49 / 53
○~第8章~○ 卵管采の門番 不毛明王編
2排卵目! ファンタジー感が50%もダウンした理由
しおりを挟む
≪このテカテカは…… アロンアルファでガッチガチに固められた肛門なのですな!≫
なんと、アタシ達の背丈の2倍はある不毛明王の肛門…… つまり卵管采エリアへと繋がる入り口が、アロンアルファでガチガチに固められていたのだ。
「ひどい……」
肛門にアロンアルファなんて誰がそんなことを思いつき、そして実行するのだろうか。
同じ生物としてにわかに信じ難い行為にアタシは絶句していた。
「婆や。不毛明王さんかわいそう……」
『本当にそう思います。一体誰がこんな所業を』
アタシと婆やは振り返り、揃ってワキ汗毘沙門天を睨み付けた。
コイツも卵管采エリアの門番だったことを思い出したのだ。
「ななな何で私を睨んでるんですか! ち、違いますよ私ではありません! もし仮に私だったとしたら、先ほどみたいに不毛明王様に助けを乞いません!」
確かにそうだった。
ワキ汗毘沙門天はウソをついているように思えなかったが、なんとなく話し方がムカついたのでボディに2発ほど拳を打ち込んでおいた。
「グハァ!」
そして続けざまに3発目を打ち込もうとしたその時、不毛明王からとんでもない一言が!
#ガチ○ンコファイトクラブ風
≪…………私なのですな≫
え?
≪私が…… 私が自分でやったのですな≫
『不毛明王よ、なぜそのような愚かなことを……』
≪キヨ子よ。これには深いわけがあってですな……≫
『構いません。続けてください』
≪なんというか、その、こう、長いこと“崖”として生きているとですな、その、魔が差すというのか、退屈を凌ぐというかですな…… 半分遊び心でフリスクを肛門の中に入れて爽快感を味わっていたのですな≫
※この物語で一番の変態が現れた。
※ファンタジー感が50%はダウンしました。
※ローファンタジーの皆さんごめんなさい
『誠愚かの極みにございますが、フリスクを肛門に入れるのとアロンアルファで肛門を固めるのは別の行為にございましょうが』
≪そこが重要なのですな。実はフリスクを肛門に入れていると爽快感が勝ってですな、途中でフリスクがこぼれ落ちてしまうのですな。だからアロンアルファで固めてこぼれないようにしたのですな≫
『それでは次にフリスクを入れることができないでございましょうが』
≪そうなのですな。それ、さっき気付いて結構ショックを受けているのですな≫
※あくまでこれは“崖”が行っている行為にございますので、一般の皆さまはどうか真似をなさらぬようお気を付け下さい。
#フリスクおいしいよね(意味深)
アタシは婆やと不毛明王の会話を聞いている中で、この国に生まれ育ったことを後悔した。
しかしそんなことを思ってはいられない。これじゃあ卵管采エリアに行けるどころか不毛明王の中にすら入れない。このアロンアルファをどう剥がすかを考えるのが先決だ。
『膣美さま、アロンアルファの取り除き方は私の膣ホンXでお調べください」
婆やがそう言うと、能力である鉄の女第6形態:膣ホンX ※通称ジョブズに変形した。アタシはそれを手にとり、検索アプリのOsafariを立ち上げた。
「えっと…… “アロンアルファ 取り方” っと」
・
・
・
――アセトンが有効――
「アセトン? アセトンってなんだろう??」
『膣美さま。アセトンとはマニキュアなどを落とす除光液に含まれている成分にございますね』
「へぇ。婆や、詳しいのね。アタシマニキュアなんて塗ったことないわ! 婆やあるの?」
『ええ。アレックスに会うときは必ず…… あ、いえいえ何でもありません。若気の至りで少々……』
しかし、アタシたちの背丈の二倍はある肛門を固めたアロンアルファを、取り除けるほどの除光液なんて持ち合わせているわけもなかった。
うなだれるアタシと婆や、そして不毛明王。
※不毛明王は新たなフリスクを入れれないので落ち込んでいます。
そこへ一筋の光明が差す――
「そのアロンアルファ、取れますよ?」
そう。
ワキ汗毘沙門天だった。
なんと、アタシ達の背丈の2倍はある不毛明王の肛門…… つまり卵管采エリアへと繋がる入り口が、アロンアルファでガチガチに固められていたのだ。
「ひどい……」
肛門にアロンアルファなんて誰がそんなことを思いつき、そして実行するのだろうか。
同じ生物としてにわかに信じ難い行為にアタシは絶句していた。
「婆や。不毛明王さんかわいそう……」
『本当にそう思います。一体誰がこんな所業を』
アタシと婆やは振り返り、揃ってワキ汗毘沙門天を睨み付けた。
コイツも卵管采エリアの門番だったことを思い出したのだ。
「ななな何で私を睨んでるんですか! ち、違いますよ私ではありません! もし仮に私だったとしたら、先ほどみたいに不毛明王様に助けを乞いません!」
確かにそうだった。
ワキ汗毘沙門天はウソをついているように思えなかったが、なんとなく話し方がムカついたのでボディに2発ほど拳を打ち込んでおいた。
「グハァ!」
そして続けざまに3発目を打ち込もうとしたその時、不毛明王からとんでもない一言が!
#ガチ○ンコファイトクラブ風
≪…………私なのですな≫
え?
≪私が…… 私が自分でやったのですな≫
『不毛明王よ、なぜそのような愚かなことを……』
≪キヨ子よ。これには深いわけがあってですな……≫
『構いません。続けてください』
≪なんというか、その、こう、長いこと“崖”として生きているとですな、その、魔が差すというのか、退屈を凌ぐというかですな…… 半分遊び心でフリスクを肛門の中に入れて爽快感を味わっていたのですな≫
※この物語で一番の変態が現れた。
※ファンタジー感が50%はダウンしました。
※ローファンタジーの皆さんごめんなさい
『誠愚かの極みにございますが、フリスクを肛門に入れるのとアロンアルファで肛門を固めるのは別の行為にございましょうが』
≪そこが重要なのですな。実はフリスクを肛門に入れていると爽快感が勝ってですな、途中でフリスクがこぼれ落ちてしまうのですな。だからアロンアルファで固めてこぼれないようにしたのですな≫
『それでは次にフリスクを入れることができないでございましょうが』
≪そうなのですな。それ、さっき気付いて結構ショックを受けているのですな≫
※あくまでこれは“崖”が行っている行為にございますので、一般の皆さまはどうか真似をなさらぬようお気を付け下さい。
#フリスクおいしいよね(意味深)
アタシは婆やと不毛明王の会話を聞いている中で、この国に生まれ育ったことを後悔した。
しかしそんなことを思ってはいられない。これじゃあ卵管采エリアに行けるどころか不毛明王の中にすら入れない。このアロンアルファをどう剥がすかを考えるのが先決だ。
『膣美さま、アロンアルファの取り除き方は私の膣ホンXでお調べください」
婆やがそう言うと、能力である鉄の女第6形態:膣ホンX ※通称ジョブズに変形した。アタシはそれを手にとり、検索アプリのOsafariを立ち上げた。
「えっと…… “アロンアルファ 取り方” っと」
・
・
・
――アセトンが有効――
「アセトン? アセトンってなんだろう??」
『膣美さま。アセトンとはマニキュアなどを落とす除光液に含まれている成分にございますね』
「へぇ。婆や、詳しいのね。アタシマニキュアなんて塗ったことないわ! 婆やあるの?」
『ええ。アレックスに会うときは必ず…… あ、いえいえ何でもありません。若気の至りで少々……』
しかし、アタシたちの背丈の二倍はある肛門を固めたアロンアルファを、取り除けるほどの除光液なんて持ち合わせているわけもなかった。
うなだれるアタシと婆や、そして不毛明王。
※不毛明王は新たなフリスクを入れれないので落ち込んでいます。
そこへ一筋の光明が差す――
「そのアロンアルファ、取れますよ?」
そう。
ワキ汗毘沙門天だった。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?
みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。
普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。
「そうだ、弱味を聞き出そう」
弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。
「あたしの好きな人は、マーくん……」
幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。
よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる