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41話 ★
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「えっ!? 外でするの!?」
「青空の下で隼人を見たいと思いまして」
そう笑顔で話す仙崎は、手に真っ赤な麻縄と大きなレンズのカメラを持っている。彼が何をしたいのか簡単に想像のつく代物だ。
「……もしかして撮るの? しかも縛った状態を?」
「はい! ぜひ隼人のことを撮影させて下さい。もちろん嫌なら止めますが、出来れば前向きに考えて欲しい。隼人は以前から魅力的でしたが、ここ最近は更に磨きがかって魅力的になりました。そんな隼人を記録したいんです」
「えー……」
仙崎はまるで少年のように目を輝かせて力説してくるが、隼人は気が進まない。
彼のことはもちろん信用している。
仕事でちょっとエッチさを出した写真も撮ったことがある。
しかしさすがに全裸で緊縛している姿を撮られるのは躊躇ってしまう。
ここは遠回しに嫌だと伝えて断りたい。
「あの、修二さ――――」
「絶対に他人には見せませんから。私が一人で鑑賞して楽しむだけです!」
「!」
隼人は、力強く説得してくる仙崎の言葉に、惹かれるものを聞いてしまった。
「……修二さん、俺のエロ画像見て興奮するの?」
「もちろんです! 私が隼人の写真で自慰するところ見ますか?」
「……んー。気にはなる、かな」
仙崎が隼人のセンシティブな画像を見ながらペニスを扱き、亀頭から白いものを溢れさせる。
そんな想像をしてしまうと隼人にもクるものがある。
「出来れば、出来ればですけど、動画でも撮りたいです。私にはプロのような技術はないので、良い瞬間を撮り逃がすことのないようにカメラを回したいんです。厳重に管理しますからここはどうかお願いします!」
「うーん……」
ここまで必死になる仙崎はなかなか見られない。
彼が変態で性癖を拗らせていることを隼人は身をもって知っている。数々のレベルの高い行為を前にして初めは若干引きつつも、結局は言いくるめられて快楽に流されて受け入れてしまう。それがいつものパターン。
だがさすがに今回は折れたくない。やりたくない。撮られるとかあり得ないと思っているのだが……。
自然と仙崎の持つカメラに目がいってしまう。
甘く蕩けた日々の中で忘れてしまった以前の日常。
隼人はこのレンズに写るために苦労してきた。
一秒でも長く、一枚でも多く、と飢えていた若いあの頃。
人気が出てきた後も油断することなく、生き残ってやると足掻いて何時だってカメラを意識していた。
「……」
万が一を考えれば撮らせるわけにはいかない。
常識的に考えれば当たり前だ。
当たり前なのだが……。
芸能人として生きてきた精神が、撮られたい、挑戦したい、と訴えてくる。
見るもの全てを欲情させるような卑猥で淫靡でいかがわしい、けれど美しさも魅力も確かにある、そんな作品を撮れる気がしてならないのだ。
「……絶対に誰にも見せない?」
「もちろんです。これは私と隼人だけの秘め事ですから」
隼人は一つ息を吐くと、仙崎をしっかり見据えて腹をくくった。
「わかった。いいよ、やろう」
「ありがとうございます!」
