36 / 185
冬馬君の自制心は……
冬馬君は最後に不意打ちをくらう
しおりを挟む
彼女とキスをした。
身体中に、電撃が走ったような感覚になった。
そして、同時にどう表現していいかわからない感情が芽生えた。
可愛い?好き?苦しい?痛い?
……それらが、ごっちゃ混ぜになったような感じだ。
真司さんが言っていたな……そのうちわかると。
これが、そういうことなのかもしれないな。
二度目のキスをし、抱きしめたままなのだが……。
さて、どうする……?
いや、どうするもなにも、離れなくてはいけない……。
このままでは、どうにかなりそうだ……。
「と、冬馬君……い、痛いよぉ……」
「す、すまん!!お、俺としたことが……!」
俺はすぐに離れ、正座をする。
「う、ううん!い、いいの!少し、痛かっただけだから……」
「ごめん!つい、力が入ってしまった!あまりに、愛おしいものだから……」
「ふぇ!?い、愛しい……う、嬉しい……その、私も大好きです……」
「そ、そうか……」
「…………」
「……………」
「き、キスしちゃったね……す、凄いね、なんていうか……幸せな気持ちになるね」
「そ、そうだな……なんとも言えないが、幸せな気分になったな」
「でも……聞いていいかな?」
「ああ、良いぞ」
「なんで、今だったの……?わ、私ね……アピールはしてたんだけど……その、腕を組んだり、可愛い格好したり、それとなく色々と……でも今日は、特にしてなかったのに……」
「そういうことだったのか……恥ずかしいことに、全く気づかなかったな。自分のことで、一杯一杯になっていたようだな……実はな、俺もずっとしたかったんだ」
「えぇ!?そ、そうだったの?同じ気持ちだったんだ……嬉しい……」
「ああ、そうだな……でも、その、一ヶ月は我慢した方がいいのではないかとか、それ目的だと思われたら嫌だなとか……」
「そんなこと思わないよ!」
「わかっている、綾ならそう言うと思ったよ」
「え……?じゃあーー」
「ごめん、全ては俺が未熟なためだ。そのな、キスをしたらな……それだけで止まれる気がしなかったんだ……」
「え?どういう意味……あっ……えっと、その、冬馬君なら嫌じゃないよ!違う、私、なに言って……」
これは……なんという可愛さだ。
これは、自制心が必要だな。
「いや、言いたいことはわかってる。大丈夫だ、それは今は考えなくていい。俺は今、とても幸せな気持ちだ。それだけで十分だ」
……今のところはな……だが、押し付けはよくない。
限界までは耐えてみせよう……!
「冬馬君……私も幸せです……大事にしてもらえて、すっごく嬉しい……」
その時、ガチャガチャ!と音がする。
「ど、どうしよう!?」
「だ、大丈夫だ。お、お、落ち着け。ふ、普通にしよう。冷静を装うんだ」
「う、うん。が、頑張る」
急いで体勢を整えて、ゲームをしてるフリをする。
「あー、次はこれやるか?」
「うん、いいよー」
2人とも、酷い棒読みである。
「たっだいまー!可愛い妹が帰ってきましたよー!あれ?なんでここにいるの?」
「おかえり、麻里奈。いや、綾がゲームしたいっていうからさ。俺の部屋にもあるけど、ここにはソファーもあるし、画面も大きいしな」
「こんにちは、麻里奈ちゃん。お邪魔してます」
「そういうことかー。確かに、そうだね。綾さん、こんにちは!」
色々な意味で、危なかったな……。
綾にはああいったものの……思わず、押し倒したくなってしまった。
いや、言ったことに嘘はないんだが……まあ、仕方ないよな。
だって……可愛すぎるだろーー!!
……フゥ……よし、切り替えよう。
残念……いや……幸いなことに、妹が帰ってきたしな。
「ねえねえ!私もやりたい!」
「すまんな、綾。付き合ってくれるか?」
「うん!私も、遊びたい!だって、イメージじゃないとか言われてちゃうから、遊べる人いないんだもん!」
「えー!?そんなこと言うんですか!?よし!お兄!マリ○カートしよ!ただし、お兄は自分の得意キャラは禁止!」
「はいはい、わかったよ。ククク……ハンデをやろう。俺はアイテムは使わない」
「ムムム……!綾ちゃん!このお兄の鼻をへし折るのです!」
「え?そ、そういう感じなの?う、うん!わかった!」
その後、ゲームに没頭する。
「あっ!お兄!アイテム取った!嘘つき!」
「ちげーよ!お前が体当たりするからだよ!」
「あっ!抜けた!やったぁ!」
「ほら!お兄が邪魔するから!」
「ほう……?俺に本気を出させる気か……良い度胸だ。いくら愛する彼女とはいえ、手加減はしない……!」
「あ、愛する!?わ、わわ、あっー!」
綾のカートは壁に激突する。
「お兄!卑怯だよ!そんな姑息な手を使うなんて!」
「い、いや!そんなつもりはなくてだな!ヤベッ!」
俺も壁に激突してしまう。
「あれ?お兄?珍しいね!では、おっさきー!」
結局、麻里奈がトップにとなった。
自ら墓穴を掘ってしまうとは……!
ゲーマーとしての矜持が……!
「ふふ、楽しいね。こういうの夢だったんだ」
「誠也とは……そっか……あいつは一人用プレイが多いし、あのモンスターを狩るゲームは綾には難しいかもな」
「うん、そうなの。だから、すっごく楽しい!」
うん……この笑顔を見れるなら、矜持などどうでもよくなるな。
その後もゲームを続け、夕方になったので帰る時間となる。
そして、綾を家まで送り届ける。
「冬馬君、送ってくれてありがとう!すっごく楽しかったよ!」
「お安い御用だ。楽しんでくれて何よりだ。俺も楽しかったな」
「あ、あのね……あ!お母さん!」
「何?……なんだ、いないじゃない……ッーー!!」
唇に柔らかなモノが触れ、一瞬で離れる……。
「エヘヘ……私からしちゃった……お、送ってくれたお礼!冬馬君!またね!」
綾は恥ずかしいのか、そのまま家の中に入る。
……おいおい、不意打ちとは……。
……ヤバイな、うん、ヤバイ。
思い切り壁を殴りたい気分だ。
そして叫びたい。
可愛すぎるだろーー!!と。
どうやら、俺の彼女は可愛すぎるようだ。
身体中に、電撃が走ったような感覚になった。
そして、同時にどう表現していいかわからない感情が芽生えた。
可愛い?好き?苦しい?痛い?
……それらが、ごっちゃ混ぜになったような感じだ。
真司さんが言っていたな……そのうちわかると。
これが、そういうことなのかもしれないな。
二度目のキスをし、抱きしめたままなのだが……。
さて、どうする……?
いや、どうするもなにも、離れなくてはいけない……。
このままでは、どうにかなりそうだ……。
「と、冬馬君……い、痛いよぉ……」
「す、すまん!!お、俺としたことが……!」
俺はすぐに離れ、正座をする。
「う、ううん!い、いいの!少し、痛かっただけだから……」
「ごめん!つい、力が入ってしまった!あまりに、愛おしいものだから……」
「ふぇ!?い、愛しい……う、嬉しい……その、私も大好きです……」
「そ、そうか……」
「…………」
「……………」
「き、キスしちゃったね……す、凄いね、なんていうか……幸せな気持ちになるね」
「そ、そうだな……なんとも言えないが、幸せな気分になったな」
「でも……聞いていいかな?」
「ああ、良いぞ」
「なんで、今だったの……?わ、私ね……アピールはしてたんだけど……その、腕を組んだり、可愛い格好したり、それとなく色々と……でも今日は、特にしてなかったのに……」
「そういうことだったのか……恥ずかしいことに、全く気づかなかったな。自分のことで、一杯一杯になっていたようだな……実はな、俺もずっとしたかったんだ」
「えぇ!?そ、そうだったの?同じ気持ちだったんだ……嬉しい……」
「ああ、そうだな……でも、その、一ヶ月は我慢した方がいいのではないかとか、それ目的だと思われたら嫌だなとか……」
「そんなこと思わないよ!」
「わかっている、綾ならそう言うと思ったよ」
「え……?じゃあーー」
「ごめん、全ては俺が未熟なためだ。そのな、キスをしたらな……それだけで止まれる気がしなかったんだ……」
「え?どういう意味……あっ……えっと、その、冬馬君なら嫌じゃないよ!違う、私、なに言って……」
これは……なんという可愛さだ。
これは、自制心が必要だな。
「いや、言いたいことはわかってる。大丈夫だ、それは今は考えなくていい。俺は今、とても幸せな気持ちだ。それだけで十分だ」
……今のところはな……だが、押し付けはよくない。
限界までは耐えてみせよう……!
「冬馬君……私も幸せです……大事にしてもらえて、すっごく嬉しい……」
その時、ガチャガチャ!と音がする。
「ど、どうしよう!?」
「だ、大丈夫だ。お、お、落ち着け。ふ、普通にしよう。冷静を装うんだ」
「う、うん。が、頑張る」
急いで体勢を整えて、ゲームをしてるフリをする。
「あー、次はこれやるか?」
「うん、いいよー」
2人とも、酷い棒読みである。
「たっだいまー!可愛い妹が帰ってきましたよー!あれ?なんでここにいるの?」
「おかえり、麻里奈。いや、綾がゲームしたいっていうからさ。俺の部屋にもあるけど、ここにはソファーもあるし、画面も大きいしな」
「こんにちは、麻里奈ちゃん。お邪魔してます」
「そういうことかー。確かに、そうだね。綾さん、こんにちは!」
色々な意味で、危なかったな……。
綾にはああいったものの……思わず、押し倒したくなってしまった。
いや、言ったことに嘘はないんだが……まあ、仕方ないよな。
だって……可愛すぎるだろーー!!
……フゥ……よし、切り替えよう。
残念……いや……幸いなことに、妹が帰ってきたしな。
「ねえねえ!私もやりたい!」
「すまんな、綾。付き合ってくれるか?」
「うん!私も、遊びたい!だって、イメージじゃないとか言われてちゃうから、遊べる人いないんだもん!」
「えー!?そんなこと言うんですか!?よし!お兄!マリ○カートしよ!ただし、お兄は自分の得意キャラは禁止!」
「はいはい、わかったよ。ククク……ハンデをやろう。俺はアイテムは使わない」
「ムムム……!綾ちゃん!このお兄の鼻をへし折るのです!」
「え?そ、そういう感じなの?う、うん!わかった!」
その後、ゲームに没頭する。
「あっ!お兄!アイテム取った!嘘つき!」
「ちげーよ!お前が体当たりするからだよ!」
「あっ!抜けた!やったぁ!」
「ほら!お兄が邪魔するから!」
「ほう……?俺に本気を出させる気か……良い度胸だ。いくら愛する彼女とはいえ、手加減はしない……!」
「あ、愛する!?わ、わわ、あっー!」
綾のカートは壁に激突する。
「お兄!卑怯だよ!そんな姑息な手を使うなんて!」
「い、いや!そんなつもりはなくてだな!ヤベッ!」
俺も壁に激突してしまう。
「あれ?お兄?珍しいね!では、おっさきー!」
結局、麻里奈がトップにとなった。
自ら墓穴を掘ってしまうとは……!
ゲーマーとしての矜持が……!
「ふふ、楽しいね。こういうの夢だったんだ」
「誠也とは……そっか……あいつは一人用プレイが多いし、あのモンスターを狩るゲームは綾には難しいかもな」
「うん、そうなの。だから、すっごく楽しい!」
うん……この笑顔を見れるなら、矜持などどうでもよくなるな。
その後もゲームを続け、夕方になったので帰る時間となる。
そして、綾を家まで送り届ける。
「冬馬君、送ってくれてありがとう!すっごく楽しかったよ!」
「お安い御用だ。楽しんでくれて何よりだ。俺も楽しかったな」
「あ、あのね……あ!お母さん!」
「何?……なんだ、いないじゃない……ッーー!!」
唇に柔らかなモノが触れ、一瞬で離れる……。
「エヘヘ……私からしちゃった……お、送ってくれたお礼!冬馬君!またね!」
綾は恥ずかしいのか、そのまま家の中に入る。
……おいおい、不意打ちとは……。
……ヤバイな、うん、ヤバイ。
思い切り壁を殴りたい気分だ。
そして叫びたい。
可愛すぎるだろーー!!と。
どうやら、俺の彼女は可愛すぎるようだ。
2
お気に入りに追加
194
あなたにおすすめの小説
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた
久野真一
青春
最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、
幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。
堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。
猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。
百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。
そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。
男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。
とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。
そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から
「修二は私と恋人になりたい?」
なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。
百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。
「なれたらいいと思ってる」
少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。
食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。
恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。
そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。
夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと
新婚生活も満喫中。
これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、
新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。

転校して来た美少女が前幼なじみだった件。
ながしょー
青春
ある日のHR。担任の呼び声とともに教室に入ってきた子は、とてつもない美少女だった。この世とはかけ離れた美貌に、男子はおろか、女子すらも言葉を詰まらせ、何も声が出てこない模様。モデルでもやっていたのか?そんなことを思いながら、彼女の自己紹介などを聞いていると、担任の先生がふと、俺の方を……いや、隣の席を指差す。今朝から気になってはいたが、彼女のための席だったということに今知ったのだが……男子たちの目線が異様に悪意の籠ったものに感じるが気のせいか?とにもかくにも隣の席が学校一の美少女ということになったわけで……。
このときの俺はまだ気づいていなかった。この子を軸として俺の身の回りが修羅場と化すことに。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる