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魔神王討伐編
なんか違う異世界転生!
しおりを挟む「……うぁぁぁぁあっ!?」
目もくらむような光が放たれた瞬間。オレは世界が歪む奇妙な感覚を味わいながら、抗うこともできずにその光の深淵に吸い込まれていった。
『転生者よ--武運を祈る』
頭の中から聞こえたその妙な声と共に、オレの意識はプツリと途切れて尻もちをついたような痛みを臀部に感じると、ドサッと音をたてて不格好に着地したようだった。
「--っつ。あいたたた」
尻をさすりながら目を開けると、そこには勇者一行と不思議な淡い碧色の光を放つ女神像の様なオブジェ。
「これってもしや、念願の異世界転生!?来たきたきたぁあ!」 と喜んでいるオレを横目に勇者は意を決した様に、信じられない言葉を発するのだった。
「……よし、魔神王を我らの手で葬り去ろう!!」
「「「うぉぉぉぉおおおっ!!!」」」
勇者が手に掛けた扉は、幾つもの物語で似たようなモノをみたことがあった。ドクロやら、悪魔やら生贄?みたいなのが描かれたそれは、邪悪そのものを体現したかのようで、一目見てそれが普通の扉ではないことが分かった。
そう、これほどにおぞましい装飾の扉ーーまさしく、ラスボスに向かう最後の扉だった。
「…………はぁあ?!?」
ここは東京のとあるマンションの一室。そのどこにでもある間取りの賃貸物件の一室からは閉められたカーテンの隙間から燦燦と輝く太陽の光が細く差し込んでいた。
「くあっ……」
オレの父親は会社員、母親はスーパーでのパート主婦、歳の離れた兄貴はオレが10歳の時に早々に家を出て行き、今では千葉で家族を作り幸せに暮らしている。
机に積み上げられた漫画や小説が、パソコンのディスプレイから放たれる仄かな光と、差し込んだ日差しに照らされいた。
パソコンからは観てもいないアニメが流されている。今日は今流行りの異世界転生系のアニメをチョイスした。でも、なんだか今一引き込まれるものがなくて、意識は遠くにある。時折気になるワードが耳に入るとチラッと目をやるが、ベッドから起き上がるほどの吸引力は感じられなかった。
「暑ぃ……」
オレはTシャツの襟をパタパタと動かし、身体との隙間に空気を送り込む。とはいえ、エアコンを制限されている蒸した部屋の中でのその行為は、ほんの少し気を紛らわす程度。清涼感とは程遠いものだった。
オレはゆっくりと上半身を起こし、散らかったテーブルの手前に置いておいたサイダーに手を伸ばした。キャップを捻るとシュッと僅かに気の抜けた音が聞こえた。心なしか発泡もダルげに見えてきて、容易に想像は付く状態のそれを口に含んで一気に流し込んだ。
「……ただの甘いぬるま湯だな」
オレはガッカリ感とは裏腹に何故か丁寧にまたキャップを閉めて、ゆっくりとローテーブルの端に戻した。視界の端では、主人公たちにいつもちょっかいをかけてはコミカルにやられて退場していく悪役のお馴染みのシーンが映し出されていた。
だからこれは別に、そのアニメに対しての批評だとか感想だとか、そんな大それたものではなくって。でも、ずっとそれはオレの胸の中に巣食っている感情であることは確かなことで・・・・・・夏の暑さにやられたオレのダレた頭が、勝手にシンクロさせたかもしれない可能性については否定出来ないものだった。
「つまんねぇ。退屈だなぁ……」
音量を下げたアニメのEDと、サイダーの炭酸が抜ける微かな音と、外から聞こえるセミの鳴き声が部屋を侵していく。結局オレはうだる暑さに耐えきれず、こぼれ出たその感情から逃れる術もなく、気分転換に外に出た。
「今月の小遣いは……残り4千円か」
黒い折りたたみ財布から単語野口さんが4枚こちらを見ていたが、まだ月も半ば、これでもって豪遊することは叶わず、オレはしばらく2択で迷うことになる。
「やることはさして変わらない、がしかし!金を掛けて優雅に個室で片手にドリンクバーか、冷房は同じく効いているが公共機関の端っこでタダでか」
特に金持ちでも貧乏でもない普通の家庭に生まれた。人並みに「宿題をやりなさい」と言われることはあるけれども、過分な期待をかけられている訳でもない。部活は小学生の頃はサッカークラブに入っていたけれど、特に続ける理由もなくて中学からは帰宅部だ。そのことについて何かを言われたこともない。
基本的に熱中できるものが見つけられない性格だから、特に取り柄と言える高尚なものをもたないオレは、まぁ普通に宅配便の荷降ろしのアルバイトを暇な日に入れて、遊ぶ金だけは自分で稼いでいた。
とはいえ高校生のバイトなんて、そう長い時間も入れないし、時給だって安いから家に金を入れる様な気概も、今後の為に貯金をする計画性もないわけで。今月の財布事情はお察しの通りというやつだ。
オレは確認の為に開いた折りたたみ財布をたたんで、右の尻ポケットに突っ込んだ。ただエントランスの日陰で手持ちの確認をしただけでもう汗が流れている。首元が汗を吸って肌に張り付く不快感で無意識にため息が一つ出ていた。
と、話を元に戻すと……要は漫喫に行って少しの出費はあれども、ちょこっと贅沢な時間を堪能するのか?区民図書館にいってのんびりと読書に励むのか?その選択を迫られているわけだ。
何故迷うのか?それはオレにとっては涼しい場所で漫画やラノベでも読めれば満足なわけで、お財布も一応は余裕があるから二つの行先の価値は同程度だからだ。
「悩んでるのもダルいな。ここに立って悩んでいても暑ぃだけだし、とりあえずは歩きながら考えよう……」
エントランスの影がはっきりと自分の領地を誇示している。足先から日差しに入って、Tシャツと七分丈のズボンから出ている肌が焼かれるように感じた。容赦のない太陽を隠す様に手を目の前にかざして、オレは歩き始めた。
さて、これから起こることが同等程度の価値なのだから、そこまでの過程を重んじる方が建設的と言えるだろう。この暑さの中でちょっとした散歩をする様な距離にある漫喫に行く労力を使うくらいなら、他の利用者の存在に目を瞑るだけで済むより近い図書館をオレは選ぶ。
「しかしまぁ、退屈だなぁ。なんか刺激的なことでも起こらんもんかね?」
なんて誰に向けた文句なのかも分からないことを口にしてみたけれど。特段“これ“といった欲求はなく、「じゃあ刺激的なことってなに?」と問われれば、数秒沈黙した後に「あー、なんとなく刺激的なことだよ」と答えるのが関の山。その程度の欲求なんだけれど、こういう欲求って皆が当たり前にもっているものなんじゃないのかと思うんだよな。
「ヒロシ遅ぇよ、先にいっちゃうぞー」
「はははは、がんばれヒロシー」
中学性の野球少年が三人、ユニフォームに身を包み、パンパンになったエナメルバッグを肩に提げて自転車を漕いでいく。先を行く二人は笑いながら後ろにいる友達にそう声をかけていた。立ち漕ぎで勢いよく回った車輪が音を立ててあっという間に背中の方で消えていった。
「ちょ、ずるいって、そろそろ変われよ!」
たぶん荷物持ちじゃんけんに負けたのであろう後ろの少年は三人分のバットケースを提げていて、立ち漕ぎで足を踏むたびに揺れたケースが、中の金属バットを小刻みにぶつけて乾いた音が跳ねるように鳴っている。
今しがた見送った少年たちは、オレが感じているこの小さな名もない欲求を理解してくれるだろうか?オレは自分の中にあるであろう答えに目を伏せて、彼らとは反対の道を進んでいくのだった。
家から公営図書館まで歩いていくと、やはりというべきかシャツが肌にへばりつくほどの汗をかいている。
この気持ち悪い感触は一体何がどう起因して起こっているのか?そんな疑問を頭の中で繰り返してみるのだけれど、恐らくオレの脳細胞が何らかの異変でもってフル稼働したとして正解へたどり着くことは無いことは分かっていた。言うなれば味のなくなったガムを噛み続ける様な、その程度の暇つぶしというか、無意味な行動を続けたいだけなのだろう。
肌を焼く日差しをうらめしく思いながら、ふと空に目を向けると真っ白い大きな雲が2,3こ漂っている。街路樹の頭の緑が、微かだけれどさわさわと揺れる程度の風が吹いていた。
時折すれ違う人々はどこか別の世界の人のようで、挨拶なんてすることはないし、前方から近づいてくる人がいると無意識に目を逸らして、進路を空けるようにして道の端に避けていく。特に人が苦手なわけではない。だけれど、幼い頃には誰にでも挨拶をしていた自分とは、別の人間になってしまったかのようなバツの悪さを感じずにはいられなかった。
10分ほど歩いていると住宅街の中にひときわ大きな建物が見えてきた。広い敷地を覆う白い塗装のはがれかけているフェンス。青々と茂る木々、街路樹よりも居心地が良いのか急に聞こえだしたセミの声。数年前に塗り替えをしたクリーム色の外装をした3階建ての図書館。
「うおー、空調絶好調じゃん。これは閉館までコースの気配がしてきたぜ」
玄関の自動ドアが開いて、中から飛びだした冷房の効いた心地よい風が一気にかけぬけた。館内は聞いたことのあるような有名なクラシックの曲がオルゴールで流れている。
正面には受付と返却コーナーがあり、1階は懐かしい音楽やクラシックなどのCDが並んだ棚が出迎える。まだ早い時間だから人はあまり居ないけれど、小さな子どもがキッズコーナーで母親と楽しそうに絵本を見ていた。
汗をべったりとかいていたから、若干の温度差による寒さは感じたがすぐにそれは快適へと変貌した。心なしか緩んだ頬、柔らかいカーペットを踏む感触もなんだか気持ちを落ち着かせる。フロアの右手奥には3階まで行き来できる階段があり、オレは二階へと上っていく。踊り場の高い位置にある窓から差し込む木漏れ日。
この図書館では、有名所の文学作品から各種専門書や図鑑だけに留まらず、一葉少ない物のラノベまで取り揃えている所が素晴らしい。さすがにラノベなどに関して言えば一回り、いや二回り半ほど新刊から遅れている。だけど、最新のもので気になった本は家に買ってあるので、図書館にある本はある意味で「購買意欲が沸かなくても、あれば読みたい」ものが幾つかあり、そんな中から掘り出し物を見つけるという楽しさがある。
「この辺は前に来た時に攻めたけど・・・・・・んー、どうやら新しい本は入荷していなさそうだな・・・・・・」
六段作りの本棚が一定の間隔で並んでいる。子どもの頃は4段目を取るのにも階段の近くにある子ども用の脚立を使ったものだけれど、いつのまにか手を伸ばせば最上段まで届く様になっていて成長したものだなと思った。そんなことを考えながら、一昔前に流行った作品を指で追いながら眺めていく。
「うお、『捨てられたブラウン管を直してみたら、異世界リサイクルショップで億万長者になっちゃった』が全巻そろっている。やるなぁ、あなどれん!図書館め」
なんて掘り出し物を見つけた時には、テンションが思わず上がってしまって声に出っちゃったりすることもある。オレははっと口を押えて周りを確認したけれど、どうやら近くに人はいないようで、さっきの独り言は誰にも聞かれていないようだ。
『捨てリサ』シリーズは異世界転生ものの中でも日常系というか、冒険をほとんどしない。その分、村やダンジョン付近に棄てられた資源を、現代の知識を生かしながら再生利用していく物語だ。主人公が普通にショップ経営について試行錯誤している章が面白かったが、億万長者になると急に武具揃えだして、それまでダンジョンもろくに探検していなかったのに魔王退治に行くことになる展開から失速したように思う。そんなこんなで途中からは買わなくなってしまったものの、物語の終着点が気になる一冊の一つだった。「よし、候補入りだ」 と呟いて、捨てリサの4,5,6巻を手に取った。
「異世界転生かぁ・・・・・・本当にそんなことが起こったら楽しいだろうな。オレってゲームもけっこうやり込み派だし、自分でギルド設立したりするのも好きだからイケる口だと思うんだけどな」
「ん?」 その時、異変を感じてラノベを選ぶ手が止まった。何か分からないけれど、明らかにさっきまでと何かが違う……
オレは辺りをそっと見渡した。特に変化は見られない。2階にはそもそも人がまだ居なかったし、異変なんてある訳がない。そう思った時に、違和感の正体に気づく。
「さっきまで子どもの声がしていたのにすげえ静かだな、ていうか静かすぎるだろう!?」
いつの間にか、ついさっきまで母親に話しかける子どもの声が聞こえていた。館内にはオルゴールが流れていたはず。
それなのに、この不気味な静けさはなんだ?有り得ないだろう。公共機関で無音だなんて、幾ら静かにするのがマナーである図書館においても不自然すぎる。
「……っ」
さっきまでとは種類の違う汗が額から零れた。全身に鳥肌が立ったのはきっと館内冷房のせいではない。
「なんか気味悪いな・・・・・・さっさと選んで、今日は借りて帰ろう」
オレは当初の予定だった冷房の効いた館内での読書は断念することに決めた。すぐに帰る選択肢を選ばなかったのは、ほんの些細な冒険だったとしても何かしらの成果は欲しかったからだ。
「もう今この目の前にある本棚の中から選んで、それを借りて帰る。とにかく1冊ぱぱっと決めちまおう」
そうして言葉に出すことで不安な気持ちを少しでも払おうとしていたのかもしれない。気の所為ではなく視界が狭くなっていて、目の前の本を選ぶだけのはずなのに目がチカチカとした。
こんな時に限って、コレというタイトルが見当たらない。
「くそ、いくら図書館だからってここまで静かになるこたねぇだろ」
無音の中で大きく心臓の音が聞こえる。脈動をここまで鮮明に体感するのは初めてかもしれない。どんどんテンポを速めていく鼓動に気持ちも急かされる。不安な気持ちも確かだけれど、それよりも身体が、本能が警鐘を鳴らしているように思えた。
上から2段目までは、目ぼしいタイトルなし。この辺は、ほんとに人気のない作品ばかりが集められているのか?さっさとこの場から離れたいのに・・・・・・
「ん?」
その時、周りは3,4巻で完結している幾つかのシリーズ作品に囲まれて1タイトルだけ、シリーズ物でもなく1巻完結の本を見つけて、オレの目は吸い込まれるように止まった。タイトルが日焼けしていて読みづらい。
「『--になってラスボス攻略!キーマンは--だってオレの勘が叫んでる』?大事なとこ日焼けしやがって、よく分かんねぇなこれだけじゃ」
少しだけ本を開いてみようと思って手を伸ばそうとした瞬間、出そうとしていた右手の甲にチリッと弱い電気が流れるような感覚がした。痛みと言うほどのものではなかったしオレはそのままその本に手を伸ばしていく。
「また、心臓がうるさい・・・・・・」
さっきよりも確かに強く心臓が脈を打っていた。もうそのことに気がついた時には、差し出した手を引くことなどできず、オレは日焼けの激しいその本を棚から取り出した。
「なんだよこれ?表紙絵がない----!?」
タイトルも日焼けで読めず、表紙にイラストもタイトルすらも書かれていない。異質。これだけの本に囲まれながらも、手の中にある本は異質そのものだった。
ゴクリと固唾を呑んで、オレは小刻みに震える手で表紙に手をかけた。
ゆっくりと、何も描かれていない表紙をめくっていく。
途端。「なっ!?」 と声をあげる間もなく視界に写るもの全てが歪みだした。目の前の景色がトリックアートにでもなってしまったかのように歪み、ひずみ、途中で千切れ、折り重なり、それがあった場所から放たれる螺旋のように回転していく。
そして、急速に歪んだ世界は、その一点に向けて収束をしだした。それを視認した頃には既にその圧縮に身体も声も、意識でさえも飲み込まれていて、床も天井も本棚も、オレとその本以外の全てのものが瞬く間に圧縮されていった。
「うわわぁぁあああっ!」
そして音も臭いも景色も何もかもが、その本に吸い込まれ、反射的に目を閉じたオレの身体が、抗いようの無い引力によって吸い込まれていく感覚までは記憶している。
----でも、目を開けたそこにあったのは手に取った小説でもなければ、6段構えの本棚でもない。
そこにあったのは、光り輝くオーブを手に持つ女神の像と、深淵の奥底にでも放り込まれたかのような息苦しさのする洞窟が、心許ない松明で照らされる空間。
そして、さっきまで見る影も無かった5人の人物が立っていた。
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