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第一章 迷宮へと挑む
解説 障害者について
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メソポタミアの障害者について解説します。
メソポタミアの神話には障害者が生まれたことについても言及があります。
ニンフルサグ神が障害のある人間を作り、エンキ神がその人々にも仕事を割り振る、というものです。
その影響で当時の王族階級の人々も精神や肉体に障害を持つ人々を雇うことはあったようです。つまり神々が定めた仕事の通り、人々に仕事を与えるということ、である種の障害者雇用促進といえるでしょう。
障害者を近くに傍らに置くことで自らの偉大さを喧伝する意味合いもあったかもしれませんが、雇用された人々にとって雇用主の心情を必要以上に類推する意味はなかったでしょう。
これは後年のヨーロッパにおいても宮廷道化師という役職として残っていくことになります。
遠巻きに眺めるでも憐れむでもなく、ともにあるための指針を示すというのは我々も見習うべきかもしれません。
メソポタミアの神話には障害者が生まれたことについても言及があります。
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