118 / 185
冬馬君は遅れたものを取り戻す
冬馬君は彼女にやられる
しおりを挟む
……そこには女神?いや、天使?いや……綾がいた。
元々の素材が良いので、無理のない範囲の化粧。
目元や、口元、頬のラインに軽くしてる程度だ。
しかし……それでも、破壊力は計り知れない……!
可愛い子が化粧すると、こうも違うのか……。
しかも……きちゃった……なんつーセリフを……!
バイト中じゃなかったら、抱きしめてるところだぞ……!
「と、冬馬君……?顔が怖いよ……?やっぱり……お、怒ってる……?」
「いや、怒ってない。ただ、お前が可愛すぎるから抱きしめるのを我慢しているだけだ」
「ふえっ……?あっ——そ、そうなんだ……えへへ、頑張った甲斐があった……」
「冬馬、お前はもう上がれ」
「え?いや、まだ時間では……」
まだ、7時半前だ。
俺は8時までの予定だったはず……。
「そんなんでは仕事にならないだろう?」
「……まあ、確かに……綾を見てしまいますね……」
だから、バイトは一緒にはしなかったんだし……。
綾にセクハラ発言する客がいたら……自分を抑える自信がないからな……。
「ご、ごめんなさい!!そ、そんなつもりじゃ……わ、私、帰りますから!」
「いや、気にしなくて良い。元々、今日はデートだったんじゃないか?」
「ええ、そうですね」
「なら、悪いのはこちらの方だな。清水さんって言ったっけ?すまなかったな」
「いえ!私の方こそ、考えなしですみません……」
「ククク……愛されてるな、冬馬?」
「はい?」
「大方……大学生の女の子が入るから、気になって見にきたんじゃないのか?そんなに気合入れてまでな……」
「は、はぅぅ……は、はぃ……」
「綾?俺はさっきなんと言った?」
「……はい、ごめんなさぃ……でも、信用してないとかじゃなくて……か、彼女がいますっていうのを知っておいてもらおうと思って……」
「……ハァ、きてしまったものは仕方ないか。ただ……もう帰ったぞ?」
「え……?えぇ——!?わ、私は何しに……?と、冬馬君に迷惑だけかけにきちゃった……スン……」
「おいおい、誰が迷惑だと言った?可愛い彼女に会えたんだ……迷惑なわけがないだろう」
「冬馬君……」
「ゴホン!とりあえず、奥の席につくと良い。冬馬、お前もタイムカード押して着替えてこい」
「あっ……すみません、では失礼します。綾、1番奥に座っててくれ」
「う、うん……友野さん、すみませんでした」
「ククク……良いさ、若い時っていうのはそういうものだ」
シブい……!
ニヒルな笑みを浮かべる友野さんは……!
これはこれで、カッコいいよなぁ。
そんなことを考えながら、裏に入る。
「あれ?もう時間かな?」
「店長、実は……」
俺は、一連の流れを説明した。
「ウンウン、わかるなぁ~心配だよね。冬馬君はかっこいいからね!」
「ハァ……そういうものですかね……というわけで、上がってもいいですか?」
「もちろんだよ。今日はありがとう、本当に助かったよ。お疲れ様……僕も、挨拶してこよっと」
俺はタイムカードを押し、着替えて裏口から出て、表から入り直す。
「綾、待たせたな」
「ううん、平気だよ。お仕事、遅くまでお疲れ様です」
「……」
「ど、どうかした?そ、そんなに見つめられるとドキドキしちゃう……」
「す、すまん……少し想像しただけだ……」
まさか……新婚生活を思い浮かべたとは言えん……。
「え……?」
「いや、とりあえず食べよう……待て……夕飯は?」
「食べてないよー、ここで食べようかと思って……」
「どうやってきた?そんな可愛い格好で……」
こんな寒いのに、赤チェックのミニスカートだし……相変わらず脚が綺麗だ。
モコモコの上着の下は……白のセーターだし……鎖骨も綺麗だ。
胸元も見えそうだし……これが噂の……童貞殺しってやつか?
いや、正確には……冬馬殺しってところか……。
「お母さんに送ってもらったの。あと……お化粧も……大人っぽくなるかなって……負けられないわね!って……」
「ハハ……なるほど、そういうことか。それで、普段しない化粧ってことか。ああ、良く似合ってるよ」
「あ、ありがとぅ……ストレートなのです……」
「ん?帰りは?」
「そ、その……冬馬君が送ってくれるでしょ?って……」
「そりゃ、もちろん。こんな可愛い子を、一人で帰らせてたまるか。俺だったら、声をかけずにはいられない」
「す、すみません……でも、嬉しい……」
「しかし……ラーメンを食う格好ではないな……ものすごく可愛いとは思うが……」
「あっ——大学生に負けないようにって……か、考えてなかったぁ……でも、可愛いって……」
「クク……たまに出るポンコツ発揮だな?」
「あぅぅ……」
「良いよ、可愛くて。待ってろ、今エプロンもらってくるから」
「あ、ありがとぅ……」
その後注文をし、食事を食べる。
「う~!美味しい!ここの餃子好き!」
「そうかそうか、良かったですね?店長」
「嬉しいよ!これは僕のオリジナルだからね!ニンニクが効いてて美味しいよね!」
「はい!とっても美味しいです!」
「あっ——女の子に食べさせて良かったのかな?」
「あっ——で、でも……冬馬君は……」
「気にしなくて良い。前も言ったが、好きなものを食べるといい。美味しい物を食べてる綾は可愛いしな」
「冬馬君は男前だね!」
「はい!そうなんです!」
「これは惚れるしかないね!」
「はい!大好きです!」
「おい、落ち着けって……なんか、二人って似てるな……テンションが」
ひとまず食べ終わったあと、とあることに気づく。
「あっ——大学生だけど、啓介……田中啓介のお姉さんだった」
「え……?えぇ——!?す、凄い偶然だね……!」
「ああ、俺も驚いたよ。でも、良い人だったよ」
「むぅ……可愛かったですか?」
「……一般論でいうと、その部類だな。ただ……」
「ただ……?」
「俺には……綾が1番可愛いからな。これで良いか?」
「えへへ……もぅ……はぃ……」
その後、会計を済ませ店を出る。
「良いのかな?勝手に来たのに、ご馳走までしてもらっちゃって……」
「ああ、店長が良いって。悪いことしちゃったからってさ」
「今度、お菓子でも持ってこようかな……?」
「おっ?お菓子はいけるのか?」
「ふふ~ん!実は最近特訓して……なんでもないてす」
「はい?」
「いいの!今は気にしないでください!」
「お、おう……」
綾に腕を組まれて、そのまま歩き出す。
……どうでも良いけど……素晴らしい感触なのですが?
やれやれ……綾には敵わないな……。
元々の素材が良いので、無理のない範囲の化粧。
目元や、口元、頬のラインに軽くしてる程度だ。
しかし……それでも、破壊力は計り知れない……!
可愛い子が化粧すると、こうも違うのか……。
しかも……きちゃった……なんつーセリフを……!
バイト中じゃなかったら、抱きしめてるところだぞ……!
「と、冬馬君……?顔が怖いよ……?やっぱり……お、怒ってる……?」
「いや、怒ってない。ただ、お前が可愛すぎるから抱きしめるのを我慢しているだけだ」
「ふえっ……?あっ——そ、そうなんだ……えへへ、頑張った甲斐があった……」
「冬馬、お前はもう上がれ」
「え?いや、まだ時間では……」
まだ、7時半前だ。
俺は8時までの予定だったはず……。
「そんなんでは仕事にならないだろう?」
「……まあ、確かに……綾を見てしまいますね……」
だから、バイトは一緒にはしなかったんだし……。
綾にセクハラ発言する客がいたら……自分を抑える自信がないからな……。
「ご、ごめんなさい!!そ、そんなつもりじゃ……わ、私、帰りますから!」
「いや、気にしなくて良い。元々、今日はデートだったんじゃないか?」
「ええ、そうですね」
「なら、悪いのはこちらの方だな。清水さんって言ったっけ?すまなかったな」
「いえ!私の方こそ、考えなしですみません……」
「ククク……愛されてるな、冬馬?」
「はい?」
「大方……大学生の女の子が入るから、気になって見にきたんじゃないのか?そんなに気合入れてまでな……」
「は、はぅぅ……は、はぃ……」
「綾?俺はさっきなんと言った?」
「……はい、ごめんなさぃ……でも、信用してないとかじゃなくて……か、彼女がいますっていうのを知っておいてもらおうと思って……」
「……ハァ、きてしまったものは仕方ないか。ただ……もう帰ったぞ?」
「え……?えぇ——!?わ、私は何しに……?と、冬馬君に迷惑だけかけにきちゃった……スン……」
「おいおい、誰が迷惑だと言った?可愛い彼女に会えたんだ……迷惑なわけがないだろう」
「冬馬君……」
「ゴホン!とりあえず、奥の席につくと良い。冬馬、お前もタイムカード押して着替えてこい」
「あっ……すみません、では失礼します。綾、1番奥に座っててくれ」
「う、うん……友野さん、すみませんでした」
「ククク……良いさ、若い時っていうのはそういうものだ」
シブい……!
ニヒルな笑みを浮かべる友野さんは……!
これはこれで、カッコいいよなぁ。
そんなことを考えながら、裏に入る。
「あれ?もう時間かな?」
「店長、実は……」
俺は、一連の流れを説明した。
「ウンウン、わかるなぁ~心配だよね。冬馬君はかっこいいからね!」
「ハァ……そういうものですかね……というわけで、上がってもいいですか?」
「もちろんだよ。今日はありがとう、本当に助かったよ。お疲れ様……僕も、挨拶してこよっと」
俺はタイムカードを押し、着替えて裏口から出て、表から入り直す。
「綾、待たせたな」
「ううん、平気だよ。お仕事、遅くまでお疲れ様です」
「……」
「ど、どうかした?そ、そんなに見つめられるとドキドキしちゃう……」
「す、すまん……少し想像しただけだ……」
まさか……新婚生活を思い浮かべたとは言えん……。
「え……?」
「いや、とりあえず食べよう……待て……夕飯は?」
「食べてないよー、ここで食べようかと思って……」
「どうやってきた?そんな可愛い格好で……」
こんな寒いのに、赤チェックのミニスカートだし……相変わらず脚が綺麗だ。
モコモコの上着の下は……白のセーターだし……鎖骨も綺麗だ。
胸元も見えそうだし……これが噂の……童貞殺しってやつか?
いや、正確には……冬馬殺しってところか……。
「お母さんに送ってもらったの。あと……お化粧も……大人っぽくなるかなって……負けられないわね!って……」
「ハハ……なるほど、そういうことか。それで、普段しない化粧ってことか。ああ、良く似合ってるよ」
「あ、ありがとぅ……ストレートなのです……」
「ん?帰りは?」
「そ、その……冬馬君が送ってくれるでしょ?って……」
「そりゃ、もちろん。こんな可愛い子を、一人で帰らせてたまるか。俺だったら、声をかけずにはいられない」
「す、すみません……でも、嬉しい……」
「しかし……ラーメンを食う格好ではないな……ものすごく可愛いとは思うが……」
「あっ——大学生に負けないようにって……か、考えてなかったぁ……でも、可愛いって……」
「クク……たまに出るポンコツ発揮だな?」
「あぅぅ……」
「良いよ、可愛くて。待ってろ、今エプロンもらってくるから」
「あ、ありがとぅ……」
その後注文をし、食事を食べる。
「う~!美味しい!ここの餃子好き!」
「そうかそうか、良かったですね?店長」
「嬉しいよ!これは僕のオリジナルだからね!ニンニクが効いてて美味しいよね!」
「はい!とっても美味しいです!」
「あっ——女の子に食べさせて良かったのかな?」
「あっ——で、でも……冬馬君は……」
「気にしなくて良い。前も言ったが、好きなものを食べるといい。美味しい物を食べてる綾は可愛いしな」
「冬馬君は男前だね!」
「はい!そうなんです!」
「これは惚れるしかないね!」
「はい!大好きです!」
「おい、落ち着けって……なんか、二人って似てるな……テンションが」
ひとまず食べ終わったあと、とあることに気づく。
「あっ——大学生だけど、啓介……田中啓介のお姉さんだった」
「え……?えぇ——!?す、凄い偶然だね……!」
「ああ、俺も驚いたよ。でも、良い人だったよ」
「むぅ……可愛かったですか?」
「……一般論でいうと、その部類だな。ただ……」
「ただ……?」
「俺には……綾が1番可愛いからな。これで良いか?」
「えへへ……もぅ……はぃ……」
その後、会計を済ませ店を出る。
「良いのかな?勝手に来たのに、ご馳走までしてもらっちゃって……」
「ああ、店長が良いって。悪いことしちゃったからってさ」
「今度、お菓子でも持ってこようかな……?」
「おっ?お菓子はいけるのか?」
「ふふ~ん!実は最近特訓して……なんでもないてす」
「はい?」
「いいの!今は気にしないでください!」
「お、おう……」
綾に腕を組まれて、そのまま歩き出す。
……どうでも良いけど……素晴らしい感触なのですが?
やれやれ……綾には敵わないな……。
0
お気に入りに追加
194
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた
久野真一
青春
最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、
幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。
堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。
猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。
百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。
そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。
男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。
とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。
そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から
「修二は私と恋人になりたい?」
なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。
百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。
「なれたらいいと思ってる」
少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。
食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。
恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。
そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。
夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと
新婚生活も満喫中。
これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、
新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。

転校して来た美少女が前幼なじみだった件。
ながしょー
青春
ある日のHR。担任の呼び声とともに教室に入ってきた子は、とてつもない美少女だった。この世とはかけ離れた美貌に、男子はおろか、女子すらも言葉を詰まらせ、何も声が出てこない模様。モデルでもやっていたのか?そんなことを思いながら、彼女の自己紹介などを聞いていると、担任の先生がふと、俺の方を……いや、隣の席を指差す。今朝から気になってはいたが、彼女のための席だったということに今知ったのだが……男子たちの目線が異様に悪意の籠ったものに感じるが気のせいか?とにもかくにも隣の席が学校一の美少女ということになったわけで……。
このときの俺はまだ気づいていなかった。この子を軸として俺の身の回りが修羅場と化すことに。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる