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妹とのんびり
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俺が転生した記憶を取り戻してから、四日が過ぎ……。
俺自身も、ようやく今の生活に慣れてきた。
いや、慣れてきたというよりは……前世と今が一致してきたって感じかな。
そろそろ、俺が朝早くに起きてきても変に思われないはず。
……はずなのにぃぃ!
食堂に入ったら、マリアとセバスが驚愕の顔に染まってるし!
どうしてだっ!? 最近は、変な顔をしなくなったと思ってたのに!
「セバスッ! お兄様が……! お熱を計ってください!」
「はっ! お嬢様! アレク様、もう一度ベッドに行きましょう。今日は、きちんとお休みしないと」
「お医者様を呼びますわっ!」
「ええいっ! 呼ばなくて良いって! 俺は正常だって!」
「そ、そんな……」
「妹よ、いい加減兄は傷つくぞ?」
これがツッコミ待ちのギャグなら良い。
しかし、とてもそんな感じには見えない。
「ですが……今日は、学校がお休みなのですよ?」
「……はい?」
「なのに、こんなに早く起きたので……びっくりしてしまいました」
……なるほど、そういうことか。
確かに休みの日に、俺が早起きすることなどマリアが生まれてからないかもしれない。
「あれ? ……カエラ、なんで俺を起こした?」
「朝でしたので」
「いや、キリッじゃないから! 休みなら寝てたよ!」
「私は何も言ってませんよ? ただ、朝ですよと部屋に入っただけです。別に起きろとも遅刻するとも言ってませんが。先日にも、起こすなとも言われてませんし」
「ぐぬぬっ……!」
確かに、勝手に学校だと勘違いをしてたのは俺か。
この世界は水の日、火の日、風の日、地の日、闇の日、光の日の六日で回る。
闇と光の日が休みに当たるが、週六というのが前世の俺の記憶と混同したらしい。
やはり、慣れるにはまだ時間がかかるなぁ。
「あれれー? 私が悪いんですかねー?」
「オノレェェ……はい、俺が悪かったです」
「ふふ、ご主人様はえらいですね」
「へいへい。あー、どうしよっかな。今から寝るのも手ではあるけど」
「お兄様、それでしたら一緒に朝ご飯を食べませんこと? いつも、朝は慌ただしいですし……一人では寂しいですの」
……そうだ、うちには母親がいないし父親も留守がちだ。
身内とはいえセバスとカエラは使用人だし……はぁ、前の俺をぶん殴ってやりたい。
何をたった一人の妹を寂しがらせてるんだよ。
しっかりしているとはいえ、まだ十三歳の女の子なのに。
「よし、わかった。セバス、悪いけど俺にも朝ごはんをもらえるかな?」
「わぁ……! 嬉しいですわ!」
「はっ、かしこまりました。それでは、今日はお嬢様の隣にお座りください」
その言葉に従い、マリアの隣に座る。
すると朝の話題から始まり、すぐに学校の話になる。
「そういえば、お兄様が変わったと中等部でも話題なんですよ?」
「そうなのか? ……変なこと言われてそうで怖い」
「ふふ、そんなことありませんの。目に力が宿ったとか、運動神経が良くてかっこいいとかですから」
「まあ、ご主人様は死んだ魚のような目をしてましたからね」
「誰が死んだ魚だ。せめて、生きてる魚の目にしてくれ」
あれ? どっちも変わらない気が……まあ、良いや。
無気力にだらだらしてたのは事実だし。
「ふふ……でも、私に紹介してという女の子もいるんですよ? 身分を問わずに優しいって……それは割と昔からですし」
「そうですね、昔から優しいですから」
「……カエラに言われると気味が悪いな」
「まあ、失礼ですね」
「ほんとですわ。今のは、お兄様が悪いですの」
「へいへい、わかったよ。俺が悪うござんした」
その間に食事がやってきたので、俺は頬をかきつつパンを齧る。
うん、相変わらずふわふわで美味い。
本当に食事に関しては違和感がなくて助かる。
……何か理由があるのだろうか? 知らんけど。
食事を終えたら、引き続きのんびりしながら紅茶を飲む。
リラックスするために、セバスとカエラ以外の使用人は部屋にいない。
「ふふ、お兄様とお茶なんて久しぶりですわ」
「まあ、そうかもな」
「嬉しいですの」
こういう風に、マリアと過ごすのは久々な気がする。
俺は高校に入ってからは、特に自堕落になってたし。
あの時は……自分の成人前と、王太子が結婚したことでストレスが溜まってたんだっけ。
周りが好き勝手に言ったり、面倒事を考えたり……みんな敵に見えてた。
「……まあ、ちょくちょくお茶でもするか。マリア、できの悪いお兄ちゃんで悪かった。これからは、少しはまともになるからさ」
「まあ! セバスっ! 大変ですの!」
「はっ、お嬢様。すぐに医者の手配を……」
「では、私は旦那様に伝書鳩を……」
「だからやめてぇぇ!」
これは流石に、ツッコミ待ちだとわかるので速攻で返す。
「楽しいですの」
「ええ、全くです。アレク様は愉快な方ですな」
「からかうのは私の趣味ですから」
「おい? 扱いひどくない?」
すると、マリアが俺の肩に触れる。
「ふふ、お兄様ったら……大丈夫です、お兄様は昔から自慢のお兄様ですわ……私はアレクお兄ちゃんが大好きですから」
「……へいへい、そいつは良かったよ」
「「「照れてますね」」」
「ハモるなし! ……ったく」
どうにも照れ臭く、俺はぽりぽりと頬をかく。
こういう時間も悪くはないと思いながら。
俺自身も、ようやく今の生活に慣れてきた。
いや、慣れてきたというよりは……前世と今が一致してきたって感じかな。
そろそろ、俺が朝早くに起きてきても変に思われないはず。
……はずなのにぃぃ!
食堂に入ったら、マリアとセバスが驚愕の顔に染まってるし!
どうしてだっ!? 最近は、変な顔をしなくなったと思ってたのに!
「セバスッ! お兄様が……! お熱を計ってください!」
「はっ! お嬢様! アレク様、もう一度ベッドに行きましょう。今日は、きちんとお休みしないと」
「お医者様を呼びますわっ!」
「ええいっ! 呼ばなくて良いって! 俺は正常だって!」
「そ、そんな……」
「妹よ、いい加減兄は傷つくぞ?」
これがツッコミ待ちのギャグなら良い。
しかし、とてもそんな感じには見えない。
「ですが……今日は、学校がお休みなのですよ?」
「……はい?」
「なのに、こんなに早く起きたので……びっくりしてしまいました」
……なるほど、そういうことか。
確かに休みの日に、俺が早起きすることなどマリアが生まれてからないかもしれない。
「あれ? ……カエラ、なんで俺を起こした?」
「朝でしたので」
「いや、キリッじゃないから! 休みなら寝てたよ!」
「私は何も言ってませんよ? ただ、朝ですよと部屋に入っただけです。別に起きろとも遅刻するとも言ってませんが。先日にも、起こすなとも言われてませんし」
「ぐぬぬっ……!」
確かに、勝手に学校だと勘違いをしてたのは俺か。
この世界は水の日、火の日、風の日、地の日、闇の日、光の日の六日で回る。
闇と光の日が休みに当たるが、週六というのが前世の俺の記憶と混同したらしい。
やはり、慣れるにはまだ時間がかかるなぁ。
「あれれー? 私が悪いんですかねー?」
「オノレェェ……はい、俺が悪かったです」
「ふふ、ご主人様はえらいですね」
「へいへい。あー、どうしよっかな。今から寝るのも手ではあるけど」
「お兄様、それでしたら一緒に朝ご飯を食べませんこと? いつも、朝は慌ただしいですし……一人では寂しいですの」
……そうだ、うちには母親がいないし父親も留守がちだ。
身内とはいえセバスとカエラは使用人だし……はぁ、前の俺をぶん殴ってやりたい。
何をたった一人の妹を寂しがらせてるんだよ。
しっかりしているとはいえ、まだ十三歳の女の子なのに。
「よし、わかった。セバス、悪いけど俺にも朝ごはんをもらえるかな?」
「わぁ……! 嬉しいですわ!」
「はっ、かしこまりました。それでは、今日はお嬢様の隣にお座りください」
その言葉に従い、マリアの隣に座る。
すると朝の話題から始まり、すぐに学校の話になる。
「そういえば、お兄様が変わったと中等部でも話題なんですよ?」
「そうなのか? ……変なこと言われてそうで怖い」
「ふふ、そんなことありませんの。目に力が宿ったとか、運動神経が良くてかっこいいとかですから」
「まあ、ご主人様は死んだ魚のような目をしてましたからね」
「誰が死んだ魚だ。せめて、生きてる魚の目にしてくれ」
あれ? どっちも変わらない気が……まあ、良いや。
無気力にだらだらしてたのは事実だし。
「ふふ……でも、私に紹介してという女の子もいるんですよ? 身分を問わずに優しいって……それは割と昔からですし」
「そうですね、昔から優しいですから」
「……カエラに言われると気味が悪いな」
「まあ、失礼ですね」
「ほんとですわ。今のは、お兄様が悪いですの」
「へいへい、わかったよ。俺が悪うござんした」
その間に食事がやってきたので、俺は頬をかきつつパンを齧る。
うん、相変わらずふわふわで美味い。
本当に食事に関しては違和感がなくて助かる。
……何か理由があるのだろうか? 知らんけど。
食事を終えたら、引き続きのんびりしながら紅茶を飲む。
リラックスするために、セバスとカエラ以外の使用人は部屋にいない。
「ふふ、お兄様とお茶なんて久しぶりですわ」
「まあ、そうかもな」
「嬉しいですの」
こういう風に、マリアと過ごすのは久々な気がする。
俺は高校に入ってからは、特に自堕落になってたし。
あの時は……自分の成人前と、王太子が結婚したことでストレスが溜まってたんだっけ。
周りが好き勝手に言ったり、面倒事を考えたり……みんな敵に見えてた。
「……まあ、ちょくちょくお茶でもするか。マリア、できの悪いお兄ちゃんで悪かった。これからは、少しはまともになるからさ」
「まあ! セバスっ! 大変ですの!」
「はっ、お嬢様。すぐに医者の手配を……」
「では、私は旦那様に伝書鳩を……」
「だからやめてぇぇ!」
これは流石に、ツッコミ待ちだとわかるので速攻で返す。
「楽しいですの」
「ええ、全くです。アレク様は愉快な方ですな」
「からかうのは私の趣味ですから」
「おい? 扱いひどくない?」
すると、マリアが俺の肩に触れる。
「ふふ、お兄様ったら……大丈夫です、お兄様は昔から自慢のお兄様ですわ……私はアレクお兄ちゃんが大好きですから」
「……へいへい、そいつは良かったよ」
「「「照れてますね」」」
「ハモるなし! ……ったく」
どうにも照れ臭く、俺はぽりぽりと頬をかく。
こういう時間も悪くはないと思いながら。
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