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60 ダイアナ・ガトルーシー 4
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ダイアナside
薬草園に出発前、小悪役のマリアーノが、『私は、馬車で行く』とか、みんなと違う事を言い出した。
本当に面倒な令嬢。
我儘を絵に描いたような小説そのもの。
他の生徒がマリアーノを見ている…
注目を集めることだけは、上手な令嬢ね。
ここは私の出番!
「マリアーノ様!そういうの駄目なんですよ。みんな平等なんですから。一人勝手なことをすると、何人も困ることになります。そんな事もわからないのですか?」
みんな私に注目しているわ。
気持ちいい。
未来の王妃が小悪役をぎゃふんと言わせるわよ。それでこそヒロイン。
「何故あなたごときにそんな事注意されなきゃいけないのですか?…
…」
マリアーノが反論してきたわ。やっぱり悪役はいつも、身分、格式、そんなことばかり自慢する。
私は、平凡令嬢という肩書きだから、庶民派にならないといけないし。
「あなたごときなんて言葉は、他者を馬鹿にしています。マリアーノ様は、侯爵令嬢だからって人を見下す発言が、多すぎですよ、控えた方が高位貴族らしいと思います」
と言ったら、逆上してマリアーノが手を前に出してきた。あら、お手軽な人ね。
下にお尻をつけば、倒された感じになるわ。
「痛~ぃ」
ふふっ、サイファ様が忙しそうに動いてくれているし、心配してくれる。
最近忙しいのか冷たかったから、嬉しい。
私は出来るのよ。私こそが主人公なのだから。
マリアーノの事情聴取を先生とサイファ様でするからと、グレゴリー様が保健室に来た時、
「ディライドが薬草園に行ったのか」
と聞こえてきた。ディライド様が薬草園に行っているのね。これは、仲良くなる絶好の機会よ。彼は私の事を理解しているもの!
「先生、私、怪我はありません、大丈夫です。薬草園に行きます。みんなとの行事を楽しみにしていたんです」
保健室を飛び出した。
なんかあの王女の世話係になってから、調子がいい。
思い通りにはならないけど、以前より距離が近いし、私の話を聞いてくれる。
まぁ、痛い思いはしたけど、結果的には実りのあるマユリカ王女追放作戦だった。
私の知っている物語の展開、少し先に私の協力者になるウランダル王国の文官とか、子供が病気で困っている工場長を助ける役割は、ディライド様に譲ることになっだけど。
まぁ、ディライド様なら許せるな。
一番かっこいいからね。
やっぱり、ヒロインは王子様と結ばれなきゃね。私はアンドル様狙いだけど、でもやっぱり、顔や背格好は、ディライド様ね。
今度のパーティーではダンスを踊ってくれるかしら?
早く会いに行かないと。
「ディライド様ーーー」
ほら、呼べば現れるようになった。
腕を絡ませに行くと、断られた。
何故?
「私も遠慮しよう。アンドルにもサイファにも嫌われたくないから」
と言われた。
そうか、遠慮か。気にする必要ないのよ。あなたは私の役割をしてくれた、私の一部だから。
「ウランダル王国の野望を潰した仲間じゃないですか!私達は特別ですから!」
と言えば、怒ってしまったみたい。なんで?怒るようなこと言ってないよね。
水色の髪が揺れた。
野暮眼鏡女が見えた。やっぱりいる!ムカつく。地味顔のくせに。
本当に邪魔、モブの分際で!
排除したい。
体勢を変えて、野暮眼鏡の方側に倒れたふりをしてやる。
「ディライド様、ミランダ様が突然私の制服を引っ張って、私、転ばされました」
すぐに、野暮眼鏡の友達が出しゃばってきて反論にあった。
ディライド様しか側にいないだと!?
「えっ、そんなはず…」
ないのに。
確かに離れていた。
目測を誤った!嘘っ!!
「ダイアナ嬢、私は君の制服なんて引っ張っていないよ」
えっ、何故!ディライド様のせいになるの、否定しないと。
「ごめんなさい、勘違いでした」
と言って走って逃げた。
ムカつく、あの水色髪の野暮眼鏡。
あいつだけは、いつも上手くいかない。そう、出会った時から。どうしてよ、あの色が目障り…。
*
翌日、私が教室に入ると様子がおかしかった。明らかにみんな距離をとる。
「サイファ様、酷いんです。みんなが私を無視する~」
「聞いたよ。ファンド家、イズリー家の令嬢を罠に嵌めようとしたんだって!ディライドの機嫌が悪い」
みんなの前でサイファ様が言った。
酷い。一瞬で噂が広がった。廊下を歩いてもどこを歩いても、みんな随分と距離を開ける。
何故そんな態度をとるのよ。
三日後
噂ばかりされている。
「あいつに関わるな、注意しろ」
変わらない、話しかけてもくれない。
「サイファ様、私どうしたらいいですか?アンドル様に会わせて!」
サイファ様も私と話さないけど、、一定の距離で見張っているみたい。
「ダイアナさん、あなたわざと転んで、私がやったように見せかけたんですってね。ファンド侯爵家から正式に抗議させて頂きますから!これは名誉棄損にもあたりますから、そのおつもりで!」
マリアーノが言ってきた。
「わざと転んでなんかいないわ」
と言ったが、野暮眼鏡の件があって信用は無い。目撃者が多数出てきたと言ってきた。
「サイファ様助けて~」
「無理だ。ファンド侯爵家の方が家格が上だ。彼女に謝るべきだ」
冷たい!また家格!何よ、私は、夢見の乙女よ。協力者じゃないのよ。
学校内では、みんなが、無視して避けて、噂して、酷い、酷すぎるわ!
大したことないと思った。不敬だの言われた所で我儘を言っていたのは、マリアーノだ。引き分けだろうと。
父に、母に、烈火の如く叱られた。学校に行くなと言われた。
父の元に賠償金の請求書が届いた。侯爵家の圧力だ!
「許せない…」
と言えば、兄から
「違う、ダイアナのせいだ…謝罪するしかない。何故わからない…んだよ」
と言われた…嘘よ。何でよ。誰が悪い、私なの?
家族全員でファンド侯爵家に謝罪に行って、どうにか賠償金を半分にしてもらった。
なんでよ!何故、家対家になっているの?高額請求に文句の一つも言えない父を睨んだ。
情けない父だ。
条件は、もう二度とマリアーノとは話さない、近寄らないこと。そんなの全然構わない。むしろ、嫌いだから。
サインをした。
侍女達が辞めた。何故?ファンド家からの脅し?
いつまで経っても来ない家庭教師。父に家庭教師なんて雇う金はないと言われた。王妃教育は?
夫人会から除名が届いた。母から、もう派閥のお茶会には行けないと泣かれた。
…高位貴族の力を使われているのね。
どうして?
何でこうなったの?
私は、私は、主人公なのよ…夢見の乙女よ。
*
「お父様、私、そろそろ学校に行ってもいい?」
学校に行けば、サイファ様達になんとかしてもらえる。マリアーノの高位貴族の脅しなんて跳ね除けてやるわ。だって私は、主人公だから。
そうだ、新たに夢見を見たと言って進言しよう。マリアーノが悪役で。
きっと叩けばボロが出るような家よ。反逆罪的な何かを加えて…
「…学校はやめて、村で働いた方が良い」
「な、何を馬鹿な…
何度も言ったようにきっかけは、マリアーノ様の我儘で、私は注意しただけで、転んだのだって」
「もう、いい。うるさい。関わるなとサインしているんだ、学校に行けるわけないだろう。同じ学年だ」
「そんな…だって、連絡が…なければ、私、手段が」
男爵令嬢が、高位貴族の令息に、連絡手段がないことを改めて気づいた。
どうにかサイファ様の屋敷に…
思わず外に出ると、神官の服を纏った男が立ち、
「失礼、あなたがダイアナ・ガトルーシーさんですか?私マリングレー王国の聖女ティア様の遣いの」
「マリングレーのティアですって!あの偽物!厄病神帰れ!」
「な、何と失礼な娘だ!せっかくの聖女様のお手紙だというのに、この無礼者!」
「ハア!?馬鹿じゃないの、あの女は偽物なのよ、あなた達が騙されているの!」
と言えば神官は怒って帰って行った。
…あの偽物、きっと私の今の事を知ってザマァミロと笑っているのよ!
全部あの偽物のせい!
薬草園に出発前、小悪役のマリアーノが、『私は、馬車で行く』とか、みんなと違う事を言い出した。
本当に面倒な令嬢。
我儘を絵に描いたような小説そのもの。
他の生徒がマリアーノを見ている…
注目を集めることだけは、上手な令嬢ね。
ここは私の出番!
「マリアーノ様!そういうの駄目なんですよ。みんな平等なんですから。一人勝手なことをすると、何人も困ることになります。そんな事もわからないのですか?」
みんな私に注目しているわ。
気持ちいい。
未来の王妃が小悪役をぎゃふんと言わせるわよ。それでこそヒロイン。
「何故あなたごときにそんな事注意されなきゃいけないのですか?…
…」
マリアーノが反論してきたわ。やっぱり悪役はいつも、身分、格式、そんなことばかり自慢する。
私は、平凡令嬢という肩書きだから、庶民派にならないといけないし。
「あなたごときなんて言葉は、他者を馬鹿にしています。マリアーノ様は、侯爵令嬢だからって人を見下す発言が、多すぎですよ、控えた方が高位貴族らしいと思います」
と言ったら、逆上してマリアーノが手を前に出してきた。あら、お手軽な人ね。
下にお尻をつけば、倒された感じになるわ。
「痛~ぃ」
ふふっ、サイファ様が忙しそうに動いてくれているし、心配してくれる。
最近忙しいのか冷たかったから、嬉しい。
私は出来るのよ。私こそが主人公なのだから。
マリアーノの事情聴取を先生とサイファ様でするからと、グレゴリー様が保健室に来た時、
「ディライドが薬草園に行ったのか」
と聞こえてきた。ディライド様が薬草園に行っているのね。これは、仲良くなる絶好の機会よ。彼は私の事を理解しているもの!
「先生、私、怪我はありません、大丈夫です。薬草園に行きます。みんなとの行事を楽しみにしていたんです」
保健室を飛び出した。
なんかあの王女の世話係になってから、調子がいい。
思い通りにはならないけど、以前より距離が近いし、私の話を聞いてくれる。
まぁ、痛い思いはしたけど、結果的には実りのあるマユリカ王女追放作戦だった。
私の知っている物語の展開、少し先に私の協力者になるウランダル王国の文官とか、子供が病気で困っている工場長を助ける役割は、ディライド様に譲ることになっだけど。
まぁ、ディライド様なら許せるな。
一番かっこいいからね。
やっぱり、ヒロインは王子様と結ばれなきゃね。私はアンドル様狙いだけど、でもやっぱり、顔や背格好は、ディライド様ね。
今度のパーティーではダンスを踊ってくれるかしら?
早く会いに行かないと。
「ディライド様ーーー」
ほら、呼べば現れるようになった。
腕を絡ませに行くと、断られた。
何故?
「私も遠慮しよう。アンドルにもサイファにも嫌われたくないから」
と言われた。
そうか、遠慮か。気にする必要ないのよ。あなたは私の役割をしてくれた、私の一部だから。
「ウランダル王国の野望を潰した仲間じゃないですか!私達は特別ですから!」
と言えば、怒ってしまったみたい。なんで?怒るようなこと言ってないよね。
水色の髪が揺れた。
野暮眼鏡女が見えた。やっぱりいる!ムカつく。地味顔のくせに。
本当に邪魔、モブの分際で!
排除したい。
体勢を変えて、野暮眼鏡の方側に倒れたふりをしてやる。
「ディライド様、ミランダ様が突然私の制服を引っ張って、私、転ばされました」
すぐに、野暮眼鏡の友達が出しゃばってきて反論にあった。
ディライド様しか側にいないだと!?
「えっ、そんなはず…」
ないのに。
確かに離れていた。
目測を誤った!嘘っ!!
「ダイアナ嬢、私は君の制服なんて引っ張っていないよ」
えっ、何故!ディライド様のせいになるの、否定しないと。
「ごめんなさい、勘違いでした」
と言って走って逃げた。
ムカつく、あの水色髪の野暮眼鏡。
あいつだけは、いつも上手くいかない。そう、出会った時から。どうしてよ、あの色が目障り…。
*
翌日、私が教室に入ると様子がおかしかった。明らかにみんな距離をとる。
「サイファ様、酷いんです。みんなが私を無視する~」
「聞いたよ。ファンド家、イズリー家の令嬢を罠に嵌めようとしたんだって!ディライドの機嫌が悪い」
みんなの前でサイファ様が言った。
酷い。一瞬で噂が広がった。廊下を歩いてもどこを歩いても、みんな随分と距離を開ける。
何故そんな態度をとるのよ。
三日後
噂ばかりされている。
「あいつに関わるな、注意しろ」
変わらない、話しかけてもくれない。
「サイファ様、私どうしたらいいですか?アンドル様に会わせて!」
サイファ様も私と話さないけど、、一定の距離で見張っているみたい。
「ダイアナさん、あなたわざと転んで、私がやったように見せかけたんですってね。ファンド侯爵家から正式に抗議させて頂きますから!これは名誉棄損にもあたりますから、そのおつもりで!」
マリアーノが言ってきた。
「わざと転んでなんかいないわ」
と言ったが、野暮眼鏡の件があって信用は無い。目撃者が多数出てきたと言ってきた。
「サイファ様助けて~」
「無理だ。ファンド侯爵家の方が家格が上だ。彼女に謝るべきだ」
冷たい!また家格!何よ、私は、夢見の乙女よ。協力者じゃないのよ。
学校内では、みんなが、無視して避けて、噂して、酷い、酷すぎるわ!
大したことないと思った。不敬だの言われた所で我儘を言っていたのは、マリアーノだ。引き分けだろうと。
父に、母に、烈火の如く叱られた。学校に行くなと言われた。
父の元に賠償金の請求書が届いた。侯爵家の圧力だ!
「許せない…」
と言えば、兄から
「違う、ダイアナのせいだ…謝罪するしかない。何故わからない…んだよ」
と言われた…嘘よ。何でよ。誰が悪い、私なの?
家族全員でファンド侯爵家に謝罪に行って、どうにか賠償金を半分にしてもらった。
なんでよ!何故、家対家になっているの?高額請求に文句の一つも言えない父を睨んだ。
情けない父だ。
条件は、もう二度とマリアーノとは話さない、近寄らないこと。そんなの全然構わない。むしろ、嫌いだから。
サインをした。
侍女達が辞めた。何故?ファンド家からの脅し?
いつまで経っても来ない家庭教師。父に家庭教師なんて雇う金はないと言われた。王妃教育は?
夫人会から除名が届いた。母から、もう派閥のお茶会には行けないと泣かれた。
…高位貴族の力を使われているのね。
どうして?
何でこうなったの?
私は、私は、主人公なのよ…夢見の乙女よ。
*
「お父様、私、そろそろ学校に行ってもいい?」
学校に行けば、サイファ様達になんとかしてもらえる。マリアーノの高位貴族の脅しなんて跳ね除けてやるわ。だって私は、主人公だから。
そうだ、新たに夢見を見たと言って進言しよう。マリアーノが悪役で。
きっと叩けばボロが出るような家よ。反逆罪的な何かを加えて…
「…学校はやめて、村で働いた方が良い」
「な、何を馬鹿な…
何度も言ったようにきっかけは、マリアーノ様の我儘で、私は注意しただけで、転んだのだって」
「もう、いい。うるさい。関わるなとサインしているんだ、学校に行けるわけないだろう。同じ学年だ」
「そんな…だって、連絡が…なければ、私、手段が」
男爵令嬢が、高位貴族の令息に、連絡手段がないことを改めて気づいた。
どうにかサイファ様の屋敷に…
思わず外に出ると、神官の服を纏った男が立ち、
「失礼、あなたがダイアナ・ガトルーシーさんですか?私マリングレー王国の聖女ティア様の遣いの」
「マリングレーのティアですって!あの偽物!厄病神帰れ!」
「な、何と失礼な娘だ!せっかくの聖女様のお手紙だというのに、この無礼者!」
「ハア!?馬鹿じゃないの、あの女は偽物なのよ、あなた達が騙されているの!」
と言えば神官は怒って帰って行った。
…あの偽物、きっと私の今の事を知ってザマァミロと笑っているのよ!
全部あの偽物のせい!
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