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【第3章】深まる仲
日常
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………………………………………………………………………
「うわ、何?今日早いじゃん」
「みか!おはよう!」
「おはよ…何で今日こんな早いの。いっつも遅刻ギリギリじゃん」
植田さんと俺を交互に見やる
「色々あってさ…、そういうみかこそ早いじゃん。なんかあったの?」
「なんかあったの…って、今日日直じゃん。アンタも私も」
「あっ、そうだった!」
「もう…、しっかりしてよね…職員室いくよ」
「おう!…それじゃ、植田さんまた放課後ね!」
「はい!」
職員室に行く間まるで尋問のように放課後って何、何があるのとみかに聞かれ続ける…が、
「秘密」とごまかし続けた
別に言ってもよかったけれど、なぜか秘密にしたかったのである
それによってみかはどうしてかいつもより不機嫌になってしまった
口数が減るということは不機嫌になった証拠なのだ
これは長いこと幼なじみをやっていて分かったことだ
なんとか日直の仕事を終えて教室に帰る頃には教室はクラスメイトであふれかえっている
そして植田さんはいつものように静かに読書に耽っていた
…さっきまで2人だけの教室だったのにな、と少し寂しさを感じながらいつものように友人たちと駄弁る
最近見たYouTuberの動画について話していると
チャイムが鳴り、HRが始まった
HRで配られたプリントの中に「図書室便り」のチラシが含まれていた
これは…!
植田さんと昨日運んだチラシだ…!
みんなより早く”梅雨こそ本を読もうキャンペーン”を知ったことに嬉しくなる
……………………………………………………………………………………
それからというものの…
授業を受けている間も、昼休みのときも、サッカーをしている時でさえ考えることは放課後にダッシュで図書室に行くこと!だった
……………………………………………………………………………
【グラウンド】
「「お疲れ様でした!!」」
部活を終え、急いでユニフォームを脱ぐ
やばい、今日はちょっと部活が長引いた!
気がつけば図書室が閉まる10分前だった
急がなきゃ…!植田さんと約束したから…!
図書室に向かう間すれちがう生徒達が全力疾走で走る俺を見て何事だ、と驚き見る
「うわ、何?今日早いじゃん」
「みか!おはよう!」
「おはよ…何で今日こんな早いの。いっつも遅刻ギリギリじゃん」
植田さんと俺を交互に見やる
「色々あってさ…、そういうみかこそ早いじゃん。なんかあったの?」
「なんかあったの…って、今日日直じゃん。アンタも私も」
「あっ、そうだった!」
「もう…、しっかりしてよね…職員室いくよ」
「おう!…それじゃ、植田さんまた放課後ね!」
「はい!」
職員室に行く間まるで尋問のように放課後って何、何があるのとみかに聞かれ続ける…が、
「秘密」とごまかし続けた
別に言ってもよかったけれど、なぜか秘密にしたかったのである
それによってみかはどうしてかいつもより不機嫌になってしまった
口数が減るということは不機嫌になった証拠なのだ
これは長いこと幼なじみをやっていて分かったことだ
なんとか日直の仕事を終えて教室に帰る頃には教室はクラスメイトであふれかえっている
そして植田さんはいつものように静かに読書に耽っていた
…さっきまで2人だけの教室だったのにな、と少し寂しさを感じながらいつものように友人たちと駄弁る
最近見たYouTuberの動画について話していると
チャイムが鳴り、HRが始まった
HRで配られたプリントの中に「図書室便り」のチラシが含まれていた
これは…!
植田さんと昨日運んだチラシだ…!
みんなより早く”梅雨こそ本を読もうキャンペーン”を知ったことに嬉しくなる
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それからというものの…
授業を受けている間も、昼休みのときも、サッカーをしている時でさえ考えることは放課後にダッシュで図書室に行くこと!だった
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「「お疲れ様でした!!」」
部活を終え、急いでユニフォームを脱ぐ
やばい、今日はちょっと部活が長引いた!
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