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おせんたく
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僕はかっこいいヒーローだ!困ってる人を助けるすごいヒーローなんだ!
「ねぇママ?なにかおてつだいするよ!ぼくはヒーローだからなんでもできちゃう!」
「じゃあ、お洗濯をお願いしようかしら?お洋服のたたみ方はね」
「だいじょうぶ!ぜんぶじぶんでできるよ!だってぼくは、なんでもできるヒーローだから!」
ヒーローにかかればお洗濯もおてのもの、どんどんどんどん畳んで畳んであっという間に終わっちゃった!
「ママ!ぜんぶおわったよ!」
「あら…ありがとう助かったわ。机におやつとジュースを用意したからお食べ」
えっへん!また1つ良いことをしちゃった!かっこいいヒーローになってきてるなぼく。
「おやつもジュースもたくさんたべちゃった…そうだ!のこりはママにあげよう!ぼくってやさしいなぁ」
おやつとジュースを持ってお洗濯の部屋に行った僕くん。そこでお母さんは何故か僕くんが畳んだ洗濯物をもう1度畳んでいました。
「ママ、どうしてぼくがしたのにまたたたんでるの?」
「僕くん、お母さんお手伝いしてくれたのはとっても嬉しいんだけど急いでやったからぐちゃぐちゃだったの、次は畳み方をきちんと聞いてからしましょ。」
僕くんはそれを聞いていらいらしました!
「なんだよ!おてつだいできてないの!じゃましただけじゃん!ジャマするのはヒーローじゃない!!」
僕くんは困ったひとを助けるはずのかっこいいヒーローが邪魔をしてしまった自分自身にイライラしていたのです。
「僕くん、お母さんは優しいヒーローに手伝ってもらえたからその気持ちだけで十分うれしい。」
「やさしくても、ヒーローはカンペキじゃなきゃかっこよくない…。」
僕くんは完璧なかっこいいヒーローになれなくて涙がポロリと溢れてしまいました。
「次、がんばれば良いのよ。ねっ?」
「…うん。」
僕くんは次の日からお母さんと一緒にお洗濯の練習をしました。
「ぼくはおせんたくもできるかっこいいヒーローになるんだ!」
「ねぇママ?なにかおてつだいするよ!ぼくはヒーローだからなんでもできちゃう!」
「じゃあ、お洗濯をお願いしようかしら?お洋服のたたみ方はね」
「だいじょうぶ!ぜんぶじぶんでできるよ!だってぼくは、なんでもできるヒーローだから!」
ヒーローにかかればお洗濯もおてのもの、どんどんどんどん畳んで畳んであっという間に終わっちゃった!
「ママ!ぜんぶおわったよ!」
「あら…ありがとう助かったわ。机におやつとジュースを用意したからお食べ」
えっへん!また1つ良いことをしちゃった!かっこいいヒーローになってきてるなぼく。
「おやつもジュースもたくさんたべちゃった…そうだ!のこりはママにあげよう!ぼくってやさしいなぁ」
おやつとジュースを持ってお洗濯の部屋に行った僕くん。そこでお母さんは何故か僕くんが畳んだ洗濯物をもう1度畳んでいました。
「ママ、どうしてぼくがしたのにまたたたんでるの?」
「僕くん、お母さんお手伝いしてくれたのはとっても嬉しいんだけど急いでやったからぐちゃぐちゃだったの、次は畳み方をきちんと聞いてからしましょ。」
僕くんはそれを聞いていらいらしました!
「なんだよ!おてつだいできてないの!じゃましただけじゃん!ジャマするのはヒーローじゃない!!」
僕くんは困ったひとを助けるはずのかっこいいヒーローが邪魔をしてしまった自分自身にイライラしていたのです。
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「やさしくても、ヒーローはカンペキじゃなきゃかっこよくない…。」
僕くんは完璧なかっこいいヒーローになれなくて涙がポロリと溢れてしまいました。
「次、がんばれば良いのよ。ねっ?」
「…うん。」
僕くんは次の日からお母さんと一緒にお洗濯の練習をしました。
「ぼくはおせんたくもできるかっこいいヒーローになるんだ!」
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