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【第1章】三浦遥陽と植田美月
君と、俺
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「あ、じゃあさ。逆に俺のこと知ってる?」
「え。三浦遥陽くん…ですよね。」
「うん。よかった、俺知られてた。」
そう言うと彼女はふふっと可笑しそうに笑った
「俺ずっと植田さんと話してみたいって思ってたんだよね。」
「え?」
どうして、と言う顔
「いつも何の本読んでるのかな~って気になってたんだ」
「そ、そうなんですか」
「うん。植田さんが本を読んで笑ってたらあ、いま面白いシーンなんだ。って見守ってた」
「えぇ!?」
私、そんな顔に出ていましたか?と顔を赤くして俯く。
「それでさ、植田さんを一喜一憂させる本ってどんな物語なんだろう。って気になってたんだよね。」
「…って話している間に図書室に着いたね」
「本当に助かりました。ありがとうございました。」
「いいよいいよ」
「あ、荷物はあの机にお願いします」
「わかった」
指定された場所にダンボール箱を置く
「そういえば…このダンボール箱の中には何が入ってるの?結構重かったけど…」
「えっとですね…」
ダンボール箱から1枚の紙を取り出す
「これです!」
「梅雨こそ本を読もうキャンペーン…?」
紫陽花を背に読書をする女の子と男の子のイラストが描かれている
「はい!雨が多くなるこの季節にこそ図書室を利用してもらおうと皆で考えたんです。」
そう言うとなにやら手のひらサイズの紙を見せてくれる
「スタンプカード?」
「はい。1冊読む事に私たち図書委員がスタンプを押します。そしてこのスタンプカードがいっぱいになれば…ちょっとした景品が貰えます」
「へぇ~!なんだか面白そう!いいアイデアだね」
「ありがとうございます!」
「俺も参加しようかな」
「え。三浦遥陽くん…ですよね。」
「うん。よかった、俺知られてた。」
そう言うと彼女はふふっと可笑しそうに笑った
「俺ずっと植田さんと話してみたいって思ってたんだよね。」
「え?」
どうして、と言う顔
「いつも何の本読んでるのかな~って気になってたんだ」
「そ、そうなんですか」
「うん。植田さんが本を読んで笑ってたらあ、いま面白いシーンなんだ。って見守ってた」
「えぇ!?」
私、そんな顔に出ていましたか?と顔を赤くして俯く。
「それでさ、植田さんを一喜一憂させる本ってどんな物語なんだろう。って気になってたんだよね。」
「…って話している間に図書室に着いたね」
「本当に助かりました。ありがとうございました。」
「いいよいいよ」
「あ、荷物はあの机にお願いします」
「わかった」
指定された場所にダンボール箱を置く
「そういえば…このダンボール箱の中には何が入ってるの?結構重かったけど…」
「えっとですね…」
ダンボール箱から1枚の紙を取り出す
「これです!」
「梅雨こそ本を読もうキャンペーン…?」
紫陽花を背に読書をする女の子と男の子のイラストが描かれている
「はい!雨が多くなるこの季節にこそ図書室を利用してもらおうと皆で考えたんです。」
そう言うとなにやら手のひらサイズの紙を見せてくれる
「スタンプカード?」
「はい。1冊読む事に私たち図書委員がスタンプを押します。そしてこのスタンプカードがいっぱいになれば…ちょっとした景品が貰えます」
「へぇ~!なんだか面白そう!いいアイデアだね」
「ありがとうございます!」
「俺も参加しようかな」
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