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少年期~後編~
父上に報告
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あまりの変わりように気になった俺は、父上の元を訪ねることにする。
あと、二人と婚約することを伝えなくてはいけない。
「これはアレス様!」
「試合みてましたよっ! おめでとうございます!」
門の入り口にて、以前と同じ兵士さんが言う。
「ありがとう、二人共。通って良いかな?」
「はいっ! もちろんです!」
「どうぞ、お通りください!」
「いつもご苦労様。それじゃ、失礼するよ」
門をくぐり、城の中に入る。
歩くたびに、あちこちから声がかけられる。
「おめでとうございます!」
「素晴らしい戦いでしたっ!」
「ありがとう、みんな」
そんな嬉しい声と……。
「調子に乗って……」
「なに、どうせ他国に行くから平気さ」
「政治には関わることはないだろうよ」
と言った声も聞こえてくる。
まあ、全ての人に好かれるなんて無理だからな。
こればかりは仕方あるまい。
そして、父上の私室の前に到着する。
「ゼトさん、こんにちは」
「ええ、アレス様。試合、お見事でしたね」
「ゼトさんに言われると嬉しいですね」
何せ、兄弟子みたいなものだし。
たまに稽古もつけてもらっているし。
「もうそろそろ、私が教えることもなくなるでしょう。おっと、いけない。では、どうぞ」
「ありがとうございます。父上、失礼いたします」
「うむ、入るが良い」
扉を開けて、部屋に入る。
「きたか、アレス。まずは改めておめでとう。皇帝として、父として嬉しく思う」
「ありがとうございます、父上。それでですね……」
「報告は聞いている。すまなかった」
「いえ、父上が謝る事ではないですよ。それにしても、あの変わりようは?」
「俺も詳しくはわからない。帰ってきたらあの状態で、こっちが驚いたくらいだ。しかし第二皇妃や宰相あたりが驚いてないところを見ると……」
「父上にだけ、情報が行っていなかったと? そんなことが可能な者は……」
「ああ、一人しかおらん……ターレスが動き始めたのかもしれん」
「いよいよですか……まあ、時間は稼げた方ですけどね」
「うむ、一応二年半はな。しかし、その理由がわからない。何故、あのようにしたのか」
「自分からということは? 自分で言うのもなんですが、ああいうことに興味を持つ年頃です。その快楽に溺れたのでは? あの体型は、各地で甘やかされた結果なのでは?」
「なるほど……ターレスは関係ない場合もあるか。性格まで変わってしまったのは、それらが原因かもしれないな」
「あの年頃は、周りの環境次第でどうとでも変化しますからね」
「相変わらず大人みたいなことを言う……いや、大人だったんだな」
「まあ、それなりには。ということは、様子見ということで?」
「うむ、しばらくはな。こっちでも調査を行うとしよう。もし何か理不尽なことを言ってくるようなら、遠慮なく叩き潰して良い——俺が許可する」
「ありがとうございます、それが聞ければ安心です。なぜなら……婚約者になりましたし」
「……なに? ま、待て、侯爵家の娘ではなくて?」
「カグラにも婚約を申し込みましたよ。そして、セレナにも。今日は、その報告もあって参りました」
「な、なんと……それでか、一人前みたいな男の顔になっているのは」
「だとしたら良いんですけどね。今から挨拶に行くと思うと……ブルブルします」
「ふははっ! アレスにも怖いものがあったか! ……いや、それだけ大事に思っているということだな。おめでとう、アレス」
「ありがとうございます。それでですね、クロイス殿にお伝えしたいのですが……」
「わかった、俺の方で手紙を書いておく。あっちは首を長くして待っているだろうしな」
「随分と待たせてしまいましたからね。ですが、ようやく覚悟が決まりました」
「国としてもブリューナグ侯爵家と繋がりが出来るのは好ましいことだ。フランベルク侯爵家にはヒルダが嫁ぐし……うむ、悪いことではないな」
「ヒルダ姉さんは、いつ頃結婚するのですか? そして……お相手の方はどんな方なのですか?」
今まで一度も聞いたことはない。
無意識のうちに避けていたのだろう。
だが、今なら問題ないはずだ。
「ほう? ……吹っ切ったと見えるな」
「えっ? ……気づいていたのですか?」
「当たり前だ、こう見えてもお前の父親だぞ?」
「そ、そうだったんですね……もしかして、他の人も?」
「いや、俺とエリナくらいだろう……もしくはカイゼルか」
「ハハ……申し訳ない」
「いや、そういう例もあることはあるしな。それにお前の前世の話や、お前の立場からいって無理のないことだと判断した」
「そう言ってもらえると助かります」
「相手はロンド-フラムベルク、フラムベルク侯爵家の長男だ。歳は十六歳、細身の青年で性格は温厚で優しいと評判だそうだ」
「ほっ……良い人そうで良かった。しかし、フラムベルク家にしては……」
「うむ、かの家は真の皇族は自分達だと思っている。しかし、実際に行動に移すこともない。しっかりと王国から我が国を守っている」
「変ですよね、色々と。代々それを主張しつつも、実際にはなにもしない」
「そんなことを言っても、良いことはないのにも関わらずな」
「反乱を疑われるだけですからね。それも含めて姉上ということですか?」
「うむ、彼奴なら問題あるまい。己の成すべきことをわかっているはず」
「できれば、普通に幸せになってもらいたいものです」
「もちろん、俺とて同じ思いだ。父親して、普通の幸せを願っていた。しかし本人が言い出したことでもある。私が本国との架け橋になると」
「一度決めたら曲げませんからね……ヒルダ姉さんらしい」
「全くだ……頼りになる娘だよ。結婚式は、お前達が卒業する辺りに行われる」
「わかりました。では、会うのを楽しみにしていますかね」
ヒルダ姉さんを幸せにしてくれそうな人だと良いけど。
ヒルダ姉さんが大事な人ということに変わりはないのだから。
あと、二人と婚約することを伝えなくてはいけない。
「これはアレス様!」
「試合みてましたよっ! おめでとうございます!」
門の入り口にて、以前と同じ兵士さんが言う。
「ありがとう、二人共。通って良いかな?」
「はいっ! もちろんです!」
「どうぞ、お通りください!」
「いつもご苦労様。それじゃ、失礼するよ」
門をくぐり、城の中に入る。
歩くたびに、あちこちから声がかけられる。
「おめでとうございます!」
「素晴らしい戦いでしたっ!」
「ありがとう、みんな」
そんな嬉しい声と……。
「調子に乗って……」
「なに、どうせ他国に行くから平気さ」
「政治には関わることはないだろうよ」
と言った声も聞こえてくる。
まあ、全ての人に好かれるなんて無理だからな。
こればかりは仕方あるまい。
そして、父上の私室の前に到着する。
「ゼトさん、こんにちは」
「ええ、アレス様。試合、お見事でしたね」
「ゼトさんに言われると嬉しいですね」
何せ、兄弟子みたいなものだし。
たまに稽古もつけてもらっているし。
「もうそろそろ、私が教えることもなくなるでしょう。おっと、いけない。では、どうぞ」
「ありがとうございます。父上、失礼いたします」
「うむ、入るが良い」
扉を開けて、部屋に入る。
「きたか、アレス。まずは改めておめでとう。皇帝として、父として嬉しく思う」
「ありがとうございます、父上。それでですね……」
「報告は聞いている。すまなかった」
「いえ、父上が謝る事ではないですよ。それにしても、あの変わりようは?」
「俺も詳しくはわからない。帰ってきたらあの状態で、こっちが驚いたくらいだ。しかし第二皇妃や宰相あたりが驚いてないところを見ると……」
「父上にだけ、情報が行っていなかったと? そんなことが可能な者は……」
「ああ、一人しかおらん……ターレスが動き始めたのかもしれん」
「いよいよですか……まあ、時間は稼げた方ですけどね」
「うむ、一応二年半はな。しかし、その理由がわからない。何故、あのようにしたのか」
「自分からということは? 自分で言うのもなんですが、ああいうことに興味を持つ年頃です。その快楽に溺れたのでは? あの体型は、各地で甘やかされた結果なのでは?」
「なるほど……ターレスは関係ない場合もあるか。性格まで変わってしまったのは、それらが原因かもしれないな」
「あの年頃は、周りの環境次第でどうとでも変化しますからね」
「相変わらず大人みたいなことを言う……いや、大人だったんだな」
「まあ、それなりには。ということは、様子見ということで?」
「うむ、しばらくはな。こっちでも調査を行うとしよう。もし何か理不尽なことを言ってくるようなら、遠慮なく叩き潰して良い——俺が許可する」
「ありがとうございます、それが聞ければ安心です。なぜなら……婚約者になりましたし」
「……なに? ま、待て、侯爵家の娘ではなくて?」
「カグラにも婚約を申し込みましたよ。そして、セレナにも。今日は、その報告もあって参りました」
「な、なんと……それでか、一人前みたいな男の顔になっているのは」
「だとしたら良いんですけどね。今から挨拶に行くと思うと……ブルブルします」
「ふははっ! アレスにも怖いものがあったか! ……いや、それだけ大事に思っているということだな。おめでとう、アレス」
「ありがとうございます。それでですね、クロイス殿にお伝えしたいのですが……」
「わかった、俺の方で手紙を書いておく。あっちは首を長くして待っているだろうしな」
「随分と待たせてしまいましたからね。ですが、ようやく覚悟が決まりました」
「国としてもブリューナグ侯爵家と繋がりが出来るのは好ましいことだ。フランベルク侯爵家にはヒルダが嫁ぐし……うむ、悪いことではないな」
「ヒルダ姉さんは、いつ頃結婚するのですか? そして……お相手の方はどんな方なのですか?」
今まで一度も聞いたことはない。
無意識のうちに避けていたのだろう。
だが、今なら問題ないはずだ。
「ほう? ……吹っ切ったと見えるな」
「えっ? ……気づいていたのですか?」
「当たり前だ、こう見えてもお前の父親だぞ?」
「そ、そうだったんですね……もしかして、他の人も?」
「いや、俺とエリナくらいだろう……もしくはカイゼルか」
「ハハ……申し訳ない」
「いや、そういう例もあることはあるしな。それにお前の前世の話や、お前の立場からいって無理のないことだと判断した」
「そう言ってもらえると助かります」
「相手はロンド-フラムベルク、フラムベルク侯爵家の長男だ。歳は十六歳、細身の青年で性格は温厚で優しいと評判だそうだ」
「ほっ……良い人そうで良かった。しかし、フラムベルク家にしては……」
「うむ、かの家は真の皇族は自分達だと思っている。しかし、実際に行動に移すこともない。しっかりと王国から我が国を守っている」
「変ですよね、色々と。代々それを主張しつつも、実際にはなにもしない」
「そんなことを言っても、良いことはないのにも関わらずな」
「反乱を疑われるだけですからね。それも含めて姉上ということですか?」
「うむ、彼奴なら問題あるまい。己の成すべきことをわかっているはず」
「できれば、普通に幸せになってもらいたいものです」
「もちろん、俺とて同じ思いだ。父親して、普通の幸せを願っていた。しかし本人が言い出したことでもある。私が本国との架け橋になると」
「一度決めたら曲げませんからね……ヒルダ姉さんらしい」
「全くだ……頼りになる娘だよ。結婚式は、お前達が卒業する辺りに行われる」
「わかりました。では、会うのを楽しみにしていますかね」
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