雨宿りは図書室で

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【第2章】猫探偵

猫探偵とカレー

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なんということだろう







あっという間に読み終えていた





時計は19時をさしている




つまり…




およそ40分ほどで一冊の本を読み終えたことになる





「…これは…!」






「おもしろいぞ!」





声に出して言っていた






「遥陽ー、ごはんよー!」





1階から声がした






「はーい、今行くよ!」





今日の夕飯は偶然にもカレーだ






「どうしたの遥陽、驚いちゃって」







「え、あ…いや。さっき読んでた本に出てきた猫もカレーを食べてたから…」





「え!?本!?」





「うん」 





「遥陽が本を読んだの!?」





「そうだよ」







「ちょっと!アナタ…聞いた!?遥陽が読書ですって!」









「あぁ…だから今日はこんなに雨が降っているのか」






父さんが納得したように頷いた





「俺だって本くらい読むよ…!」





父さんと母さんは声を合わせて笑った
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