「やるからには最高のものを撮ろう。て言ってもほとんど修二さんがメインで動くことになるね。俺が口出せるのはカメラの角度とか光の差し込み具合とか簡単なことしかないけど」
「いいえ、きっと隼人のアドバイスがあれば素晴らしいものが撮れるでしょう!」
「さて、じゃあやってみますか」
久々に見た地上は情報で溢れていた。
明るくて自然な太陽の光。
髪や頬を撫でる風。
青々とした木々に緑の芝生。
どこからか聞こえてくる鳥の鳴き声。
「――――……」
隼人は庭に一歩足を踏み出した途端に固まってしまう。
ずっと地下室で生活していたせいで、感じるもの全てに少しの恐怖を覚える。
隼人は仙崎に着せられたバスローブの上から己の身体を抱き締めた。引きこもっていると外が怖くなると言うがあれは本当だった。
「おいで隼人。大丈夫ですよ」
「……うん」
隼人は戸惑いを隠しきれないまま仙崎の手を取ると、広大な庭のさらに奥へと進んで西洋風の東屋に案内された。
白くてオシャレな東屋は、木々に囲まれて静謐な雰囲気を出している。
覚悟は決めたが、こんな綺麗で品のある場所で淫らな行為に及ぶのは気が引けてしまう。
隼人が戸惑っている間に、仙崎はテキパキと照明やカメラを用意していく。
「まずは縛る前の撮らせてください。ポーズは隼人にお任せします」
「――――、うん、やろう」
そう仙崎にカメラを向けられた瞬間、狼狽えていた隼人にスイッチが入る。
完全に仕事モードになった隼人は、躊躇うことなくバスローブを脱ぎ捨てて産まれたままの姿を仙崎に晒す。
そしておもむろに東屋の手すりに近づくと、身体の曲線を最大に活かし、ギリギリ局部は見えない煽情的なポーズを仙崎に見せる。
「っ――! いいですね、素晴らしい!」
仙崎の興奮した声とともにいくつも光るカメラのフラッシュ。その光を浴びるごとに隼人はモデルとしての在り方を思い出していく。
今回のテーマは仙崎が欲情するような官能的な画像。
指の先端から足先まで神経を張り巡らせ、より魅惑的に匂い立つように振る舞っていく。
太ももや手を使って乳首や大切なところを隠しつつ、わざと僅かな隙間を作って見せてやる。
「ああ、素敵です! 隼人、あなたは最高だ!」
仙崎はカメラのシャッターを切る手を少しも止めない。完全に興奮しきっている。
隼人が彼の股間をチラ見すると、ズボンの上からでもわかるほど勃起している。
全裸の隼人とは違ってしっかりスーツを着用してネクタイまで締めて、傍目から見れば格好良いのに下半身は臨戦態勢。
そんな彼の様子に隼人もぞくぞくと発情していく。
隼人の股間もゆるりと勃ち上がり、息が上がって肌に艶が出始める。
(もっともっと興奮させたいっ……!)
もっと煽ったら彼はどんな反応をするのだろう。いつも隼人の方が我慢の限界を迎えてすがりついていた。これはきっといい機会だ。
隼人は込み上げてきた好奇心を早速実行に移す。
東屋に設置してあるテーブルに軽く腰掛けると、両膝を曲げてM字に開き股間を見せつける。
もはや撮影を嫌がっていた時とは比べ物にならない大胆さに、自分でも内心呆れと羞恥心が浮かんでしまう。
しかしこういうのはその場のノリと衝動に身を委ねてこそ良いものが撮れるものだ。素に戻ってしまったら同じテンションには戻れない。
