異世界冒険少女

柊 亮

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魔術使いのジーラ

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第11話 魔術使いのジーラ

俺にも…護るべき人が居た。
姉貴も「あいつ」も…パメラもシェルピーも…

パメラと同じ…良い判断と物覚えが得意な奴だ。
だが…奴等「三つ眼の蛇」に殺された!

護れなかった…責任は、一生掛けても償い続ける…パメラの夢…それは、爺さんが完遂出来なかった。冒険を、完遂する事…
界門の謎…仇である三つ眼の蛇を、探し出し倒す事…英雄軍の手掛かり…この世界の謎…
目的は、冒険をしてればいくらでも手に入る…それが冒険だ。

俺の人生の過酷さが…俺を変える変えてくれる…
俺は、必死で強くなる方法を探した。
そして気付いたんだ。
俺の持つ「界門」の力を…俺の肩にある印を…姉貴にもある…
俺の持つ界門それは『英雄』だ。

気付いてからだよな…姉貴が、急に姿を隠し…居なくなったのは…
まさか…修行していたなんてな…
知らずに「王立魔導学園」を首席で出門しているとは…

あいつと一緒に居ると…今まで別れて来た離れて居た。人に再会できる…
そんな気がしていた。

これは確信できる
だから…
どうか無事で居てくれ
パメラ…

遠くで、大きな音が響いた。
ラグスさんは、その音を発した者の存在をいち早く認識して居た。

ラグス『ここに住み憑いていると、報告があった…ウルンズガードンの鳴き声と君の仲間の一人の物だ。』
ラグス『かなりの激戦と見える』
ラグス『あの強さなら一瞬で終わるだろう…』

レクサム『シェルピー!お前は姉貴の後ろに居ろ!』
レクサム『こいつは、俺がやる!』

だが…妙だ…こいつには、これ程までの力は感じないはず…

ほぼドラゴンと変わらない…強さ…

レクサム『誰かが手中に収めたか…』
レクサム『一撃で仕留める…』

レクサム『剣法!』

レクサム『クロスアーツ』

洞窟内に魔の存在の断末魔が、響き渡る

十字状に切断され…生き絶える魔の存在…
だが…このダンジョンには、未だ。無数の魔力と気配が漂っている…
この中で私を探し出すのは、至難の技だそうだ。

レクサム『どう言う訳かこの洞窟に入った時から…「魔力感知」が全く機能しない…』
レクサム『勘に任せるか…』

ふと…ラグスさんは、何かの気配を感じ取っていた。そこは洞窟の最奥だった。

ラグス『居る…あそこだ。』
ラグス『君は下がっていてくれ』

剣を抜くラグスさんの目の前で、何者かがこちらに歩いて来る
それは黒いローブを、着た女性だった。

ラグス『魔術師ジーラか』

その女性が呟く

ジーラ『よくご存知でラグス閣下』

ラグス『魔法には人を操る類のものは、登録されていない』

ラグス『魔法とは、正しい者こそが扱える』

ラグス『君のそれは…間違えた術(すべ)だ。』

ラグスさんは、女性の一瞬の隙をついて素早く駆け寄る…私には、見えなかった。

その時…その女性は、何処か怪しげな力を使う

ジーラ『悪魔契約 下階(かかい)…おいでヴィジェル』

ラグス『召喚術!?あれは悪魔か?』
ラグス『悪魔との契約…禁忌に値する愚行だ。』

契約とは、契約によって召喚した。悪魔の持つ力を、召喚者が扱えることを指す

契約が何故禁忌となっているのか?

それは…どちらかが生き絶えると、片方も生き絶えるからである
まさに、諸刃の剣であり命を捨てるに値する行為である為禁忌になっている

また…悪魔の召喚は、問答無用で魔術扱いになる
召喚術には、「○階」と言う位がある…

それは、上から
「最上階・上階・中階・下階」の四段階で構成されており
その内確認されている最上階は、数少なく…
それらは「特殊な力」を、持つと言われている
また…それ以外の位には、「特殊な力」は無くその代わりに、「属性」を持っているのだ。

魔法を使うラグスと魔術を使うジーラの戦闘が始まるのだった。






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