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今回の映画の舞台は海沿いの小さな町。
都会の学校から転校してきたヒロインと、田舎でワルを気取る不良少年とのラブストーリー。
夕日が差し込む教室はオレンジ色に染まり、二人の関係の終わりを告げている。
『おれ、やっぱりお前のことが好きなんだ』
『お前と過ごした毎日はキラキラしてて、いつも楽しくて――』
『ここでなら笑えたんだろ! 東京に帰るなんて言うなよ……』
初めは反発しあっていたが徐々に惹かれ合い、お互いの弱さと痛みを知って愛へと変わるそんな物語。
藤村隼人の演じる少年は、諦めと衰退を受け入れた周囲の大人達に苛立ちを隠せない。そして自分も何かを成せるわけでもなく、平凡であることを自覚しながらそんな自身に嫌悪してもがいている最中だった。
そんなもどかしい毎日が繰り返されるなかで出会うヒロイン。誰よりも美しく聡明で負けん気も強い彼女は、停滞しているこの町に新しい風を吹かせていく。
彼女を中心にだんだんと町に活気が出始め誰もが彼女を頼り始めるが、彼女が誰にも言えずにいる心の傷に少年だけが気づく。
隼人は自分も町も救ってくれた彼女を救いたい。
誰も気づいていない彼女の痛みに寄り添い、そしていつまでも一緒に――。
「はいカット! オッケーです! 今日の撮影はここまでになります。本日もお疲れ様でした!」
軽い拍子木の音と共に監督の声が隼人の心を現実に戻させる。
(……あれ? ええっと、少年の人生はお芝居だった。なら俺は今『誰』になれば……)
役が抜けた瞬間に訪れる地に足がついていないような、自己の輪郭が曖昧になるようなこの感覚。
スタッフたちがそれぞれ移動し、騒がしく小走りに駆けていく姿を隼人はぼんやりと俯瞰している。
忙しなく動いているスタッフたちは口々に隼人を称賛していく。
感動してマジ泣きしちゃいました!
ほんとに格好良かったです!
胸がきゅんきゅんしました!
などと声をかけてすぐに自分達の仕事に戻っていく。
「隼人さん! ありがとうございます!」
声をかけられた方へ顔を向けると、ヒロイン役の女性がいた。彼女は人気アイドルグループに所属していて、アイドルから役者へ活動の場を広げようとしている人物だ。
「今日ついにクライマックスに向かう大事なシーンに入るから緊張してて、でも隼人さんの演技がすごくて私もつられて役に入り込めました!」
隼人はやっと今の状況を理解すると、すかさず『俳優の藤村隼人』のスイッチを入れる。
「そんなふうに言ってもらえて僕も嬉しいです。あともう少しで終わってしまうのは少し寂しいけど、最後までお互いに頑張りましょう!」
「はい! よろしくお願いします!」
隼人の『藤村隼人』という仮面は、優しくて多くの人に受け入れられるカッコいい人を目指して作ったキャラだ。
はじめは上手く世渡りするためだけの仮面だったのに、いつのまにか世間の評価がどんどん上がって、まるで物語に出てくる優しい王子様みたいな人物だと思われている。過剰な期待は勘弁して欲しいのだが、それで売れているのだから続けるしかない。
爽やかな笑顔で人当たりの良い言葉を使い、茫然自失となっていたことは悟らせない。それだけ役に入り込んで一つの人生を表現できているということだが、弱点になりそうなところは見せられない。
世間からの人気と芝居の技術、両方とも落とすことは出来ない。
どちらかだけでは仕事はこないのだ。
この人気を維持して業界で生き残るためにも、どちらも完璧にこなさなければならない。
(正直なところ俺今年で二十五だし学生役はもうキツいんだけどね)
かと言って断れば別の人間に仕事がまわってしまう。
他人に取られるぐらいなら全て引き受けるのが隼人のポリシー。
隼人は本音を隠して彼女のために笑顔をキープする。
そろそろいいかな、そんな考えが浮かんだ矢先に体の奥底から熱が湧き上がってくる感覚を覚える。
この感じはまずい。
一人にならないと
不自然にならないように目の前にいる彼女から視線をそらして、視覚に情報が入らないように対処する。
「あの、藤村さん。よかったらこの後、ご飯一緒に行きませんか? 撮影が終わったら会える機会が減っちゃうし、芝居のこととかアドバイスもらえたらなって」
一番良くないタイミングで食事のお誘いを受けて、つい彼女に目を向けてしまう。
彼女は頬にかかる髪を耳にかけて、あらゆる期待を込めてこちらを見つめてくる。
綺麗な艶のある黒髪。
色白の肌に大きな瞳。
すらりとした細い手足。
(それはダメだ!)
隼人は『俳優の藤村隼人』という役を総動員して自分の思考を無理矢理にでも抑え込む。膨れ上がった衝動を無理やり押さえつけながら、誘ってきた相手を不快にさせないうまい言い訳を組み立てる。
「ごめんね。これからマネージャーのお見舞いに行くつもりなんだ」
「あ、そっか。マネージャーさん事故で入院中なんでしたけ」
「うん。心配してたから無事に撮影が終わりそうなことを伝えに行きたくて」
隼人は心の中で謝りながらマネージャーの怪我を言い訳にしてこの場を切り抜ける。
「わかりました。それじゃあまた今度誘ってもいいですか?」
「もちろんだよ。ありがとうね」
名残惜しそうな彼女に、残念そうな表情を混ぜた爽やか笑顔を出してその場を後にした。隼人はそのままスタッフからの挨拶も無難にこなして、足早にスタジオから離れたトイレの個室に駆け込んだ。
「っ――。」
慌ただしくトイレの鍵を閉め、ズボンのボタンを外してファスナーを下ろし、下着から自分のものを取り出す。
すっかり勃起してしまっているそれは、先端から先走りが溢れはじめている。
「ああ、もうっ! なんでいつもこうなるんだよ……」
隼人はトイレの壁に背中を預け、衣装を汚さないようにワイシャツの裾を口で咥えて硬くなっているそれを右手でなぐさめはじめる。
「うっ……、んっ、んうっ……ふっう」
隼人にとって撮影が終わると必ず訪れる悪夢。隼人は演技が終わると性欲が高まり、処理しないと収まらないのだ。
決して共演した女優や女性スタッフに無意識に好意をもっていたわけではなく、撮影が終わり現実に引き戻されると同時に情欲のスイッチが入ってしまう。そしてスイッチが入った状態で視界に女性が入ってしまうと、その人を性の対象として見てしまいますます燃え上がっていく。隼人は仕事終わりにいつも自分の性欲に振り回されていた。
「ふうっ、んっ……、んっ……」
溢れた先走りが隼人の手を濡らし、くちゅくちゅと卑猥な音がトイレの個室に響く。
もはや隼人の脳内にはこの昂りを早く解放したいという考えしかない。とにかく快感を求めて右手を上下に動かす。
もっと、もっと気持ちよく、最高に熱く。
「うっ……、んっ……、んんっ、んっ」
興奮が頂点にいたり、隼人の手のひらにドロリとした白濁が吐き出される。
「はあっ、はあっ、んっ、ふうっ」
隼人は荒い息を整えて、トイレットぺーバーで手のひらを拭う。まだ物足りなさはあるものの理性が戻ってきた頭には、後悔や罪悪感、焦燥感が一気に押し寄せてくる。
……またやってしまった。
このやっかいな興奮を何度も耐えようとした。でも現実はこうしてトイレや楽屋に駆け込んで処理をしている。
なんで、こうなるんだ。
もし、万が一、共演者やスタッフに手を出してしまうようなことがあったら……。
その先は真っ暗で絶望的な未来しかない。
俳優という職業は隼人にとって天職だ。
さまざまな役を演じることは、自分とはまったく違う他人の人生を生きるようでとても魅了された。
役に入り込み過ぎて自分が誰かわからなくなると不安に駆られるが、けれどそんな作品ほど評価は高く賞を貰うことが多くて認められることが嬉しかった。
この世界で生き残るためにたくさん努力してきた。
これからも色んな役を演じてみたい。
でももう潮時だ。
もし犯罪を起こしてしまったら、被害者を出してしまったら、あらゆる人に迷惑をかけ不幸にし人生を狂わせてしまう。
「……俺だって未練がないわけじゃない」
隼人から芝居をすることを取ったら何も残らない。しかし、“もしも”を起こしてしまう前に身を引かなければ。
隼人はトイレのレバーを引いて水を流す。
その流れを最後まで見てそして覚悟を決める。
今回の作品を最後に芸能界を引退しよう。
それしかもう道はない。
都会の学校から転校してきたヒロインと、田舎でワルを気取る不良少年とのラブストーリー。
夕日が差し込む教室はオレンジ色に染まり、二人の関係の終わりを告げている。
『おれ、やっぱりお前のことが好きなんだ』
『お前と過ごした毎日はキラキラしてて、いつも楽しくて――』
『ここでなら笑えたんだろ! 東京に帰るなんて言うなよ……』
初めは反発しあっていたが徐々に惹かれ合い、お互いの弱さと痛みを知って愛へと変わるそんな物語。
藤村隼人の演じる少年は、諦めと衰退を受け入れた周囲の大人達に苛立ちを隠せない。そして自分も何かを成せるわけでもなく、平凡であることを自覚しながらそんな自身に嫌悪してもがいている最中だった。
そんなもどかしい毎日が繰り返されるなかで出会うヒロイン。誰よりも美しく聡明で負けん気も強い彼女は、停滞しているこの町に新しい風を吹かせていく。
彼女を中心にだんだんと町に活気が出始め誰もが彼女を頼り始めるが、彼女が誰にも言えずにいる心の傷に少年だけが気づく。
隼人は自分も町も救ってくれた彼女を救いたい。
誰も気づいていない彼女の痛みに寄り添い、そしていつまでも一緒に――。
「はいカット! オッケーです! 今日の撮影はここまでになります。本日もお疲れ様でした!」
軽い拍子木の音と共に監督の声が隼人の心を現実に戻させる。
(……あれ? ええっと、少年の人生はお芝居だった。なら俺は今『誰』になれば……)
役が抜けた瞬間に訪れる地に足がついていないような、自己の輪郭が曖昧になるようなこの感覚。
スタッフたちがそれぞれ移動し、騒がしく小走りに駆けていく姿を隼人はぼんやりと俯瞰している。
忙しなく動いているスタッフたちは口々に隼人を称賛していく。
感動してマジ泣きしちゃいました!
ほんとに格好良かったです!
胸がきゅんきゅんしました!
などと声をかけてすぐに自分達の仕事に戻っていく。
「隼人さん! ありがとうございます!」
声をかけられた方へ顔を向けると、ヒロイン役の女性がいた。彼女は人気アイドルグループに所属していて、アイドルから役者へ活動の場を広げようとしている人物だ。
「今日ついにクライマックスに向かう大事なシーンに入るから緊張してて、でも隼人さんの演技がすごくて私もつられて役に入り込めました!」
隼人はやっと今の状況を理解すると、すかさず『俳優の藤村隼人』のスイッチを入れる。
「そんなふうに言ってもらえて僕も嬉しいです。あともう少しで終わってしまうのは少し寂しいけど、最後までお互いに頑張りましょう!」
「はい! よろしくお願いします!」
隼人の『藤村隼人』という仮面は、優しくて多くの人に受け入れられるカッコいい人を目指して作ったキャラだ。
はじめは上手く世渡りするためだけの仮面だったのに、いつのまにか世間の評価がどんどん上がって、まるで物語に出てくる優しい王子様みたいな人物だと思われている。過剰な期待は勘弁して欲しいのだが、それで売れているのだから続けるしかない。
爽やかな笑顔で人当たりの良い言葉を使い、茫然自失となっていたことは悟らせない。それだけ役に入り込んで一つの人生を表現できているということだが、弱点になりそうなところは見せられない。
世間からの人気と芝居の技術、両方とも落とすことは出来ない。
どちらかだけでは仕事はこないのだ。
この人気を維持して業界で生き残るためにも、どちらも完璧にこなさなければならない。
(正直なところ俺今年で二十五だし学生役はもうキツいんだけどね)
かと言って断れば別の人間に仕事がまわってしまう。
他人に取られるぐらいなら全て引き受けるのが隼人のポリシー。
隼人は本音を隠して彼女のために笑顔をキープする。
そろそろいいかな、そんな考えが浮かんだ矢先に体の奥底から熱が湧き上がってくる感覚を覚える。
この感じはまずい。
一人にならないと
不自然にならないように目の前にいる彼女から視線をそらして、視覚に情報が入らないように対処する。
「あの、藤村さん。よかったらこの後、ご飯一緒に行きませんか? 撮影が終わったら会える機会が減っちゃうし、芝居のこととかアドバイスもらえたらなって」
一番良くないタイミングで食事のお誘いを受けて、つい彼女に目を向けてしまう。
彼女は頬にかかる髪を耳にかけて、あらゆる期待を込めてこちらを見つめてくる。
綺麗な艶のある黒髪。
色白の肌に大きな瞳。
すらりとした細い手足。
(それはダメだ!)