数え切れないほど連写され、隼人は次のポーズへの移ってもいいと判断してテーブルから降りる。そのままテーブルに手を着いて尻を突き出すと、尻を振って仙崎を煽り、両手で尻肉を割ってみせた。
こうすれば彼の大好きな穴が丸見えだ。
「――――……?」
背後から聞こえていたシャッター音が消えてしまった。
隼人が思わず振り返ると、仙崎は真顔で立っていた。
さすがにこれは下品すぎただろうか。
隼人がやらかしてしまったかと身構えていると、仙崎は荷物置きにしていた椅子に静かにカメラを置く。
「あ、あの、ちょっとやりすぎ――っ!?? ひあああっ!!!」
隼人が尻から手を離そうとした瞬間、隼人の手ごと尻をガシッと掴まれて後孔に熱い肉棒が突っ込まれた。
完勃ちしてバキバキに血管の浮いた剛直が、隼人の肉洞を刺激して犯していく。
「隼人、隼人! 隼人! ふうっ、ふうっ、ああっ! いいっ! 最高だっ!」
「ああっ、あうっ! しゅうじ、さんっ! ああっ!」
慣らしていないのに後孔に液体の感触がある。切れてしまったような痛みはない。きっと彼の我慢汁だろう。
背後から肉食獣のような荒い呼吸が聞こえてくる。
隼人の菊門は仙崎のものの太さに限界まで押し開かれ、中は突然の雄の訪問に驚きながらも絡みついて歓迎していく。
「隼人、隼人! 悪い子だ! 本当に悪い子だ!!」
「ひいっ!! ああっ! ああうっ!! ま、まって――!」
仙崎はバチンッ、バチンッ、と隼人の尻をひっぱたいて軽快な音を響かせる。
そこまで痛いわけじゃない。でも叩かれる衝撃が肉洞に響いて気持ち良さを生み出してしまう。
何よりも隼人は成り行きに頭が追いつかない。
「あんなふうに煽られたら我慢なんて出来ません! 一旦撮影は中断です。大人しく私に襲われなさい! 滅茶苦茶に犯して泣かせます!」
「そんなっ! ひあっ! あっ! ああっ!! ま、動かないで――!」
「無理です」
仙崎は無慈悲にそう告げると、隼人をテーブルに押し付けて腰を激しく振り始める。
いつもは徐々になっていくのに、今日は始めからアクセル全開だ。
奥の壁を滅茶苦茶に突かれ、ぐぽっ、と簡単に突破されてしまう。
「ひいあああっ!! あうっ! ああっ!! んああっ!!」
「ふうっ、ふうっ、気持ち良いでしょう! ほらっ、ほらっ!」
「あっ!! あっ!! あうっ! はげしっ、ああっ!!」
一番深いところに彼の亀頭がハマり、ぐりぐりと腰を回され肉壁の境界でぐぽぐぽと出し入れされる。
意識が飛びそうなほどの強い快感。
強烈な快楽は電流のように駆け巡り、隼人の身体を痙攣させる。
「んあああっ!! ひいっ! んぐっ、ああっ! ああっ!!」
さらに腰を打ち付けられながら乳首を拗られ、陰茎を激しく扱かれる。
少しでも快感を逃したくて、テーブルを爪で引っ掻いて足がピンと張る。だが仙崎に全体重をかけられてピンストンされているのでどうにもならない。
全身のありとあらゆる場所から快楽が生まれ、隼人の脳を沸騰させていく。
駄目だ、耐えられない。
こんなに激しくされたら死んでしまう。
「あうっ! あうっ! ご、こめんなさいっ! 調子に、乗りましたぁっ! 許してえっっ!」
「ダメです。私で遊んだのでしょう? これはキツイお仕置きをしないと。この後の撮影は覚悟してくださいね」
「ひいっ!! あああっ!! ふうっ、んああっ!」
今のこれがお仕置きではないのか?
