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第1章 転生した世界
第9話 対モンスター用の陣地と作戦
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俺は身体強化をフルに使い急いで森から出た。
何度かゴブリンやコボルトを見かけたが気にせずに走り抜けていた。
町までは魔の森からおよそ十キロの距離があったが普段と違い全力で走り続け一時間ほどで町に着いた。
大慌てで玄関の扉をあけて階段をかけ上り父のいる執務室のドアをあけて報告した。
「父上、大変です。!」
「どうしたそんなに慌てて」
「森に入っていたのですが普段いない場所にオーガがいたのでおかしいと思い少し深いところに行ったところ、複数のモンスターの鳴き声が聞こえ来て近づいて覗いたらモンスターの大軍がいました。」
「なんだとモンスターの大軍⁉」
「はい、種類はゴブリン、コボルト、オークにオーガまでいました。」
「そんなに複数のモンスターが集結するなどありえない話だが」
まず、普段から行動を共にしているモンスターはゴブリンとオークだけ、コボルトやオーガは同種でしか集団を組まない。
その為このように別々のモンスターが同じ場所に集まって大軍を組むこと事態ありえないことなのだ。
「それだけでなくゴブリンキングにオークキング、さらにはジャイアントオーガまでいました。」
「なんだと!ゴブリンキングやオークキングだけでなくジャイアントオーガまで一緒にいたのか!?」
「はい、洞窟の前に多数のモンスターが集結していて様子を見ていたら中からその三体が出てきました。」
「分かったすぐに王都に救援を要請する。マンシュはすぐに兵を集めてくれ、救援が来るまでの時間稼ぎをする。」
「分かりしました。すぐに兵を集めます。」
「頼んだぞ。」
すぐに兵達のいる訓練場に向かった。
訓練場に着くとタイミングよくハイパーがいた。
「そんなに急いでどうしました。マンシュ様」
ハイパーがからかうように言ってきた。
「ハイパー、急いで屋敷の前に全員集めてくれ!」
「なにかあったのですか?」
「モンスターの大軍だ!魔の森の奥に集まっていた。」
「なんですと!わかりました。すぐ兵を集めます。」
「それとカルロスとマティアス、カリウスにユウティライネンをよんでおいてくれ、」
「了解しました。よんでおきます。」
30分ほどして訓練場にいた兵士、休暇を取っていた者まで集合していた。時刻はお昼を過ぎたぐらいだった。
全員集まったのを確認して父がテラスに出た。
「皆、よく集まってくれた。聞いた者もいるかもしれないが今、我領地は危機に直面している。モンスターどもの大軍が森の中に潜んでいる。発見したマンシュによると早ければ5日でこの町に到着する。遅くても一週間後には来るだろう。王都からの増援を待つためにも時間を稼がなければならない。その為森の近くにある平原に陣を作り、そこでモンスターを迎え討つのだ!」
父がそう宣言すると、「「「オーーーー」」」と兵士達からの雄叫びが上がった。
一時間ほどで兵士達は自分の武器を持ち平原側にある門の前に集結していた。兵士達はそれぞれ家族や恋人などに別れの挨拶をしていた。
今回の戦闘は命懸けだ。この世界の装備のままなら間違いなく全滅するだろう。
だがこの領地の兵達は違う。俺が召喚した銃がある。いままで通り剣や槍で戦うわけではない。敵の攻撃の届かない遠距離から攻撃するのだ。
絶対に誰も死なせない。そう心に決めて戦場になる予定の平原に向かった。
先頭はハイパーの率いる第1分隊、カリウスの率いる第2分隊、マティアスの率いる第3分隊、ユウティライネンの率いる第4分隊、遅れて30分後にパットン率いる山砲部隊と迫撃砲部隊の第5部隊、そして食料を積んだ補給部隊6部隊編成で十キロ離れた平原に二時間かけ到着した。
さらに二時間かけ魔法を使える者全員で塹壕を平原に掘った。
塹壕は縦2キロ、横8キロほどの広さがある。平原の森から10キロ地点にある少し高い丘に今回の作戦の為の陣地を建設する予定だ。
まず砲兵隊用の陣地を丘の上に作る。高い所ほの方が僅かに射程が伸び、修正もしやすくなるためである。配置は丘の上に九四式山砲を配備、丘のすぐ後ろに迫撃砲を配備した。
歩兵部隊は砲兵部隊よりも少し低い位置に塹壕を掘っている。
配置としては丘の砲兵部隊の下に幅1キロの塹壕、丘から森の方向に600メートルのところも塹壕を作っている。そこにはハイパーが率いる最も汎用性が高い第一分隊を配置した。
装備の配置は先頭地点にM2と九二式を50メートル間隔に1門づつ並べている。
その前には3重に張った有刺鉄線が張り巡らされており、近づいてもそう簡単には突破できない。
