侯爵令嬢。私もお名前で呼ばせていただいてもよろしいですか?」
と言われ頷いてしまった。
だって生徒会室でも普通に呼んでいたわよね。
シルベルト様が物凄く嫌な顔をしたのでやめておくべきだったかもしれない。
「まもなくトリウミ王国、国王陛下並び王妃様ご入場されます。皆様中央をお譲り下さい」
金管楽器が鳴った。
私達は指定の場所に行かなければならなかった。ここは大人の夜会、まだ学生の私達は王太子殿下の側近という扱いで端に移動する。
大人の皆様が前で見ているので、私にはどのような方なのか見えない。貴賓席に着けば見えるだろう。
「続きましてノーマン王国、国王陛下並びに王妃様がご入場されます」
音楽が鳴る。
人と人の間から見えたのは、クラウス殿下のお姿だった。
オールバックにし、見目麗しさを爆散させていた。
ご令嬢方の熱視線と、溜息と一気に高まった匂いを感じた。
「えっ、ブランカ先輩!?」
一瞬見えた彼女は、非常に顔色が悪かった…
いざ進め、王宮に向けて~
気分を上げなければやっていられないぐらい、この馬車の空気辛い…
「あの~シルベルト様、お加減いかがでしょうか?」
…
「招待客ってすごい方ばかりでしょうね。会ったこともないですね、私は~」
…
「トリウミ王国の王族ってどなたが来るのでしょうね~?」
…
「生徒会の皆さん、パートナーって誰にされたんですか?噂にもなっておりませんでしたが…」
…
この何も話さないシルベルト様を連れて馬車は進みます。
もう限界です。
夜会会場に早く着きたい。
なんで引き受けたの、私は!
後悔、ですよ。
実はね、ちょっと告白もされてなんか良い雰囲気になってしまうんじゃないかなんてそんな想像もしました。すみません。意外に流されやすいですよ、初めてですからね、こんな告白…
クラスメイトがキャッキャする恋愛話…とは明らかに違う。
重い…窓の景色は夕暮れ。でも心は真っ暗。
早く着きたい!
いや、もう帰りたい、もちろん我が家に!
…
「すまない、緊張してしまって、話せなかった」
と小さな声で話すシルベルト様。
やっとお返事が聞けた。
私も解放されたくて不躾な目で見つめ合うように、彼を見た。
不思議なものでね、私より緊張している人を見ると、少し優位になった気になるのは何でしょう?
「いえ、私もだいぶ緊張しておりますが、シルベルト様はきっと最近の公務による疲労で色々あるんですよ」
と私なりに上からフォローした。
まさか私の姿を見て鼻血をだすなど想像もしなかった。
うん、嬉しさより引いてしまったよね。あの時、公爵夫人の凄いフォローが入ったけど、
「シルベルトは疲れていてね、本来ならもう少し社交的なのよ」
と言ったけど、その前の見下したっぽい目を見たら、スンッとなるよね、私も。これって日常?って疑問に思いましたよ。
私から顔を逸らし、
「卒業パーティー…
での話覚えている?」
シルベルト様が窓を見ながら話す。
「靴を皆様に作ってもらってお披露目をすると確かに命令がありましたね」
と言うと、
「命令…
その一曲踊るってね」
シリル殿下の命令ね。
「はい、落とし靴のイベントの副賞ですものね、みんなに納得してもらおうというお披露目でしたね」
とあの時の感情はかなり嫌々だったと思い出した。
「あぁ、私は、凄い楽しみだったんだ。君には迷惑な話だったろうが。だけどあんな事件にティアラ嬢は遭遇してしまっただろう…
笑われるかもしれないけど、浮かれていた分、倍に落ち込んだんだ」
「え?そんなことで?シルベルト様が?」
と言えば、少し笑って、
「誰だって、気になる子と踊れるってなれば浮かれるよ。だから今日は、楽しみすぎたのに、君があまりにも綺麗で言葉が出なくて、本当にごめん、見っともない姿を見せて恥ずかしいし、また最高に浮かれた…気を遣わしてしまって…心配も不安にもさせたね。
でも、ね、大丈夫、絶対守るから…」
とシルベルト様が言い終わると馬車は止まっていた。こちらを見ている。目線が合う。
御者が、扉を開けた。
外の音が聞こえた。
シルベルト様が先に降りてエスコートをしてくれる。
馬車の扉から出ると、そこは夕暮れとランタンが足元を照らし、人の影が伸びていた。
シルベルト様の手が私を握る。
前を向くと、大きな入り口の建物。見上げることも上手くできない。
