14 / 185
冬馬君は静かに過ごしたい
ひとまず友達になれたあの人は~清水綾視点~
しおりを挟む
私は勇気を出して、なんとか吉野君に話しかけることができました。
そして、吉野君がいつも食べている部屋まで案内されました。
そして、念願の電話番号とアドレスを教えてもらえました!
物凄く嬉しかった……!
人のを聞いて、こんなに嬉しいのは初めてだった……。
ところで……吉野君は、いつもここで食べてるんだよね?
これって……食べにきたら、迷惑だよね……?
学校では、話しかけるなって言われちゃったし……。
うーん、我慢!これで嫌われたら嫌だもんね……。
そのあと友達に言い訳をして、なんとかことなきを得ました。
そんな私は、学校の帰りに思い出した。
そういえば、そんな噂もあった。
学校1のイケメンでモテ男の神崎君と、吉野君が友達だという……。
皆は釣り合わない!と不思議がっていたけど、私はそうは思わない。
むしろ……吉野君の方が、カッコいいし……。
それにしても、吉野君……全然笑わないな……。
困った顔してた……やっぱり迷惑だったかな?
でも、メールはして良いって言ってたから、嫌われてはいないと思いたい……。
流石に、今日メールしたらウザい女の子だと思われちゃうかな?
でも、逆にいつならいいんだろ?
こういうこと初めてだし……相談相手もいないし。
そんなことを考えていたら、いつの間にか駅に着いていた。
危ない、危ない……最近は盗撮も多いっていうし気をつけなきゃ……。
エスカレーターで盗撮されたり、電車内も痴漢がたまにでるみたい。
もちろん、都内ほどの被害はないみたいだけど……それでも、気をつけなきゃね。
私は気をつけつつ、家路を急いだ。
家に帰ると、弟の誠也が出迎えてくれた。
私の、生意気だけど可愛い弟。
お父さんがいなくて、寂しいはずなのに泣き言も言わない強い子。
もちろん私も寂しいけど、もう高校生だしね。
だから、私がしっかりしなきゃね!
「お姉ちゃん、お帰りー!」
「ただいま、誠也」
「あのねー、お母さんがね、仕事で遅くなるって!」
「え?そうかぁ……うーん、困ったわね……」
「お姉ちゃん、ご飯作れないもんねー?」
「そ、そんなこと!……あります。ごめんね……」
……あ!でも、料理作れない女の子とか、吉野君嫌かな!?
……よーし!苦手だけど、頑張ってみよ!
「お姉ちゃんー??」
「誠也!お姉ちゃんがご飯作ります!」
「えー!?大丈夫かなー?火事とかならない?お母さんが後でお金出すから、どっかに食べに行きなさいって……」
「……いや、挑戦します!誠也、待っててね!」
「時間の無駄だと思うけど……」
私は時計を見た。
今は、7時になっていた。
学校帰りに引き止められちゃったからなぁ……。
断る勇気がない……。
それにいかない場合、悪口言われる気がして……。
もちろん、聞いたわけじゃなくて、私の被害妄想なんたけど……。
「いや!今からなら大丈夫!お姉ちゃん、頑張るね!」
だ、だって付き合ったりしたら……お弁当とか……キャー!
「お姉ちゃん、大丈夫?悶えてるけど……」
私はその言葉に返事をして、すぐに作業に取り掛かる!
……はい、ごめんなさい。
偉そうなこと言いました……。
物の見事に失敗しました……。
というか、それ以前の問題でした……。
「もうー、だから言ったのにー」
「ごめんね、誠也……」
私は、包丁で指を切ってしまいました。
情けない……料理を作る以前の問題でした。
なんで上手く出来ないんだろう……?
泣きそう……こんなんじゃ、嫌われちゃう。
「これで、よし!お姉ちゃん!僕、ラーメン食べたい!」
絆創膏を貼ってくれた誠也が、そんなことを言い出した。
優しい子……私に気を遣ったのかな。
「そうね、まだこの辺よく知らないしね。駅の方に歩いてみようか」
そうして私の血が止まるのを待って、10分かけて駅前までやってきた。
ただ、色々お店があって迷っていた。
それに、いつも通り視線も感じるし……。
とりあえず、適当なお店に入ってみた。
するとビックリ!
なんと、吉野君がいました!
あっちもびっくりした顔。
もしかして、ストーカーとか思われてないかな?
本当に、ただの嬉しい偶然なんだけど……。
吉野君はすぐに真面目な顔になり、慣れた感じで接客をしてくれました。
席に案内された私は、吉野君をじっと見つめてしまいます……。
……どうしよう、カッコイイ。
私を助けてくれた時みたいな感じに近い……。
それに腕の筋肉が凄い……血管が浮いてる……あれ、好き。
「……ちゃん!お姉ちゃん!」
「え?騒いじゃダメよ、誠也。他の人もいるんだから」
「もういないよー?お姉ちゃん、ずっとあの人見てるから。もう僕、お腹空いたよー」
誠也の言う通りで、20分も経っていた。
え!?嘘!?どんだけ見つめてたんだろ……。
バレてないかな?
あ!私は急いで絆創膏を剥がす。
……良かった、血は止まってる。
バレたら、恥ずかしいもん。
「ごめんね、何食べようか?」
「僕、味噌ラーメン!あと、餃子と炒飯!」
餃子……!大好物です!
でも、ニンニクが……家なら良いんだけど……。
吉野君いるし……ラーメンだけにしよう……。
私は怪我した右腕を隠し、左腕を上げた。
声をかけようとしたんたけど、恥ずかしくて出来なかったから……。
注文を受けて、吉野君はなんと料理を作り始めました!
フライパンを振る姿、カッコいい……。
凄いなぁ……私なんか、それ以前の問題なのに……。
でも、吉野君は言ってくれた……それぐらい気にするなと。
凄く嬉しかった……そんなこと言ってくれる人いなかったから。
完璧じゃなくてもいいだなんて……ますます好きになってしまう……。
「お姉ちゃん!美味しいね!それに、あの人カッコいいね!」
「そうね!美味しいね!か、カッコいいよね」
その後、友野さんと名乗る男性がラーメンを置きにきた。
「これ、冬馬のラーメンです。冬馬の彼女かな?良かった、良い子そうで。あいつ気難しいけど、悪い奴じゃないからよろしくね」
そう言い残し、去っていった。
……彼女!?そ、そう見えたのかな!?
私は両手で顔を押さえる……熱い……。
吉野君が来たけど、バレてないかな?
そのあと、嬉しいことに一緒食事をする流れになった。
あの店員さんに感謝しなきゃ。
誠也は、すっかり懐いてしまったみたい。
吉野君も、とても温かい目で誠也を見てる。
食べ終わると、店長さんまで挨拶に来てくれた。
そして、なんと送ってもらえることになった……。
……嬉しいけど、迷惑じゃないかな?と思って聞いてみた。
迷惑だって言われてへこんだけど、心配だって言われて嬉しかった。
帰り道では、パーカーまで貸してくれた……優しい……キュンとしました。
それに、初めて笑ってくれた……。
少しは、距離が縮まったかな?
それに、誠也のおかげ?でうちに来てくれることになった……。
ど、どうしよう!?部屋片付けないと!
……落ち着こう、私のために来るんじゃないし。
でも、嬉しい……少なくとも、嫌われてはいなさそうで……。
お風呂に入って、私は自分の部屋に戻った。
そして、パーカーを抱きしめてニヤニヤしてしまう。
「ふふ、今日は楽しかったなぁ……。電話番号も聞けたし、バイト先も知れたし、一緒に帰れたし……お礼のメールなら、しても良いかな?それなら、自然だよね?」
私は散々迷ったあと、勇気を振り絞ってメールを送った。
「へ、変じゃなかったかな?やっぱり挨拶はダメだったかな?……もしかして、寝てたりしないかな?うー……」
私は落ち着かず、部屋の中で歩きまわる。
すると、そっけないけれど、ちゃんと返信がきた!
朝の挨拶もしていいって!
「えへへ、これは保存しなきゃ。初めてのメールだもん」
私は、そのメールを何度も見てニヤニヤしながら、幸せな気分で眠りについた……。
そして、吉野君がいつも食べている部屋まで案内されました。
そして、念願の電話番号とアドレスを教えてもらえました!
