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第1章 転生した世界
第10話 現代兵器vsモンスター軍団(1)
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陣地はほぼ完成した。
木で土が落ちてこないように固定し土嚢を積んで遮蔽物を多くした。モンスターと言えども弓を射ってくるアーチャーゴブリンや魔法を放つ、マジックゴブリンやマジックオークなどの厄介なモンスターもいるため遮蔽物は必用である。その他にもオークやオーガなどのモンスターは石や木などを投擲してくることもあるため油断できないためである。
陣地を確認後、テントで父とハイパーで作戦の最終確認をしているとモンスターを偵察に出ていたカルロスの部隊が戻ってきた。
胸元から懐中時計を取り出して時刻を見ると朝の十時を指していた。早朝から偵察にに出ていたので5時間ほどで戻ってきたということはモンスターの距離は確実にちかずいているということだ。戻ってきた彼らにモンスターの正確な数と編成を報告してもらった。
「ロメル様、マンシュ様、報告します。敵の数はおよそ2000、敵の主力は前方に通常のゴブリンとオーク、コボルが合わせて1000、その後方にマジックゴブリンとマジックオーク、アーチャーゴブリンが500、その後ろに指揮をしているとみられるオークナイトとオーガが300、最後尾にゴブリンキングとオークキング、ジャイアントオーガ守るようにゴブリンジェネラルとオークジェネラルが合わせて200はいました。あと一日で森から出ると思います。」
カルロスからの報告を聞いて保険をかけておくことにした。
テントで最終確認をしていたハイパーにユウティライネンを呼んで来てもらうように頼んだ。数分ほどでユウティライネンがテントに来た。
「ないかご用ですかマンシュ様」
「来たかユウティライネン、お前の分隊に任務を頼みたい。10分後、バックパックを持って弾薬庫の前に分隊全員と一緒に来てくれ。」
「分かりました。すぐに準備します。」
すぐにテントを出て、爆発物や弾薬を置いてあるテントに向かった。
10分後、待っていると装備を整えたユウティライネン率いる第四分隊全員弾薬庫の前に集まった。
「言われた通り全員集めました。」
「分かった。ユウティライネン、お前の第四分隊に頼みたい任務というのは、森の入り口に地雷やトラップを仕掛けてこいというものだ。弾薬庫の中には前もって準備しておいた地雷やトラップ類があるからバックパックに積めてすぐに出発してくれ」
そう弾薬庫に呼んだのは地雷原をを作るためだ。森から原までの100メートル、木の途切れる500メートルで5メートル間隔に跳躍地雷、S-マインを仕掛けてもらった。この地雷一つで半径十メートル以上に被害を与えることができるため、鎧の着ていないゴブリンやオークなどを殺傷することも可能だと思ったので、大量仕掛けさせに行かせた。三時間ほどで埋設することができたようでゆっくり戻ってきた。
「マンシュ様、設置完了しましたぜ、」
「さすがはお前が鍛えただけはある仕事が速いな。」
「そんな事ありませんよ。俺はただいつもの見本を見せてやり方を教えただけてす。」
それを聞いて思い出した名言がある。
(やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば 、人は動かぬ、)
山元五十六が言ったと言われる名言で人は、見本を見せて、言葉で伝え、やらせてみて、誉めてやらなければ、人は実らい、という意味があり、今でも教育使われているほど有名な言葉の1つとなっている。
話を戻すがモンスターの到着予想が明日の陽が登り終えるころ、それまで時間があるため兵達に交代で休憩を取らせた。
懐中時計を見ると五時を過ぎていた。作戦やトラップなどの仕掛けを指示していたら思った以上に時間が過ぎていた。
さらに作戦の確認をしているとハイパーに声をかけられた。
「いつまで、やっているんですかマンシュ様、もう十時を過ぎていますよ。」
それを聞いて懐中時計を取り出すと十時を回っていた。
「すまない、夢中になりすぎていたようだ。」
「はー、あまりご無理をなさないようにもう寝てください。」
「分かった。もう寝るよ。」
そういって自分のテントに向かった。軍の下士官などが使う折り畳みのベットに入った。明日はいよいよ戦闘だ。被害を出さないようにしなければ。などと考えているうちにまぶたが重くなり眠りについた。
翌朝、目が覚めて時間を確認すると六時前だった。いつもの軍服と装備を着てテントから出た。作戦の本部のテントに行くと父とハイパーがいた。
「おはようございます。父上、それにハイパー、森の様子はどうですか?」
「うん?起きたかマンシュ、さっきぶぁを向かわせたがまだ帰って来てないぞ、そいつらが帰ってこればわかるだろう。」
そういって、父は地図に視線をおとした。取り敢えずお腹が空いたので食料テントに向かい早めの朝食を取った。メニューは堅焼きの黒パンに鳥の肉のスープ、の二品、スープにパンを浸しながら食べた。食べ終わったあとすぐにテントに向かうと偵察に出ていたカルロスの部隊の二人が戻っていた。
「報告します。敵は森の入り口から四キロ地点まで迫っています。あと二時間もすれば先頭集団は森を抜けると思われます。」
それを聞いて懐中時計を見ると7時少し前だった。つまり9時頃には地雷原に入るわけだ。それを聞いて父の行動は早かった。ハイパー、マンシュ急いで兵達を本部テント前に集めろ作戦内容を説明する。」
「「了解」」
砲兵部隊に頼んで一発、目覚めの空砲を撃ってもらった。すると寝ていた兵達がすぐに飛び起きテントから出てきた。ハイパーがすぐに大声で「全員、本部前に集団、」と叫び十分もしないですぐに集まった。
「諸君、偵察に出ていた部隊が敵の集団を発見した。報告によればあと二時間ほどで森から出てくる。それを合図に敵をこちらの有効射程まで引き付ける。距離が五百メートルを切ったら諸君らの出番だ。それまでに砲兵部隊と機銃によって数を減らす。それからは諸君らの得意分野だ。敵を一匹たりとも逃がしてはならぬ。いくぞー。」
父の掛け声とともに「「「オーーーー!」」」と兵士達の雄叫びが響いた。
それから全員が配置に着き敵が来るのを待っていると森の方から爆発音が響いて来た。望遠鏡を覗くと先頭のゴブリンとオークが地雷原に入った。どうやら今のでゴブリンの二、三匹が吹き飛ばされたようだ。それでもモンスターどもは前進を続け次々地雷の餌食になっていく。地雷原を抜けたのはおよそ千ほどと思われる。地雷だけでゴブリンのほとんどか死んだみたいだった。だが生命力の強いオークは小型の鉄球ではあまり効果はないようだった。その様子を見ていると九四式山砲の有効射程、八千メートルに入った。すぐに伝令を後方に走らせ砲撃を開始させた。
「撃ーーーて」、パットンの号令とともに二十門の砲口から火がふいた。
望遠鏡でモンスターの大軍を見ていると先頭集団の前方に着弾した。着弾時の土煙で先頭のオークと少数地雷から生き残ったゴブリンの姿が見えなかったが少しすると土煙が晴れて姿を確認できた。先頭を進んでいたゴブリンは全滅、オークも無傷な者はおらず腕や足が無いもの体中が傷だらけのものバラバラになって肉塊になっている姿も確認できた。先頭集団は突然の爆発と傷ついた仲間の姿を見て進軍が止まっていた。
「ガーーーー」とこちらまで聞こえる咆哮が響くと混乱していたオークとゴブリンの先頭集団は前進を開始した。どうやら後方集団のオークジェネラルがなにか言ったようだった。
先頭の集団はひとかたまりから横にバラけて走って向かってくる。少しは学習能力があるようだ。ここで迫撃砲の有効射程に敵が入り迫撃砲も砲撃に加わった。初めは千以上いたモンスターの前衛集団は五百まで減っていた。その後ろからゴブリンキングやオークキング、ジャイアントオーガなどの上位モンスターが進んでくる。
砲弾が降るな前方の塹壕まで二千メートルまで来ていた。人の姿を見っけた。先頭の集団はさらに速度を上げ迫ってきた。罠とも知らずに前方のハイパーが動いた。
「敵が来るぞ、各員銃を確認しろ、機銃部隊は俺の掛け声で射撃開始。第一分野は五百で射撃しろ。」
モンスターが目印の木を越えたとき、
「撃てーーー」
ハイパーの掛け声とともにM2と九二式、二つの重機関銃が火をふいた。それを確認して砲撃をやめさせた。
「パットンの砲兵部隊に伝令、砲撃を中止させろ。前方の第一分隊の射程に入った。伝令あるまで砲撃中止。」
それを見て盾を構えたオーク、だが本来身を守れるはずの盾は意味をなさなかった。盾を貫通しオークの体を貫いた。M2の銃弾は盾を砕きオークの体に大きく風穴を開ける。九二式は盾に穴を開け、そのままオークの体にミシンのように穴が空いてていく。
それでも前進を止めずに進んでくるオークとマジックゴブリンとマジックオーク、前方の盾を持ったオークは徐々に数を減らしその後方のアーチャーゴブリンやマジックゴブリン、マジックオークの姿がちらほら見えるようになってきた。
ここで第一分隊の小銃の有効射程に入り弾幕がさらに厚くなった。正確に敵の急所を撃ち抜いていく銃弾とうとう後方のモンスターどもにも銃弾が届き次々倒れていく。
距離が百メートルをきったとき。
「お前ら突撃だ。総員着剣、突撃用意、機銃は射撃停止、合図で行くぞ。」
機銃の射撃をやんだと同時にハイパーが叫んだ。
「総員、突撃ーーー❗」
「「「おーーー」」」
十七人が一斉に塹壕から飛び出て残存のモンスターに向かっていった。残存と言っても五十は越えている。残ったモンスターは接近戦はあまり得意ではないマジックゴブリンとマジックオークだがオークは生命力が強く剣では倒しにくい。
しかし、銃なら関係ない銃剣で刺してから銃弾を撃てば傷口からさらに奥に銃弾が入るため致命傷になりやすい。さらにハイパーはボルトアクションではなくショットガンのため頭部などを撃てば一発で仕留められる。
そうこうしているうちにあっとゆうまにモンスターを全滅させていた。見ていて少し呆れてしまった。
すいません。戦闘シーンのため書く分量が多く投稿が遅れました。
次はモンスター軍団の上位集団との戦闘シーンです。日曜日投稿予定です。
木で土が落ちてこないように固定し土嚢を積んで遮蔽物を多くした。モンスターと言えども弓を射ってくるアーチャーゴブリンや魔法を放つ、マジックゴブリンやマジックオークなどの厄介なモンスターもいるため遮蔽物は必用である。その他にもオークやオーガなどのモンスターは石や木などを投擲してくることもあるため油断できないためである。
陣地を確認後、テントで父とハイパーで作戦の最終確認をしているとモンスターを偵察に出ていたカルロスの部隊が戻ってきた。
胸元から懐中時計を取り出して時刻を見ると朝の十時を指していた。早朝から偵察にに出ていたので5時間ほどで戻ってきたということはモンスターの距離は確実にちかずいているということだ。戻ってきた彼らにモンスターの正確な数と編成を報告してもらった。
「ロメル様、マンシュ様、報告します。敵の数はおよそ2000、敵の主力は前方に通常のゴブリンとオーク、コボルが合わせて1000、その後方にマジックゴブリンとマジックオーク、アーチャーゴブリンが500、その後ろに指揮をしているとみられるオークナイトとオーガが300、最後尾にゴブリンキングとオークキング、ジャイアントオーガ守るようにゴブリンジェネラルとオークジェネラルが合わせて200はいました。あと一日で森から出ると思います。」
カルロスからの報告を聞いて保険をかけておくことにした。
テントで最終確認をしていたハイパーにユウティライネンを呼んで来てもらうように頼んだ。数分ほどでユウティライネンがテントに来た。
「ないかご用ですかマンシュ様」
「来たかユウティライネン、お前の分隊に任務を頼みたい。10分後、バックパックを持って弾薬庫の前に分隊全員と一緒に来てくれ。」
「分かりました。すぐに準備します。」
すぐにテントを出て、爆発物や弾薬を置いてあるテントに向かった。
10分後、待っていると装備を整えたユウティライネン率いる第四分隊全員弾薬庫の前に集まった。
「言われた通り全員集めました。」
「分かった。ユウティライネン、お前の第四分隊に頼みたい任務というのは、森の入り口に地雷やトラップを仕掛けてこいというものだ。弾薬庫の中には前もって準備しておいた地雷やトラップ類があるからバックパックに積めてすぐに出発してくれ」
そう弾薬庫に呼んだのは地雷原をを作るためだ。森から原までの100メートル、木の途切れる500メートルで5メートル間隔に跳躍地雷、S-マインを仕掛けてもらった。この地雷一つで半径十メートル以上に被害を与えることができるため、鎧の着ていないゴブリンやオークなどを殺傷することも可能だと思ったので、大量仕掛けさせに行かせた。三時間ほどで埋設することができたようでゆっくり戻ってきた。
「マンシュ様、設置完了しましたぜ、」
「さすがはお前が鍛えただけはある仕事が速いな。」
「そんな事ありませんよ。俺はただいつもの見本を見せてやり方を教えただけてす。」
それを聞いて思い出した名言がある。
(やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば 、人は動かぬ、)
山元五十六が言ったと言われる名言で人は、見本を見せて、言葉で伝え、やらせてみて、誉めてやらなければ、人は実らい、という意味があり、今でも教育使われているほど有名な言葉の1つとなっている。
話を戻すがモンスターの到着予想が明日の陽が登り終えるころ、それまで時間があるため兵達に交代で休憩を取らせた。
懐中時計を見ると五時を過ぎていた。作戦やトラップなどの仕掛けを指示していたら思った以上に時間が過ぎていた。
さらに作戦の確認をしているとハイパーに声をかけられた。
「いつまで、やっているんですかマンシュ様、もう十時を過ぎていますよ。」
それを聞いて懐中時計を取り出すと十時を回っていた。
「すまない、夢中になりすぎていたようだ。」
「はー、あまりご無理をなさないようにもう寝てください。」
「分かった。もう寝るよ。」
そういって自分のテントに向かった。軍の下士官などが使う折り畳みのベットに入った。明日はいよいよ戦闘だ。被害を出さないようにしなければ。などと考えているうちにまぶたが重くなり眠りについた。
翌朝、目が覚めて時間を確認すると六時前だった。いつもの軍服と装備を着てテントから出た。作戦の本部のテントに行くと父とハイパーがいた。
「おはようございます。父上、それにハイパー、森の様子はどうですか?」
「うん?起きたかマンシュ、さっきぶぁを向かわせたがまだ帰って来てないぞ、そいつらが帰ってこればわかるだろう。」
そういって、父は地図に視線をおとした。取り敢えずお腹が空いたので食料テントに向かい早めの朝食を取った。メニューは堅焼きの黒パンに鳥の肉のスープ、の二品、スープにパンを浸しながら食べた。食べ終わったあとすぐにテントに向かうと偵察に出ていたカルロスの部隊の二人が戻っていた。
「報告します。敵は森の入り口から四キロ地点まで迫っています。あと二時間もすれば先頭集団は森を抜けると思われます。」
それを聞いて懐中時計を見ると7時少し前だった。つまり9時頃には地雷原に入るわけだ。それを聞いて父の行動は早かった。ハイパー、マンシュ急いで兵達を本部テント前に集めろ作戦内容を説明する。」
「「了解」」
砲兵部隊に頼んで一発、目覚めの空砲を撃ってもらった。すると寝ていた兵達がすぐに飛び起きテントから出てきた。ハイパーがすぐに大声で「全員、本部前に集団、」と叫び十分もしないですぐに集まった。
「諸君、偵察に出ていた部隊が敵の集団を発見した。報告によればあと二時間ほどで森から出てくる。それを合図に敵をこちらの有効射程まで引き付ける。距離が五百メートルを切ったら諸君らの出番だ。それまでに砲兵部隊と機銃によって数を減らす。それからは諸君らの得意分野だ。敵を一匹たりとも逃がしてはならぬ。いくぞー。」
父の掛け声とともに「「「オーーーー!」」」と兵士達の雄叫びが響いた。
それから全員が配置に着き敵が来るのを待っていると森の方から爆発音が響いて来た。望遠鏡を覗くと先頭のゴブリンとオークが地雷原に入った。どうやら今のでゴブリンの二、三匹が吹き飛ばされたようだ。それでもモンスターどもは前進を続け次々地雷の餌食になっていく。地雷原を抜けたのはおよそ千ほどと思われる。地雷だけでゴブリンのほとんどか死んだみたいだった。だが生命力の強いオークは小型の鉄球ではあまり効果はないようだった。その様子を見ていると九四式山砲の有効射程、八千メートルに入った。すぐに伝令を後方に走らせ砲撃を開始させた。
「撃ーーーて」、パットンの号令とともに二十門の砲口から火がふいた。
望遠鏡でモンスターの大軍を見ていると先頭集団の前方に着弾した。着弾時の土煙で先頭のオークと少数地雷から生き残ったゴブリンの姿が見えなかったが少しすると土煙が晴れて姿を確認できた。先頭を進んでいたゴブリンは全滅、オークも無傷な者はおらず腕や足が無いもの体中が傷だらけのものバラバラになって肉塊になっている姿も確認できた。先頭集団は突然の爆発と傷ついた仲間の姿を見て進軍が止まっていた。
「ガーーーー」とこちらまで聞こえる咆哮が響くと混乱していたオークとゴブリンの先頭集団は前進を開始した。どうやら後方集団のオークジェネラルがなにか言ったようだった。
先頭の集団はひとかたまりから横にバラけて走って向かってくる。少しは学習能力があるようだ。ここで迫撃砲の有効射程に敵が入り迫撃砲も砲撃に加わった。初めは千以上いたモンスターの前衛集団は五百まで減っていた。その後ろからゴブリンキングやオークキング、ジャイアントオーガなどの上位モンスターが進んでくる。
砲弾が降るな前方の塹壕まで二千メートルまで来ていた。人の姿を見っけた。先頭の集団はさらに速度を上げ迫ってきた。罠とも知らずに前方のハイパーが動いた。
「敵が来るぞ、各員銃を確認しろ、機銃部隊は俺の掛け声で射撃開始。第一分野は五百で射撃しろ。」
モンスターが目印の木を越えたとき、
「撃てーーー」
ハイパーの掛け声とともにM2と九二式、二つの重機関銃が火をふいた。それを確認して砲撃をやめさせた。
「パットンの砲兵部隊に伝令、砲撃を中止させろ。前方の第一分隊の射程に入った。伝令あるまで砲撃中止。」
それを見て盾を構えたオーク、だが本来身を守れるはずの盾は意味をなさなかった。盾を貫通しオークの体を貫いた。M2の銃弾は盾を砕きオークの体に大きく風穴を開ける。九二式は盾に穴を開け、そのままオークの体にミシンのように穴が空いてていく。
それでも前進を止めずに進んでくるオークとマジックゴブリンとマジックオーク、前方の盾を持ったオークは徐々に数を減らしその後方のアーチャーゴブリンやマジックゴブリン、マジックオークの姿がちらほら見えるようになってきた。
ここで第一分隊の小銃の有効射程に入り弾幕がさらに厚くなった。正確に敵の急所を撃ち抜いていく銃弾とうとう後方のモンスターどもにも銃弾が届き次々倒れていく。
距離が百メートルをきったとき。
「お前ら突撃だ。総員着剣、突撃用意、機銃は射撃停止、合図で行くぞ。」
機銃の射撃をやんだと同時にハイパーが叫んだ。
「総員、突撃ーーー❗」
「「「おーーー」」」
十七人が一斉に塹壕から飛び出て残存のモンスターに向かっていった。残存と言っても五十は越えている。残ったモンスターは接近戦はあまり得意ではないマジックゴブリンとマジックオークだがオークは生命力が強く剣では倒しにくい。
しかし、銃なら関係ない銃剣で刺してから銃弾を撃てば傷口からさらに奥に銃弾が入るため致命傷になりやすい。さらにハイパーはボルトアクションではなくショットガンのため頭部などを撃てば一発で仕留められる。
そうこうしているうちにあっとゆうまにモンスターを全滅させていた。見ていて少し呆れてしまった。
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