隼人は『俳優の藤村隼人』という役を総動員して自分の思考を無理矢理にでも抑え込む。膨れ上がった衝動を無理やり押さえつけながら、誘ってきた相手を不快にさせないうまい言い訳を組み立てる。
「ごめんね。これからマネージャーのお見舞いに行くつもりなんだ」
「あ、そっか。マネージャーさん事故で入院中なんでしたけ」
「うん。心配してたから無事に撮影が終わりそうなことを伝えに行きたくて」
隼人は心の中で謝りながらマネージャーの怪我を言い訳にしてこの場を切り抜ける。
「わかりました。それじゃあまた今度誘ってもいいですか?」
「もちろんだよ。ありがとうね」
名残惜しそうな彼女に、残念そうな表情を混ぜた爽やか笑顔を出してその場を後にした。隼人はそのままスタッフからの挨拶も無難にこなして、足早にスタジオから離れたトイレの個室に駆け込んだ。
「っ――。」
慌ただしくトイレの鍵を閉め、ズボンのボタンを外してファスナーを下ろし、下着から自分のものを取り出す。
すっかり勃起してしまっているそれは、先端から先走りが溢れはじめている。
「ああ、もうっ! なんでいつもこうなるんだよ……」
隼人はトイレの壁に背中を預け、衣装を汚さないようにワイシャツの裾を口で咥えて硬くなっているそれを右手でなぐさめはじめる。
「うっ……、んっ、んうっ……ふっう」
隼人にとって撮影が終わると必ず訪れる悪夢。隼人は演技が終わると性欲が高まり、処理しないと収まらないのだ。
決して共演した女優や女性スタッフに無意識に好意をもっていたわけではなく、撮影が終わり現実に引き戻されると同時に情欲のスイッチが入ってしまう。そしてスイッチが入った状態で視界に女性が入ってしまうと、その人を性の対象として見てしまいますます燃え上がっていく。隼人は仕事終わりにいつも自分の性欲に振り回されていた。
「ふうっ、んっ……、んっ……」
溢れた先走りが隼人の手を濡らし、くちゅくちゅと卑猥な音がトイレの個室に響く。
もはや隼人の脳内にはこの昂りを早く解放したいという考えしかない。とにかく快感を求めて右手を上下に動かす。
もっと、もっと気持ちよく、最高に熱く。
「うっ……、んっ……、んんっ、んっ」
興奮が頂点にいたり、隼人の手のひらにドロリとした白濁が吐き出される。
「はあっ、はあっ、んっ、ふうっ」
隼人は荒い息を整えて、トイレットぺーバーで手のひらを拭う。まだ物足りなさはあるものの理性が戻ってきた頭には、後悔や罪悪感、焦燥感が一気に押し寄せてくる。
……またやってしまった。
このやっかいな興奮を何度も耐えようとした。でも現実はこうしてトイレや楽屋に駆け込んで処理をしている。
なんで、こうなるんだ。
もし、万が一、共演者やスタッフに手を出してしまうようなことがあったら……。
その先は真っ暗で絶望的な未来しかない。
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さまざまな役を演じることは、自分とはまったく違う他人の人生を生きるようでとても魅了された。
役に入り込み過ぎて自分が誰かわからなくなると不安に駆られるが、けれどそんな作品ほど評価は高く賞を貰うことが多くて認められることが嬉しかった。
この世界で生き残るためにたくさん努力してきた。
これからも色んな役を演じてみたい。
でももう潮時だ。
もし犯罪を起こしてしまったら、被害者を出してしまったら、あらゆる人に迷惑をかけ不幸にし人生を狂わせてしまう。
「……俺だって未練がないわけじゃない」
隼人から芝居をすることを取ったら何も残らない。しかし、“もしも”を起こしてしまう前に身を引かなければ。
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