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第1章 転生した世界
第6話 それぞれの能力
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昨日の戦闘を見てそれぞれの能力が分かった。ハイパーは勇気と根性があり、戦闘中でも恐れずに戦っていた。 銃で撃ち銃剣で突いたり銃床で殴ったりして乱戦に持ち込んでモンスター仕留めていた。
カルロスは冷静に照準を合わせて二三百メートルの遠距離から狙撃していた。
マティアスもカルロスと競うように遠距離から狙撃していた。
カリウスはサブマシンガンで死角を利用して接近して数メートルの距離からフルオートで撃ち込んで仕留めたり、ハンドガンで撃ったり剣で倒していた。
ユウティライネンは伏せてバイポットで機関銃を立てて、石を投げたり声をあげたりして誘い機関銃で一気に殲滅していた。
この戦闘スタイルを見てどのような配置が向いているか分かったのでそれぞれ兵科に分けて装備を決めた。ハイパーはポイントマンで装備はM1897ショットガンに銃剣付き、サイドアームはブローニング・ハイパワーを二挺、F2手榴弾と焼夷手榴弾で前衛配置。
カルロスは狙撃兵でM1903を少し改造して、マガジンを拡張して、弾薬を五発から十発に増やしてバイポットと銃剣、調整可能スコープを取り付けた。サイドアームはスナイパーの不利を考えC96の拡張マガジンにしたものと閃光弾と柄付き手榴弾を装備させた。
マティアスも同じように狙撃兵だがどちらかというと銃がボルトアクションではなくセミオートマチックライフルのGew43のためマークスマンに近くその為改造もマガジンの拡張とバイポット、銃剣、中距離用の四倍スコープを取り付けた。サイドアームは本人の意思でワルサーP38を渡した。
カリウスは突撃兵でMP40を改造してマガジンをデュアルマガジンにしてリロードを速くできるようにした。サイドアームはハイパーと同じようにブローニング・ハイパワーを二挺渡して、収束手榴弾とスモークグレードを渡した。
ユウティライネンは援護兵と工兵を合わてしてもらうため、機関銃を拡張して装弾数を増やした。サイドアームはPPK、それに罠が得意なようなので爆薬と地雷を渡した。
これでそれぞれの能力をフルにいかせると思う。今日は新しくした装備に慣れさせるために訓練してまた森に入って行くとしよう。
ハイパーは入り組んだ地形をイメージして作った訓練施設でショットガンを使い訓練している。曲がり角や木々の死角を確実に確認していきターゲットを発見すると胸部や頭部などの急所を狙い射撃していった。
「マンシュ様、前の銃より反動が強いですが至近距離では威力が高いので前より戦いやすくなりました。」
本人は気に入ってくれたようなので安心した。
カルロスは遠距離の的を撃つ訓練をしていた。本人に新しい銃の使い心地を聞いてみた。
「前より少し重くなったので安定性は上がりましたね。ですが重くなった分微妙にずれが生じます。自分のことなので何とかします。」
確かに性能的はよくなった銃を上手く扱えるかは使う者の腕前次第、カルロスはそのことをよくわかっているようだった。
一方マティアスは中距離の標的を狙い訓練していた。素早く標的の頭や胴体を撃ち抜いたいきマガジンを交換していた。すると見ていた俺の存在に気がついたようで銃の使い心地を聞いてみた。
「マティアス、新しくカスタムした銃の使い心地はどうだ。」
「はい、前より狙いやすく装弾数も多いので前より多くの敵を撃ち抜くことが出来ると思います。」
それを聞いて少し質問してみた。
「カルロスのように遠距離から狙撃したいと思わないのか」
「カルロスには負けたくないですが悔しいことに今の自分自身ではとてもかないません。ですが中距離の技術なら自分の方が優れています。だから自分が中距離で一番の兵士になるつもりです。」
思っていた以上に自分の腕前を理解し、かなわないとわかっても違う分野で勝とうとする意識はとてもいい思考だと思う。
カリウスはサブマシンガンのリロードが前より速くなったおかげで弾幕が厚くなっていた。ハイパーと同じように森や廃墟を元にした訓練施設で訓練していてサブマシンガンの弾が切れるとすぐにハンドガンに替えて戦闘を継続していた。まるで映画のようにハンドガンを抜いて撃っていた。
「さすがだな」
「そんなことないですよ。マンシュ様、訓練して身につけた技術なだけですから。」
「そんなに謙遜するな誰が見ても誉めると思うぞ。」
そんな会話をしていると廃墟近くの森から爆発音が聞こえてきた。どうやらユウティライネンがトラップの訓練をしているようだった。
爆発音がした方に行くとそこそこ太い木が一本倒れていた。どうやらこの木を倒すように爆薬を仕掛けたようだった。すると後ろからユウティライネンが姿を表した。
「マンシュ様、爆薬を木に仕掛けたらどこ方向に倒れるか試していたところです。そしたら予想通りのところに倒れました。」
ガハハハと笑いながらいってきた。
俺は思わず苦笑いをした。
「そ、そうか、爆薬以外にも地雷や手榴弾を使ったトラップの訓練をしておいた方がいいと思うぞ。」
と、アドバイスしながらすぐにこの場を去った。それぞれ自分に合った分野で武器を扱えるようになったようなので安心した。これからは少しづつ、父の私兵を銃に慣れさせていこうと思う。
カルロスは冷静に照準を合わせて二三百メートルの遠距離から狙撃していた。
マティアスもカルロスと競うように遠距離から狙撃していた。
カリウスはサブマシンガンで死角を利用して接近して数メートルの距離からフルオートで撃ち込んで仕留めたり、ハンドガンで撃ったり剣で倒していた。
ユウティライネンは伏せてバイポットで機関銃を立てて、石を投げたり声をあげたりして誘い機関銃で一気に殲滅していた。
この戦闘スタイルを見てどのような配置が向いているか分かったのでそれぞれ兵科に分けて装備を決めた。ハイパーはポイントマンで装備はM1897ショットガンに銃剣付き、サイドアームはブローニング・ハイパワーを二挺、F2手榴弾と焼夷手榴弾で前衛配置。
カルロスは狙撃兵でM1903を少し改造して、マガジンを拡張して、弾薬を五発から十発に増やしてバイポットと銃剣、調整可能スコープを取り付けた。サイドアームはスナイパーの不利を考えC96の拡張マガジンにしたものと閃光弾と柄付き手榴弾を装備させた。
マティアスも同じように狙撃兵だがどちらかというと銃がボルトアクションではなくセミオートマチックライフルのGew43のためマークスマンに近くその為改造もマガジンの拡張とバイポット、銃剣、中距離用の四倍スコープを取り付けた。サイドアームは本人の意思でワルサーP38を渡した。
カリウスは突撃兵でMP40を改造してマガジンをデュアルマガジンにしてリロードを速くできるようにした。サイドアームはハイパーと同じようにブローニング・ハイパワーを二挺渡して、収束手榴弾とスモークグレードを渡した。
ユウティライネンは援護兵と工兵を合わてしてもらうため、機関銃を拡張して装弾数を増やした。サイドアームはPPK、それに罠が得意なようなので爆薬と地雷を渡した。
これでそれぞれの能力をフルにいかせると思う。今日は新しくした装備に慣れさせるために訓練してまた森に入って行くとしよう。
ハイパーは入り組んだ地形をイメージして作った訓練施設でショットガンを使い訓練している。曲がり角や木々の死角を確実に確認していきターゲットを発見すると胸部や頭部などの急所を狙い射撃していった。
「マンシュ様、前の銃より反動が強いですが至近距離では威力が高いので前より戦いやすくなりました。」
本人は気に入ってくれたようなので安心した。
カルロスは遠距離の的を撃つ訓練をしていた。本人に新しい銃の使い心地を聞いてみた。
「前より少し重くなったので安定性は上がりましたね。ですが重くなった分微妙にずれが生じます。自分のことなので何とかします。」
確かに性能的はよくなった銃を上手く扱えるかは使う者の腕前次第、カルロスはそのことをよくわかっているようだった。
一方マティアスは中距離の標的を狙い訓練していた。素早く標的の頭や胴体を撃ち抜いたいきマガジンを交換していた。すると見ていた俺の存在に気がついたようで銃の使い心地を聞いてみた。
「マティアス、新しくカスタムした銃の使い心地はどうだ。」
「はい、前より狙いやすく装弾数も多いので前より多くの敵を撃ち抜くことが出来ると思います。」
それを聞いて少し質問してみた。
「カルロスのように遠距離から狙撃したいと思わないのか」
「カルロスには負けたくないですが悔しいことに今の自分自身ではとてもかないません。ですが中距離の技術なら自分の方が優れています。だから自分が中距離で一番の兵士になるつもりです。」
思っていた以上に自分の腕前を理解し、かなわないとわかっても違う分野で勝とうとする意識はとてもいい思考だと思う。
カリウスはサブマシンガンのリロードが前より速くなったおかげで弾幕が厚くなっていた。ハイパーと同じように森や廃墟を元にした訓練施設で訓練していてサブマシンガンの弾が切れるとすぐにハンドガンに替えて戦闘を継続していた。まるで映画のようにハンドガンを抜いて撃っていた。
「さすがだな」
「そんなことないですよ。マンシュ様、訓練して身につけた技術なだけですから。」
「そんなに謙遜するな誰が見ても誉めると思うぞ。」
そんな会話をしていると廃墟近くの森から爆発音が聞こえてきた。どうやらユウティライネンがトラップの訓練をしているようだった。
爆発音がした方に行くとそこそこ太い木が一本倒れていた。どうやらこの木を倒すように爆薬を仕掛けたようだった。すると後ろからユウティライネンが姿を表した。
「マンシュ様、爆薬を木に仕掛けたらどこ方向に倒れるか試していたところです。そしたら予想通りのところに倒れました。」
ガハハハと笑いながらいってきた。
俺は思わず苦笑いをした。
「そ、そうか、爆薬以外にも地雷や手榴弾を使ったトラップの訓練をしておいた方がいいと思うぞ。」
と、アドバイスしながらすぐにこの場を去った。それぞれ自分に合った分野で武器を扱えるようになったようなので安心した。これからは少しづつ、父の私兵を銃に慣れさせていこうと思う。
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