そう聞きたくても口から出るのは喘ぎ声のみ。
「あああああっ!! んうっ、ひいっ! ああっ!!」
肉洞全体を擦られながら滅茶苦茶に突かれ、隼人は絶頂に駆け上って後孔を収縮させた。
仙崎は、隼人の中の搾り取るような動きをものともせず一番奥を突き上げる。
「っ――――……!!! っあ――――!!!」
「まだ一回目です。隼人がどれだけイったとしても、私がスッキリするまで付き合ってもらいます。いいですね? 分かりましたか?」
「ぁ――……、ぅ――――。わか、た……」
隼人は煽りすぎたことを反省しながら、仙崎への返答を絞り出した。
「でも隼人が素敵だったのは確かです。私を煽るならもう少し加減を覚えて下さい。我慢の限界、許容範囲が私にもありますから。まあ偶にはこういうのも調教のしがいがあって私は楽しいです。隼人はもっと反抗してもいいですよ」
「無理です、勘弁して下さい……」
「青空の下で隼人を見たいと思いまして」
そう笑顔で話す仙崎は、手に真っ赤な麻縄と大きなレンズのカメラを持っている。彼が何をしたいのか簡単に想像のつく代物だ。
「……もしかして撮るの? しかも縛った状態を?」
「はい! ぜひ隼人のことを撮影させて下さい。もちろん嫌なら止めますが、出来れば前向きに考えて欲しい。隼人は以前から魅力的でしたが、ここ最近は更に磨きがかって魅力的になりました。そんな隼人を記録したいんです」
「えー……」
仙崎はまるで少年のように目を輝かせて力説してくるが、隼人は気が進まない。
彼のことはもちろん信用している。
仕事でちょっとエッチさを出した写真も撮ったことがある。
しかしさすがに全裸で緊縛している姿を撮られるのは躊躇ってしまう。
ここは遠回しに嫌だと伝えて断りたい。
「あの、修二さ――――」
「絶対に他人には見せませんから。私が一人で鑑賞して楽しむだけです!」
「!」
隼人は、力強く説得してくる仙崎の言葉に、惹かれるものを聞いてしまった。
「……修二さん、俺のエロ画像見て興奮するの?」
「もちろんです! 私が隼人の写真で自慰するところ見ますか?」
「……んー。気にはなる、かな」
仙崎が隼人のセンシティブな画像を見ながらペニスを扱き、亀頭から白いものを溢れさせる。
そんな想像をしてしまうと隼人にもクるものがある。
「出来れば、出来ればですけど、動画でも撮りたいです。私にはプロのような技術はないので、良い瞬間を撮り逃がすことのないようにカメラを回したいんです。厳重に管理しますからここはどうかお願いします!」
「うーん……」
ここまで必死になる仙崎はなかなか見られない。
彼が変態で性癖を拗らせていることを隼人は身をもって知っている。数々のレベルの高い行為を前にして初めは若干引きつつも、結局は言いくるめられて快楽に流されて受け入れてしまう。それがいつものパターン。
だがさすがに今回は折れたくない。やりたくない。撮られるとかあり得ないと思っているのだが……。
自然と仙崎の持つカメラに目がいってしまう。
甘く蕩けた日々の中で忘れてしまった以前の日常。
隼人はこのレンズに写るために苦労してきた。
一秒でも長く、一枚でも多く、と飢えていた若いあの頃。
人気が出てきた後も油断することなく、生き残ってやると足掻いて何時だってカメラを意識していた。
「……」
万が一を考えれば撮らせるわけにはいかない。
常識的に考えれば当たり前だ。
当たり前なのだが……。
芸能人として生きてきた精神が、撮られたい、挑戦したい、と訴えてくる。
見るもの全てを欲情させるような卑猥で淫靡でいかがわしい、けれど美しさも魅力も確かにある、そんな作品を撮れる気がしてならないのだ。
「……絶対に誰にも見せない?」
「もちろんです。これは私と隼人だけの秘め事ですから」
隼人は一つ息を吐くと、仙崎をしっかり見据えて腹をくくった。
「わかった。いいよ、やろう」
「ありがとうございます!」
「やるからには最高のものを撮ろう。て言ってもほとんど修二さんがメインで動くことになるね。俺が口出せるのはカメラの角度とか光の差し込み具合とか簡単なことしかないけど」
「いいえ、きっと隼人のアドバイスがあれば素晴らしいものが撮れるでしょう!」
「さて、じゃあやってみますか」
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明るくて自然な太陽の光。
髪や頬を撫でる風。
青々とした木々に緑の芝生。
どこからか聞こえてくる鳥の鳴き声。
「――――……」
隼人は庭に一歩足を踏み出した途端に固まってしまう。
ずっと地下室で生活していたせいで、感じるもの全てに少しの恐怖を覚える。
隼人は仙崎に着せられたバスローブの上から己の身体を抱き締めた。引きこもっていると外が怖くなると言うがあれは本当だった。
「おいで隼人。大丈夫ですよ」
「……うん」
隼人は戸惑いを隠しきれないまま仙崎の手を取ると、広大な庭のさらに奥へと進んで西洋風の東屋に案内された。
白くてオシャレな東屋は、木々に囲まれて静謐な雰囲気を出している。
覚悟は決めたが、こんな綺麗で品のある場所で淫らな行為に及ぶのは気が引けてしまう。
隼人が戸惑っている間に、仙崎はテキパキと照明やカメラを用意していく。
「まずは縛る前の撮らせてください。ポーズは隼人にお任せします」
「――――、うん、やろう」
そう仙崎にカメラを向けられた瞬間、狼狽えていた隼人にスイッチが入る。
完全に仕事モードになった隼人は、躊躇うことなくバスローブを脱ぎ捨てて産まれたままの姿を仙崎に晒す。
そしておもむろに東屋の手すりに近づくと、身体の曲線を最大に活かし、ギリギリ局部は見えない煽情的なポーズを仙崎に見せる。
「っ――! いいですね、素晴らしい!」
仙崎の興奮した声とともにいくつも光るカメラのフラッシュ。その光を浴びるごとに隼人はモデルとしての在り方を思い出していく。
今回のテーマは仙崎が欲情するような官能的な画像。
指の先端から足先まで神経を張り巡らせ、より魅惑的に匂い立つように振る舞っていく。
太ももや手を使って乳首や大切なところを隠しつつ、わざと僅かな隙間を作って見せてやる。
「ああ、素敵です! 隼人、あなたは最高だ!」
仙崎はカメラのシャッターを切る手を少しも止めない。完全に興奮しきっている。
隼人が彼の股間をチラ見すると、ズボンの上からでもわかるほど勃起している。
全裸の隼人とは違ってしっかりスーツを着用してネクタイまで締めて、傍目から見れば格好良いのに下半身は臨戦態勢。
そんな彼の様子に隼人もぞくぞくと発情していく。
隼人の股間もゆるりと勃ち上がり、息が上がって肌に艶が出始める。
(もっともっと興奮させたいっ……!)
もっと煽ったら彼はどんな反応をするのだろう。いつも隼人の方が我慢の限界を迎えてすがりついていた。これはきっといい機会だ。
隼人は込み上げてきた好奇心を早速実行に移す。
東屋に設置してあるテーブルに軽く腰掛けると、両膝を曲げてM字に開き股間を見せつける。
もはや撮影を嫌がっていた時とは比べ物にならない大胆さに、自分でも内心呆れと羞恥心が浮かんでしまう。
しかしこういうのはその場のノリと衝動に身を委ねてこそ良いものが撮れるものだ。素に戻ってしまったら同じテンションには戻れない。
数え切れないほど連写され、隼人は次のポーズへの移ってもいいと判断してテーブルから降りる。そのままテーブルに手を着いて尻を突き出すと、尻を振って仙崎を煽り、両手で尻肉を割ってみせた。
こうすれば彼の大好きな穴が丸見えだ。
「――――……?」
背後から聞こえていたシャッター音が消えてしまった。
隼人が思わず振り返ると、仙崎は真顔で立っていた。
さすがにこれは下品すぎただろうか。
隼人がやらかしてしまったかと身構えていると、仙崎は荷物置きにしていた椅子に静かにカメラを置く。
「あ、あの、ちょっとやりすぎ――っ!?? ひあああっ!!!」
隼人が尻から手を離そうとした瞬間、隼人の手ごと尻をガシッと掴まれて後孔に熱い肉棒が突っ込まれた。
完勃ちしてバキバキに血管の浮いた剛直が、隼人の肉洞を刺激して犯していく。
「隼人、隼人! 隼人! ふうっ、ふうっ、ああっ! いいっ! 最高だっ!」
「ああっ、あうっ! しゅうじ、さんっ! ああっ!」
慣らしていないのに後孔に液体の感触がある。切れてしまったような痛みはない。きっと彼の我慢汁だろう。
背後から肉食獣のような荒い呼吸が聞こえてくる。
隼人の菊門は仙崎のものの太さに限界まで押し開かれ、中は突然の雄の訪問に驚きながらも絡みついて歓迎していく。
「隼人、隼人! 悪い子だ! 本当に悪い子だ!!」
「ひいっ!! ああっ! ああうっ!! ま、まって――!」
仙崎はバチンッ、バチンッ、と隼人の尻をひっぱたいて軽快な音を響かせる。
そこまで痛いわけじゃない。でも叩かれる衝撃が肉洞に響いて気持ち良さを生み出してしまう。
何よりも隼人は成り行きに頭が追いつかない。
「あんなふうに煽られたら我慢なんて出来ません! 一旦撮影は中断です。大人しく私に襲われなさい! 滅茶苦茶に犯して泣かせます!」
「そんなっ! ひあっ! あっ! ああっ!! ま、動かないで――!」
「無理です」
仙崎は無慈悲にそう告げると、隼人をテーブルに押し付けて腰を激しく振り始める。
いつもは徐々になっていくのに、今日は始めからアクセル全開だ。
奥の壁を滅茶苦茶に突かれ、ぐぽっ、と簡単に突破されてしまう。
「ひいあああっ!! あうっ! ああっ!! んああっ!!」
「ふうっ、ふうっ、気持ち良いでしょう! ほらっ、ほらっ!」
「あっ!! あっ!! あうっ! はげしっ、ああっ!!」
一番深いところに彼の亀頭がハマり、ぐりぐりと腰を回され肉壁の境界でぐぽぐぽと出し入れされる。
意識が飛びそうなほどの強い快感。
強烈な快楽は電流のように駆け巡り、隼人の身体を痙攣させる。
「んあああっ!! ひいっ! んぐっ、ああっ! ああっ!!」
さらに腰を打ち付けられながら乳首を拗られ、陰茎を激しく扱かれる。
少しでも快感を逃したくて、テーブルを爪で引っ掻いて足がピンと張る。だが仙崎に全体重をかけられてピンストンされているのでどうにもならない。
全身のありとあらゆる場所から快楽が生まれ、隼人の脳を沸騰させていく。
駄目だ、耐えられない。
こんなに激しくされたら死んでしまう。
「あうっ! あうっ! ご、こめんなさいっ! 調子に、乗りましたぁっ! 許してえっっ!」
「ダメです。私で遊んだのでしょう? これはキツイお仕置きをしないと。この後の撮影は覚悟してくださいね」
「ひいっ!! あああっ!! ふうっ、んああっ!」
今のこれがお仕置きではないのか?
そう聞きたくても口から出るのは喘ぎ声のみ。
「あああああっ!! んうっ、ひいっ! ああっ!!」
肉洞全体を擦られながら滅茶苦茶に突かれ、隼人は絶頂に駆け上って後孔を収縮させた。
仙崎は、隼人の中の搾り取るような動きをものともせず一番奥を突き上げる。
「っ――――……!!! っあ――――!!!」
「まだ一回目です。隼人がどれだけイったとしても、私がスッキリするまで付き合ってもらいます。いいですね? 分かりましたか?」
「ぁ――……、ぅ――――。わか、た……」
隼人は煽りすぎたことを反省しながら、仙崎への返答を絞り出した。
「でも隼人が素敵だったのは確かです。私を煽るならもう少し加減を覚えて下さい。我慢の限界、許容範囲が私にもありますから。まあ偶にはこういうのも調教のしがいがあって私は楽しいです。隼人はもっと反抗してもいいですよ」
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