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第五章
414 絶望への門
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セイノス教において信徒や信徒が救った魔物が楽園に旅立つことは確定事項であるが、楽園に旅立てなかった者がどうなるかということは永遠の命題である。
聖典にはただ、苦しみを味わい続けることになる、とだけ記されている。だからこそ想像を掻き立て、議論が重ねられるのだろう。
ある者は火で焼かれると言い、またある者は生きたまま土の中に閉じ込められると言い、またある者は悪魔に体を貪られ続けると言う。
が、しかし今から百年ほど前にチェンという絵師はその回答の一つにたどり着いたとさえ言われている。
その絵師は絶望への門という題名の絵を完成させ、おぞましさのあまり見た瞬間に気絶する者が後を絶たなかったが、同時に見る者を惹きつけた。
ありとあらゆる冒涜と背信、苦難と憎悪、災厄と破滅。それらすべてが余すところなく収められたその絵画は信徒の心を強く戒めると評価され、不朽の名作として語り継がれることになった。
だがその絵をじかに見たことがあり、この要塞攻めに参加したある司祭はこう述べた。
「チェンは絶望を描くつもりで誤って希望を描いてしまったのだ。この眼前に広がる光景はあの絵画よりもはるかに楽園から遠い場所にある」
その絵画と同じ名前が付けられたこの要塞はまさに想像以上の恐怖だったのだろう。
霰のように降り注ぐ大岩。雷が間近で落ちたような轟音。炎を吹き出す小さな玉。
極めつけは悪魔の呪いだ。
体には傷一つついていないのに、喉をおさえ、唇を紫色にして溺れるように空気を求め絶命する信徒が多すぎる。恐るべき悪魔の呪いについ後ずさりそうになる。
これだけでも悪夢のようだが、しかしまだ本番でさえない。
ようやく障害を乗り越え、そこに待つのは巨大な要塞である。
岩の門をたたけどもひびが入るだけ。壁をよじ登ろうにもあらかじめ用意してあった梯子は壁の半分の高さにさえ届かない。
一体どのような悪魔ならこんな壁が作れるのだろうか。
そしてその壁の上から神に仇なすものから放たれた武器が雨のように降り注ぐ。
あまりにもあまりだ。
こんな、これほどの――――穢れた兵器に受けて楽園に旅立てるのだろうか。
セイノス教徒は死を恐れない。それは死という現象が不可避である状況でさえも変わらない。
彼女らが恐れるのは救われないというただ一点。兵器で命を落とすことよりも、兵器のせいで穢れてしまい、楽園に旅立てないことをはるかに恐れている。
普段ならば命を落としても誰かに祈りを捧げられ、最後に銀の聖女が蟻を倒せば楽園に旅立てる、という論法を信じることができただろうが、未知の兵器と巨大な要塞、そしてあまりにも多い犠牲者を前にして躊躇いを感じていた。
「大司教様。……これ以上は……」
「ぐ……」
大司教は彼女が慈しむべき信徒の死体で埋め尽くされた大地を見て口の端から血を流していた。
辺りには煙と血の臭いが充満し、とてもこの場に長々といては気がふれてしまいそうだが大司教はそれよりも激しい怒りでその場に立ち尽くしていた。
ここまでの犠牲を出しておきながらのうのうと引き下がることは屈辱以外の何物でもないが、それでも決断しなければならなかった。
「総員撤退せよ!」
撤退の太鼓がなる。……だがその指示に従った信徒は多くなかった。命令に従わないのではなく、単純に生きている数が少なすぎたのだ。
血で真っ赤に染まった大地にはやがて動く者はただ風に揺られるわずかに残った草だけだった。
「大司教様……」
「心配する必要はない。まだまだ後続は来る。それまで我らは陣営を立て直す。すべての責は私が持つ。存分にその職務を果たせ」
怒りに震えながらも凛として言い切る大司教。遊んで暮らしながらたどり着ける地位ではないのだ。
大司教の迫力はうなだれていた信徒さえも動かし、活気を取り戻し始めていた。
「大司教様! 大変です!」
「何事だ!」
「それが……後続の、食料を運んでいた部隊が……」
言い終える前に何が起こったのかは理解せざるを得なかった。
この日、大司教率いるセイノス教徒が失った信徒は十万人を超える。さらに、草原を不法に占拠する魔物からの襲撃を受け、大部分の食料を失うことになった。
打って変わってこちらはエミシの陣営。
死傷者はゼロ。軽傷者は数人いるものの、すべて事故であり、戦闘による負傷ではない。
そして、クワイの後続部隊を襲った魔物は当然ながらエミシと連動したアンティ同盟の計画的な攻撃だった。アンティ同盟お得意の敵の食料を奪って作戦継続を困難にさせるのだ。しかも食料をただ壊したのでなく、奪ったのだ。ヒトモドキはその違いを理解できないだろうけど、食料が増えればそれだけこっちは楽になる。
やっぱ現地調達最高。
「そっちの首尾はどうだったティウ」
ヒトモドキの攻撃を完全に跳ね返し、勝利したからこそ現状を把握しておくことが大事だ。アンティ同盟のパイプ役であるマーモットの神官長ティウとの会話は欠かせない。
「少しばかり予定外の事態が起こりましたが、目標は達成できました。奴らは食うに困るでしょう。そちらはどうでしたかな?」
「すべて予定通りだよな? 七海」
「万事つつがなく」
この要塞の防衛指揮官は七海だ。
要塞の設計から武器の配置、それらをきっちりと決めてなおかつ部下にも役割を伝えていた。防衛は突飛な発想よりも堅実な計画を進めることが重要で、七海には向いている。
「どうやら大岩を飛ばす方法があるようですが……あれはいったい何ですかな?」
「大砲だよ。強いだろ?」
地球で作られる大砲には当然金属が欠かせない。
ただしこの世界は妙に金属が少ないせいで大量生産ができない。なので以前の虎崩しと同じように青虫の<物質硬化>で硬さを調節して強引に運用している。それでどうにかなっちゃうのもすごいけどな。
後は手榴弾のようにヒドロキシルアミンを投げつけて爆風と毒性で殺しまくる。敵の指揮官がアホだったおかげで突撃しかしてこないヒトモドキはバタバタ死んでいく。
爆弾や大砲の威力はヒトモドキの魔法で防御できる限界を大きく上回っている。
クロスボウも壁にとりついた相手への牽制としては十分働いてくれている。
強いて問題を挙げるのなら、勝ちすぎていることだ。同じことをティウも思っていたのだろう。
「確かに強力ですが、このままでは絶対に突破されぬのではないですか?」
「承知。適度に敗北し、敵がこの要塞を攻略しようという気にさせる」
七海の返答にティウも満足そうな笑みを浮かべる。
この要塞の目的は敵の侵攻を阻止することだ。もちろん敵に負けちゃだめだけど、それ以上に敵をここに釘付けにしないといけない。山を超えられるなら要塞を無視すればいい。大軍で山越えするのは難しいはずだけど、絶対に不可能とは言い切れないし、山越えを強行したせいで兵力が十分の一になったとしても余裕で百万を超える大軍団だ。樹海に入れるわけにはいかない。
「ここから先に敵を通さないことが大事だからな。たまには勝ちを譲って機嫌を損ねないようにな」
「承知」
七海は堅実さにおいては右に並ぶものがない。これなら放っておいても大丈夫だろう。
「ティウ。予想外の事態ってなんだ?」
「はい。鎧竜が撃破されました。それも複数」
戦争が起これば兵隊は死ぬ。それでも、そう簡単に死なないと思っていた奴が死ぬとその衝撃はなかなかのものだ。
聖典にはただ、苦しみを味わい続けることになる、とだけ記されている。だからこそ想像を掻き立て、議論が重ねられるのだろう。
ある者は火で焼かれると言い、またある者は生きたまま土の中に閉じ込められると言い、またある者は悪魔に体を貪られ続けると言う。
が、しかし今から百年ほど前にチェンという絵師はその回答の一つにたどり着いたとさえ言われている。
その絵師は絶望への門という題名の絵を完成させ、おぞましさのあまり見た瞬間に気絶する者が後を絶たなかったが、同時に見る者を惹きつけた。
ありとあらゆる冒涜と背信、苦難と憎悪、災厄と破滅。それらすべてが余すところなく収められたその絵画は信徒の心を強く戒めると評価され、不朽の名作として語り継がれることになった。
だがその絵をじかに見たことがあり、この要塞攻めに参加したある司祭はこう述べた。
「チェンは絶望を描くつもりで誤って希望を描いてしまったのだ。この眼前に広がる光景はあの絵画よりもはるかに楽園から遠い場所にある」
その絵画と同じ名前が付けられたこの要塞はまさに想像以上の恐怖だったのだろう。
霰のように降り注ぐ大岩。雷が間近で落ちたような轟音。炎を吹き出す小さな玉。
極めつけは悪魔の呪いだ。
体には傷一つついていないのに、喉をおさえ、唇を紫色にして溺れるように空気を求め絶命する信徒が多すぎる。恐るべき悪魔の呪いについ後ずさりそうになる。
これだけでも悪夢のようだが、しかしまだ本番でさえない。
ようやく障害を乗り越え、そこに待つのは巨大な要塞である。
岩の門をたたけどもひびが入るだけ。壁をよじ登ろうにもあらかじめ用意してあった梯子は壁の半分の高さにさえ届かない。
一体どのような悪魔ならこんな壁が作れるのだろうか。
そしてその壁の上から神に仇なすものから放たれた武器が雨のように降り注ぐ。
あまりにもあまりだ。
こんな、これほどの――――穢れた兵器に受けて楽園に旅立てるのだろうか。
セイノス教徒は死を恐れない。それは死という現象が不可避である状況でさえも変わらない。
彼女らが恐れるのは救われないというただ一点。兵器で命を落とすことよりも、兵器のせいで穢れてしまい、楽園に旅立てないことをはるかに恐れている。
普段ならば命を落としても誰かに祈りを捧げられ、最後に銀の聖女が蟻を倒せば楽園に旅立てる、という論法を信じることができただろうが、未知の兵器と巨大な要塞、そしてあまりにも多い犠牲者を前にして躊躇いを感じていた。
「大司教様。……これ以上は……」
「ぐ……」
大司教は彼女が慈しむべき信徒の死体で埋め尽くされた大地を見て口の端から血を流していた。
辺りには煙と血の臭いが充満し、とてもこの場に長々といては気がふれてしまいそうだが大司教はそれよりも激しい怒りでその場に立ち尽くしていた。
ここまでの犠牲を出しておきながらのうのうと引き下がることは屈辱以外の何物でもないが、それでも決断しなければならなかった。
「総員撤退せよ!」
撤退の太鼓がなる。……だがその指示に従った信徒は多くなかった。命令に従わないのではなく、単純に生きている数が少なすぎたのだ。
血で真っ赤に染まった大地にはやがて動く者はただ風に揺られるわずかに残った草だけだった。
「大司教様……」
「心配する必要はない。まだまだ後続は来る。それまで我らは陣営を立て直す。すべての責は私が持つ。存分にその職務を果たせ」
怒りに震えながらも凛として言い切る大司教。遊んで暮らしながらたどり着ける地位ではないのだ。
大司教の迫力はうなだれていた信徒さえも動かし、活気を取り戻し始めていた。
「大司教様! 大変です!」
「何事だ!」
「それが……後続の、食料を運んでいた部隊が……」
言い終える前に何が起こったのかは理解せざるを得なかった。
この日、大司教率いるセイノス教徒が失った信徒は十万人を超える。さらに、草原を不法に占拠する魔物からの襲撃を受け、大部分の食料を失うことになった。
打って変わってこちらはエミシの陣営。
死傷者はゼロ。軽傷者は数人いるものの、すべて事故であり、戦闘による負傷ではない。
そして、クワイの後続部隊を襲った魔物は当然ながらエミシと連動したアンティ同盟の計画的な攻撃だった。アンティ同盟お得意の敵の食料を奪って作戦継続を困難にさせるのだ。しかも食料をただ壊したのでなく、奪ったのだ。ヒトモドキはその違いを理解できないだろうけど、食料が増えればそれだけこっちは楽になる。
やっぱ現地調達最高。
「そっちの首尾はどうだったティウ」
ヒトモドキの攻撃を完全に跳ね返し、勝利したからこそ現状を把握しておくことが大事だ。アンティ同盟のパイプ役であるマーモットの神官長ティウとの会話は欠かせない。
「少しばかり予定外の事態が起こりましたが、目標は達成できました。奴らは食うに困るでしょう。そちらはどうでしたかな?」
「すべて予定通りだよな? 七海」
「万事つつがなく」
この要塞の防衛指揮官は七海だ。
要塞の設計から武器の配置、それらをきっちりと決めてなおかつ部下にも役割を伝えていた。防衛は突飛な発想よりも堅実な計画を進めることが重要で、七海には向いている。
「どうやら大岩を飛ばす方法があるようですが……あれはいったい何ですかな?」
「大砲だよ。強いだろ?」
地球で作られる大砲には当然金属が欠かせない。
ただしこの世界は妙に金属が少ないせいで大量生産ができない。なので以前の虎崩しと同じように青虫の<物質硬化>で硬さを調節して強引に運用している。それでどうにかなっちゃうのもすごいけどな。
後は手榴弾のようにヒドロキシルアミンを投げつけて爆風と毒性で殺しまくる。敵の指揮官がアホだったおかげで突撃しかしてこないヒトモドキはバタバタ死んでいく。
爆弾や大砲の威力はヒトモドキの魔法で防御できる限界を大きく上回っている。
クロスボウも壁にとりついた相手への牽制としては十分働いてくれている。
強いて問題を挙げるのなら、勝ちすぎていることだ。同じことをティウも思っていたのだろう。
「確かに強力ですが、このままでは絶対に突破されぬのではないですか?」
「承知。適度に敗北し、敵がこの要塞を攻略しようという気にさせる」
七海の返答にティウも満足そうな笑みを浮かべる。
この要塞の目的は敵の侵攻を阻止することだ。もちろん敵に負けちゃだめだけど、それ以上に敵をここに釘付けにしないといけない。山を超えられるなら要塞を無視すればいい。大軍で山越えするのは難しいはずだけど、絶対に不可能とは言い切れないし、山越えを強行したせいで兵力が十分の一になったとしても余裕で百万を超える大軍団だ。樹海に入れるわけにはいかない。
「ここから先に敵を通さないことが大事だからな。たまには勝ちを譲って機嫌を損ねないようにな」
「承知」
七海は堅実さにおいては右に並ぶものがない。これなら放っておいても大丈夫だろう。
「ティウ。予想外の事態ってなんだ?」
「はい。鎧竜が撃破されました。それも複数」
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