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存命編
ep13 目標と襲撃
しおりを挟む神田side
辺りは静まり返っていた
あの日の前までは大勢の人で溢れていた
このスーパーも当然人はいない
俺はある理由で
藤村の所へは帰らない事にした
その理由はまだ明かせないけど
藤村なら俺なんか放っておいて岩見のことを
探していると思う
あいつ可愛いくせに
実は結構自己中心的 だからね
自分は今何をしているのかというと
見張っているんだ
何故って?
そりゃ入ってこられないように だよ
バリンッ………!!
ガラスが割れる音が響いた
見張っていた窓が斧か鈍器のような物で
割られてしまった
そして誰からかって? …
それは………
「ココニ 居タノカ……潰スッ……!! 」
もう結構見慣れてきた斧持ちの奴が立っている
筋骨隆々としているのは相変わらずだ
「これで3度目だな、、 いくぞっ! 」
そう言って俺は走って入り口の近く
に行きそのまま逃げる
後ろから
ドドドドドオッ…………!!
かなり速いスピードで追いかけられているけど
相手は 斧持ち だから
逃げるのは案外 楽 なんだよな
「ドレダケ貴様ガ 逃ゲヨウト 最後ハ
必ズ叩キ潰スッ、、!! 」
そう言ったのを最後に
今日の襲撃は諦めたのか姿を消した……
( 回数重ねてパターン化したいぐらいだな… )
ここの地形は頭に入っているから
案外逃げられるんだ
逃げてばっかで悔しくないの って?
奴が俺を狙っているうちは
藤村の前に
奴が現れたりしないだろう?…
そういうメリットもあるし
逃げるのは俺は慣れているからね
「これでさっきのスーパーとも
おさらばだな、、 」
俺はしんみり思った事を口にだした
そうそこの章の名は 存命編
メインはここからで
俺と奴が命がけで 鬼ごっこ をする章なんだ
どうか見届けてほしい………
必ずしも鬼ごっこは
逃げる側が全滅したら終了する
わけでは無いのだから
~ ep13完 ~
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