物凄く嬉しかった……!
人のを聞いて、こんなに嬉しいのは初めてだった……。
ところで……吉野君は、いつもここで食べてるんだよね?
これって……食べにきたら、迷惑だよね……?
学校では、話しかけるなって言われちゃったし……。
うーん、我慢!これで嫌われたら嫌だもんね……。
そのあと友達に言い訳をして、なんとかことなきを得ました。
そんな私は、学校の帰りに思い出した。
そういえば、そんな噂もあった。
学校1のイケメンでモテ男の神崎君と、吉野君が友達だという……。
皆は釣り合わない!と不思議がっていたけど、私はそうは思わない。
むしろ……吉野君の方が、カッコいいし……。
それにしても、吉野君……全然笑わないな……。
困った顔してた……やっぱり迷惑だったかな?
でも、メールはして良いって言ってたから、嫌われてはいないと思いたい……。
流石に、今日メールしたらウザい女の子だと思われちゃうかな?
でも、逆にいつならいいんだろ?
こういうこと初めてだし……相談相手もいないし。
そんなことを考えていたら、いつの間にか駅に着いていた。
危ない、危ない……最近は盗撮も多いっていうし気をつけなきゃ……。
エスカレーターで盗撮されたり、電車内も痴漢がたまにでるみたい。
もちろん、都内ほどの被害はないみたいだけど……それでも、気をつけなきゃね。
私は気をつけつつ、家路を急いだ。
家に帰ると、弟の誠也が出迎えてくれた。
私の、生意気だけど可愛い弟。
お父さんがいなくて、寂しいはずなのに泣き言も言わない強い子。
もちろん私も寂しいけど、もう高校生だしね。
だから、私がしっかりしなきゃね!
「お姉ちゃん、お帰りー!」
「ただいま、誠也」
「あのねー、お母さんがね、仕事で遅くなるって!」
「え?そうかぁ……うーん、困ったわね……」
「お姉ちゃん、ご飯作れないもんねー?」
「そ、そんなこと!……あります。ごめんね……」
……あ!でも、料理作れない女の子とか、吉野君嫌かな!?
……よーし!苦手だけど、頑張ってみよ!
「お姉ちゃんー??」
「誠也!お姉ちゃんがご飯作ります!」
「えー!?大丈夫かなー?火事とかならない?お母さんが後でお金出すから、どっかに食べに行きなさいって……」
「……いや、挑戦します!誠也、待っててね!」
「時間の無駄だと思うけど……」
私は時計を見た。
今は、7時になっていた。
学校帰りに引き止められちゃったからなぁ……。
断る勇気がない……。
それにいかない場合、悪口言われる気がして……。
もちろん、聞いたわけじゃなくて、私の被害妄想なんたけど……。
「いや!今からなら大丈夫!お姉ちゃん、頑張るね!」
だ、だって付き合ったりしたら……お弁当とか……キャー!
「お姉ちゃん、大丈夫?悶えてるけど……」
私はその言葉に返事をして、すぐに作業に取り掛かる!
……はい、ごめんなさい。
偉そうなこと言いました……。
物の見事に失敗しました……。
というか、それ以前の問題でした……。
「もうー、だから言ったのにー」
「ごめんね、誠也……」
私は、包丁で指を切ってしまいました。
情けない……料理を作る以前の問題でした。
なんで上手く出来ないんだろう……?
泣きそう……こんなんじゃ、嫌われちゃう。
「これで、よし!お姉ちゃん!僕、ラーメン食べたい!」
絆創膏を貼ってくれた誠也が、そんなことを言い出した。
優しい子……私に気を遣ったのかな。
「そうね、まだこの辺よく知らないしね。駅の方に歩いてみようか」
そうして私の血が止まるのを待って、10分かけて駅前までやってきた。
ただ、色々お店があって迷っていた。
それに、いつも通り視線も感じるし……。
とりあえず、適当なお店に入ってみた。
するとビックリ!
なんと、吉野君がいました!
あっちもびっくりした顔。
もしかして、ストーカーとか思われてないかな?
本当に、ただの嬉しい偶然なんだけど……。
吉野君はすぐに真面目な顔になり、慣れた感じで接客をしてくれました。
席に案内された私は、吉野君をじっと見つめてしまいます……。
……どうしよう、カッコイイ。
私を助けてくれた時みたいな感じに近い……。
それに腕の筋肉が凄い……血管が浮いてる……あれ、好き。
「……ちゃん!お姉ちゃん!」
「え?騒いじゃダメよ、誠也。他の人もいるんだから」
「もういないよー?お姉ちゃん、ずっとあの人見てるから。もう僕、お腹空いたよー」
誠也の言う通りで、20分も経っていた。
え!?嘘!?どんだけ見つめてたんだろ……。
バレてないかな?
あ!私は急いで絆創膏を剥がす。
……良かった、血は止まってる。
バレたら、恥ずかしいもん。
「ごめんね、何食べようか?」
「僕、味噌ラーメン!あと、餃子と炒飯!」
餃子……!大好物です!
でも、ニンニクが……家なら良いんだけど……。
吉野君いるし……ラーメンだけにしよう……。
私は怪我した右腕を隠し、左腕を上げた。
声をかけようとしたんたけど、恥ずかしくて出来なかったから……。
注文を受けて、吉野君はなんと料理を作り始めました!
フライパンを振る姿、カッコいい……。
凄いなぁ……私なんか、それ以前の問題なのに……。
でも、吉野君は言ってくれた……それぐらい気にするなと。
凄く嬉しかった……そんなこと言ってくれる人いなかったから。
完璧じゃなくてもいいだなんて……ますます好きになってしまう……。
「お姉ちゃん!美味しいね!それに、あの人カッコいいね!」
「そうね!美味しいね!か、カッコいいよね」
その後、友野さんと名乗る男性がラーメンを置きにきた。
「これ、冬馬のラーメンです。冬馬の彼女かな?良かった、良い子そうで。あいつ気難しいけど、悪い奴じゃないからよろしくね」
そう言い残し、去っていった。
……彼女!?そ、そう見えたのかな!?
私は両手で顔を押さえる……熱い……。
吉野君が来たけど、バレてないかな?
そのあと、嬉しいことに一緒食事をする流れになった。
あの店員さんに感謝しなきゃ。
誠也は、すっかり懐いてしまったみたい。
吉野君も、とても温かい目で誠也を見てる。
食べ終わると、店長さんまで挨拶に来てくれた。
そして、なんと送ってもらえることになった……。
……嬉しいけど、迷惑じゃないかな?と思って聞いてみた。
迷惑だって言われてへこんだけど、心配だって言われて嬉しかった。
帰り道では、パーカーまで貸してくれた……優しい……キュンとしました。
それに、初めて笑ってくれた……。
少しは、距離が縮まったかな?
それに、誠也のおかげ?でうちに来てくれることになった……。
ど、どうしよう!?部屋片付けないと!
……落ち着こう、私のために来るんじゃないし。
でも、嬉しい……少なくとも、嫌われてはいなさそうで……。
お風呂に入って、私は自分の部屋に戻った。
そして、パーカーを抱きしめてニヤニヤしてしまう。
「ふふ、今日は楽しかったなぁ……。電話番号も聞けたし、バイト先も知れたし、一緒に帰れたし……お礼のメールなら、しても良いかな?それなら、自然だよね?」
私は散々迷ったあと、勇気を振り絞ってメールを送った。
「へ、変じゃなかったかな?やっぱり挨拶はダメだったかな?……もしかして、寝てたりしないかな?うー……」
私は落ち着かず、部屋の中で歩きまわる。
すると、そっけないけれど、ちゃんと返信がきた!
朝の挨拶もしていいって!
「えへへ、これは保存しなきゃ。初めてのメールだもん」
私は、そのメールを何度も見てニヤニヤしながら、幸せな気分で眠りについた……。
11
お気に入りに追加
193
あなたにおすすめの小説

昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた
久野真一
青春
最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、
幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。
堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。
猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。
百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。
そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。
男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。
とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。
そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から
「修二は私と恋人になりたい?」
なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。
百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。
「なれたらいいと思ってる」
少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。
食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。
恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。
そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。
夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと
新婚生活も満喫中。
これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、
新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる