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『まて』をやめました 34
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◇
「私、記憶が戻ったけど家族が一番大切なの。だから、ケジメとしてきちんとサインはしてもらうから安心して。」
ジェイクもクレアもみんなが懸念しているのはこれだろう。
まだ、グズグズと鼻をすする音が響く自室で私は堂々と宣言した。
私の記憶が戻って嬉しいのと前のようなエドワード様至上主義とまでいかなくてもやっぱり好きで予定が覆るのではと、心配そうな複雑な顔をみんなしていた。
「姉様は、記憶が戻ってどんな感じなの?」
だから、ジェイクが心配そうに聞いた声に泣きそうになった。
ジェイクは私の心を心配してくれてるんだよね。
エドワード様と婚約は解消する。
そう意気込んでいたのに、いざ記憶が戻ってしまうとそれを口にできない。
やっぱり、改めてあの顔は好きだな。
一級品の美術品のような、めったにお目にかかれない綺麗な顔。
レティシア様と似た顔立ちで、けど男女の違いと性格の違いの所為かどちらも甲乙つけがたい順位をつけがたい綺麗さがある。あっ、視的美観というだけね。
そこに性格の要素はいらない。
婚約を解消してしまえば、レティシア様のご尊顔は見れるけどエドワード様のは見れないってことで・・・
我ながら、そこっ!!!って突込みを入れたいくらいだけど、目元を冷やしてもらいながら泣き止んで考えるに、私、やっぱりエドワード様は『顔』だけが好きなのね。
好きなところを思い起こすに、顔から、姿全体、声・・・
あれ?
性格は?
性格はどうだっけ?
思いだすけど、
花畑でのデート───は、妄想の世界。
夜会でのエスコート───は、最初だけで、そのあとは放置。
茶会───は、一度も一緒に参加したことないや。
会話も───私が一方的に話して、しゃべりすぎると注意されるからあとは眺めるだけだ。
あれ?
エドワード様ってどんな性格なの?
無口?しゃべらないもんね。
無表情?表情筋死んでない?
あれ?あれれ?
私ってエドワード様の性格知らないや。
意地悪はされていないけど、こっちに興味はないと言う無視された状態。だからと言って、私以外に愛想がいいかといえば、社交的な笑みで一線引いた付き合いしかしていないみたいだし・・・レティシア様以外に長く話している人見たことないかも?
仕事での付き合いはそれなりだろうけど、あれ?他の人にも同じなのかな?
あれ?
エドワード様て・・・・・・・・・顔だけ?
私も私で、顔しか興味がなかったのかな?
いやいや、違うよ。
知ることができなかっただけだもんね。
そうだよね。きっと、そうだわ。
顔がいい男よりも、性格重視になれるかなぁ・・・
それはそれだけど、私は今後の予定をもうがっちり決めて固めているんだから変更はしたくない。
だから、婚約解消には動こう、
そうだけど・・・
これでいいのか?
「なんだか変な感じなのよね。
エドワード様を好きな気持ちもあるんだけど、冷静な自分もいて頭の中で会議が開かれて意見の交換がされていま頭の中が紛争状態。
でも結論は出てるんだ。
私は、きちんと家族を大切にしたいから、エドワード様に振り回されるのはもうやめるわ。
でもね──────」
そう言って、にこっと笑うとジェイクとクレアに私の計画を話す。
その笑顔は、悪~い顔だろうなぁ。
だってその話をきいたジェイクたちも、わっる~い顔してニヤニヤしてたから。
よしっ、心機一転。
サインを貰ったら、新天地で優しい恋人をみつけるぞ!
そうして戻ったサロンの扉を叩くが話に夢中で反応はない。
マナー違反だけど、扉の前で『まて』するつもりはないので勝手に開けるよね。
『まて』やめたもんね。
で、聞こえた話し声に吃驚よね。
「・・・・・・それは、しかし、俺だって本当に婚約を破棄させる気なんてない。
破棄をさせないように、クラウディアにを好きにならないように注意をして行動をしてきたんだから。
俺がクラウディアを好きになっていたら、父上はその時点で婚約を破棄させていたんだ。だから、俺はそんなことをしたくないから、好きにならないように努力を・・・」
「なにそれ!バッカじゃないの?!」
聞こえてきた話に思わず呆れた声が出た。
扉を開けて一番に聞こえたのが、好きにならない努力?
なんじゃそりゃ?
そんなの聞いたことない。
誰が誰を好きにならないようにするの?
「クラウディア!」
吃驚するくらい、大きな声のエドワード様。
いままで聞いたことがないような大きな声には焦りがある。
まあそりゃそうでしょうとも、今の話は聞かれたくない恥ずかしい話、略してハズバナ。って、どうでもいいか。
「いま、レティから聞いたが毒に倒れて記憶がなくなったと」
「あっ、それならもう記憶は戻りました。」
そこかっ!今更そこなの?
でもその情報は、もう古いよ。
アップデートが遅すぎる。あっ、でも記憶が戻ったのはさっきだからジェイクたち以外には初めての情報開示になるのか。そうか、遅いと思って悪かったなぁ。
「えっ、戻った?でも、君、俺のこと・・・」
初めてじゃないのかな?
焦って大きな声を出したり、それがそのまま顔に出てさらには戸惑っている。
表情筋、死んでなかったんだね。
「それよりも、何ですか?好きにならないようにって?
誰が、誰を好きにならないようにしたと言うのですか?破棄させないようにって、何それ?一体どうしたらそんな思考になるんですか?
大体、貴方たちが夜会の時にバルコニーで話していたのを聞いているんですよ!
レティシア様とヴィクター殿下が結婚したら破棄するってはっきり侯爵様がおっしゃっていたのを聞いています!今更取り繕う必要はありません。
私は、そんなバカバカしい計画に巻き込まれたと思うと悔しいです。エドワード様も、世継ぎができるまでは安心できないなんて、今までの時間は何だったのかと落胆しました。」
◇
「私、記憶が戻ったけど家族が一番大切なの。だから、ケジメとしてきちんとサインはしてもらうから安心して。」
ジェイクもクレアもみんなが懸念しているのはこれだろう。
まだ、グズグズと鼻をすする音が響く自室で私は堂々と宣言した。
私の記憶が戻って嬉しいのと前のようなエドワード様至上主義とまでいかなくてもやっぱり好きで予定が覆るのではと、心配そうな複雑な顔をみんなしていた。
「姉様は、記憶が戻ってどんな感じなの?」
だから、ジェイクが心配そうに聞いた声に泣きそうになった。
ジェイクは私の心を心配してくれてるんだよね。
エドワード様と婚約は解消する。
そう意気込んでいたのに、いざ記憶が戻ってしまうとそれを口にできない。
やっぱり、改めてあの顔は好きだな。
一級品の美術品のような、めったにお目にかかれない綺麗な顔。
レティシア様と似た顔立ちで、けど男女の違いと性格の違いの所為かどちらも甲乙つけがたい順位をつけがたい綺麗さがある。あっ、視的美観というだけね。
そこに性格の要素はいらない。
婚約を解消してしまえば、レティシア様のご尊顔は見れるけどエドワード様のは見れないってことで・・・
我ながら、そこっ!!!って突込みを入れたいくらいだけど、目元を冷やしてもらいながら泣き止んで考えるに、私、やっぱりエドワード様は『顔』だけが好きなのね。
好きなところを思い起こすに、顔から、姿全体、声・・・
あれ?
性格は?
性格はどうだっけ?
思いだすけど、
花畑でのデート───は、妄想の世界。
夜会でのエスコート───は、最初だけで、そのあとは放置。
茶会───は、一度も一緒に参加したことないや。
会話も───私が一方的に話して、しゃべりすぎると注意されるからあとは眺めるだけだ。
あれ?
エドワード様ってどんな性格なの?
無口?しゃべらないもんね。
無表情?表情筋死んでない?
あれ?あれれ?
私ってエドワード様の性格知らないや。
意地悪はされていないけど、こっちに興味はないと言う無視された状態。だからと言って、私以外に愛想がいいかといえば、社交的な笑みで一線引いた付き合いしかしていないみたいだし・・・レティシア様以外に長く話している人見たことないかも?
仕事での付き合いはそれなりだろうけど、あれ?他の人にも同じなのかな?
あれ?
エドワード様て・・・・・・・・・顔だけ?
私も私で、顔しか興味がなかったのかな?
いやいや、違うよ。
知ることができなかっただけだもんね。
そうだよね。きっと、そうだわ。
顔がいい男よりも、性格重視になれるかなぁ・・・
それはそれだけど、私は今後の予定をもうがっちり決めて固めているんだから変更はしたくない。
だから、婚約解消には動こう、
そうだけど・・・
これでいいのか?
「なんだか変な感じなのよね。
エドワード様を好きな気持ちもあるんだけど、冷静な自分もいて頭の中で会議が開かれて意見の交換がされていま頭の中が紛争状態。
でも結論は出てるんだ。
私は、きちんと家族を大切にしたいから、エドワード様に振り回されるのはもうやめるわ。
でもね──────」
そう言って、にこっと笑うとジェイクとクレアに私の計画を話す。
その笑顔は、悪~い顔だろうなぁ。
だってその話をきいたジェイクたちも、わっる~い顔してニヤニヤしてたから。
よしっ、心機一転。
サインを貰ったら、新天地で優しい恋人をみつけるぞ!
そうして戻ったサロンの扉を叩くが話に夢中で反応はない。
マナー違反だけど、扉の前で『まて』するつもりはないので勝手に開けるよね。
『まて』やめたもんね。
で、聞こえた話し声に吃驚よね。
「・・・・・・それは、しかし、俺だって本当に婚約を破棄させる気なんてない。
破棄をさせないように、クラウディアにを好きにならないように注意をして行動をしてきたんだから。
俺がクラウディアを好きになっていたら、父上はその時点で婚約を破棄させていたんだ。だから、俺はそんなことをしたくないから、好きにならないように努力を・・・」
「なにそれ!バッカじゃないの?!」
聞こえてきた話に思わず呆れた声が出た。
扉を開けて一番に聞こえたのが、好きにならない努力?
なんじゃそりゃ?
そんなの聞いたことない。
誰が誰を好きにならないようにするの?
「クラウディア!」
吃驚するくらい、大きな声のエドワード様。
いままで聞いたことがないような大きな声には焦りがある。
まあそりゃそうでしょうとも、今の話は聞かれたくない恥ずかしい話、略してハズバナ。って、どうでもいいか。
「いま、レティから聞いたが毒に倒れて記憶がなくなったと」
「あっ、それならもう記憶は戻りました。」
そこかっ!今更そこなの?
でもその情報は、もう古いよ。
アップデートが遅すぎる。あっ、でも記憶が戻ったのはさっきだからジェイクたち以外には初めての情報開示になるのか。そうか、遅いと思って悪かったなぁ。
「えっ、戻った?でも、君、俺のこと・・・」
初めてじゃないのかな?
焦って大きな声を出したり、それがそのまま顔に出てさらには戸惑っている。
表情筋、死んでなかったんだね。
「それよりも、何ですか?好きにならないようにって?
誰が、誰を好きにならないようにしたと言うのですか?破棄させないようにって、何それ?一体どうしたらそんな思考になるんですか?
大体、貴方たちが夜会の時にバルコニーで話していたのを聞いているんですよ!
レティシア様とヴィクター殿下が結婚したら破棄するってはっきり侯爵様がおっしゃっていたのを聞いています!今更取り繕う必要はありません。
私は、そんなバカバカしい計画に巻き込まれたと思うと悔しいです。エドワード様も、世継ぎができるまでは安心できないなんて、今までの時間は何だったのかと落胆しました。」
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