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4 言い訳、いえ真相話します
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ハァーーー
憂鬱だわ。
今日も事情聴取かしら?
あのぐちゃぐちゃな鼻水顔を見られた。
もう令嬢が、誘拐どころの騒ぎじゃないだろう。
あの顔をみんなに公表されて、私はもう一生陽が当たる日常生活は送れない…鼻水令嬢として生きるしかないわ。
「全くもう~、ミランダ様は、こんな大きな怪我をして、皆様大変心配しておりますよ!そして大層顔色を悪くしております…あら、お医者様が帰って来たのかしら?」
イズリー伯爵家から、侍女のラナが来てくれた。扉の音が聞こえたが、あの先生なら大丈夫。
「本当に申し訳ないと思っているのよ。お義父様やお義母様やレオンにも。お義兄様には内緒よ!心配して、飛んで帰ってきてしまうわ。留学中なのに!
でもマリアーノ様が、リリエットさんに彼女の婚約者の不貞の現場を押さえろなんて命じて、彼女、精神的に耐えられそうになかったんですもの…
だって席が隣同士よ。毎日、溜息だらけなんだもの…
気になるのは乙女心じゃない?どうしよう、どうしよう言っているクラスメートを放っておけないわよ。
憂鬱が移ってきていたし…
せっかくの学校生活が、なんだか暗くなってしまう気がして、思わずなのよ、本当に…
私が行こうかってリリエットさんに言ったら、マリアーノ様に伝わり、あれよという間に行ってしまって…」
「お嬢様!それが余計なお世話、お節介と言うんです。こんなことして、満身創痍の負傷なんて…
事が事でしたし。大騒ぎになって、全く万が一にも…」
「は!?そういうことか!
君をマリアーノ嬢の後ろで見たことはなかった…なのに命令されるってどういう関係かって聞きに来たが。間に一人、入っていたんだな」
カーテンの向こう側から凛々しい青年の声がした。ノック無し?令嬢として見られてない…
それなのに、私ときたら…
グレゴリー様…声…良い…私の耳に強く勢いのある音と言葉が入ってくる。
ばっと立ち上がり、私の髪の毛を手櫛で直すラナ。さすがな手際。
いや、でも私の酷く醜い顔を見られているからね。
もうだめよ。ラナに言ってなかったわね。ノック無し令嬢よ、ラナ気づいて!
…汚いし嫌われているし、今更繕ってもね。
と下を向いた。恥ずかしくて!
だって鼻水ボタっですもの。
悲しみよこんにちは。走馬灯ー、早ッ
乙女心は羞恥に濡れるのね…
早く彼方に行きたい!
「初めまして…ご令嬢…大丈夫かなグレゴリー?なんか心ここにあらずじゃないかな、彼女は。
…私はアンドル・クリネットだ…
話を聞きたい…のだが?」
「えっ、王子様!」
ラナの声が響いた。
私の頭に…
王子、王子、王子
と繰り返し聞こえて、バッと横を見た。
室内なのに、風が少し吹いた?と聞きたくなるぐらい、サラサラ艶動く金色の髪にエメラルド色の瞳に覗かれた。
「ん?」
と一言発したけど、うわぁ~王子だ!
小さな頃から読んだ絵本の王子にそっくり…物語から飛び出してきた王子様が、目の前にいた。息が止まるかと思ったわ。
「聞いているのかな?ミランダ嬢」
「お嬢様!しっかり、しっかりしてくださいませ!」
は、はい!
「はい、私は、ミランダ・イズリーと申します」
天に召されたかと思ったわ。
絵本の世界に入れたかと思った…彼は人よね!?
「話を聞きたい。昨日の件だが、一日経ち、少しは落ちついたのではないか?ゆっくり、事の経緯から真実を話して欲しい」
グレゴリー様の凛々しい声が耳を動かす。
…ほぉー、耳が幸せで、何ともずっと話して欲しい。
…
…無言の世界
私は、やっぱり負傷(肉体)鼻水(心)のダメージを持って、天に召されたのね、あぁこれは、最後友人へのご奉仕をしたという徳ってやつね。
先生、私も、徳を積みましたわ~
「お嬢様、お嬢様、勝手にどこか彼方に行かないでくださいませ。現実逃避しないでくださいませ~」
ラナに肩をゆすられた。
非常に激しく!
痛いし、私、怪我人なのに!
ハァーーー
現実逃避しましたよ。だっていきなり王子様登場なんですもの。子供の頃憧れた絵本の王子様よ、私のあの頃の全て…
「えっと、面白いご令嬢なんだねー、ミランダ嬢は。イズリー伯爵にこんなユーモアに飛んだご令嬢が養女になったとは、知らなかったよ。彼には外交を任せているから楽しい話が沢山ある変わっ、失礼、話していて飽きない御仁だと認識しているが、事件と何故ダイアナ嬢に注意をした方がいいと貴女はグレゴリーに言ったのかな?」
おっと、…
始めは棒読み感で、全く気持ちが籠もっていなくて、最後は言葉に圧を込められた。
私ったら!現実に引き戻された。
「失礼しました。確かに私は、リリエット…席の隣の友人の心配事を解消したくて、マリアーノ様に名乗り出ました。グレゴリー様、命じられては、失言でした。ダイアナ様の後を尾けて、攫われ、牢に監禁、暴漢三名が牢に入って来て、ダイアナ様に早く逃げろと言われ背中を押され転倒したのが私です。そこから意識はありません。事件に関わったのは、路地裏に入ったからとしか申し上げられません」
「「「お~」」」
と感嘆された。
三人共に…
「なんだ、きちんと説明出来るじゃないか」
そ、それはもちろん自分の身にあった出来事ですからね。
「で、何故ダイアナ嬢に気をつけろと言ったのかな?」
話しても問いかけても、王子様はずっと同じ顔だわ、凄い、絵本のどこを捲っても同じ王子!
うわぁ、印刷みたいだわ。
いけない!また煩悩まみれ。
「…用意が周到と感じたのです。制服にナイフなんてご令嬢が入れてますか?それに声が明るいのです。これから起こることをご存知のような?気味が悪い違和感を感じました。何故かグレゴリー様とサイファ様が助けに来ることを知っていた…ような。
余計な事かと思ったのですが、この学校の人気者である御二方が、現在下世話な噂の第一位にいるダイアナ様の毒牙にかかってはいけないと…
学校の風紀をこれ以上乱してはいけないという使命に燃えたと言うべきか…」
「知っていたような、用意周到か…
確かに、確かに。
調べるべきだな、入学して三か月も立たずに男子学生を凋落させる令嬢か、スタンルートは、リリエット嬢と婚約関係だよね?」
「はい、私は、リリエットさんからそう聞きました。幼い頃にと」
「うん、領地も隣同士仲良くして欲しい。そうか東部地方の取りまとめか、ファンド侯爵は…」
と納得したようにアンドル王子は言った。表情筋が全く活動していないわ。
人なのよね?、彼は…
それに、全然声に感情が入ってないから、音程も一定。耳から言葉が通り過ぎていく。
「アンドル王子、余計なことだぞ。ミランダ嬢、ダイアナ嬢は確かに本日、引っかかる言動が多かった。何故か貴女の事を不幸な出来事、精神的にショックを受けたなど言ってきていた。まるでミランダ嬢が亡くなったように」
えっ?私、ダイアナさんにとって死人なの?じゃあ、あの頭に入ってきたシナリオみたいなのは、…
「『ダイアナは、マリアーノの取り巻きの手首の縄を解き、感謝される。そして二人でこの牢からの脱出を試みる。ここで暴漢三名現れる。「私が引き付けるからあなたは先に逃げて」と言う。大きな声で!ここが大事。すぐにグレゴリー様とサイファ様が衛兵を連れて現れるからきちんと聞こえるように!慌て逃げる友人は、暴漢に向かって行って殺されるだろうし、ダイアナは友達を助けてあげようとしたのに不幸にも友達を目の前で失った可哀想なヒロインとして、お二人と近づきそして』
…参考になるかわかりませんが、ダイアナさんと頭がぶつかった時、頭の中に浮かんだ台詞とか話です。
ありえませんよね?私も気味悪くて、私の想像であるのかもしれませんが…
でも確かに彼女はナイフを持っていて、暴漢が三名入って、ダイアナ様は私に逃げてと言って、お二人が駆けつけ助けてくれた…」
とつい長々と頭に浮かんだことを話した。
「ふ、凄いな、我が国にもいたのか…夢見の可能性…もしかしてと予想を立てて、ミランダ嬢に話を聞きに来たが…
その可能性があるな」
と表情筋が動かない王子、凄く真面目な話をしているが、頬を引っ張ったら動くのだろうか?
「おい、面白がってるなアンドル!」
面白い?本当に!?
グレゴリー様が言ったけど、私には全く最初から最後まで表情一つ変えない王子様にしか見えなかった。
聞いた事があるわ…これが親友だけに伝わる世界って言うんですね、先生!
学校って勉強になります!
「ラナ、屋敷から日記帳を持ってきて、綴らねば!」
「そんな手でペン持てるのですか、お嬢様」
…無理。
憂鬱だわ。
今日も事情聴取かしら?
あのぐちゃぐちゃな鼻水顔を見られた。
もう令嬢が、誘拐どころの騒ぎじゃないだろう。
あの顔をみんなに公表されて、私はもう一生陽が当たる日常生活は送れない…鼻水令嬢として生きるしかないわ。
「全くもう~、ミランダ様は、こんな大きな怪我をして、皆様大変心配しておりますよ!そして大層顔色を悪くしております…あら、お医者様が帰って来たのかしら?」
イズリー伯爵家から、侍女のラナが来てくれた。扉の音が聞こえたが、あの先生なら大丈夫。
「本当に申し訳ないと思っているのよ。お義父様やお義母様やレオンにも。お義兄様には内緒よ!心配して、飛んで帰ってきてしまうわ。留学中なのに!
でもマリアーノ様が、リリエットさんに彼女の婚約者の不貞の現場を押さえろなんて命じて、彼女、精神的に耐えられそうになかったんですもの…
だって席が隣同士よ。毎日、溜息だらけなんだもの…
気になるのは乙女心じゃない?どうしよう、どうしよう言っているクラスメートを放っておけないわよ。
憂鬱が移ってきていたし…
せっかくの学校生活が、なんだか暗くなってしまう気がして、思わずなのよ、本当に…
私が行こうかってリリエットさんに言ったら、マリアーノ様に伝わり、あれよという間に行ってしまって…」
「お嬢様!それが余計なお世話、お節介と言うんです。こんなことして、満身創痍の負傷なんて…
事が事でしたし。大騒ぎになって、全く万が一にも…」
「は!?そういうことか!
君をマリアーノ嬢の後ろで見たことはなかった…なのに命令されるってどういう関係かって聞きに来たが。間に一人、入っていたんだな」
カーテンの向こう側から凛々しい青年の声がした。ノック無し?令嬢として見られてない…
それなのに、私ときたら…
グレゴリー様…声…良い…私の耳に強く勢いのある音と言葉が入ってくる。
ばっと立ち上がり、私の髪の毛を手櫛で直すラナ。さすがな手際。
いや、でも私の酷く醜い顔を見られているからね。
もうだめよ。ラナに言ってなかったわね。ノック無し令嬢よ、ラナ気づいて!
…汚いし嫌われているし、今更繕ってもね。
と下を向いた。恥ずかしくて!
だって鼻水ボタっですもの。
悲しみよこんにちは。走馬灯ー、早ッ
乙女心は羞恥に濡れるのね…
早く彼方に行きたい!
「初めまして…ご令嬢…大丈夫かなグレゴリー?なんか心ここにあらずじゃないかな、彼女は。
…私はアンドル・クリネットだ…
話を聞きたい…のだが?」
「えっ、王子様!」
ラナの声が響いた。
私の頭に…
王子、王子、王子
と繰り返し聞こえて、バッと横を見た。
室内なのに、風が少し吹いた?と聞きたくなるぐらい、サラサラ艶動く金色の髪にエメラルド色の瞳に覗かれた。
「ん?」
と一言発したけど、うわぁ~王子だ!
小さな頃から読んだ絵本の王子にそっくり…物語から飛び出してきた王子様が、目の前にいた。息が止まるかと思ったわ。
「聞いているのかな?ミランダ嬢」
「お嬢様!しっかり、しっかりしてくださいませ!」
は、はい!
「はい、私は、ミランダ・イズリーと申します」
天に召されたかと思ったわ。
絵本の世界に入れたかと思った…彼は人よね!?
「話を聞きたい。昨日の件だが、一日経ち、少しは落ちついたのではないか?ゆっくり、事の経緯から真実を話して欲しい」
グレゴリー様の凛々しい声が耳を動かす。
…ほぉー、耳が幸せで、何ともずっと話して欲しい。
…
…無言の世界
私は、やっぱり負傷(肉体)鼻水(心)のダメージを持って、天に召されたのね、あぁこれは、最後友人へのご奉仕をしたという徳ってやつね。
先生、私も、徳を積みましたわ~
「お嬢様、お嬢様、勝手にどこか彼方に行かないでくださいませ。現実逃避しないでくださいませ~」
ラナに肩をゆすられた。
非常に激しく!
痛いし、私、怪我人なのに!
ハァーーー
現実逃避しましたよ。だっていきなり王子様登場なんですもの。子供の頃憧れた絵本の王子様よ、私のあの頃の全て…
「えっと、面白いご令嬢なんだねー、ミランダ嬢は。イズリー伯爵にこんなユーモアに飛んだご令嬢が養女になったとは、知らなかったよ。彼には外交を任せているから楽しい話が沢山ある変わっ、失礼、話していて飽きない御仁だと認識しているが、事件と何故ダイアナ嬢に注意をした方がいいと貴女はグレゴリーに言ったのかな?」
おっと、…
始めは棒読み感で、全く気持ちが籠もっていなくて、最後は言葉に圧を込められた。
私ったら!現実に引き戻された。
「失礼しました。確かに私は、リリエット…席の隣の友人の心配事を解消したくて、マリアーノ様に名乗り出ました。グレゴリー様、命じられては、失言でした。ダイアナ様の後を尾けて、攫われ、牢に監禁、暴漢三名が牢に入って来て、ダイアナ様に早く逃げろと言われ背中を押され転倒したのが私です。そこから意識はありません。事件に関わったのは、路地裏に入ったからとしか申し上げられません」
「「「お~」」」
と感嘆された。
三人共に…
「なんだ、きちんと説明出来るじゃないか」
そ、それはもちろん自分の身にあった出来事ですからね。
「で、何故ダイアナ嬢に気をつけろと言ったのかな?」
話しても問いかけても、王子様はずっと同じ顔だわ、凄い、絵本のどこを捲っても同じ王子!
うわぁ、印刷みたいだわ。
いけない!また煩悩まみれ。
「…用意が周到と感じたのです。制服にナイフなんてご令嬢が入れてますか?それに声が明るいのです。これから起こることをご存知のような?気味が悪い違和感を感じました。何故かグレゴリー様とサイファ様が助けに来ることを知っていた…ような。
余計な事かと思ったのですが、この学校の人気者である御二方が、現在下世話な噂の第一位にいるダイアナ様の毒牙にかかってはいけないと…
学校の風紀をこれ以上乱してはいけないという使命に燃えたと言うべきか…」
「知っていたような、用意周到か…
確かに、確かに。
調べるべきだな、入学して三か月も立たずに男子学生を凋落させる令嬢か、スタンルートは、リリエット嬢と婚約関係だよね?」
「はい、私は、リリエットさんからそう聞きました。幼い頃にと」
「うん、領地も隣同士仲良くして欲しい。そうか東部地方の取りまとめか、ファンド侯爵は…」
と納得したようにアンドル王子は言った。表情筋が全く活動していないわ。
人なのよね?、彼は…
それに、全然声に感情が入ってないから、音程も一定。耳から言葉が通り過ぎていく。
「アンドル王子、余計なことだぞ。ミランダ嬢、ダイアナ嬢は確かに本日、引っかかる言動が多かった。何故か貴女の事を不幸な出来事、精神的にショックを受けたなど言ってきていた。まるでミランダ嬢が亡くなったように」
えっ?私、ダイアナさんにとって死人なの?じゃあ、あの頭に入ってきたシナリオみたいなのは、…
「『ダイアナは、マリアーノの取り巻きの手首の縄を解き、感謝される。そして二人でこの牢からの脱出を試みる。ここで暴漢三名現れる。「私が引き付けるからあなたは先に逃げて」と言う。大きな声で!ここが大事。すぐにグレゴリー様とサイファ様が衛兵を連れて現れるからきちんと聞こえるように!慌て逃げる友人は、暴漢に向かって行って殺されるだろうし、ダイアナは友達を助けてあげようとしたのに不幸にも友達を目の前で失った可哀想なヒロインとして、お二人と近づきそして』
…参考になるかわかりませんが、ダイアナさんと頭がぶつかった時、頭の中に浮かんだ台詞とか話です。
ありえませんよね?私も気味悪くて、私の想像であるのかもしれませんが…
でも確かに彼女はナイフを持っていて、暴漢が三名入って、ダイアナ様は私に逃げてと言って、お二人が駆けつけ助けてくれた…」
とつい長々と頭に浮かんだことを話した。
「ふ、凄いな、我が国にもいたのか…夢見の可能性…もしかしてと予想を立てて、ミランダ嬢に話を聞きに来たが…
その可能性があるな」
と表情筋が動かない王子、凄く真面目な話をしているが、頬を引っ張ったら動くのだろうか?
「おい、面白がってるなアンドル!」
面白い?本当に!?
グレゴリー様が言ったけど、私には全く最初から最後まで表情一つ変えない王子様にしか見えなかった。
聞いた事があるわ…これが親友だけに伝わる世界って言うんですね、先生!
学校って勉強になります!
「ラナ、屋敷から日記帳を持ってきて、綴らねば!」
「そんな手でペン持てるのですか、お嬢様」
…無理。
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