45 / 77
45カミューラ・ロフト
しおりを挟む
彼女は、本を見るわけでもなく、司書がいる机の横で貸出書を見ていた。
赤茶の髪が少し陽に当たり光っている。絵になる美人だとその立ち姿だけで素敵だった。
こちらを見ているかわからなからないが、頭を下げておく。
今日の目的は、外国の書籍コーナー、トリウミ王国の本も数冊置いてあった、勉強をしたいわけではなく、私が読みたいのは、物語。知らない世界に入れる感覚が面白い。
手に取ったのは、水色の表紙のトリウミ王国の物語。サクラさんがというわけではなくて、最近よく聞く外国の名前だったからだと思う。
「ねぇ、あなた、トリウミ王国に興味があるの?」
と真横で言われ、バッっとそちらをみればカミューラ様…
足音聞こえなかったのですけど。ふと思い浮かぶのは、もし今殴られたり捕まったりしたら間違いなくやられていたなという生物としての恐怖。そして私より10センチほど背が高そうだ。少し見上げながら、
「は、はい、本日クラスにトリウミ王国からの留学生が来まして、興味があったので」
と言うと、
「そう、春休みに下級貴族のお茶会やパーティーに伝手無しで、突然顔を出して情報集めしているという常識知らずのスパイ擬きね。あなたも何か聞かれたかしら?」
「私は特に…」
言葉を濁した。スパイ擬き。
いくら何でもあなたのことをなんて私だって言えないわ。
ミンネが言っていたパーティーって事かな?
「そう、あなた前から図書室に通っていたかしら?見覚えがないのだけど…」
「はい、一年生の時から本を借りています」
「会ったことないわよね」
「はい、初めてお会いします」
「そう、巡り合わせね。ならあなたも何か役目があるのかもしれないわね。私と会って話す人は、この世界の関係者なのよ、お名前は?」
言っていることがよくわからない。
カミューラ様を中心とした世界ってこと?会ったら、何かの役目?
「ティアラ・ビルドと申します」
と言えば、
「あぁ、最近話題の方ね。フフフ、そう、あなたが…噂は聞いておりますわ。何があなたはやりたいの?生徒会に入りたい?王太子と結婚して王妃を目指しているのかしら?セレナさんの後釜を狙っている?」
そんな話を面白おかしいという具合で話してくる。
また変な噂だ。
誰が流しているんだろう?
もし犯人がわかったなら、ブランカ先輩にお願いして学園新聞のネタにしてもらいたい!!
「全てあり得ません。そんなこと一片も望んでません。誰かが捏造しているただの噂です」
と言えば、
「捏造…ならあなたも嫌われているのではないかしら?嘘を言いたくなるぐらいの恨みがあるってことでしょう、ご愁傷様。
でも私が気になるのは、どうやってセレナさんを一瞬で幕引きさせられたかという点。他の令嬢が何をしても揺るがなかった彼女という存在をね。あっという間に壊すなんてね?結果は知っているのよ、過程を知りたいの」
…
「申し訳ありません、私には何を質問されているかわかりません」
「本当に?…
そう、ヒロインってわかる?」
「それは、物語の女主人公では」
「そうね、セレナさんってそんな感じでしたのよ。例えば、教科書とかズタボロになっても翌日王子が新しい物を用意しているとか、暴漢に襲われるピンチでも駆けつけるヒーローに救われるみたいな…」
あぁ、クリスマスパーティーで婚約破棄の理由。
「本当にカミューラ様が、指示をなさったのですか?」
何故か聞かなくてもいい質問をしてしまった。私には関係ないのに。
「…おかしな子ね。フフフ、あなたの目に映る私はどんなかしら?私は何をしても悪者じゃなかったかしら?警戒していたのに、変な子ね、あら口が過ぎたかしら?」
「いいえ、ただカミューラ様の言葉の表現が、まるで自分の意思とは関係なしにヒロインの物語に組み込まれている悪役と言っているようで…」
と言えば、カミューラ様は驚いた顔して何度も瞬きをした。
「あなたは誰?」
と聞かれた。
えっ?先程名前言いましたけど?
「ティアラ・ビルドです」
…
…
しばらくカミューラ様は目線を彷徨わせた後に唇を噛んだ。
…
無言が続く。
顔色が悪くなってきたので、
「どうされたのですか?カミューラ様?」
と言えば、手で制された。
「ティアラ様、頭痛がするとか寒気がするとか吐き気はない?」
「ありませんが…」
…
何かを堪えるたあと、深呼吸をして、しかし顔色は変わらず悪かった。
「フゥー、そうそう少し前にトリウミ王国では、天使の子の乙女が、身分高い悪役令嬢にいじめられるという話が大流行したそうよ。結末はいつも王子と結婚か幸せに暮らしたとか導いたという内容。興味があって取り寄せてみたの。とてもつまらない本だったから図書室に寄贈させてもらったわ。興味があったらお読みなさい。留学生が、…お花畑の女性じゃないことを祈っているわ」
そう言ってさっさと歩き出してしまった。
何か言いたげだった後の言葉は、本の話。
「何だったのかしら?」
カミューラ様の寄贈?本は確かに高いけど、この学園は王立だし、学園で用意されているのかと思っていた。
本棚を見回すと古い本が多い中、最近の上演されている演劇の原作や最新の物語も入っているから、私はいつもここに通っていた。
もしかして、最新の書物はカミューラ様の寄贈?
「すいません、先程カミューラ様がこの本は寄贈されたと言っていたのですが、小説や演劇の原作はもしかしてカミューラ様が?」
「そうよ、ビルドさん。あなたが借りていく本はほとんど彼女が用意して寄贈するの。一度聞いたら、同じ本は読まないそうよ。家に置いても溜まってしまうから、誰かが読んでくれれば嬉しいと一年生の初めの頃、言っていたわね。今日も貸出書を見ていたわね。初めて会ったのでしょう?同じ本を読んでいるし、話が合うと思うわよ」
「畏れ多いです」
「そう?彼女見た目が迫力がある美人さんだから、誤解も受けやすい気がしているのよね。本来のというかここに来ている彼女って噂とだいぶ違うのよ。まぁ、それも一面かもしれないけどね。以前廊下ですれ違った時は無視されたもの」
「そうなのですね」
貸出書に名前を書き、トリウミ王国の物語を4冊借りた。
結構な荷物になりながら、歩いていると廊下の角から、姿は見えないながら、甘ったるい声が聞こえてきた。
「大丈夫です~、余所見していてごめんなさ~い」
「いや、こちらも悪かった」
「私、留学生で、ノーマン王国を楽しみにしていて、だから見るものが全て新鮮でドキドキしちゃいました。前を見ずに歩いちゃったので私が悪いんです。てへぇ」
「あぁ、それは危ないぞ、気をつけるべきだ。クラスの者は校内案内を誰もしてくれないのか?」
「はぃ、それが…
まだ慣れなくて、上手くみんなと会話が出来なかったんです。早くみんなと仲良くなりたいのですが、やっぱりトリウミ王国とは勝手が違いますので、ここで頼み事をしたら図々しいかなとか、嫌われてしまうかなとか考えてしまって…」
「それは考えすぎだと思うぞ。クラスの仲間も君から頼られたら案内するだろう。まずは話してみるべきだと思う」
「わぁ~、とっても勇気が出ました。ありがとうございます。明日クラスメイトに話しかけてみます…
でも、凄い不思議~、今日初めて会ったあなた様とはこんなに会話できるなんてめちゃくちゃ奇跡かも!!凄い嬉しい~~。お名前聞いても良いですか」
「…あぁ、フラン・スタンリーだ」
「私は、サクラ・セノーと申します。もしまたお会いしたらフラン様って呼んでもいいですか?」
「あぁ、別に構わないが」
「良かった~先輩のお友達ゲットだぁ~」
この言葉を聞いて鳥肌がブワッと立った。私には関係ないのだけど、なんていうか、ゾワゾワしたものが身体から込み上がっていく感じ。
気持ち悪い…
二人は仲良く廊下を歩き出したようだ。
その後ろ姿だけ目には入った。その前の会話は廊下の角で立ち聞きする形になってしまったけど…
今のは留学生のサクラさん。
なんか、言葉で言うと、フラン様に媚びている?ように私には聞こえた。
以前サマリアさんに言われた私は媚びているって喧嘩を売られたけど、まさか他人から聞いた私の会話ってあんな風だったの?
「あれだったら、絶対いやだなぁ」
と思わず声に出してしまった。
赤茶の髪が少し陽に当たり光っている。絵になる美人だとその立ち姿だけで素敵だった。
こちらを見ているかわからなからないが、頭を下げておく。
今日の目的は、外国の書籍コーナー、トリウミ王国の本も数冊置いてあった、勉強をしたいわけではなく、私が読みたいのは、物語。知らない世界に入れる感覚が面白い。
手に取ったのは、水色の表紙のトリウミ王国の物語。サクラさんがというわけではなくて、最近よく聞く外国の名前だったからだと思う。
「ねぇ、あなた、トリウミ王国に興味があるの?」
と真横で言われ、バッっとそちらをみればカミューラ様…
足音聞こえなかったのですけど。ふと思い浮かぶのは、もし今殴られたり捕まったりしたら間違いなくやられていたなという生物としての恐怖。そして私より10センチほど背が高そうだ。少し見上げながら、
「は、はい、本日クラスにトリウミ王国からの留学生が来まして、興味があったので」
と言うと、
「そう、春休みに下級貴族のお茶会やパーティーに伝手無しで、突然顔を出して情報集めしているという常識知らずのスパイ擬きね。あなたも何か聞かれたかしら?」
「私は特に…」
言葉を濁した。スパイ擬き。
いくら何でもあなたのことをなんて私だって言えないわ。
ミンネが言っていたパーティーって事かな?
「そう、あなた前から図書室に通っていたかしら?見覚えがないのだけど…」
「はい、一年生の時から本を借りています」
「会ったことないわよね」
「はい、初めてお会いします」
「そう、巡り合わせね。ならあなたも何か役目があるのかもしれないわね。私と会って話す人は、この世界の関係者なのよ、お名前は?」
言っていることがよくわからない。
カミューラ様を中心とした世界ってこと?会ったら、何かの役目?
「ティアラ・ビルドと申します」
と言えば、
「あぁ、最近話題の方ね。フフフ、そう、あなたが…噂は聞いておりますわ。何があなたはやりたいの?生徒会に入りたい?王太子と結婚して王妃を目指しているのかしら?セレナさんの後釜を狙っている?」
そんな話を面白おかしいという具合で話してくる。
また変な噂だ。
誰が流しているんだろう?
もし犯人がわかったなら、ブランカ先輩にお願いして学園新聞のネタにしてもらいたい!!
「全てあり得ません。そんなこと一片も望んでません。誰かが捏造しているただの噂です」
と言えば、
「捏造…ならあなたも嫌われているのではないかしら?嘘を言いたくなるぐらいの恨みがあるってことでしょう、ご愁傷様。
でも私が気になるのは、どうやってセレナさんを一瞬で幕引きさせられたかという点。他の令嬢が何をしても揺るがなかった彼女という存在をね。あっという間に壊すなんてね?結果は知っているのよ、過程を知りたいの」
…
「申し訳ありません、私には何を質問されているかわかりません」
「本当に?…
そう、ヒロインってわかる?」
「それは、物語の女主人公では」
「そうね、セレナさんってそんな感じでしたのよ。例えば、教科書とかズタボロになっても翌日王子が新しい物を用意しているとか、暴漢に襲われるピンチでも駆けつけるヒーローに救われるみたいな…」
あぁ、クリスマスパーティーで婚約破棄の理由。
「本当にカミューラ様が、指示をなさったのですか?」
何故か聞かなくてもいい質問をしてしまった。私には関係ないのに。
「…おかしな子ね。フフフ、あなたの目に映る私はどんなかしら?私は何をしても悪者じゃなかったかしら?警戒していたのに、変な子ね、あら口が過ぎたかしら?」
「いいえ、ただカミューラ様の言葉の表現が、まるで自分の意思とは関係なしにヒロインの物語に組み込まれている悪役と言っているようで…」
と言えば、カミューラ様は驚いた顔して何度も瞬きをした。
「あなたは誰?」
と聞かれた。
えっ?先程名前言いましたけど?
「ティアラ・ビルドです」
…
…
しばらくカミューラ様は目線を彷徨わせた後に唇を噛んだ。
…
無言が続く。
顔色が悪くなってきたので、
「どうされたのですか?カミューラ様?」
と言えば、手で制された。
「ティアラ様、頭痛がするとか寒気がするとか吐き気はない?」
「ありませんが…」
…
何かを堪えるたあと、深呼吸をして、しかし顔色は変わらず悪かった。
「フゥー、そうそう少し前にトリウミ王国では、天使の子の乙女が、身分高い悪役令嬢にいじめられるという話が大流行したそうよ。結末はいつも王子と結婚か幸せに暮らしたとか導いたという内容。興味があって取り寄せてみたの。とてもつまらない本だったから図書室に寄贈させてもらったわ。興味があったらお読みなさい。留学生が、…お花畑の女性じゃないことを祈っているわ」
そう言ってさっさと歩き出してしまった。
何か言いたげだった後の言葉は、本の話。
「何だったのかしら?」
カミューラ様の寄贈?本は確かに高いけど、この学園は王立だし、学園で用意されているのかと思っていた。
本棚を見回すと古い本が多い中、最近の上演されている演劇の原作や最新の物語も入っているから、私はいつもここに通っていた。
もしかして、最新の書物はカミューラ様の寄贈?
「すいません、先程カミューラ様がこの本は寄贈されたと言っていたのですが、小説や演劇の原作はもしかしてカミューラ様が?」
「そうよ、ビルドさん。あなたが借りていく本はほとんど彼女が用意して寄贈するの。一度聞いたら、同じ本は読まないそうよ。家に置いても溜まってしまうから、誰かが読んでくれれば嬉しいと一年生の初めの頃、言っていたわね。今日も貸出書を見ていたわね。初めて会ったのでしょう?同じ本を読んでいるし、話が合うと思うわよ」
「畏れ多いです」
「そう?彼女見た目が迫力がある美人さんだから、誤解も受けやすい気がしているのよね。本来のというかここに来ている彼女って噂とだいぶ違うのよ。まぁ、それも一面かもしれないけどね。以前廊下ですれ違った時は無視されたもの」
「そうなのですね」
貸出書に名前を書き、トリウミ王国の物語を4冊借りた。
結構な荷物になりながら、歩いていると廊下の角から、姿は見えないながら、甘ったるい声が聞こえてきた。
「大丈夫です~、余所見していてごめんなさ~い」
「いや、こちらも悪かった」
「私、留学生で、ノーマン王国を楽しみにしていて、だから見るものが全て新鮮でドキドキしちゃいました。前を見ずに歩いちゃったので私が悪いんです。てへぇ」
「あぁ、それは危ないぞ、気をつけるべきだ。クラスの者は校内案内を誰もしてくれないのか?」
「はぃ、それが…
まだ慣れなくて、上手くみんなと会話が出来なかったんです。早くみんなと仲良くなりたいのですが、やっぱりトリウミ王国とは勝手が違いますので、ここで頼み事をしたら図々しいかなとか、嫌われてしまうかなとか考えてしまって…」
「それは考えすぎだと思うぞ。クラスの仲間も君から頼られたら案内するだろう。まずは話してみるべきだと思う」
「わぁ~、とっても勇気が出ました。ありがとうございます。明日クラスメイトに話しかけてみます…
でも、凄い不思議~、今日初めて会ったあなた様とはこんなに会話できるなんてめちゃくちゃ奇跡かも!!凄い嬉しい~~。お名前聞いても良いですか」
「…あぁ、フラン・スタンリーだ」
「私は、サクラ・セノーと申します。もしまたお会いしたらフラン様って呼んでもいいですか?」
「あぁ、別に構わないが」
「良かった~先輩のお友達ゲットだぁ~」
この言葉を聞いて鳥肌がブワッと立った。私には関係ないのだけど、なんていうか、ゾワゾワしたものが身体から込み上がっていく感じ。
気持ち悪い…
二人は仲良く廊下を歩き出したようだ。
その後ろ姿だけ目には入った。その前の会話は廊下の角で立ち聞きする形になってしまったけど…
今のは留学生のサクラさん。
なんか、言葉で言うと、フラン様に媚びている?ように私には聞こえた。
以前サマリアさんに言われた私は媚びているって喧嘩を売られたけど、まさか他人から聞いた私の会話ってあんな風だったの?
「あれだったら、絶対いやだなぁ」
と思わず声に出してしまった。
31
お気に入りに追加
523
あなたにおすすめの小説
『捨てられダイヤは輝かない』貧相を理由に婚約破棄されたので、綺麗な靴もドレスも捨てて神都で自由に暮らします
三崎こはく@休眠中
恋愛
婚約者クロシュラに突如として婚約破棄を告げられたダイナ。悲しみに暮れるダイナは手持ちの靴とドレスを全て焼き払い、単身国家の中心地である神都を目指す。どうにか手にしたカフェ店員としての職、小さな住まい。慎ましやかな生活を送るダイナの元に、ある日一風変わった客人が現れる。
紫紺の髪の、無表情で偉そうな客。それがその客人の第一印象。
さくっと読める異世界ラブストーリー☆★
※ネタバレありの感想を一部そのまま公開してしまったため、本文未読の方は閲覧ご注意ください
※2022.5.7完結♪同日HOT女性向け1位、恋愛2位ありがとうございます♪
※表紙画像は岡保佐優様に描いていただきました♪

公爵令嬢の辿る道
ヤマナ
恋愛
公爵令嬢エリーナ・ラナ・ユースクリフは、迎えた5度目の生に絶望した。
家族にも、付き合いのあるお友達にも、慕っていた使用人にも、思い人にも、誰からも愛されなかったエリーナは罪を犯して投獄されて凍死した。
それから生を繰り返して、その度に自業自得で凄惨な末路を迎え続けたエリーナは、やがて自分を取り巻いていたもの全てからの愛を諦めた。
これは、愛されず、しかし愛を求めて果てた少女の、その先の話。
※暇な時にちょこちょこ書いている程度なので、内容はともかく出来についてはご了承ください。
追記
六十五話以降、タイトルの頭に『※』が付いているお話は、流血表現やグロ表現がございますので、閲覧の際はお気を付けください。
冤罪を受けたため、隣国へ亡命します
しろねこ。
恋愛
「お父様が投獄?!」
呼び出されたレナンとミューズは驚きに顔を真っ青にする。
「冤罪よ。でも事は一刻も争うわ。申し訳ないけど、今すぐ荷づくりをして頂戴。すぐにこの国を出るわ」
突如母から言われたのは生活を一変させる言葉だった。
友人、婚約者、国、屋敷、それまでの生活をすべて捨て、令嬢達は手を差し伸べてくれた隣国へと逃げる。
冤罪を晴らすため、奮闘していく。
同名主人公にて様々な話を書いています。
立場やシチュエーションを変えたりしていますが、他作品とリンクする場所も多々あります。
サブキャラについてはスピンオフ的に書いた話もあったりします。
変わった作風かと思いますが、楽しんで頂けたらと思います。
ハピエンが好きなので、最後は必ずそこに繋げます!
小説家になろうさん、カクヨムさんでも投稿中。

悪役令嬢の逆襲
すけさん
恋愛
断罪される1年前に前世の記憶が甦る!
前世は三十代の子持ちのおばちゃんだった。
素行は悪かった悪役令嬢は、急におばちゃんチックな思想が芽生え恋に友情に新たな一面を見せ始めた事で、断罪を回避するべく奮闘する!
人質姫と忘れんぼ王子
雪野 結莉
恋愛
何故か、同じ親から生まれた姉妹のはずなのに、第二王女の私は冷遇され、第一王女のお姉様ばかりが可愛がられる。
やりたいことすらやらせてもらえず、諦めた人生を送っていたが、戦争に負けてお金の為に私は売られることとなった。
お姉様は悠々と今まで通りの生活を送るのに…。
初めて投稿します。
書きたいシーンがあり、そのために書き始めました。
初めての投稿のため、何度も改稿するかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
小説家になろう様にも掲載しております。
読んでくださった方が、表紙を作ってくださいました。
新○文庫風に作ったそうです。
気に入っています(╹◡╹)
いつの間にかの王太子妃候補
しろねこ。
恋愛
婚約者のいる王太子に恋をしてしまった。
遠くから見つめるだけ――それだけで良かったのに。
王太子の従者から渡されたのは、彼とのやり取りを行うための通信石。
「エリック様があなたとの意見交換をしたいそうです。誤解なさらずに、これは成績上位者だけと渡されるものです。ですがこの事は内密に……」
話す内容は他国の情勢や文化についてなど勉強についてだ。
話せるだけで十分幸せだった。
それなのに、いつの間にか王太子妃候補に上がってる。
あれ?
わたくしが王太子妃候補?
婚約者は?
こちらで書かれているキャラは他作品でも出ています(*´ω`*)
アナザーワールド的に見てもらえれば嬉しいです。
短編です、ハピエンです(強調)
小説家になろうさん、カクヨムさんでも投稿してます。

【コミカライズ決定】婚約破棄され辺境伯との婚姻を命じられましたが、私の初恋の人はその義父です
灰銀猫
恋愛
両親と妹にはいない者として扱われながらも、王子の婚約者の肩書のお陰で何とか暮らしていたアレクシア。
顔だけの婚約者を実妹に奪われ、顔も性格も醜いと噂の辺境伯との結婚を命じられる。
辺境に追いやられ、婚約者からは白い結婚を打診されるも、婚約も結婚もこりごりと思っていたアレクシアには好都合で、しかも婚約者の義父は初恋の相手だった。
王都にいた時よりも好待遇で意外にも快適な日々を送る事に…でも、厄介事は向こうからやってきて…
婚約破棄物を書いてみたくなったので、書いてみました。
ありがちな内容ですが、よろしくお願いします。
設定は緩いしご都合主義です。難しく考えずにお読みいただけると嬉しいです。
他サイトでも掲載しています。
コミカライズ決定しました。申し訳ございませんが配信開始後は削除いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる