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少年期~前編~
校門にて一悶着
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さて、校門をくぐったはいいが……結構広いな。
まず、かなりの規模の広場がある。
そして建物が、いくつか建っている。
敷地面積は確か200,000坪ぐらい……東京ドーム13か14個分くらいか?
まあ、当然といえば当然の話か……。
まず、ファンタジーの世界だから魔法がある。
つまり、訓練するにも広さが必要だ。
この学校には皆が入りたがるらしい。
それもそのはず……権力者、有力者の子弟が多いからな。
さらには、俺みたいな皇族まで通っているしな。
出世や成り上がりを目指す人にとっては、ここを選ばない理由がない。
ただ入学金が高く、ある程度優秀でないと入学出来ない。
年齢は8~12歳までいる。
1学年が約800だから、大体3200人ってところか。
それ以降は、専門職に弟子入りしたり、軍学校に入ったり、冒険者になったりする。
そして、15歳で成人と見なされる。
原則としてお付きの方はつけられない。
これは自立を促すためだ。
たまにメイドや執事を連れてくる馬鹿もいるが……。
いくら学校のルールが形骸化したとはいえ、校則違反ということで追い返される。
だが、そのために弊害も起きた。
子供達が、自分の派閥を作りだしたのだ。
執事やメイドが連れてこれないなら、自分より下の者を代わりにすればいいと……。
それも校則違反というか、初代か定めたものなのだが……最早、意味をなしてない。
「さて、どこに行けばいいんだろう?……まずは、クラス分けの掲示板があるはずだから……」
俺は入り口付近にある、大きな掲示板を見る。
「僕は……Sクラスか。うん、とりあえず良かったかな」
クラスはS,A,B,C,D,E,Fの七クラスのようだ。
そのうちSクラスは8人しか入れないので、中々狭き門だ。
俺は確認をし、その場を離れる。
すると、何やら騒がしい。
「おい!貴様!平民の分際で、侯爵家次男ザガン様の通行の邪魔をするとは何事だ!」
「ご、ごめんなさい!ちょっと余所見してて……」
「ふん!これだから平民など入学させてはいけないのだ!」
2人はその後も、女の子に罵声を浴びせている。
はぁ……本当に、テンプレのような貴族の態度だな。
しかも、口調も子供らしくない……親の真似をしているのだろうな。
子を見れば、親がわかるってね。
……あまり、権力は振りかざしたくないんだけどな……仕方ないか。
酷くなる前に、止めた方がいいしね。
「ねえねえ、そこのお2人さん」
「ん?なんだ、貴様は?」
まあ、俺の顔なんか知るわけないよな……あまり、貴族の集まりとかには出てないしね。
「何も通行の邪魔をしただけで、そこまで言うことはないんじゃないかな?」
周りの人が、騒つく。
おそらく、侯爵家出身に意見を言ったからだろう。
「貴様!この方を誰だと……!」
「まあまあ、いいさ。おい、貴様。カッコつけたいのか知らんが、相手を間違えたな。こいつは、この俺の邪魔をしたんだぞ?土下座くらいはしないとな」
そう言い、ニヤニヤしている……クズめ。
もう、穏便に済ませるのは止めるか。
「……ここでは、貴族も平民も平等なはずだけど?」
「ハハハ!こいつ、馬鹿ですよ!」
「全くだ!そんな建前、誰も守るわけがないだろう!父上もおっしゃってたぞ?」
「はぁ……おい、クズ。権力をふりかざして横暴に振る舞うということは、更なる権力に横暴な振る舞いをされても、文句は言えないよね?」
「ク、クズ!?この俺が……!」
「な、なんて無礼な!!」
「はい、君。大丈夫?立てる?」
その子は、蒼い髪色をしていた。
瞳も透き通るような蒼。
とても、可愛らしいタイプの女の子だった。
「は、はい!立てます!あ、ありがとうございます!で、でも……」
「僕は大丈夫。さあ、下がってて」
女の子は、僕を気遣うような視線を向ける。
うん、助けて良かった……この子は良い子だ。
「おい、貴様……!覚悟は出来てるんだろうな!?」
「なんの覚悟?僕は、至極当然のことしか言っていないけど?むしろ、謝るべきは君のほうだと思うけど?」
「こ、この……!」
所詮は親の真似事か……言われたことがないことには、対応できない。
「ちょっと!!なんの騒ぎ!?」
あっ——この声は……。
「こ、これはヒルダ皇女殿下。こいつらが、俺達に無礼を働きまして……」
「ここでは、貴族の権利を行使してはいけないのよ?そんなことも知らないの?」
「こ、これは最高権力者の皇族の方がいう台詞では……」
この方は、やはり稀有な存在だ。
これを素で言えることの、なんと素晴らしいことか。
ただ、1つ困ったことが……。
「そういうのは、いいから。ほら、貴方達。もう平気……アレスじゃない!?」
俺は……思いきり抱きつかれる!
「ヒルダ姉様!痛いですから!ちょっと、離れてください!」
「嫌よ!アレスの匂いを嗅ぐのよ!それと、可愛くお姉ちゃんと呼ばなきゃ嫌!」
「いや、嫌と言われても……」
「むぅー!!」
「はいはい、わかりましたよ。ヒルダ姉さん」
「まあ、さん付けだけど……許してあげる!」
困っているのはこれだ……嬉しいのだが、愛情表現が激しすぎるのだ。
「ア、アレス?姉さん?」
「アンタ、知らないで喧嘩売ったの?第3皇子のアレスよ。私の、唯一の可愛い弟よ!」
周りから声が上がる。
「お、皇子だって!?」 「でも、平民を庇ったよ!?」「それに取り巻きがいない?」
ザガンという奴は、青ざめている……まあ、それもそうだろう。
権力をふりかざしていたら、更なる権力が現れたのだから。
「こ、これは人が悪い。アレス皇子殿下でしたか。大変失礼しました!」
「し、失礼しました!」
「謝る相手が違うんじゃない?それと、あまり横暴な態度はいただけないな。これからは、気をつけてね?」
「わ、私は大丈夫です!」
「そう?良かったね、この子が良い子で」
「はいはい!入学式始まるわよ!皆、早く行きなさい!」
「く!行くぞ!」
「は、はい!」
2人と、周りの人達が慌ただしく動きだす。
「こら、アレス。腹がたつのはわかるけど、あまり挑発してはダメよ?」
「……そうですね。少し大人げなかったですね。気をつけます」
「ふふ、アレスは優しく素直な良い子。あの可愛くもなく、生意気な弟とはえらい違いだわ」
「あ!あの!」
「ああ、ごめんね。助けたつもりが、騒ぎを大きくしてしまったね」
「い、いえ!嬉しかったです!こんな方がいるとわかって!ありがとうございました!」
そう言い、女の子は走っていった。
「ほら!アレスも遅刻するわよ!模範になるべき皇族が遅刻とか、笑えないわ!」
「そうですね!では、行ってきます!」
俺は人波についていき、会場に入る。
そしてSと書かれた旗に従って……席に着くが。
そこには……先程の女の子と、男達がいた。
マジか……同じクラスか。
問題が、起こる気しかしないな……。
そして、すぐに学校長が出てきて話し始めた。
どこの世界でも、校長の話は退屈なんだな……。
俺は校長の話を聞き流しながら、過去のことを思い出していた……。
まず、かなりの規模の広場がある。
そして建物が、いくつか建っている。
敷地面積は確か200,000坪ぐらい……東京ドーム13か14個分くらいか?
まあ、当然といえば当然の話か……。
まず、ファンタジーの世界だから魔法がある。
つまり、訓練するにも広さが必要だ。
この学校には皆が入りたがるらしい。
それもそのはず……権力者、有力者の子弟が多いからな。
さらには、俺みたいな皇族まで通っているしな。
出世や成り上がりを目指す人にとっては、ここを選ばない理由がない。
ただ入学金が高く、ある程度優秀でないと入学出来ない。
年齢は8~12歳までいる。
1学年が約800だから、大体3200人ってところか。
それ以降は、専門職に弟子入りしたり、軍学校に入ったり、冒険者になったりする。
そして、15歳で成人と見なされる。
原則としてお付きの方はつけられない。
これは自立を促すためだ。
たまにメイドや執事を連れてくる馬鹿もいるが……。
いくら学校のルールが形骸化したとはいえ、校則違反ということで追い返される。
だが、そのために弊害も起きた。
子供達が、自分の派閥を作りだしたのだ。
執事やメイドが連れてこれないなら、自分より下の者を代わりにすればいいと……。
それも校則違反というか、初代か定めたものなのだが……最早、意味をなしてない。
「さて、どこに行けばいいんだろう?……まずは、クラス分けの掲示板があるはずだから……」
俺は入り口付近にある、大きな掲示板を見る。
「僕は……Sクラスか。うん、とりあえず良かったかな」
クラスはS,A,B,C,D,E,Fの七クラスのようだ。
そのうちSクラスは8人しか入れないので、中々狭き門だ。
俺は確認をし、その場を離れる。
すると、何やら騒がしい。
「おい!貴様!平民の分際で、侯爵家次男ザガン様の通行の邪魔をするとは何事だ!」
「ご、ごめんなさい!ちょっと余所見してて……」
「ふん!これだから平民など入学させてはいけないのだ!」
2人はその後も、女の子に罵声を浴びせている。
はぁ……本当に、テンプレのような貴族の態度だな。
しかも、口調も子供らしくない……親の真似をしているのだろうな。
子を見れば、親がわかるってね。
……あまり、権力は振りかざしたくないんだけどな……仕方ないか。
酷くなる前に、止めた方がいいしね。
「ねえねえ、そこのお2人さん」
「ん?なんだ、貴様は?」
まあ、俺の顔なんか知るわけないよな……あまり、貴族の集まりとかには出てないしね。
「何も通行の邪魔をしただけで、そこまで言うことはないんじゃないかな?」
周りの人が、騒つく。
おそらく、侯爵家出身に意見を言ったからだろう。
「貴様!この方を誰だと……!」
「まあまあ、いいさ。おい、貴様。カッコつけたいのか知らんが、相手を間違えたな。こいつは、この俺の邪魔をしたんだぞ?土下座くらいはしないとな」
そう言い、ニヤニヤしている……クズめ。
もう、穏便に済ませるのは止めるか。
「……ここでは、貴族も平民も平等なはずだけど?」
「ハハハ!こいつ、馬鹿ですよ!」
「全くだ!そんな建前、誰も守るわけがないだろう!父上もおっしゃってたぞ?」
「はぁ……おい、クズ。権力をふりかざして横暴に振る舞うということは、更なる権力に横暴な振る舞いをされても、文句は言えないよね?」
「ク、クズ!?この俺が……!」
「な、なんて無礼な!!」
「はい、君。大丈夫?立てる?」
その子は、蒼い髪色をしていた。
瞳も透き通るような蒼。
とても、可愛らしいタイプの女の子だった。
「は、はい!立てます!あ、ありがとうございます!で、でも……」
「僕は大丈夫。さあ、下がってて」
女の子は、僕を気遣うような視線を向ける。
うん、助けて良かった……この子は良い子だ。
「おい、貴様……!覚悟は出来てるんだろうな!?」
「なんの覚悟?僕は、至極当然のことしか言っていないけど?むしろ、謝るべきは君のほうだと思うけど?」
「こ、この……!」
所詮は親の真似事か……言われたことがないことには、対応できない。
「ちょっと!!なんの騒ぎ!?」
あっ——この声は……。
「こ、これはヒルダ皇女殿下。こいつらが、俺達に無礼を働きまして……」
「ここでは、貴族の権利を行使してはいけないのよ?そんなことも知らないの?」
「こ、これは最高権力者の皇族の方がいう台詞では……」
この方は、やはり稀有な存在だ。
これを素で言えることの、なんと素晴らしいことか。
ただ、1つ困ったことが……。
「そういうのは、いいから。ほら、貴方達。もう平気……アレスじゃない!?」
俺は……思いきり抱きつかれる!
「ヒルダ姉様!痛いですから!ちょっと、離れてください!」
「嫌よ!アレスの匂いを嗅ぐのよ!それと、可愛くお姉ちゃんと呼ばなきゃ嫌!」
「いや、嫌と言われても……」
「むぅー!!」
「はいはい、わかりましたよ。ヒルダ姉さん」
「まあ、さん付けだけど……許してあげる!」
困っているのはこれだ……嬉しいのだが、愛情表現が激しすぎるのだ。
「ア、アレス?姉さん?」
「アンタ、知らないで喧嘩売ったの?第3皇子のアレスよ。私の、唯一の可愛い弟よ!」
周りから声が上がる。
「お、皇子だって!?」 「でも、平民を庇ったよ!?」「それに取り巻きがいない?」
ザガンという奴は、青ざめている……まあ、それもそうだろう。
権力をふりかざしていたら、更なる権力が現れたのだから。
「こ、これは人が悪い。アレス皇子殿下でしたか。大変失礼しました!」
「し、失礼しました!」
「謝る相手が違うんじゃない?それと、あまり横暴な態度はいただけないな。これからは、気をつけてね?」
「わ、私は大丈夫です!」
「そう?良かったね、この子が良い子で」
「はいはい!入学式始まるわよ!皆、早く行きなさい!」
「く!行くぞ!」
「は、はい!」
2人と、周りの人達が慌ただしく動きだす。
「こら、アレス。腹がたつのはわかるけど、あまり挑発してはダメよ?」
「……そうですね。少し大人げなかったですね。気をつけます」
「ふふ、アレスは優しく素直な良い子。あの可愛くもなく、生意気な弟とはえらい違いだわ」
「あ!あの!」
「ああ、ごめんね。助けたつもりが、騒ぎを大きくしてしまったね」
「い、いえ!嬉しかったです!こんな方がいるとわかって!ありがとうございました!」
そう言い、女の子は走っていった。
「ほら!アレスも遅刻するわよ!模範になるべき皇族が遅刻とか、笑えないわ!」
「そうですね!では、行ってきます!」
俺は人波についていき、会場に入る。
そしてSと書かれた旗に従って……席に着くが。
そこには……先程の女の子と、男達がいた。
マジか……同じクラスか。
問題が、起こる気しかしないな……。
そして、すぐに学校長が出てきて話し始めた。
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