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第三章『身代わり王 』
解説 エンメルカル
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エンメルカルは古代の王です。
アラッタの王と謎々勝負に勝ち、文字を開発した賢者としての性質が強い王です。
彼はアラッタという都市 (もちろん本作中のアラッタとは何も関係ありません)に降伏勧告をしますが、使者が自分の言葉を覚えられなかったため、業を煮やした彼は粘土板を作成し使者に持たせます。
まあそもそも覚えられるくらい短い文言にすればいいと思うのですが王様というのはどいつもこいつも見栄っ張りなのでしょう。
それはともかく歴史的な文字の発明とはおおきくかけ離れているでしょうが、文字が作られた伝説としては極めて貴重な価値を持ちます。
なにしろ最古の神話の最古の文字の発明かもしれませんから。
もしもメソポタミア文明が現存していれば、他文明の文字開発神話に対して、『は? うちの方が古いですけど?』などとマウントを取っていたことでしょう。
アラッタの王と謎々勝負に勝ち、文字を開発した賢者としての性質が強い王です。
彼はアラッタという都市 (もちろん本作中のアラッタとは何も関係ありません)に降伏勧告をしますが、使者が自分の言葉を覚えられなかったため、業を煮やした彼は粘土板を作成し使者に持たせます。
まあそもそも覚えられるくらい短い文言にすればいいと思うのですが王様というのはどいつもこいつも見栄っ張りなのでしょう。
それはともかく歴史的な文字の発明とはおおきくかけ離れているでしょうが、文字が作られた伝説としては極めて貴重な価値を持ちます。
なにしろ最古の神話の最古の文字の発明かもしれませんから。
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