フリーダムワールド

睦月丸

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第1章 世界に降り立つ

護衛もあと少し

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三日目は結構ゴタゴタした

まずレアモンスターのハイオーク2体と鬼人1体と遭遇してしまった
これはもうDランクでは太刀打ちできない最低でもBランクのパーティが2つぐらいでやっとこさという状態

乱れ雪花は一目散に逃げた
まぁぶっちゃけ俺も弱かったら逃げるわ
他人の命より自分の命だからな

だが、紅蓮の剣は護衛を継続することを選択した
死ぬとしても冒険者として、と言う気持ちらしい

リゼも逃げましょうと言ってたけど
剣を抜き前に出る
周りからの声着聞こえるが無視だ
念話でガルには馬車の護衛に専念させる
(かしこまりました、主様)

ハイオークLv56とLv61、鬼人はLv96か・・・
武器は俺の中ではそこそこレアな雷刀・天帝月(アマツミカヅキ)を構える
刀身からは宿している雷が迸り持ち手にも雷属性のダメージが入る
俺はそれを防具と高ステで補ってるけど

一瞬で決めますかね
秘技・・・紫電
地面に網目状に放った雷の上のみ瞬間移動で移動する刀技と雷属性の混合技である
移動しながら2体のハイオークの首と胴体を切り落とし鬼人の首目掛けて刺突する

予想外にいい動きをした
持っている剣で出来る限り受け流し方向を変え首の皮一枚切る程度にとどまった
「へぇ・・・お前強いな」
ニコニコしながら聞いてやる
俺は強いからな。コレだけで敵の戦意を削ぐ効果もあるし、真面目に受けたコイツに興味があった

『こちらは戦闘の意思はない
急に人間の前に出てきたのは申し訳なかった
だがこちらも敵から逃げている最中だったのだ
このまま見逃してくれ』

ふむ・・・強いし考えがマトモだ
しかも敵か・・・・・・嫌な予感がする
「オッケー!じゃあサッサと逃げろ
なるべく人気のない所を通れよ」
と言いながら気配遮断の結界と疲労の回復を気づかれないようにパッとおこなう

「い、いいのでしょうか?
鬼人を逃がしても」
依頼主のリゼに聞いとけばよかったな

「悪い。相手から敵意がないから逃がしてやってしまった
こちらも相手の仲間?を切ってしまったし
戦いになってもリゼさんを守りながらは厳しいと判断したので申し訳ない」

俺がそう謝ると紅蓮の剣のメンバーは
「この中で1番強いクロノスさんが言うなら仕方ない」
「クロノスさんいなけりゃあ死んでたし」

リゼも元から反対する気はなかったようで
「他の人を襲わないかと心配しただけでしたので、確かに話が通じてる段階で手を打っていた方が良かったです」


という事で事件はとりあえず終わった
その後は敵だと言っていたのは帝国軍の遊撃隊だったみたいで鬼人見たか?とか事情聴取みたいな事が
少しあって慌ただしく馬を走らせ追いかけて行った

その後は2時間ほどで街にたどり着いた
その時にも乱れ雪花は戻ってこなかったのでリゼが冒険者ギルドに報告をした
たぶん冒険者登録抹消だろうと言ってたな
ドンマイすぎるわ(笑)

報酬を受け取り宿屋に部屋を確保しに行く
飯抜きで銅貨3枚、少し古いとはいえ安すぎる
マジ安い所はいいわーーーはぁー幸せ
もう疲れたから寝よう・・・
あっ、ガルはテンション上がってるから街の外で狩りをしておくとの事だった
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