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98 ティア・マリングレー 4
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王宮のサロン、笑顔であの男は現れた。
「時間に遅れながら、よくそんな笑顔で入ってこれますわね、ディライド様。この国の貴族の品位は最低ね。それに私、ウランダル王国の件は、裏切られたと思っておりますのよ。どう弁明なさるおつもりですか?」
なるべく荒ぶらない声で話すが、最近の苛つきで言葉がきつくなる。まぁ、お茶に遅れるよう私が仕組んだのだけど…早く私に頭を下げなさい。
「ご機嫌よう、お久しぶりです、ティア王女様。先程トラブルがありまして申し訳ありません。裏切られたなんて穏やかではありませんね。もしかしてその仕返しで、マリングレー王国の神官が、イズリー家の者に暴行をしたとか…まさか聖女様がそんな陰湿なことしませんよね?しかし最近の犯罪者は、みんなマリングレー王国の者ばかり。裏で指示しているのは聖女様という噂」
陰湿ですって…
身体が熱くなる。
頭の中で、屈辱的な言葉が繰り返され力が入る。
どうしてくれようか…こいつだけじゃない、あのお子様王子も側近も使用人も、王女に対する敬いや崇める言動じゃない。
「不敬ですわよ!ディライド・イズリー、私はマリングレー王国第一王女としてあなたを訴えます」
宣言した。
すると隣から兄様の側近が、
「では、今すぐマリングレー王国にこの者を連行して裁判をするということですか?」
意味不明な事を言い出した。
「何故よ、この国であの牢に入れればいいでしょう!?」
「流石に他国の王族の裁判は出来ないと思いますよ。マリングレー王国でなくては、王女様が不利ですし。それに今回の夜会ならリウム王子が参加されると連絡を頂きましたから、ティア王女様のご命令ならすぐに帰国準備出来ます」
リウム兄様がこの国に来る?
私は目的を果たしてないのに、帰国する?
ただ嫌味を言われ屈辱的な言葉を言われ、時間を潰されただけ。
…帰る?
ありえない、ありえない、ありえない、
…ありえない!
荒ぶる身体中の血液が逆らうみたいに熱く何かを吐き出した。
バリン、バリン、バリン、バリン…
次々とガラスが割れていく音…みている世界が歪んでいく。
私は、今何を願った?
力を使った?
…全てありえない…
*
身体に力が入らない。怠い、そして視界がぼやっとする。
「お気付きになりましたか、ティア王女様!すぐに知らせて参ります」
使用人が出て行った。なんて気の利かない子かしら、喉がカラカラなのに。あの子も国に着いたら解雇、今回の使用人は全員解雇!
兄様の側近も、お父様に言ってやる。
医師らしき人が入り、不躾に私の腕を触ったり、目や口の中まで調べ始めた。
「やめなさい、無礼よ!」
とその医師の手を叩いた…つもりだったのに何も当たらなかった。
「目の遠近感覚がないみたいですね。やはりぶつけてしまったようです」
と誰かの言葉で、気づいた。まさか私の青紫の瞳が…
「鏡を!」
手鏡を覗く。
兄様達とも違う…腫れている重い瞼から黒の瞳、目の下のたるみ。
「ヒィーーー」
手鏡を投げ捨てた。この顔は知っている。化粧も取られ、皺にくすんだ肌、唇も色を失って…前世の私がそこにいた。
どうして…ありえない、ここは、妹の絵本のその後の世界なのに、何故あの頃の私がいるの!
「ティア王女様!」
扉から慌しい足音が複数聞こえた。思わず、布団を被り、
「全員出て行って!来ないで!」
と叫んだ。
人の気配を感じなくなって、水差しの水を一気に飲む。
「どうしたらいいの?何でこんな…
…あぁ魔女の力で願えば良いのよ!元に戻してと」
気持ちを落ち着かせた。
瞳の色を失うほどの代償を払った、元に戻したらまた同じほど代償を払う?
次は…?
どうしたらいい?
…いくら考えてもわからない。
この顔は見たくない。こんなのありえない
あの時私は、ありえないと願った?
この世界を否定して、前の私を連れてきた?信じられないけど…
でも、そんな…
扉が叩かれた。
この顔はこれ以上見せられない!ただの中年女、化け物と呼ばれるわ。
願え、願え、元に戻るように…
…
*
「目が覚めたかい?ティア」
そこにいたのは、兄様だった。
「リウム兄様…」
「教会の神官達がこの国で悪さをしたんだって…聖女のティアには悪いが、厳しく取り締まることを議会で決定したよ」
あんな役立たず達は、どうなろうが問題ない。
「リウム兄様、今日はいつですか?私はどのくらいここに」
「明後日が夜会だよ」
…えっ?
私は4日も寝ていたの?顔は?顔は元に戻った?
「鏡を…」
と言ったのに、誰も動かない。リウム兄様は今まで見たこともない表情で私を見下ろした。
「あなたは誰?ティアの身体を乗っ取ったの?」
何を突然言い出すの?
前世の顔は、医師とあの場にいた使用人だけのはず。あいつらを処分すれば!元に戻ったのよね?
黒真珠は私の物、私が願えば叶うのよ。
「あなたは誰?」
兄様の声とは思えない低い声。
…
どうしたの?
…助けて
小さく扉が叩かれた。
話を変えて私を誰か助けて
「入って、」
「失礼します。リウム王子様、ティア王女様。今、早馬が来ましたが、ティア王女様宛の速達です」
兄様の側近か。使えない。
「手紙より喉が渇いたわ、水を用意して!」
と命じると、兄様は顔を振ってからもう一度、私に、
「あなたは誰だ?先程アンドル王子と会談をした。ダイアナ嬢という令嬢から夢見の乙女は、前世持ちの転生者である、そしてあなたも同郷だと聞いた。あなたの口から真実を話して欲しい…」
その目は、冷たく、変わらず見下ろしていた。
ダイアナ…余計なことを兄様に吹き込んで!
「兄様、信じて下さい。私はマリングレー王国、第一王女ティアです、確かダイアナさんは一度話し相手になった男爵令嬢なはず。私が聖女だと話すと余計な事をするなと言った不愉快な方です…聡明な兄様があのような令嬢の戯言を信じる訳ありませんよね?」
「なら、先見や夢見の乙女と言われる同士、同郷じゃないと言うのか」
「はい、彼女はアンドル王子様の婚約者の座を狙って私を陥れているのです」
「あくまでも、この国の夢見の乙女の発言は共通ではないと言うのか…
…コウディ、ティアに水を与えた後に手鏡を渡してあげてくれ」
そういえば私の侍女達がいない。
コップ一杯の水を飲む。
…ハァーーー、やっと喉が…
何だか視界がさっきよりも見づらくなったみたいな…
意識が朦朧とする。
…
…遠くで誰かの声がする。
「ティア王女様、鏡です…」
覗くと前世の私がいた…
「ど、どうして?
私は、元に戻してと願ったのよ」
「それがあなたの本来の姿?」
「違うわよ、これは前世の私の姿よ」
*
いつの間にか寝ていた。
誰もいないなんて…ベルを鳴らすと、知らない侍女が現れた。
「ティア王女様、お食事の準備はどちらにしますか?」
聞かれ、迷うなくこの部屋を選ぶ。手足が動く、先程リウム兄様がいたような気がしたけど…夢?
「お風呂の準備もして!あなたは誰?私が連れてきた侍女にいたかしら?」
と聞くと、ただにこやかに頷かれた。
「では、ティア王女様、お食事です…お召し上がり下さい」
と差し出されたスプーンに歪んだ私が映った…
「ヒィー、イヤーーー」
映った私は、醜い中年女…
「嘘よ、嘘!」
動く手足で鏡を探し、覗く…
…ありえない…
「イヤーーー」
と叫んだ瞬間、首を叩かれた。
これは夢だとわかる。
こんな美しい人間は見たことがないから…
綺麗な艶々の水色の髪、真珠のような肌、青紫の瞳は輝き、笑顔を振り撒いている悪魔…
これは私を苦しめる忌み子。
なんて幸せそうな顔をしているの?
憎い、憎い、私だけこんな辛い思いをしているのに、何故忌み子が光輝く世界にいるの?
怒りで真っ黒になった。
「ここは…ベッド…」
やっぱり夢だった。でも見えたわ。これが夢見の乙女の力?
あの場所はどこ?忌み子の瞳が、今日ははっきり見えた。
ゆっくり手で自分の顔を触る。
窓に映る私を見て、変わってない事に絶望した。
憎くて、身体中から憎しみが沸き立つ。私がこんな風になったのも、全部あいつのせい!
忌み子さえいなくなれば…私はまたやり直せるわ、きっと。
忌み子の正体を掴むのが必要。
…ダイアナ…
多分、二人が関わったのは、間違いないはず。
この姿で、どうすればダイアナに近づける?
「時間に遅れながら、よくそんな笑顔で入ってこれますわね、ディライド様。この国の貴族の品位は最低ね。それに私、ウランダル王国の件は、裏切られたと思っておりますのよ。どう弁明なさるおつもりですか?」
なるべく荒ぶらない声で話すが、最近の苛つきで言葉がきつくなる。まぁ、お茶に遅れるよう私が仕組んだのだけど…早く私に頭を下げなさい。
「ご機嫌よう、お久しぶりです、ティア王女様。先程トラブルがありまして申し訳ありません。裏切られたなんて穏やかではありませんね。もしかしてその仕返しで、マリングレー王国の神官が、イズリー家の者に暴行をしたとか…まさか聖女様がそんな陰湿なことしませんよね?しかし最近の犯罪者は、みんなマリングレー王国の者ばかり。裏で指示しているのは聖女様という噂」
陰湿ですって…
身体が熱くなる。
頭の中で、屈辱的な言葉が繰り返され力が入る。
どうしてくれようか…こいつだけじゃない、あのお子様王子も側近も使用人も、王女に対する敬いや崇める言動じゃない。
「不敬ですわよ!ディライド・イズリー、私はマリングレー王国第一王女としてあなたを訴えます」
宣言した。
すると隣から兄様の側近が、
「では、今すぐマリングレー王国にこの者を連行して裁判をするということですか?」
意味不明な事を言い出した。
「何故よ、この国であの牢に入れればいいでしょう!?」
「流石に他国の王族の裁判は出来ないと思いますよ。マリングレー王国でなくては、王女様が不利ですし。それに今回の夜会ならリウム王子が参加されると連絡を頂きましたから、ティア王女様のご命令ならすぐに帰国準備出来ます」
リウム兄様がこの国に来る?
私は目的を果たしてないのに、帰国する?
ただ嫌味を言われ屈辱的な言葉を言われ、時間を潰されただけ。
…帰る?
ありえない、ありえない、ありえない、
…ありえない!
荒ぶる身体中の血液が逆らうみたいに熱く何かを吐き出した。
バリン、バリン、バリン、バリン…
次々とガラスが割れていく音…みている世界が歪んでいく。
私は、今何を願った?
力を使った?
…全てありえない…
*
身体に力が入らない。怠い、そして視界がぼやっとする。
「お気付きになりましたか、ティア王女様!すぐに知らせて参ります」
使用人が出て行った。なんて気の利かない子かしら、喉がカラカラなのに。あの子も国に着いたら解雇、今回の使用人は全員解雇!
兄様の側近も、お父様に言ってやる。
医師らしき人が入り、不躾に私の腕を触ったり、目や口の中まで調べ始めた。
「やめなさい、無礼よ!」
とその医師の手を叩いた…つもりだったのに何も当たらなかった。
「目の遠近感覚がないみたいですね。やはりぶつけてしまったようです」
と誰かの言葉で、気づいた。まさか私の青紫の瞳が…
「鏡を!」
手鏡を覗く。
兄様達とも違う…腫れている重い瞼から黒の瞳、目の下のたるみ。
「ヒィーーー」
手鏡を投げ捨てた。この顔は知っている。化粧も取られ、皺にくすんだ肌、唇も色を失って…前世の私がそこにいた。
どうして…ありえない、ここは、妹の絵本のその後の世界なのに、何故あの頃の私がいるの!
「ティア王女様!」
扉から慌しい足音が複数聞こえた。思わず、布団を被り、
「全員出て行って!来ないで!」
と叫んだ。
人の気配を感じなくなって、水差しの水を一気に飲む。
「どうしたらいいの?何でこんな…
…あぁ魔女の力で願えば良いのよ!元に戻してと」
気持ちを落ち着かせた。
瞳の色を失うほどの代償を払った、元に戻したらまた同じほど代償を払う?
次は…?
どうしたらいい?
…いくら考えてもわからない。
この顔は見たくない。こんなのありえない
あの時私は、ありえないと願った?
この世界を否定して、前の私を連れてきた?信じられないけど…
でも、そんな…
扉が叩かれた。
この顔はこれ以上見せられない!ただの中年女、化け物と呼ばれるわ。
願え、願え、元に戻るように…
…
*
「目が覚めたかい?ティア」
そこにいたのは、兄様だった。
「リウム兄様…」
「教会の神官達がこの国で悪さをしたんだって…聖女のティアには悪いが、厳しく取り締まることを議会で決定したよ」
あんな役立たず達は、どうなろうが問題ない。
「リウム兄様、今日はいつですか?私はどのくらいここに」
「明後日が夜会だよ」
…えっ?
私は4日も寝ていたの?顔は?顔は元に戻った?
「鏡を…」
と言ったのに、誰も動かない。リウム兄様は今まで見たこともない表情で私を見下ろした。
「あなたは誰?ティアの身体を乗っ取ったの?」
何を突然言い出すの?
前世の顔は、医師とあの場にいた使用人だけのはず。あいつらを処分すれば!元に戻ったのよね?
黒真珠は私の物、私が願えば叶うのよ。
「あなたは誰?」
兄様の声とは思えない低い声。
…
どうしたの?
…助けて
小さく扉が叩かれた。
話を変えて私を誰か助けて
「入って、」
「失礼します。リウム王子様、ティア王女様。今、早馬が来ましたが、ティア王女様宛の速達です」
兄様の側近か。使えない。
「手紙より喉が渇いたわ、水を用意して!」
と命じると、兄様は顔を振ってからもう一度、私に、
「あなたは誰だ?先程アンドル王子と会談をした。ダイアナ嬢という令嬢から夢見の乙女は、前世持ちの転生者である、そしてあなたも同郷だと聞いた。あなたの口から真実を話して欲しい…」
その目は、冷たく、変わらず見下ろしていた。
ダイアナ…余計なことを兄様に吹き込んで!
「兄様、信じて下さい。私はマリングレー王国、第一王女ティアです、確かダイアナさんは一度話し相手になった男爵令嬢なはず。私が聖女だと話すと余計な事をするなと言った不愉快な方です…聡明な兄様があのような令嬢の戯言を信じる訳ありませんよね?」
「なら、先見や夢見の乙女と言われる同士、同郷じゃないと言うのか」
「はい、彼女はアンドル王子様の婚約者の座を狙って私を陥れているのです」
「あくまでも、この国の夢見の乙女の発言は共通ではないと言うのか…
…コウディ、ティアに水を与えた後に手鏡を渡してあげてくれ」
そういえば私の侍女達がいない。
コップ一杯の水を飲む。
…ハァーーー、やっと喉が…
何だか視界がさっきよりも見づらくなったみたいな…
意識が朦朧とする。
…
…遠くで誰かの声がする。
「ティア王女様、鏡です…」
覗くと前世の私がいた…
「ど、どうして?
私は、元に戻してと願ったのよ」
「それがあなたの本来の姿?」
「違うわよ、これは前世の私の姿よ」
*
いつの間にか寝ていた。
誰もいないなんて…ベルを鳴らすと、知らない侍女が現れた。
「ティア王女様、お食事の準備はどちらにしますか?」
聞かれ、迷うなくこの部屋を選ぶ。手足が動く、先程リウム兄様がいたような気がしたけど…夢?
「お風呂の準備もして!あなたは誰?私が連れてきた侍女にいたかしら?」
と聞くと、ただにこやかに頷かれた。
「では、ティア王女様、お食事です…お召し上がり下さい」
と差し出されたスプーンに歪んだ私が映った…
「ヒィー、イヤーーー」
映った私は、醜い中年女…
「嘘よ、嘘!」
動く手足で鏡を探し、覗く…
…ありえない…
「イヤーーー」
と叫んだ瞬間、首を叩かれた。
これは夢だとわかる。
こんな美しい人間は見たことがないから…
綺麗な艶々の水色の髪、真珠のような肌、青紫の瞳は輝き、笑顔を振り撒いている悪魔…
これは私を苦しめる忌み子。
なんて幸せそうな顔をしているの?
憎い、憎い、私だけこんな辛い思いをしているのに、何故忌み子が光輝く世界にいるの?
怒りで真っ黒になった。
「ここは…ベッド…」
やっぱり夢だった。でも見えたわ。これが夢見の乙女の力?
あの場所はどこ?忌み子の瞳が、今日ははっきり見えた。
ゆっくり手で自分の顔を触る。
窓に映る私を見て、変わってない事に絶望した。
憎くて、身体中から憎しみが沸き立つ。私がこんな風になったのも、全部あいつのせい!
忌み子さえいなくなれば…私はまたやり直せるわ、きっと。
忌み子の正体を掴むのが必要。
…ダイアナ…
多分、二人が関わったのは、間違いないはず。
この姿で、どうすればダイアナに近づける?
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