ここで分隊員の装備を紹介しておこう。突撃兵はボルトアクションが主力でKar98k、モシン・ナガン、三八式の3つ使用している。
工兵はサブマシンガンが主力でM3やMP40、PPSHが多く、他にも爆薬、バール、ワイヤーカッターなどを装備させている。
援護兵は九九式、MG42、DP28、でマシンガン以外にも他の兵士用の弾薬を背負っているためバックパックが大きい。
マークスマンはGew43とKar98kに六倍スコープを着けたタイプを使用している。スナイパーと違い、分隊の後方から援護するのが役割の兵種のため、スナイパーのような訓練は受けておらず、射撃成績の良い兵士から選抜した。
そのため、スナイパーは合計十人しかおらず、武装はモシン・ナガンのスナイパータイプと九七式狙撃銃の二つを採用している。スナイパー達は2人1組でチームを組み、動いている。その為実際には5人しか狙撃できないかがその分高い精度を誇っている。
このスナイパーを覗く4つの兵種を1人づつ4人1組を組んでいくんでいく。こうすることでバランスの良い部隊を編成できる。
今は到着したと同時に送った。スナイパーの1つに偵察に向かってもらった。
現在はモンスターの大軍がどの辺にいるのか不明のため、偵察に出した。
そしてモンスターが森を出たことがすぐわかるようにバウンティンクベティを森の入り口に仕掛けてくるように指示も出した。2人で10個ほどしか持てないが明日さらに増加させておくつもりである。
夕暮れの少し前に偵察に出ていたスナイパーが帰って来た。すぐに指揮テントに来てもらい報告を聞いた。
「報告します。モンスターの位置はマンシュ様見つけた位置とほとんど変わってません。同じ洞窟の前にいました。」
「それは本当か⁉ 」
「はい、間違いありません、」
「数はどうだった。正確な数はわかりませんが2000はいたと思います。」
「分かった。ありがとう、休んでくれ」
報告を聞いて大まかな作戦を考え付いた。まず森の入り口から縦横一キロに渡って地雷原を作る
バウンティンクベティ以外にも普通の対人地雷を埋める。それ以外にも落とし穴や埋設型の火炎放射機などを設置して、少しでも数を減らすようにする戦術をとるしか無さそうだ。
俺の予想だと早ければ2~3日後にモンスターは移動を開始して来ると思う。
それまでに準備しなければ。
1日あればほとんどの作業は終わるので残りは来た時に備えしっかりと警戒しなければ行けなかった。
すいません、思ったよりも長くなってしまったので次に持ち越します。
何度かゴブリンやコボルトを見かけたが気にせずに走り抜けていた。
町までは魔の森からおよそ十キロの距離があったが普段と違い全力で走り続け一時間ほどで町に着いた。
大慌てで玄関の扉をあけて階段をかけ上り父のいる執務室のドアをあけて報告した。
「父上、大変です。!」
「どうしたそんなに慌てて」
「森に入っていたのですが普段いない場所にオーガがいたのでおかしいと思い少し深いところに行ったところ、複数のモンスターの鳴き声が聞こえ来て近づいて覗いたらモンスターの大軍がいました。」
「なんだとモンスターの大軍⁉」
「はい、種類はゴブリン、コボルト、オークにオーガまでいました。」
「そんなに複数のモンスターが集結するなどありえない話だが」
まず、普段から行動を共にしているモンスターはゴブリンとオークだけ、コボルトやオーガは同種でしか集団を組まない。
その為このように別々のモンスターが同じ場所に集まって大軍を組むこと事態ありえないことなのだ。
「それだけでなくゴブリンキングにオークキング、さらにはジャイアントオーガまでいました。」
「なんだと!ゴブリンキングやオークキングだけでなくジャイアントオーガまで一緒にいたのか!?」
「はい、洞窟の前に多数のモンスターが集結していて様子を見ていたら中からその三体が出てきました。」
「分かったすぐに王都に救援を要請する。マンシュはすぐに兵を集めてくれ、救援が来るまでの時間稼ぎをする。」
「分かりしました。すぐに兵を集めます。」
「頼んだぞ。」
すぐに兵達のいる訓練場に向かった。
訓練場に着くとタイミングよくハイパーがいた。
「そんなに急いでどうしました。マンシュ様」
ハイパーがからかうように言ってきた。
「ハイパー、急いで屋敷の前に全員集めてくれ!」
「なにかあったのですか?」
「モンスターの大軍だ!魔の森の奥に集まっていた。」
「なんですと!わかりました。すぐ兵を集めます。」
「それとカルロスとマティアス、カリウスにユウティライネンをよんでおいてくれ、」
「了解しました。よんでおきます。」
30分ほどして訓練場にいた兵士、休暇を取っていた者まで集合していた。時刻はお昼を過ぎたぐらいだった。
全員集まったのを確認して父がテラスに出た。
「皆、よく集まってくれた。聞いた者もいるかもしれないが今、我領地は危機に直面している。モンスターどもの大軍が森の中に潜んでいる。発見したマンシュによると早ければ5日でこの町に到着する。遅くても一週間後には来るだろう。王都からの増援を待つためにも時間を稼がなければならない。その為森の近くにある平原に陣を作り、そこでモンスターを迎え討つのだ!」
父がそう宣言すると、「「「オーーーー」」」と兵士達からの雄叫びが上がった。
一時間ほどで兵士達は自分の武器を持ち平原側にある門の前に集結していた。兵士達はそれぞれ家族や恋人などに別れの挨拶をしていた。
今回の戦闘は命懸けだ。この世界の装備のままなら間違いなく全滅するだろう。
だがこの領地の兵達は違う。俺が召喚した銃がある。いままで通り剣や槍で戦うわけではない。敵の攻撃の届かない遠距離から攻撃するのだ。
絶対に誰も死なせない。そう心に決めて戦場になる予定の平原に向かった。
先頭はハイパーの率いる第1分隊、カリウスの率いる第2分隊、マティアスの率いる第3分隊、ユウティライネンの率いる第4分隊、遅れて30分後にパットン率いる山砲部隊と迫撃砲部隊の第5部隊、そして食料を積んだ補給部隊6部隊編成で十キロ離れた平原に二時間かけ到着した。
さらに二時間かけ魔法を使える者全員で塹壕を平原に掘った。
塹壕は縦2キロ、横8キロほどの広さがある。平原の森から10キロ地点にある少し高い丘に今回の作戦の為の陣地を建設する予定だ。
まず砲兵隊用の陣地を丘の上に作る。高い所ほの方が僅かに射程が伸び、修正もしやすくなるためである。配置は丘の上に九四式山砲を配備、丘のすぐ後ろに迫撃砲を配備した。
歩兵部隊は砲兵部隊よりも少し低い位置に塹壕を掘っている。
配置としては丘の砲兵部隊の下に幅1キロの塹壕、丘から森の方向に600メートルのところも塹壕を作っている。そこにはハイパーが率いる最も汎用性が高い第一分隊を配置した。
装備の配置は先頭地点にM2と九二式を50メートル間隔に1門づつ並べている。
その前には3重に張った有刺鉄線が張り巡らされており、近づいてもそう簡単には突破できない。
ここで分隊員の装備を紹介しておこう。突撃兵はボルトアクションが主力でKar98k、モシン・ナガン、三八式の3つ使用している。
工兵はサブマシンガンが主力でM3やMP40、PPSHが多く、他にも爆薬、バール、ワイヤーカッターなどを装備させている。
援護兵は九九式、MG42、DP28、でマシンガン以外にも他の兵士用の弾薬を背負っているためバックパックが大きい。
マークスマンはGew43とKar98kに六倍スコープを着けたタイプを使用している。スナイパーと違い、分隊の後方から援護するのが役割の兵種のため、スナイパーのような訓練は受けておらず、射撃成績の良い兵士から選抜した。
そのため、スナイパーは合計十人しかおらず、武装はモシン・ナガンのスナイパータイプと九七式狙撃銃の二つを採用している。スナイパー達は2人1組でチームを組み、動いている。その為実際には5人しか狙撃できないかがその分高い精度を誇っている。
このスナイパーを覗く4つの兵種を1人づつ4人1組を組んでいくんでいく。こうすることでバランスの良い部隊を編成できる。
今は到着したと同時に送った。スナイパーの1つに偵察に向かってもらった。
現在はモンスターの大軍がどの辺にいるのか不明のため、偵察に出した。
そしてモンスターが森を出たことがすぐわかるようにバウンティンクベティを森の入り口に仕掛けてくるように指示も出した。2人で10個ほどしか持てないが明日さらに増加させておくつもりである。
夕暮れの少し前に偵察に出ていたスナイパーが帰って来た。すぐに指揮テントに来てもらい報告を聞いた。
「報告します。モンスターの位置はマンシュ様見つけた位置とほとんど変わってません。同じ洞窟の前にいました。」
「それは本当か⁉ 」
「はい、間違いありません、」
「数はどうだった。正確な数はわかりませんが2000はいたと思います。」
「分かった。ありがとう、休んでくれ」
報告を聞いて大まかな作戦を考え付いた。まず森の入り口から縦横一キロに渡って地雷原を作る
バウンティンクベティ以外にも普通の対人地雷を埋める。それ以外にも落とし穴や埋設型の火炎放射機などを設置して、少しでも数を減らすようにする戦術をとるしか無さそうだ。
俺の予想だと早ければ2~3日後にモンスターは移動を開始して来ると思う。
それまでに準備しなければ。
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