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第5章 海賊殲滅作戦
第43話 訓練場の災難
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アリーシャ王妃が去ってから1時間位すると各小隊の隊員が集まってきた。
人数は1小隊、30人で構成されているようで、アランさんが隊長を勤める第7小隊と第9小隊がそれぞれ隊長を前に整列している。
「第7小隊、隊員30名、集合しました」
「同じく第9小隊、隊員30名、集合しました」
目の前に2つの小隊が整列している。
アランさんが隊長を勤める第7小隊は、軽鎧で構成されているが隣の第9小隊は、全員革鎧で構成されている。
理由は、その任務の特性上邪魔にならならいためだろう。
「今日から訓練教官を任されることになったマンシュ・ナガンだ。俺のことは、陛下との決闘で知っている者もいると思うがよろしく頼む」
「あれが陛下を倒した噂の客人か?」
「思っていたよりも怖そうじゃないな?」
「ホントに勝ったのか?」
俺の姿を見て、噂のような人物なのか、ホントに陛下に勝ったのか、などの囁き声が聞こえてきた。
「明日からアルデオの森で訓練を行う!全員、今日のうちに準備を済ませておくように、明日は早朝に訓練場に集合するように!以上!解散!」
色々と準備することがあると思うので、今日は顔合わせだけで、後は各自の支度をしてもらう。
俺自身も自分の準備をするため、持ってきた荷物を置いてある倉庫に向かった。
倉庫に着くとフィルいた。
「あれ?マンシュ、訓練教官をするために訓練場に行ったんじゃないの?」
「挨拶だけしにな、明日から森の訓練場に向かうからその準備をしに来たんだ」
「大変そうだね?何か手伝うことある?」
「いや、ほとんどアイテムポーチに入れるから平気だ」
アイテムポーチがあるとほとんど荷物が必要ならなくなる。必要なのは、アイテムポーチにしまわずに構えられる剣とハンドガン、それと怪我した時の応急パックぐらいだ。
「楽そうだね、アイテムポーチがあるのが羨ましいよ」
「と言ってもスキルでもともと手に入るからたいして変わらないけどな」
「ある意味ずるいよね、マンシュのスキルって」
フィルと会話しながら持ってきたテントや野営道具をアイテムポーチにしまった。
さっさと準備を終えて、与えられた客室で眠りについた。
翌朝、夜明け前に目を覚まし、朝食を食堂で朝食をいただき、客室に戻り、装備を整え、訓練場に向かった。
訓練場に着くとすでに第7小隊と第9小隊は全員集合していた。
歩いてきた俺の姿を見つけると隊長を先頭に3列に並んで整列した。
「全員揃っているな、各小隊事に馬車に乗り、アルデオの森に出発!」
「「「はい!」」」
訓練場の城門に止めてある馬車に乗り込み、アルデオの森を目指して進んでいく。
馬車はそれぞれ20人が乗れる大きさで、各小隊事に乗り込んでいる。10人づつ余るので、その馬車には2つの小隊が乗り込んでいる。
俺もその馬車に乗り込んでいる。
「マンシュ教官、こちらにどうぞ」
「ありがとう」
「マンシュ教官、こちらが第9小隊の隊長、ヨワン・ナデスです」
「第9小隊隊長のヨワン・ナデスです。よろしくお願いします」
アランさんがヨワンさんを紹介してくれた。
ちなみに馬車は、荷馬車に幌がついたようなもので、右側の一番奥に座っている。アランさんは右隣にヨワンさんが前に座っている。
アルデオの森までは、馬車で半日ほどの距離があるらしく、そこそこ遠いらしい。それとこちらの国に来て驚いたのが馬車や兵士が乗る馬が普通の馬ではなく、モンスターのバトルホースや小型のアースドラゴンばかりだったことだ。
バトルホースは、普通の馬の倍近くまで成長し、強靭な肉体と力強い足が特徴のモンスターだ。普段は普通の馬と変わらないのだが仲間の危機や子供の危機になると襲ってきたモンスターや冒険者を死ぬまで追いかけ襲ってくる。
もう一方の小型のアースドラゴン、リトルアースドラゴンは、2メートル以上の大きさで、主に重い積み荷や危険度の高い地域を行き来する商人の馬車を引いていた。
見た目はアースドラゴンが小さくなったような外見をしていて、茶色い鱗と太い足、鋭い角が額から2本生えている。
実際はアースドラゴンの亜種に当たり、アースドラゴンより小さいことからリトルアースドラゴンと呼ばれている。主に森などの環境に適応して小型に進化した種類とされている。
なおアースドラゴンとは対照的に大人しい生態であるが危険を感じた時の戦闘力高さは、アースドラゴンに匹敵する。
今馬車を引いているのは、バトルホースが2頭で、普通の馬より倍近く速く走っており、あっという間にアルデオの森に着いた。
アリーシャ王妃の言っていた要塞は、森の入り口に建っていた。その中の広場に馬車を止め、森の中の開けている場所まで徒歩で移動した。
「さて、初日にやってもらいたいのは、俺との模擬戦だ。日が沈む前に俺に攻撃を入れれたらお前たちの勝ちだ」
そう伝えると隊員達から動揺の声が聞こえてきた。
「先に行っておくが使える武器は、刃引きしたものと死なない程度の魔法だけだ!範囲はこの広場から半径5キロだ!」
一通りルールを説明していると誰かが走ってくる気配がした。
その方向に視線を向けると森の中から見慣れた顔が走ってくる。フィルだ。
「よ、よかった!マンシュちょっと助けて!」
「いきなりどうしたんだ?それに何でこんなところに?」
「朝起きたらマンシュがいなかったからアリーシャ王妃に聞いたらこの森に向かったって言われて、追ってきたんだ!」
「で、そうしたらゴブリンの巣にでも出くわして終われていると?」
「よく分かったね?ボクが追われているの」
「見なくても分かるわ!」
右側のホルスターからガバメントを抜き、ちょうど森から出ようとしたゴブリンに向かって発砲した。
バァン!
「クギャ!?」
茂みから出かけたゴブリンが頭を撃ち抜かれ、茂みの中に倒れた。
「先に聞いておくがどれぐらいの数がいたんだ?」
「分かんないよ!少なくとも50匹以上はいたはず」
そんな話をしている合間にも次々ゴブリンが森から現れる。
そのゴブリンを撃ち抜きながらアランさん達に声をかけた。
「アラン!実戦用の武器は持ってきているか!」
「いえ!訓練用の物だけです!」
「だったらこれを使え!」
ロングソードを召喚して、アランさん目掛けて投げた。
アランさんは、驚きながらも受けとるとすぐに抜刀してゴブリンに斬りかかった。
それ以外の隊員にもロングソードやバトルアックス、ハルバートに短剣等を近くに大量に召喚して投げ渡した。
「クソ!何でこんなにいるんだよ!?」
「いくら倒してもキリがねえ!」
「しかもよく見るとゴブリンナイトやアーチャーまで来ている!?」
他の隊員も応戦しながらゴブリンの数の多さに手こずっている。
俺自身も隊員達の驚異になりそうなゴブリンアーチャーやマジックゴブリンを優先的に撃ち殺しているが近付いてくるゴブリンの数も多く、その場合は蹴りやナイフ、ガバメントで殴り付けて倒し、まだ、生きているやつには、銃弾を2、3発、撃ち込んで倒して行った。
それを繰り返しているとゴブリンの数も徐々に少なくなり、だんだんゴブリンが逃げ出し始めた。
「深追いはするな!状況を確認してからだ!負傷者は手当てを受けろ!」
ゴブリンを追跡しようとする隊員等を止めて、負傷者の手当てをした。
負傷者の手当てを終えてから元凶の元に近づいて行った。
「フィル?」
名前を呼ぶとびっくっとして、こちらを向いた。
「な、何?マンシュ?」
ギギギと錆び付いた機械のようにゆっくりと首がこちらを向いた。
「訓練の様子を見に来るのは分かるが、わざわざこちらまで危険を持ってくるのは、どうゆうことだ?」
「だって、行くなら行くってボクに言ってから行ってくれてもいいじゃないか!」
どうやら俺に置いてきぼりにされたので、あとから追って来たらしい。
確かにそれに関しては、俺が悪いがだからといって、赤の他人を危険にさらしていい理由にはならない。
「言い訳を言いたいのは分かる。だが、仮にもお前は元聖騎士だっただろうが!」
「うっかりしちゃって♪」
あまりにふざけて理由にフィルの顔にアイアンクローをかけ、そのまま、体を持ち上げた。
「痛い痛い痛い!!割れる!割れるって!?」
「森や山に入るとき、常に回りに気を付けるのは、基本だろうが!それを忘れて、ゴブリンの大軍を連れてくるとか、何考えてんだ!」
「ごめんなさい!」
しばらく、そのままアイアンクローをしたまま説教を続けた。
人数は1小隊、30人で構成されているようで、アランさんが隊長を勤める第7小隊と第9小隊がそれぞれ隊長を前に整列している。
「第7小隊、隊員30名、集合しました」
「同じく第9小隊、隊員30名、集合しました」
目の前に2つの小隊が整列している。
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理由は、その任務の特性上邪魔にならならいためだろう。
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倉庫に着くとフィルいた。
「あれ?マンシュ、訓練教官をするために訓練場に行ったんじゃないの?」
「挨拶だけしにな、明日から森の訓練場に向かうからその準備をしに来たんだ」
「大変そうだね?何か手伝うことある?」
「いや、ほとんどアイテムポーチに入れるから平気だ」
アイテムポーチがあるとほとんど荷物が必要ならなくなる。必要なのは、アイテムポーチにしまわずに構えられる剣とハンドガン、それと怪我した時の応急パックぐらいだ。
「楽そうだね、アイテムポーチがあるのが羨ましいよ」
「と言ってもスキルでもともと手に入るからたいして変わらないけどな」
「ある意味ずるいよね、マンシュのスキルって」
フィルと会話しながら持ってきたテントや野営道具をアイテムポーチにしまった。
さっさと準備を終えて、与えられた客室で眠りについた。
翌朝、夜明け前に目を覚まし、朝食を食堂で朝食をいただき、客室に戻り、装備を整え、訓練場に向かった。
訓練場に着くとすでに第7小隊と第9小隊は全員集合していた。
歩いてきた俺の姿を見つけると隊長を先頭に3列に並んで整列した。
「全員揃っているな、各小隊事に馬車に乗り、アルデオの森に出発!」
「「「はい!」」」
訓練場の城門に止めてある馬車に乗り込み、アルデオの森を目指して進んでいく。
馬車はそれぞれ20人が乗れる大きさで、各小隊事に乗り込んでいる。10人づつ余るので、その馬車には2つの小隊が乗り込んでいる。
俺もその馬車に乗り込んでいる。
「マンシュ教官、こちらにどうぞ」
「ありがとう」
「マンシュ教官、こちらが第9小隊の隊長、ヨワン・ナデスです」
「第9小隊隊長のヨワン・ナデスです。よろしくお願いします」
アランさんがヨワンさんを紹介してくれた。
ちなみに馬車は、荷馬車に幌がついたようなもので、右側の一番奥に座っている。アランさんは右隣にヨワンさんが前に座っている。
アルデオの森までは、馬車で半日ほどの距離があるらしく、そこそこ遠いらしい。それとこちらの国に来て驚いたのが馬車や兵士が乗る馬が普通の馬ではなく、モンスターのバトルホースや小型のアースドラゴンばかりだったことだ。
バトルホースは、普通の馬の倍近くまで成長し、強靭な肉体と力強い足が特徴のモンスターだ。普段は普通の馬と変わらないのだが仲間の危機や子供の危機になると襲ってきたモンスターや冒険者を死ぬまで追いかけ襲ってくる。
もう一方の小型のアースドラゴン、リトルアースドラゴンは、2メートル以上の大きさで、主に重い積み荷や危険度の高い地域を行き来する商人の馬車を引いていた。
見た目はアースドラゴンが小さくなったような外見をしていて、茶色い鱗と太い足、鋭い角が額から2本生えている。
実際はアースドラゴンの亜種に当たり、アースドラゴンより小さいことからリトルアースドラゴンと呼ばれている。主に森などの環境に適応して小型に進化した種類とされている。
なおアースドラゴンとは対照的に大人しい生態であるが危険を感じた時の戦闘力高さは、アースドラゴンに匹敵する。
今馬車を引いているのは、バトルホースが2頭で、普通の馬より倍近く速く走っており、あっという間にアルデオの森に着いた。
アリーシャ王妃の言っていた要塞は、森の入り口に建っていた。その中の広場に馬車を止め、森の中の開けている場所まで徒歩で移動した。
「さて、初日にやってもらいたいのは、俺との模擬戦だ。日が沈む前に俺に攻撃を入れれたらお前たちの勝ちだ」
そう伝えると隊員達から動揺の声が聞こえてきた。
「先に行っておくが使える武器は、刃引きしたものと死なない程度の魔法だけだ!範囲はこの広場から半径5キロだ!」
一通りルールを説明していると誰かが走ってくる気配がした。
その方向に視線を向けると森の中から見慣れた顔が走ってくる。フィルだ。
「よ、よかった!マンシュちょっと助けて!」
「いきなりどうしたんだ?それに何でこんなところに?」
「朝起きたらマンシュがいなかったからアリーシャ王妃に聞いたらこの森に向かったって言われて、追ってきたんだ!」
「で、そうしたらゴブリンの巣にでも出くわして終われていると?」
「よく分かったね?ボクが追われているの」
「見なくても分かるわ!」
右側のホルスターからガバメントを抜き、ちょうど森から出ようとしたゴブリンに向かって発砲した。
バァン!
「クギャ!?」
茂みから出かけたゴブリンが頭を撃ち抜かれ、茂みの中に倒れた。
「先に聞いておくがどれぐらいの数がいたんだ?」
「分かんないよ!少なくとも50匹以上はいたはず」
そんな話をしている合間にも次々ゴブリンが森から現れる。
そのゴブリンを撃ち抜きながらアランさん達に声をかけた。
「アラン!実戦用の武器は持ってきているか!」
「いえ!訓練用の物だけです!」
「だったらこれを使え!」
ロングソードを召喚して、アランさん目掛けて投げた。
アランさんは、驚きながらも受けとるとすぐに抜刀してゴブリンに斬りかかった。
それ以外の隊員にもロングソードやバトルアックス、ハルバートに短剣等を近くに大量に召喚して投げ渡した。
「クソ!何でこんなにいるんだよ!?」
「いくら倒してもキリがねえ!」
「しかもよく見るとゴブリンナイトやアーチャーまで来ている!?」
他の隊員も応戦しながらゴブリンの数の多さに手こずっている。
俺自身も隊員達の驚異になりそうなゴブリンアーチャーやマジックゴブリンを優先的に撃ち殺しているが近付いてくるゴブリンの数も多く、その場合は蹴りやナイフ、ガバメントで殴り付けて倒し、まだ、生きているやつには、銃弾を2、3発、撃ち込んで倒して行った。
それを繰り返しているとゴブリンの数も徐々に少なくなり、だんだんゴブリンが逃げ出し始めた。
「深追いはするな!状況を確認してからだ!負傷者は手当てを受けろ!」
ゴブリンを追跡しようとする隊員等を止めて、負傷者の手当てをした。
負傷者の手当てを終えてから元凶の元に近づいて行った。
「フィル?」
名前を呼ぶとびっくっとして、こちらを向いた。
「な、何?マンシュ?」
ギギギと錆び付いた機械のようにゆっくりと首がこちらを向いた。
「訓練の様子を見に来るのは分かるが、わざわざこちらまで危険を持ってくるのは、どうゆうことだ?」
「だって、行くなら行くってボクに言ってから行ってくれてもいいじゃないか!」
どうやら俺に置いてきぼりにされたので、あとから追って来たらしい。
確かにそれに関しては、俺が悪いがだからといって、赤の他人を危険にさらしていい理由にはならない。
「言い訳を言いたいのは分かる。だが、仮にもお前は元聖騎士だっただろうが!」
「うっかりしちゃって♪」
あまりにふざけて理由にフィルの顔にアイアンクローをかけ、そのまま、体を持ち上げた。
「痛い痛い痛い!!割れる!割れるって!?」
「森や山に入るとき、常に回りに気を付けるのは、基本だろうが!それを忘れて、ゴブリンの大軍を連れてくるとか、何考えてんだ!」
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