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タイムイズGO~ナンシーは完璧~表裏一体編(裏面)
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オーレレの北に位置するノルオーレ大陸は、巨大な山々が連なり神気の強い土地や湖が訪れる人々を圧倒し。
平地が少なく気候は穏やかだが住みづらい環境のなか人々は日々逞しく生きている……
なんて、教科書には載っていて過酷な国柄みたいに聞こえるが実際は少ないながらも平地を切り開きオーレレ教団のお膝元治安は最上級。
教団への巡礼者など、山の幸も海の幸も豊富な花が一年中咲き誇るこの街は旅行者も多く、通称<花の街>と呼ばれていれている。
またの名をノルオーレ大陸の首都<サンドクリオン>人間と小人族が暮らすこの街の造りは簡単で中央に大きな湖を囲むようにUの字型に作られた街は真ん中から半分に人間の居住地と小人族の居住地に別れており
中央の交差するエリアでのみそれぞれの種族が交流する仕組みとなっており、その中でもひときわ大きな白亜の建物「タイムイズGO」本社があることでも有名であり日夜、中でも外でも社員達がバリバリと働いている。
---「タイムイズGO」本社7階会議室---
「ジョーダンじゃございませんわ!!今ですら利益も少ない中、必死に働いているわたくしに、そのような辞令は…あんまりです!」
(急な呼び出しと何かと思えば、ついにこの時が来ましたわ)
ナンシーは普段は出さない大きな声でに抗議していた。
「だからね、コッコロくん。
キミが独占契約しているお客様…アイリ様は特別なお客様として、彼女の契約をキミ独占ではなく会社のVIP顧客として契約を結びたいんだよ」
ナンシーに抗議されているのは、「タイムイズGOサンドクリオン本店」所長であり。ナンシーからの抗議などものともせず、飄々と受けている。
「嫌ですわ!アイリ様はわたくしが掴んだとびきりのお客様です、それを会社に引き渡せとは何事でございますの!それに、言うこと聞かなければ左遷だなんて、パワーハラスメントですわ!」
(しらじらしいですわ~、教団から魔素豊富な素材や野菜について、その提供者についての情報提供するように圧力をかけれている事はわかっていますのよ。)
「左遷だなんて人聞きの悪い事言わないで欲しいな~ちょっと南の方の暖かい国の支店で働いてみるのはどうか?と提案しているだけじゃないか」
「かー!しゃらくさい!!
ワタクシ達小人族特有スキル化けの皮を忘れたとは言わせませんわよ!
所長はどうか知りませんがワタクシの化けの皮は毛皮モフモフボディですの、そんな暑い国に行ったら湯だってしまいますわ!」
(暑い国、暑い国……一度行ってみたかったのですわ~、初めて水着を着る事ができるかもしれません。それに…)
「大げさだねキミは…
アイリ様が提供してくださっている魔素豊富な素材や野菜はとても貴重なものだよ、割高でも購入、を希望される方も多くとてもキミがひとりで処理できる量を超えているよ
大人しく言うことを聞いて、契約書を渡すんだ」
所長の有無を言わせない圧力に怒りがわいてくる
「・・・・・・」
こぶしを握りしめ小刻みに震えるナンシーは、怒りに燃え発言する。
「失礼を承知で申し上げます!くそくらえ!」
「な!!」
「言わせておけば、ぬけぬけと…何がキミが処理できる量を超えてるよ。ですか!所長は先時代の遺物かなにかですの??ワタクシが一つ一つ手書きと手計算で処理しているとでも??文明の利器がございましてよ!
そして、おっしゃるように需要に対して供給が全く追い付いていません!ということはそもそもの流通量が少ないものを処理するワタクシのキャパは余裕のよっちゃんですわ!」
ビジッ!!と音が聞こえてきそうなほど人差し指を所長に向かって付き出す。
決まりましたわ。
ほほほ、ワタクシはいつだって完璧ですのよ。
(それに…アイリ様はイルオーレに出奔さられるとお話を伺いましたのよ、イルオーレに行けばアイリ様にお会いできるかもしれません!)
「へー…余裕のよっちゃん。ね………
かわまないよ、キミがそういう態度なら来月からと言わず今すぐにでも、イルオーレの支店に出向してもらおうかなキャパシティの大きなキミなら暑い国でも余裕のよっちゃんでしょ…」
「なんですって!?先ほどの話を聞いていらっしゃらなかったのですか??ワタクシ暑い国は…!!」
(暑い国、暑い国!強調するのよナンシー!絶対暑い国にいくのよ!自分から異動申請をしては理由が必要になってしまいます、アイリ様の事は隠したままなんとしてもイルオーレに!会社からの指令で行かなくてはダメなのよ!)
「もう、話す事はないよ…さっさと、この会議室から出ていってくれ」
所長はそう言い放つと、机の上にあったベルを鳴らした。
リンリン。
と、可愛らしいベルの音が鳴ると可愛らしさとは程遠い厳つい黒い服の男達が会議室に入ってきてナンシーの両腕をがっちりスクラムするように抱え込み部屋の外へ連れ出す。
「なにをするんですの!?離しなさい!離しなさい~!!」
ずるずると引きずられながら、ナンシーはジタバタするが、抵抗むなしくヒョイっと抱えあげられ…会議室の外へポイッと放り出された。
ドサッ!と尻餅をつき
「あいた!もう~乱暴すぎですわ…」
顔は伏せて、お尻をさすりつつもナンシーはニヤリと笑うと
「まぁ、そう簡単にはいきませんことよ!ワタクシを飛ばそうなんてそうはいきませんわ」
(もうひと押しですわね。それにしても、投げるなんて…貴方たちの顔は忘れませんわよ)
一一一一一一
ナンシーは自分のオフィスに戻ると早速、所長への反撃を開始する
まずは、最近の所長の不正を暴露してやりますわ!
(あまり、問題にならないような…かつ、イライラさせちゃうようなくだらない内容とか、そんなこと?みたいな内容がいいですかしらね~)
一社内メールで全社員に一斉送信する一
・ちょっと皆さんご存知?ワタクシ所長のとんでもない秘密を知ってしまったの!
なんと!食堂の人気メニュー『唐揚げ定食』の唐揚げを5つから4つにコストダウンさせた首謀者でしたの!許せませんわ、ランチ人気ナンバー1ともされている『唐揚げ定食』の主役を減らすだなんて!
ほほほ、人気ランチメニューの唐揚げの量を減らすだなんて罪深いですわ!社員から恨まれたら良いのですわ!
次は…そうですわ!
・皆さん、お聞きになって!
ランチメニューに対する罪だけでなく、所長はさらに、定時帰宅を推進派なんですの
信じられませんわ!ワタクシ達タイムズGO社員として会社の為にひいては自分のため、必死に働いてますのに、定時帰宅推進…だなんていい感じに言ってらっしゃいますが実際は残業代削減したいだけなんですのよ。みみっちい男ですわ~
次々に所長の悪口を社内メールで送信する…
そんな事をしていれば、オフィスの扉を強くノックされた
ドンドンドンドン!!
「なんですの?うるさいですわね…」
席を立ち扉を開けるナンシー
(待ってました!)
扉の外に立っていた人物を見て、背中にぬるい汗が流れたのを感じた。
(所長怒ってますわね~、体から怒りのオーラがにじみ出ていますわ、やりすぎてしまったかしら…)
「所長…」
「・・・・コッコロくん、キミね何がしたいの?クビにでもなりたいのかな?」
「そんな事はありませんわ!ワタクシはただ理不尽な要求に対して抗議をしただけです!」
「抗議…ねぇ、ただの悪口に見えたけど」
「せ・い・と・う!な抗議ですわ!」
ナンシーは胸を張って、アゴをつきだす。
(さすがにクビはないと思いますが…出向の話しが無くなってしまったらどうしましょう…)
「はぁ……もう、キミはノルオーレで勉強し直しておいで、しばらく帰って来なくていいから」
そう、首を振りつつ言い放つと所長は行ってしまう…
「は?ちょ、ちょっとー!!お待ちになって、所長!所長~!!」
(やったー!!やりましたわー!!イルオーレに出向ですわ~!所長お元気で~)
一一一一一一
それから、数日後港には帽子をかぶった旅姿のナンシーの姿があった。
「はぁ、まったく本当に器のちっちゃい男ですわ、あんな事で出向だなんて…ふぅー
まぁ、ノルオーレなんてたかが南の島たいしたことありませんわ~見てらっしゃい、すぐに華々しく返り咲いてみせますわ~おーほほほほ」
<サンドクリオン>の港にナンシーの高笑いが響き渡り、通りすがりの人々からの視線を一人占めだった。
(作戦通りですわ、アイリ様はワタクシのGOの女神!誰にも渡しません。このままアイリ様についていけば、ワタクシはさらに大きくなる事ができると確信していますの…平社員のままおさまるなんて冗談じゃありませんわ!ワタクシは近いうちにタイムズGOの頂点に必ず立ってみせます!
待っててください、アイリ様!ナンシーはおそばに参りますわ~!!)
「お~ほほほほ!!」
平地が少なく気候は穏やかだが住みづらい環境のなか人々は日々逞しく生きている……
なんて、教科書には載っていて過酷な国柄みたいに聞こえるが実際は少ないながらも平地を切り開きオーレレ教団のお膝元治安は最上級。
教団への巡礼者など、山の幸も海の幸も豊富な花が一年中咲き誇るこの街は旅行者も多く、通称<花の街>と呼ばれていれている。
またの名をノルオーレ大陸の首都<サンドクリオン>人間と小人族が暮らすこの街の造りは簡単で中央に大きな湖を囲むようにUの字型に作られた街は真ん中から半分に人間の居住地と小人族の居住地に別れており
中央の交差するエリアでのみそれぞれの種族が交流する仕組みとなっており、その中でもひときわ大きな白亜の建物「タイムイズGO」本社があることでも有名であり日夜、中でも外でも社員達がバリバリと働いている。
---「タイムイズGO」本社7階会議室---
「ジョーダンじゃございませんわ!!今ですら利益も少ない中、必死に働いているわたくしに、そのような辞令は…あんまりです!」
(急な呼び出しと何かと思えば、ついにこの時が来ましたわ)
ナンシーは普段は出さない大きな声でに抗議していた。
「だからね、コッコロくん。
キミが独占契約しているお客様…アイリ様は特別なお客様として、彼女の契約をキミ独占ではなく会社のVIP顧客として契約を結びたいんだよ」
ナンシーに抗議されているのは、「タイムイズGOサンドクリオン本店」所長であり。ナンシーからの抗議などものともせず、飄々と受けている。
「嫌ですわ!アイリ様はわたくしが掴んだとびきりのお客様です、それを会社に引き渡せとは何事でございますの!それに、言うこと聞かなければ左遷だなんて、パワーハラスメントですわ!」
(しらじらしいですわ~、教団から魔素豊富な素材や野菜について、その提供者についての情報提供するように圧力をかけれている事はわかっていますのよ。)
「左遷だなんて人聞きの悪い事言わないで欲しいな~ちょっと南の方の暖かい国の支店で働いてみるのはどうか?と提案しているだけじゃないか」
「かー!しゃらくさい!!
ワタクシ達小人族特有スキル化けの皮を忘れたとは言わせませんわよ!
所長はどうか知りませんがワタクシの化けの皮は毛皮モフモフボディですの、そんな暑い国に行ったら湯だってしまいますわ!」
(暑い国、暑い国……一度行ってみたかったのですわ~、初めて水着を着る事ができるかもしれません。それに…)
「大げさだねキミは…
アイリ様が提供してくださっている魔素豊富な素材や野菜はとても貴重なものだよ、割高でも購入、を希望される方も多くとてもキミがひとりで処理できる量を超えているよ
大人しく言うことを聞いて、契約書を渡すんだ」
所長の有無を言わせない圧力に怒りがわいてくる
「・・・・・・」
こぶしを握りしめ小刻みに震えるナンシーは、怒りに燃え発言する。
「失礼を承知で申し上げます!くそくらえ!」
「な!!」
「言わせておけば、ぬけぬけと…何がキミが処理できる量を超えてるよ。ですか!所長は先時代の遺物かなにかですの??ワタクシが一つ一つ手書きと手計算で処理しているとでも??文明の利器がございましてよ!
そして、おっしゃるように需要に対して供給が全く追い付いていません!ということはそもそもの流通量が少ないものを処理するワタクシのキャパは余裕のよっちゃんですわ!」
ビジッ!!と音が聞こえてきそうなほど人差し指を所長に向かって付き出す。
決まりましたわ。
ほほほ、ワタクシはいつだって完璧ですのよ。
(それに…アイリ様はイルオーレに出奔さられるとお話を伺いましたのよ、イルオーレに行けばアイリ様にお会いできるかもしれません!)
「へー…余裕のよっちゃん。ね………
かわまないよ、キミがそういう態度なら来月からと言わず今すぐにでも、イルオーレの支店に出向してもらおうかなキャパシティの大きなキミなら暑い国でも余裕のよっちゃんでしょ…」
「なんですって!?先ほどの話を聞いていらっしゃらなかったのですか??ワタクシ暑い国は…!!」
(暑い国、暑い国!強調するのよナンシー!絶対暑い国にいくのよ!自分から異動申請をしては理由が必要になってしまいます、アイリ様の事は隠したままなんとしてもイルオーレに!会社からの指令で行かなくてはダメなのよ!)
「もう、話す事はないよ…さっさと、この会議室から出ていってくれ」
所長はそう言い放つと、机の上にあったベルを鳴らした。
リンリン。
と、可愛らしいベルの音が鳴ると可愛らしさとは程遠い厳つい黒い服の男達が会議室に入ってきてナンシーの両腕をがっちりスクラムするように抱え込み部屋の外へ連れ出す。
「なにをするんですの!?離しなさい!離しなさい~!!」
ずるずると引きずられながら、ナンシーはジタバタするが、抵抗むなしくヒョイっと抱えあげられ…会議室の外へポイッと放り出された。
ドサッ!と尻餅をつき
「あいた!もう~乱暴すぎですわ…」
顔は伏せて、お尻をさすりつつもナンシーはニヤリと笑うと
「まぁ、そう簡単にはいきませんことよ!ワタクシを飛ばそうなんてそうはいきませんわ」
(もうひと押しですわね。それにしても、投げるなんて…貴方たちの顔は忘れませんわよ)
一一一一一一
ナンシーは自分のオフィスに戻ると早速、所長への反撃を開始する
まずは、最近の所長の不正を暴露してやりますわ!
(あまり、問題にならないような…かつ、イライラさせちゃうようなくだらない内容とか、そんなこと?みたいな内容がいいですかしらね~)
一社内メールで全社員に一斉送信する一
・ちょっと皆さんご存知?ワタクシ所長のとんでもない秘密を知ってしまったの!
なんと!食堂の人気メニュー『唐揚げ定食』の唐揚げを5つから4つにコストダウンさせた首謀者でしたの!許せませんわ、ランチ人気ナンバー1ともされている『唐揚げ定食』の主役を減らすだなんて!
ほほほ、人気ランチメニューの唐揚げの量を減らすだなんて罪深いですわ!社員から恨まれたら良いのですわ!
次は…そうですわ!
・皆さん、お聞きになって!
ランチメニューに対する罪だけでなく、所長はさらに、定時帰宅を推進派なんですの
信じられませんわ!ワタクシ達タイムズGO社員として会社の為にひいては自分のため、必死に働いてますのに、定時帰宅推進…だなんていい感じに言ってらっしゃいますが実際は残業代削減したいだけなんですのよ。みみっちい男ですわ~
次々に所長の悪口を社内メールで送信する…
そんな事をしていれば、オフィスの扉を強くノックされた
ドンドンドンドン!!
「なんですの?うるさいですわね…」
席を立ち扉を開けるナンシー
(待ってました!)
扉の外に立っていた人物を見て、背中にぬるい汗が流れたのを感じた。
(所長怒ってますわね~、体から怒りのオーラがにじみ出ていますわ、やりすぎてしまったかしら…)
「所長…」
「・・・・コッコロくん、キミね何がしたいの?クビにでもなりたいのかな?」
「そんな事はありませんわ!ワタクシはただ理不尽な要求に対して抗議をしただけです!」
「抗議…ねぇ、ただの悪口に見えたけど」
「せ・い・と・う!な抗議ですわ!」
ナンシーは胸を張って、アゴをつきだす。
(さすがにクビはないと思いますが…出向の話しが無くなってしまったらどうしましょう…)
「はぁ……もう、キミはノルオーレで勉強し直しておいで、しばらく帰って来なくていいから」
そう、首を振りつつ言い放つと所長は行ってしまう…
「は?ちょ、ちょっとー!!お待ちになって、所長!所長~!!」
(やったー!!やりましたわー!!イルオーレに出向ですわ~!所長お元気で~)
一一一一一一
それから、数日後港には帽子をかぶった旅姿のナンシーの姿があった。
「はぁ、まったく本当に器のちっちゃい男ですわ、あんな事で出向だなんて…ふぅー
まぁ、ノルオーレなんてたかが南の島たいしたことありませんわ~見てらっしゃい、すぐに華々しく返り咲いてみせますわ~おーほほほほ」
<サンドクリオン>の港にナンシーの高笑いが響き渡り、通りすがりの人々からの視線を一人占めだった。
(作戦通りですわ、アイリ様はワタクシのGOの女神!誰にも渡しません。このままアイリ様についていけば、ワタクシはさらに大きくなる事ができると確信していますの…平社員のままおさまるなんて冗談じゃありませんわ!ワタクシは近いうちにタイムズGOの頂点に必ず立ってみせます!
待っててください、アイリ様!ナンシーはおそばに参りますわ~!!)
「お~ほほほほ!!」
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