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友人以上?
独占欲
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本日2回目の更新です。
小鳥の顔が何か変わったわけではない。いつもと同じように繊細で美しい。それなのにどうしてこんなに背筋がぞわっと震えるのか。薄羽はわからない。こわい、と思っている。けれどそれは小鳥に対してのようで、少し違う。薄羽は小鳥を信頼している。自分のことを好きだ、というのが勘違いじゃないのかと疑う気持ちはあるけれど、そんな無責任な人間ではないことも知っている。
薄羽はセックスを知らない。したことがないから、不安がある。うまくできなかったらどうしよう。けれど、知らないから知りたい。ことりとだったら、何かあっても馬鹿にされることもなく、なんとかなるのではないだろうか。けれどもっと、やっぱり、調べておけばよかった。色々と中途半端になってしまい、浮き足立っている。
おれ、小鳥に好きだって言われて、嬉しかったんだ。
改めてわかる。だって、怖いのは、そうだ。
ちがう、と言われたらどうしようかと思っているからだ。やっぱり薄羽のこと、友だちとして好きだったみたいだ、とか。セックスが、思ったよりよくなかったな、とか。
薄羽が悶々と悩んでいる先で、小鳥はぐいっと着ていたシャツを脱いだ。何の躊躇いもない。薄羽はこれはまっすぐ見てもいいものなのか、視線を逸らした方がいいのか。一人で混乱した。
男同士だから、恥ずかしがる必要はないのかもしれない。だが恥ずかしい。薄羽はついつい床に視線を落とす。僅かに見えた小鳥の上半身は、しなやかな筋肉がついていて美しかった。ほんの一瞬だったのに、その姿は目に焼き付いて離れない。薄羽は膝の上に拳をぎゅっと押し当てる。
そのすぐ前に、小鳥が膝をついた。薄羽、と呼ぶ声がなまめかしく聞こえるのは、薄羽の考えすぎだろうか。
「手、繋いでいい?」
「手?」
「うん」
小鳥に促され、薄羽が恐る恐る右手を差し出すと、両手、と言われる。両手を出すと、包むように握られた。先程まで握りすぎて強ばっていた手に触れる小鳥の手のひらは、弾力があって心地が良い。
熱い手だ。夏だからかな。薄羽はついぼんやりと思う。
「薄羽がすごく緊張してるから」
「そりゃ、するよ」
「緊張するくらいには意識してくれていると思っていい?」
意識はとっくにしている。薄羽は思う。告白されることなんて人生で初めてのことなのだし。がちがちで舌を噛みそうになりながら、薄羽はゆっくりと口を開いた。
「う、ううーん。だ、誰だって友だちとこういう、こういうことするってなったら緊張すると思う」
「そっか」
「ましてやおれ、あの、は、初めてだからさ! へただったらごめんな!」
「初めてで嬉しいよ」
もはや何を言っているかわからない。言わなくてもいいことをべらべら喋っていて止められずにいた薄羽は、その言葉にぴたりと口を閉じる。
更にぎゅうっと手を握られて、薄羽は顔を上げた。
「へ?」
「そうしてもいいって思ってくれたの、俺が初めてだってことでしょ」
それはもちろんそうだけれども。それよりも何よりも、機会がなかっただけだ。薄羽は苦く笑う。
「そんなことしたいって言いだしたのが小鳥が初めてだったんだよ」
「俺、たぶん独占欲が強くて。薄羽が俺が初めてだよって言ってくれるのが、特別な感じがして、嬉しい」
「へえ?」
薄羽は目を瞬かせた。独占欲。小鳥にもそういうものがあるのかと意外に思う。薄羽に好意を伝えてくれているけれど、友情の延長だと言われても驚かないくらいのものだと思っていた。
「こんなふうになったのが初めてで、俺も、ちょっと浮かれてる」
「小鳥も浮かれるんだ」
「浮かれるよ。分かりやすいと思うけど……あと、俺も初めてだから、下手とかわからない……というか俺が下手な可能性もある。丁寧にするから。ぜったい痛くはしない」
小鳥が前のめりで、何か誓いでもするように膝立ちで尊いもののように薄羽の手を掲げている。自分の部屋だと分かっているのに、教会の一室で、光でも浴びているようで、薄羽は思考が一瞬宇宙へと飛んだ。
「ひゃい……えっ? 小鳥も? 初めて?」
「初めてだよ。誰かと付き合ったこともないし」
「そういえばそうか」
薄羽は頷く。はっきりいつから女性が苦手なのかと聞いたことはない。だが幼い頃に誘拐騒ぎを起こした相手が女性だとしたら、そのまま苦手になってしまっても不思議ではない。
「薄羽」
小鳥は床に腰を下ろし、薄羽の髪や耳を撫でていく。髪はすっかり乾いたはずだが、また汗をかいているはずだ。これは夏の暑さのせいなのか、緊張のせいなのか。
気づいたら腰を抱かれ、小鳥の膝の上に座っている。本当に初めてかと薄羽が聞きたくなるくらいには、手つきがスムーズだ。小鳥の膝に乗ると、顔が近くなる。薄羽は思わず息を止めそうになる。
「薄羽って髪が柔らかいよね。染めてる?」
「や、高校までプールやってて、そんで色が抜けたっぽい。小学生の頃にはもう茶色かったかな」
「へえ。校則とか大丈夫だった?」
「まあまあ緩かった。さすがにピアスはだめだけどな」
耳をつつかれ、薄羽は首を竦める。
「じゃあこれは卒業してから?」
「そうそう。春休みに」
「似合ってる。薄羽は、耳の形がいいよね」
「ふあっ、ちょ、くすぐったいよ」
笑いながら、仕返しにとばかりに薄羽も小鳥の耳に触れる。小鳥は開けたばかりだから、あまり触らない方がいいだろう。耳の輪郭を微かになぞる。耳の形がいいのは、小鳥のほうではないだろうか。薄羽は思う。小鳥は、ピアスがないときも美しかったが、ピアスによりますます耳のかたちの美しさを引き立てている。
「薄羽」
顔が近い。引き寄せられているのだから当たり前だが、それでも照れてしまう。背中に汗をかいているかもしれない。気になる。薄羽はつい、小鳥の胸を押すように身体を反らす。
「おれ、あの、汗臭いかも。シャワー浴びようかな」
「浴びなくていいよ」
髪の毛先を小鳥が摘まむ。なんてことのない仕草。なんてことのない自分の、大した手入れもしていない髪。なのに小鳥の指先に触れられると、どうしてか、まるで別の、何か価値のあるもののように見えるから不思議だ。長くてすらりとした指先、かたちのいいつるりと美しい爪。こんなところまで、小鳥は繊細に作られている。
「外歩いてきた俺が浴びた方がいいか?」
小鳥は腕を軽く上げ、においを嗅ぐような仕草をする。薄羽はついつい笑ってしまう。涼しげな顔をして何を言っているのか。
「小鳥、ぜんぜん汗かいてないじゃん」
「かいてるよ」
「うそー」
どこがだよ。薄羽がついつい顔を、小鳥の身体に近づけたからだろうか。一瞬にして、空気が変わった。そう薄羽には思えた。ちょうど、外が翳ったせいもあるのだろうか。
「……ぁ」
腰を掴まれて、薄羽はついつい身体を伸び上がらせてしまう。自分のウエストがすっかり包まれてしまうような感覚があり、小鳥の手が大きいのだと改めて気づく。小鳥は、不思議だ。繊細な、美しい身体のパーツをしているので、触れたときに不意にこんなに大柄だったのか、と認識を改めることになる。
いまもそうだ。座っているといつでも忘れそうになってしまう。小鳥の身長は高く、身体は大きい。その小鳥の腕を背中に回されると、それだけで包み込まれるようだ。薄羽は思う。
顔が近づく。ひぐ、と薄羽の息が止まる。止めようと思っていないのに、無意識に止まる。ヤバい。その言葉だけが頭を支配する。何がどうヤバいのかなんて考えられない。とにかくヤバい。顔が良すぎて、もうどこを見たらいいのかわからない。心なしか、いいにおいがする。このいいにおいがもし体臭であるのならば、やっぱりシャワーを浴びてもらった方がいいのではないかなどと思う。こんなにおいに包まれていたら頭がおかしくなる。いやもうおかしいのか。薄羽はわからない。一ミリも動いていないのに乗り物酔いでもしたように目の前が回る。頭もぐるぐるする。ええいっと薄羽は目を閉じたが、そのまましばらく待ってみても、くちびるが触れる感覚がない。このままではぶはっと息を吐き出してしまう。薄羽はそっと目を細く開き、小鳥を窺う。小鳥は小鳥で、間近で、困ったように薄羽を見つめている。
「キスしてもいい?」
小鳥の顔が何か変わったわけではない。いつもと同じように繊細で美しい。それなのにどうしてこんなに背筋がぞわっと震えるのか。薄羽はわからない。こわい、と思っている。けれどそれは小鳥に対してのようで、少し違う。薄羽は小鳥を信頼している。自分のことを好きだ、というのが勘違いじゃないのかと疑う気持ちはあるけれど、そんな無責任な人間ではないことも知っている。
薄羽はセックスを知らない。したことがないから、不安がある。うまくできなかったらどうしよう。けれど、知らないから知りたい。ことりとだったら、何かあっても馬鹿にされることもなく、なんとかなるのではないだろうか。けれどもっと、やっぱり、調べておけばよかった。色々と中途半端になってしまい、浮き足立っている。
おれ、小鳥に好きだって言われて、嬉しかったんだ。
改めてわかる。だって、怖いのは、そうだ。
ちがう、と言われたらどうしようかと思っているからだ。やっぱり薄羽のこと、友だちとして好きだったみたいだ、とか。セックスが、思ったよりよくなかったな、とか。
薄羽が悶々と悩んでいる先で、小鳥はぐいっと着ていたシャツを脱いだ。何の躊躇いもない。薄羽はこれはまっすぐ見てもいいものなのか、視線を逸らした方がいいのか。一人で混乱した。
男同士だから、恥ずかしがる必要はないのかもしれない。だが恥ずかしい。薄羽はついつい床に視線を落とす。僅かに見えた小鳥の上半身は、しなやかな筋肉がついていて美しかった。ほんの一瞬だったのに、その姿は目に焼き付いて離れない。薄羽は膝の上に拳をぎゅっと押し当てる。
そのすぐ前に、小鳥が膝をついた。薄羽、と呼ぶ声がなまめかしく聞こえるのは、薄羽の考えすぎだろうか。
「手、繋いでいい?」
「手?」
「うん」
小鳥に促され、薄羽が恐る恐る右手を差し出すと、両手、と言われる。両手を出すと、包むように握られた。先程まで握りすぎて強ばっていた手に触れる小鳥の手のひらは、弾力があって心地が良い。
熱い手だ。夏だからかな。薄羽はついぼんやりと思う。
「薄羽がすごく緊張してるから」
「そりゃ、するよ」
「緊張するくらいには意識してくれていると思っていい?」
意識はとっくにしている。薄羽は思う。告白されることなんて人生で初めてのことなのだし。がちがちで舌を噛みそうになりながら、薄羽はゆっくりと口を開いた。
「う、ううーん。だ、誰だって友だちとこういう、こういうことするってなったら緊張すると思う」
「そっか」
「ましてやおれ、あの、は、初めてだからさ! へただったらごめんな!」
「初めてで嬉しいよ」
もはや何を言っているかわからない。言わなくてもいいことをべらべら喋っていて止められずにいた薄羽は、その言葉にぴたりと口を閉じる。
更にぎゅうっと手を握られて、薄羽は顔を上げた。
「へ?」
「そうしてもいいって思ってくれたの、俺が初めてだってことでしょ」
それはもちろんそうだけれども。それよりも何よりも、機会がなかっただけだ。薄羽は苦く笑う。
「そんなことしたいって言いだしたのが小鳥が初めてだったんだよ」
「俺、たぶん独占欲が強くて。薄羽が俺が初めてだよって言ってくれるのが、特別な感じがして、嬉しい」
「へえ?」
薄羽は目を瞬かせた。独占欲。小鳥にもそういうものがあるのかと意外に思う。薄羽に好意を伝えてくれているけれど、友情の延長だと言われても驚かないくらいのものだと思っていた。
「こんなふうになったのが初めてで、俺も、ちょっと浮かれてる」
「小鳥も浮かれるんだ」
「浮かれるよ。分かりやすいと思うけど……あと、俺も初めてだから、下手とかわからない……というか俺が下手な可能性もある。丁寧にするから。ぜったい痛くはしない」
小鳥が前のめりで、何か誓いでもするように膝立ちで尊いもののように薄羽の手を掲げている。自分の部屋だと分かっているのに、教会の一室で、光でも浴びているようで、薄羽は思考が一瞬宇宙へと飛んだ。
「ひゃい……えっ? 小鳥も? 初めて?」
「初めてだよ。誰かと付き合ったこともないし」