あぁ、凄いキツい香水の匂いがあちらこちらからして、高笑いが聞こえ、随分と大胆な衣装の女性の腰に腕を巻きつけるような男性、騎士があちらこちらに並び立つ。
今まで見たことのない別世界。
「大丈夫、ティアラ嬢?絶対この手は離さないから。今日だけは任せて欲しい」
と視線を交わし、真面目な顔で言われた。
さっきまでの私の優位に立っていた位置なんて吹き飛んでしまって、公爵家の令息シルベルト様がそこにいた。
息を飲んだ。
なんていうことでしょう。
ありえないでしょう。
今までどうしちゃっていたのよ。
そんな顔も態度も先程と全然違うじゃない。
ずるいわ、そんなの。
さっきまで、この人で大丈夫?って本気で思っていたのよ。私のジタバタした時間を返して欲しいわ。
頼もしさと胸の高鳴りと見惚れてしまったことに、少し膨れた。
このわからない感情に言葉は出ない。
ただ、少し、この先の時間が楽しみになって、頬の筋肉が上がった。
「さぁ、歩こうか」
そして私達は二人で、その王宮の大きな口が開いている入り口に入り込んだ。
姿勢は真っ直ぐ、前を見て歩く。
振り返られたり、不躾な視線を浴びるたび、シルベルト様が片方の腕で視線を切ってくれたり手の握りを強めたりして、安心させてくれた。
皆さんの声が漏れ出ている。
「あの子は誰?」
「レイヤード公爵家の令息と一緒ってことは新たな婚約者か?」
注目を浴びている中、進むのは初めてでその視線に歩みを止めてしまいそう…
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「大丈夫、君は誰より美しい」
本当にずるいわ。
心の弱っているところに、いきなりそんな爆弾落とさないで欲しい。
そうね、公爵家のテクニックでまるで別人のような私なんですもの。堂々としましょう。
いえ、もうするしかない!
「やぁ、シルベルト、随分と遅かったじゃないか。こちらは?」
と会場に入ってすぐに近づいてきたのはログワット様。
何度も会っているでしょうが、あなたも失礼ですわね。知り合いな気がして気持ちが少し大きくなってしまった。
「こんにちは、ティアラ・ビルドです」
とドレスの裾を持ち、礼をする。意地悪気に微笑んで見せた。
…
反応なし。
「ログワット、惚けるな!」
とシルベルト様が言った。
えっぇ~惚けられたの?
「驚いた!いや、すまない。とてもお綺麗ですね、ビルド侯爵令嬢。水色のドレスがあなたの優しい茶色の髪と合わさって素晴らしいです。普段は長めの前髪で顔を隠したり、あえて地味に振る舞わまれているのがよくわかりました。このようなお美しい顔立ちをされておりましたら、危険が伴いますね」
と手を合わせて納得みたいなポーズを取らないでください。
無性に恥ずかしいし。普段地味で悪かったわね。
「いえいえ、これはレイヤード公爵家のメイドによるテクニックの賜物です。実際はいつもの地味な私ですので。化けたとお思い下さい」
と私なりの言葉尻をとった嫌味を言えば、
「化けるも何も…
素が良く無ければ、」
とログワット様がジロジロと私の顔を見ると、シルベルト様が手で離れろと払い、
「失礼だぞ、ログワット。ティアラ嬢を見るな。減る」
と言った。
減りはしないけど、見られてあまり良い気持ちはしないわ。
「失礼しました。ビルド侯爵令嬢。私もお名前で呼ばせていただいてもよろしいですか?」
と言われ頷いてしまった。
だって生徒会室でも普通に呼んでいたわよね。
シルベルト様が物凄く嫌な顔をしたのでやめておくべきだったかもしれない。
「まもなくトリウミ王国、国王陛下並び王妃様ご入場されます。皆様中央をお譲り下さい」
金管楽器が鳴った。
私達は指定の場所に行かなければならなかった。ここは大人の夜会、まだ学生の私達は王太子殿下の側近という扱いで端に移動する。
大人の皆様が前で見ているので、私にはどのような方なのか見えない。貴賓席に着けば見えるだろう。
「続きましてノーマン王国、国王陛下並びに王妃様がご入場されます」
音楽が鳴る。
人と人の間から見えたのは、クラウス殿下のお姿だった。
オールバックにし、見目麗しさを爆散させていた。
ご令嬢方の熱視線と、溜息と一気に高まった匂いを感じた。
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