39 / 67
義妹との生活
もう子供ではない
しおりを挟む
……大丈夫か?
あいつ、不器用っぽいし……。
俺が見ててやった方が良いのか?
いや、しかし、甘やかしすぎるのも良くないし……。
まあ、加奈子さんもいるし平気だと思うけど……。
「兄貴!」
「ん? どうした?」
「いや、それはこっちのセリフですよ。さっきから手が動いてないですよ?」
「げっ……ほんとだ。すまん、すぐにやるわ」
いかんいかん、俺の方が緊張しているじゃないか。
再び切り替えて、手を動かして開店へ向けて準備を進める。
そして、開店時間となる。
春香と今野さんは、店の入り口立ってお客様を出迎える。
俺は手を動かしつつも、耳だけを傾ける。
「い、いらっしゃいませー!」
「あれ? 新人さん?」
「は、はい!」
「あらー、随分若い子なのねー?」
どうやら、年配のご夫婦の方のようだ。
「今日から入った新人さんなんです。春香ちゃんっていうので、よろしくです」
「おおっ、今野さんが先輩か」
「初めての女の子の後輩よね?」
「へへー、私も先輩ってやつですね」
「じゃあ……春香ちゃん?」
「は、はい!」
「良い店をバイトに選んだわね。頑張ってね」
「それでは失礼」
「あ、ありがとうございます!」
……ガチガチだな。
まあ、こればっかりは慣れていくしかないか。
とりあえず、態度が悪いわけじゃないしな。
その後は、己の仕事に集中する。
幸い、悲鳴や怒号が聞こえることなく、時間は過ぎていく。
まあ、よく考えてみたら、今日は流れを見るだけだしな。
「ふぅ……ひとまず乗り切ったか」
地獄のピークを終え、一度キッチンから外を覗く。
「さて……」
「あ、ありがとうございました!」
「頑張ってね」
「うんうん、良い子が入ったね」
店入り口で見送りをして……。
「いらっしゃいませ!」
お出迎えをして……。
あっ——泣きそう。
「いや、このくらいできて当たり前なんだけどな……」
どうも、俺の中では小さいままで止まってるからなぁ。
当たり前だけど、もう高校生なんだよなぁ。
そして二時になり、ノーゲス状態に入る。
「春香、お疲れさん。とりあえず、二時までにしよう」
「き、緊張したよぉ~!」
「お、おい!? しがみつくなよ、俺は油臭いぞ?」
「うぅー……いいもん」
結局、俺の服の端を掴んだまま離さないようだ。
「ふふ、仲が良いわね~」
「ほんとですよー。私の妹も、これくらい可愛げがあればなー」
「お二人共、フォローありがとうございました」
「いえいえー。ただ見てるだけですからね」
「本当にお給料上乗せで良いのかしら……?」
「ええ、そこは遠慮なくもらってください。指導する側だって大変ですから」
「ところで、妹さんはどうしたんですかー?」
「あっ——忘れてた!」
「お、お兄ちゃん!」
俺が急いでカーテンを開けると……。
「どうですか?」
「あいっ! こっちが開いたお!」
「では、そこから繋げてみましょうか」
「あいっ!」
……なんという、和やかな光景だろうか。
紳士的な老人と、幼女が砂遊びをしている……。
どうやら、砂場を利用してお城を作っているようだ。
「あらまあ……亮司さんが笑ってる」
「あれー、ほんとですね。あんな顔、見たことないですよ」
「お兄ちゃん、詩織も楽しそう」
「だな、よく懐いているな」
やはり、俺の考えは間違ってなかったか。
亮司さんに必要なのは、人との触れ合いだ。
そして詩織にとっても、貴重な時間になるだろう。
「とりあえず、声をかけますかね……亮司さん!」
「おや? 宗馬君?」
「おじたん!」
「亮司さん、もう二時ですよ?」
「な、なんと……申し訳ない! 詩織ちゃん、お腹が空いてますよね?」
「あいっ! でも楽しいお!」
「そうか、お腹が空いても楽しかったのか。じゃあ、軽く食べような」
お昼寝もさせないといけないし……。
多分、今はテンションが上がっているから眠くないだけだろうし。
手洗いうがいをしている間に、ささっとパスタを茹でる。
「色とりどりの野菜で作るか」
ベーコンとニンニク、さらに唐辛子をオリーブオイルで炒める。
「色づいたら……」
角切りにしたズッキーニ、ナス、エリンギ、ほうれん草を加える。
「軽く火を通したら……トマトを入れてと」
湯むきしてあるトマトを刻んで入れる。
「ここに特性醤油をほんのり香り付け程度に入れて……うん、美味い」
ベーコンの脂と、野菜とキノコの旨味がしっかり出ている。
そしてトマトの酸味と、ニンニクもいい味を出している。
「ところで……さっきから何をしている?」
振り返ると、キッチンの脇から春香が覗いていた。
「ふえっ!?」
「何か用か? ああ、腹が減ったのか。もう少し待ってな」
「そ、そうじゃなくて……入っても良い……?」
「うん? ああ、いいぞ」
トコトコと俺の側にやってくる。
動いたからか、ほんのりと汗をかいている
ん? 何か良い匂いがする気が……。
……待て、今気づいた。
どうして、妹の匂いを良い匂いと感じている?
……これでは、まるで……。
「わぁ……良い匂い……お兄ちゃん?」
「あ、ああ! ふふふ、そうだろう? メニューにない、俺の特製パスタだ。これは冷製パスタでもいけるしな。結構美味いんだよ」
いや、気のせいだろう。
少し女日照りが続いているだけだ……やっぱり、彼女でも作るかね。
「へぇ~! あっ——腕が……」
春香の視線を追うと、俺のコック服の袖が下がって来ていた。
これでは、料理に支障をきたす。
「悪い、袖を折り畳んでくれるか?」
「は、はぃ……」
「何故照れる?」
「お、お兄ちゃんのばかぁぁ……ずるいよぉ~」
「何が?」
「う、腕の血管が……はぅ」
「血管?」
「おじたん!」
「おっ、きたな」
砂だらけだった詩織がカウンター席にやってくる。
「お腹へったお!」
「はいはい、すぐにできるから待ってな。春香、お前も席に着きなさい」
「う、うん」
ちょうど良いタイミングでタイマーが鳴る。
パスタの茹で汁と、用意していたソースを絡ませて……。
「完成だ」
色とりどり野菜の、トマトペペロンチーノと言ったところか。
皿に盛って、二人に提供する。
「はいよ、召し上がれ」
「いただきます」
「いたーきます!」
「お、美味しい!」
「おいちい!」
「ふむ……」
「亮司さんもどうぞ?」
「良いのですか?」
「ええ、もちろんです。詩織のお世話をしてもらいましたから」
「では……トマトの酸味とほうれん草の苦味がアクセントになってますね。そして、ナスとズッキーニの食感が楽しめますね……うん、美味しいですよ」
「うしっ!」
この方から、美味しいと言われるのは嬉しい。
パスタ作りも一流の方だからな。
「あと……これからも、たまに面倒を見てもよろしいでしょうか?」
「ええ、もちろんです。こちらからお願いしたいくらいです。色々と教えてあげてください」
「ありがとうございます……まさか、こんなに楽しいとは。短い間ですが、余生を楽しめそうですね」
そう言い、微笑んでいる。
ウンウン、これで亮司さんも生き生きするし、詩織も寂しくないだろう。
あいつ、不器用っぽいし……。
俺が見ててやった方が良いのか?
いや、しかし、甘やかしすぎるのも良くないし……。
まあ、加奈子さんもいるし平気だと思うけど……。
「兄貴!」
「ん? どうした?」
「いや、それはこっちのセリフですよ。さっきから手が動いてないですよ?」
「げっ……ほんとだ。すまん、すぐにやるわ」
いかんいかん、俺の方が緊張しているじゃないか。
再び切り替えて、手を動かして開店へ向けて準備を進める。
そして、開店時間となる。
春香と今野さんは、店の入り口立ってお客様を出迎える。
俺は手を動かしつつも、耳だけを傾ける。
「い、いらっしゃいませー!」
「あれ? 新人さん?」
「は、はい!」
「あらー、随分若い子なのねー?」
どうやら、年配のご夫婦の方のようだ。
「今日から入った新人さんなんです。春香ちゃんっていうので、よろしくです」
「おおっ、今野さんが先輩か」
「初めての女の子の後輩よね?」
「へへー、私も先輩ってやつですね」
「じゃあ……春香ちゃん?」
「は、はい!」
「良い店をバイトに選んだわね。頑張ってね」
「それでは失礼」
「あ、ありがとうございます!」
……ガチガチだな。
まあ、こればっかりは慣れていくしかないか。
とりあえず、態度が悪いわけじゃないしな。
その後は、己の仕事に集中する。
幸い、悲鳴や怒号が聞こえることなく、時間は過ぎていく。
まあ、よく考えてみたら、今日は流れを見るだけだしな。
「ふぅ……ひとまず乗り切ったか」
地獄のピークを終え、一度キッチンから外を覗く。
「さて……」
「あ、ありがとうございました!」
「頑張ってね」
「うんうん、良い子が入ったね」
店入り口で見送りをして……。
「いらっしゃいませ!」
お出迎えをして……。
あっ——泣きそう。
「いや、このくらいできて当たり前なんだけどな……」
どうも、俺の中では小さいままで止まってるからなぁ。
当たり前だけど、もう高校生なんだよなぁ。
そして二時になり、ノーゲス状態に入る。
「春香、お疲れさん。とりあえず、二時までにしよう」
「き、緊張したよぉ~!」
「お、おい!? しがみつくなよ、俺は油臭いぞ?」
「うぅー……いいもん」
結局、俺の服の端を掴んだまま離さないようだ。
「ふふ、仲が良いわね~」
「ほんとですよー。私の妹も、これくらい可愛げがあればなー」
「お二人共、フォローありがとうございました」
「いえいえー。ただ見てるだけですからね」
「本当にお給料上乗せで良いのかしら……?」
「ええ、そこは遠慮なくもらってください。指導する側だって大変ですから」
「ところで、妹さんはどうしたんですかー?」
「あっ——忘れてた!」
「お、お兄ちゃん!」
俺が急いでカーテンを開けると……。
「どうですか?」
「あいっ! こっちが開いたお!」
「では、そこから繋げてみましょうか」
「あいっ!」
……なんという、和やかな光景だろうか。
紳士的な老人と、幼女が砂遊びをしている……。
どうやら、砂場を利用してお城を作っているようだ。
「あらまあ……亮司さんが笑ってる」
「あれー、ほんとですね。あんな顔、見たことないですよ」
「お兄ちゃん、詩織も楽しそう」
「だな、よく懐いているな」
やはり、俺の考えは間違ってなかったか。
亮司さんに必要なのは、人との触れ合いだ。
そして詩織にとっても、貴重な時間になるだろう。
「とりあえず、声をかけますかね……亮司さん!」
「おや? 宗馬君?」
「おじたん!」
「亮司さん、もう二時ですよ?」
「な、なんと……申し訳ない! 詩織ちゃん、お腹が空いてますよね?」
「あいっ! でも楽しいお!」
「そうか、お腹が空いても楽しかったのか。じゃあ、軽く食べような」
お昼寝もさせないといけないし……。
多分、今はテンションが上がっているから眠くないだけだろうし。
手洗いうがいをしている間に、ささっとパスタを茹でる。
「色とりどりの野菜で作るか」
ベーコンとニンニク、さらに唐辛子をオリーブオイルで炒める。
「色づいたら……」
角切りにしたズッキーニ、ナス、エリンギ、ほうれん草を加える。
「軽く火を通したら……トマトを入れてと」
湯むきしてあるトマトを刻んで入れる。
「ここに特性醤油をほんのり香り付け程度に入れて……うん、美味い」
ベーコンの脂と、野菜とキノコの旨味がしっかり出ている。
そしてトマトの酸味と、ニンニクもいい味を出している。
「ところで……さっきから何をしている?」
振り返ると、キッチンの脇から春香が覗いていた。
「ふえっ!?」
「何か用か? ああ、腹が減ったのか。もう少し待ってな」
「そ、そうじゃなくて……入っても良い……?」
「うん? ああ、いいぞ」
トコトコと俺の側にやってくる。
動いたからか、ほんのりと汗をかいている
ん? 何か良い匂いがする気が……。
……待て、今気づいた。
どうして、妹の匂いを良い匂いと感じている?
……これでは、まるで……。
「わぁ……良い匂い……お兄ちゃん?」
「あ、ああ! ふふふ、そうだろう? メニューにない、俺の特製パスタだ。これは冷製パスタでもいけるしな。結構美味いんだよ」
いや、気のせいだろう。
少し女日照りが続いているだけだ……やっぱり、彼女でも作るかね。
「へぇ~! あっ——腕が……」
春香の視線を追うと、俺のコック服の袖が下がって来ていた。
これでは、料理に支障をきたす。
「悪い、袖を折り畳んでくれるか?」
「は、はぃ……」
「何故照れる?」
「お、お兄ちゃんのばかぁぁ……ずるいよぉ~」
「何が?」
「う、腕の血管が……はぅ」
「血管?」
「おじたん!」
「おっ、きたな」
砂だらけだった詩織がカウンター席にやってくる。
「お腹へったお!」
「はいはい、すぐにできるから待ってな。春香、お前も席に着きなさい」
「う、うん」
ちょうど良いタイミングでタイマーが鳴る。
パスタの茹で汁と、用意していたソースを絡ませて……。
「完成だ」
色とりどり野菜の、トマトペペロンチーノと言ったところか。
皿に盛って、二人に提供する。
「はいよ、召し上がれ」
「いただきます」
「いたーきます!」
「お、美味しい!」
「おいちい!」
「ふむ……」
「亮司さんもどうぞ?」
「良いのですか?」
「ええ、もちろんです。詩織のお世話をしてもらいましたから」
「では……トマトの酸味とほうれん草の苦味がアクセントになってますね。そして、ナスとズッキーニの食感が楽しめますね……うん、美味しいですよ」
「うしっ!」
この方から、美味しいと言われるのは嬉しい。
パスタ作りも一流の方だからな。
「あと……これからも、たまに面倒を見てもよろしいでしょうか?」
「ええ、もちろんです。こちらからお願いしたいくらいです。色々と教えてあげてください」
「ありがとうございます……まさか、こんなに楽しいとは。短い間ですが、余生を楽しめそうですね」
そう言い、微笑んでいる。
ウンウン、これで亮司さんも生き生きするし、詩織も寂しくないだろう。
0
お気に入りに追加
153
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる