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第1章 転生した世界
第4話 剣と銃
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翌日、家族で朝食を食べてから剣の訓練を始めた。
父は練習用の小さな木製の剣を持ってきてくれた、サイズで言えば大型のナイフぐらいの小さな剣だが今の身長を考えれば妥当だと思う。
何せ今の身長は一メートル程しかない、それなのにいきなり鉄の剣は重すぎて持ち上げることすら。そうこうしていると父がまず剣の基本を説明しはじめた。
「いいか、マンシュまず両手でしっかりと柄を握り構える。そして剣を上にあげふりおろす。これが基本の練習だ。しばらくの間はこれを繰り返せ、そうしたら型を教えてやる。」
真剣な眼差しで言ってくれた。
これからは朝食後に素振りをしていくようにしようと決めた。
午後からは昨日試したスキルの訓練を始めるために裏庭に来ていた。ただし、自分が転生者だと知っている母に見てもらうためでもある。
まず、問題となったのが標的と銃声だった。標的については母が魔法で土の標的を作ってくれたので問題はなかったが銃声は少しの間考えた。
召喚できる銃を見ていると丁度いいハンドガンがあった。
それは反動が小さく銃声もしない銃を召喚した。その銃の名前はウェルロッド、一見鉄のパイプみたいな見た目をしているが消音性は高くグリップを外せば携帯性が高まるため、スパイにも好まれて使用された消音銃である。
面白いのはオートマチックではなくボルトアクションのハンドガンだということだ。
早速標的から十メートル離れた所から射撃を始めた。
マガジンに9ミリ×19弾を込めてボルトを引いて弾丸を装填したら標的にあわせて、引き金を引いた。
ウェルロッドからは「パシュ」と音がして弾丸が発射された。慣れない銃だったので少し標的の中心より上に当たっていたが、二発は真ん中近くに命中したがやはり少しバラけて中心付近に当たっていた。
近くで見ていた母が目を丸くしていた。「お母さんどうしたの」と声をかけるとやっといつも通りに戻った。
「あなたのいた世界ではこんなすごい兵器が使われていたのね。」
「僕のいた世界では、これが500年前から戦場で使われていたと言う記録が残っているぐらい歴史と共に進化してきた武器なんだ。」
そう説明して、頷いた。
そこで母にも銃を撃たせてみようと思いワルサーPPKを渡した。
一通りの手順を教えて射撃を始めた。最初は扱いに慣れてなくて、弾が的から外れたり、銃声にビックリしていた。慣れてくれば的の中心に当たるようになってきた。母に感想を聞いてみたところ、
「慣れれば扱いやすい武器ね、音が大きのが気になるけど確かに強力な物ね。」
確かに銃は、弓や剣、槍に比べ訓練期間が短く済み、この銃は母にあげようと思いスキルから足に着けるタイプのホルスターを渡したら早速つけ始めていた。母は普段ドレスぽい貴族の服装より動きやすいズボンやショートパンツ、丈の短いスカートが多くホルスターを着けても問題はなかった。
ウェルロッド以外の銃を撃つためにも魔力コントロールを安定させて身体強化を習得したいと思い。暇な時に練習しはじめた。
父にも銃の扱いを今度教えてあげようと思いながらウェルロッドで射撃訓練を続けた。
出来れば早く、コルトガバメントやS&W M27を撃てるようになりたいと思っている。
やっと元自衛官らしい訓練を出すことができました。ウェルロッドは第二次世界大戦中にイギリスが作った消音銃で主にスパイや特殊作戦などに使用されました。これからは様々な兵器を登場させていきたいと思います。
感想やアドバイスとうよろしくお願いいたします。
父は練習用の小さな木製の剣を持ってきてくれた、サイズで言えば大型のナイフぐらいの小さな剣だが今の身長を考えれば妥当だと思う。
何せ今の身長は一メートル程しかない、それなのにいきなり鉄の剣は重すぎて持ち上げることすら。そうこうしていると父がまず剣の基本を説明しはじめた。
「いいか、マンシュまず両手でしっかりと柄を握り構える。そして剣を上にあげふりおろす。これが基本の練習だ。しばらくの間はこれを繰り返せ、そうしたら型を教えてやる。」
真剣な眼差しで言ってくれた。
これからは朝食後に素振りをしていくようにしようと決めた。
午後からは昨日試したスキルの訓練を始めるために裏庭に来ていた。ただし、自分が転生者だと知っている母に見てもらうためでもある。
まず、問題となったのが標的と銃声だった。標的については母が魔法で土の標的を作ってくれたので問題はなかったが銃声は少しの間考えた。
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それは反動が小さく銃声もしない銃を召喚した。その銃の名前はウェルロッド、一見鉄のパイプみたいな見た目をしているが消音性は高くグリップを外せば携帯性が高まるため、スパイにも好まれて使用された消音銃である。
面白いのはオートマチックではなくボルトアクションのハンドガンだということだ。
早速標的から十メートル離れた所から射撃を始めた。
マガジンに9ミリ×19弾を込めてボルトを引いて弾丸を装填したら標的にあわせて、引き金を引いた。
ウェルロッドからは「パシュ」と音がして弾丸が発射された。慣れない銃だったので少し標的の中心より上に当たっていたが、二発は真ん中近くに命中したがやはり少しバラけて中心付近に当たっていた。
近くで見ていた母が目を丸くしていた。「お母さんどうしたの」と声をかけるとやっといつも通りに戻った。
「あなたのいた世界ではこんなすごい兵器が使われていたのね。」
「僕のいた世界では、これが500年前から戦場で使われていたと言う記録が残っているぐらい歴史と共に進化してきた武器なんだ。」
そう説明して、頷いた。
そこで母にも銃を撃たせてみようと思いワルサーPPKを渡した。
一通りの手順を教えて射撃を始めた。最初は扱いに慣れてなくて、弾が的から外れたり、銃声にビックリしていた。慣れてくれば的の中心に当たるようになってきた。母に感想を聞いてみたところ、
「慣れれば扱いやすい武器ね、音が大きのが気になるけど確かに強力な物ね。」
確かに銃は、弓や剣、槍に比べ訓練期間が短く済み、この銃は母にあげようと思いスキルから足に着けるタイプのホルスターを渡したら早速つけ始めていた。母は普段ドレスぽい貴族の服装より動きやすいズボンやショートパンツ、丈の短いスカートが多くホルスターを着けても問題はなかった。
ウェルロッド以外の銃を撃つためにも魔力コントロールを安定させて身体強化を習得したいと思い。暇な時に練習しはじめた。
父にも銃の扱いを今度教えてあげようと思いながらウェルロッドで射撃訓練を続けた。
出来れば早く、コルトガバメントやS&W M27を撃てるようになりたいと思っている。
やっと元自衛官らしい訓練を出すことができました。ウェルロッドは第二次世界大戦中にイギリスが作った消音銃で主にスパイや特殊作戦などに使用されました。これからは様々な兵器を登場させていきたいと思います。
感想やアドバイスとうよろしくお願いいたします。
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