「そういえばそうか」
薄羽は頷く。はっきりいつから女性が苦手なのかと聞いたことはない。だが幼い頃に誘拐騒ぎを起こした相手が女性だとしたら、そのまま苦手になってしまっても不思議ではない。
「薄羽」
小鳥は床に腰を下ろし、薄羽の髪や耳を撫でていく。髪はすっかり乾いたはずだが、また汗をかいているはずだ。これは夏の暑さのせいなのか、緊張のせいなのか。
気づいたら腰を抱かれ、小鳥の膝の上に座っている。本当に初めてかと薄羽が聞きたくなるくらいには、手つきがスムーズだ。小鳥の膝に乗ると、顔が近くなる。薄羽は思わず息を止めそうになる。
「薄羽って髪が柔らかいよね。染めてる?」
「や、高校までプールやってて、そんで色が抜けたっぽい。小学生の頃にはもう茶色かったかな」
「へえ。校則とか大丈夫だった?」
「まあまあ緩かった。さすがにピアスはだめだけどな」
耳をつつかれ、薄羽は首を竦める。
「じゃあこれは卒業してから?」
「そうそう。春休みに」
「似合ってる。薄羽は、耳の形がいいよね」
「ふあっ、ちょ、くすぐったいよ」
笑いながら、仕返しにとばかりに薄羽も小鳥の耳に触れる。小鳥は開けたばかりだから、あまり触らない方がいいだろう。耳の輪郭を微かになぞる。耳の形がいいのは、小鳥のほうではないだろうか。薄羽は思う。小鳥は、ピアスがないときも美しかったが、ピアスによりますます耳のかたちの美しさを引き立てている。
「薄羽」
顔が近い。引き寄せられているのだから当たり前だが、それでも照れてしまう。背中に汗をかいているかもしれない。気になる。薄羽はつい、小鳥の胸を押すように身体を反らす。
「おれ、あの、汗臭いかも。シャワー浴びようかな」
「浴びなくていいよ」
髪の毛先を小鳥が摘まむ。なんてことのない仕草。なんてことのない自分の、大した手入れもしていない髪。なのに小鳥の指先に触れられると、どうしてか、まるで別の、何か価値のあるもののように見えるから不思議だ。長くてすらりとした指先、かたちのいいつるりと美しい爪。こんなところまで、小鳥は繊細に作られている。
「外歩いてきた俺が浴びた方がいいか?」
小鳥は腕を軽く上げ、においを嗅ぐような仕草をする。薄羽はついつい笑ってしまう。涼しげな顔をして何を言っているのか。
「小鳥、ぜんぜん汗かいてないじゃん」
「かいてるよ」
「うそー」
どこがだよ。薄羽がついつい顔を、小鳥の身体に近づけたからだろうか。一瞬にして、空気が変わった。そう薄羽には思えた。ちょうど、外が翳ったせいもあるのだろうか。
「……ぁ」
腰を掴まれて、薄羽はついつい身体を伸び上がらせてしまう。自分のウエストがすっかり包まれてしまうような感覚があり、小鳥の手が大きいのだと改めて気づく。小鳥は、不思議だ。繊細な、美しい身体のパーツをしているので、触れたときに不意にこんなに大柄だったのか、と認識を改めることになる。
いまもそうだ。座っているといつでも忘れそうになってしまう。小鳥の身長は高く、身体は大きい。その小鳥の腕を背中に回されると、それだけで包み込まれるようだ。薄羽は思う。
顔が近づく。ひぐ、と薄羽の息が止まる。止めようと思っていないのに、無意識に止まる。ヤバい。その言葉だけが頭を支配する。何がどうヤバいのかなんて考えられない。とにかくヤバい。顔が良すぎて、もうどこを見たらいいのかわからない。心なしか、いいにおいがする。このいいにおいがもし体臭であるのならば、やっぱりシャワーを浴びてもらった方がいいのではないかなどと思う。こんなにおいに包まれていたら頭がおかしくなる。いやもうおかしいのか。薄羽はわからない。一ミリも動いていないのに乗り物酔いでもしたように目の前が回る。頭もぐるぐるする。ええいっと薄羽は目を閉じたが、そのまましばらく待ってみても、くちびるが触れる感覚がない。このままではぶはっと息を吐き出してしまう。薄羽はそっと目を細く開き、小鳥を窺う。小鳥は小鳥で、間近で、困ったように薄羽を見つめている。
「キスしてもいい?」
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