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第4章 クリスティミア公国
第39話 王妃との対決
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アリーシャ王妃に銃の説明をしながらフィルとの対決をしていた。
「なるほど、それがマンシュのユニークスキルと言うわけか!」
「はい。異世界の武器を召喚できるすぎるです。」
一通り、説明をしたら何処かに歩いていった。
「ところで、まだやるか?フィル。」
「もう大丈夫です。大口叩いてすいませんでした。」
フィルとの対決の結果は俺の圧勝だった。
フィルの弓の腕は確かに高かったが銃弾と違い、矢は風や重力の影響をもろに受けるため、中心付近に刺さっても同じ場所には刺さらない。
それに比べ銃弾は音速を越えて飛んでいるため、風や重力の影響を受けるが距離が近ければ、ほとんど影響を受けない。
もとからこの勝負は結果が見えていたのだ。
「フィル、この弓を使って見ないか?」
「この弓を?見たことない形だけど?」
「それは、和弓、と言う弓だ。さっき使ってた弓より威力が高いはずたぞ。」
召喚した和弓をフィルに渡した。
フィルは、早速玄を引こうとしたが思ったよりも重かったのか、半分も引けてなかった。
「ちょっとマンシュ!何この弓、めちゃくちゃ思いじゃん!」
「そりゃそうだろ?何せ鎧を撃ち抜く威力があるからな。」
「は~!?」
フィルが驚くのも無理もない。この世界では、弓は敵を倒すのではなく、敵の足止めや魔法部隊が詠唱をする間の時間稼ぎに使われる事が多い。
国によっては、和弓と同じような鎧を撃ち抜く弓も存在するが使える技量に至るまで、時間がかかるため、そう言った国は少ない。
中世の13世紀から14世紀にかけてイングランド軍のロングボウ部隊がいい例だろう。
ロングボウはイングランド、現在のイギリスで発展し、スコットランド独立戦争や百年戦争のクレシーの戦いやアジャンクールの戦いで、フランス軍がもっとも恐れた部隊だった。
その理由は、500メートルに及ぶ射程距離、鉄の甲冑と鎖帷子を撃ち抜く威力、さらにそれが雨のように降ってくるからである。
ただし、ロングボウにも弱点があった。
熟練兵を大量に用意することによって、威力が発揮されるため、クレシーの戦いやアジャンクールの戦いなので名射手が戦死し、扱いやすい弩を大量に用いたフランス軍が形勢を逆転するに至った。
それに対し和弓は精密射撃に優れている。
特徴として、洋弓が約160センチに対して、和弓は約221センチある。
射ち方も洋弓は、矢を弓の左側に番え、人差し指から薬指で弦を保持する。
一方で、和弓は原則として左手に持ち、矢は弓の右側に番え、右手に弽をはめて、引く、右手親指根辺りで弦を保持し、弦を人差し指根で抱え込むように保持する。上から大きく引き下ろし、最終的に右手が右肩辺り、弦が耳の後ろに来るまで大きく引く。 そのまま射れば、弓にあったってしまうので、発射時に左手の中で弓を反時計回りに素早く回転させることでそれを防ぐ。これを弓返りと言う。
また弓返りを行うことで弦が矢に接触している時間が長くなり、矢はより加速されるという
和弓は下から3分の1、弓の中心から見て下部寄りを把持し、下から上まで全長に渡ってひと繋がりの構造となっており、全長だけ見れば和弓は世界最大の弓である。
一見バランスが悪いように見えるが握りの位置が丁度弓の震動の節にあたり、持ち手に来る振動が少ないという利点がある。また高度な技術ではあるが、上下の長さの差から来る弓の上下の反発力の違いを利用し、矢の飛び方に変化を付けることで飛距離を出す、鋭く飛ばせるなどの事ができる。
貫通力も弾道ゼラチンで撃ち比べた際には、ロングボウは25センチ、一方は、和弓は30センチあったという。
実戦でも和弓は平安時代から明治維新まで用いられ、平安時代に使用されていた物は200メートルの距離から上級武士が着用した大鎧を撃ち抜く威力があった。
「マンシュ!これ一体どう引くの!?」
「身体強化を使えば引けるだろ?」
「ほんとだ、引けた。」
矢を番えずに弦を引いたが、持ち方や弦の引き方が違うので、もう1つ召喚して、射ち方を教えた。
「ロングボウと違い、この紐が巻かれたところの下の部分を持つ、そして矢を弓の右側に番え、親指と人差し指で挟んで耳の後ろまで引く、そして射ると同時に左手の中で弓を反時計回りに素早く回転させる。」
説明しながら的に矢を撃った。
「難しくない!?ロングボウよりも威力があるのは分かるけど、相当な練習が必要だよ。これ。」
文句を言いつつも黙々と練習している。
邪魔するのも悪いので、その場を離れた。
訓練場には様々な魔族が訓練に励んでいた。武器に統一感がある物の隊長クラスは武具が自由に選べるようで、ロングソードや槍ばかりではなく、バスターソードや双剣、ハルバートにバトルアックス、ウォーハンマーにメイスなど色々だ。
見物しながら歩いているとアリーシャ王妃がこちらに向かって歩いてきた。
「マンシュ丁度良かった。私の訓練に付き合ってくれないか?まともに相手できるのがほとんどいないせいで、最近鈍っているのだ。」
「別に構いませんが、仮にも王妃に剣を向けるというのは・・・」
「なら問題ない。戦場に立てば階級は関係してくるが身分などあってないようなものだ。訓練でもそれは同じだ。」
(やっぱりこの人は、生粋の軍人だ!戦闘凶でないだけありがたいが、やりにくいことこの上ない。)
そのまま、訓練場の一角に連れていかれ、対決することになった。
さすがに装備を付けていないので、少し待ってもらい、装備を装着していった。
今回の装備は、防具は軽鎧、金属製の手甲、布製の手甲の下に棒手裏剣。
武器は、打ち刀に脇差、コンバットナイフ、投げナイフ、閃光弾、スモークグレネード、鉄扇。
さすがにガバメントやソードオフショットガンは目立つのでやめた。
「準備できたようだな。」
「はい。いつでもどうぞ。」
「では行かせてもらうぞ!」
アリーシャ王妃は、マントが付いた白銀の鎧を着ているのにそれを感じさせない速度で向かってきた。
武器は細めのロングソードのようだ。
真上から振り下ろされる剣を防ぎ、斬り返すが流石に防がれる。
フィルに比べれば、戦いやすいがパワーが違う。斬撃を受けた時、思わぬパワーに押し負けそうだった。
つばぜり合いになり、お互いに距離を一旦置いた。
「やるな。思っていたよりも反応してくる。ならこれはどうだ!」
そう言うとアリーシャ王妃のロングソードが蛇腹のように伸びた。
王妃の剣はロングソードではなく、ブレイドウィップだった。
鞭のように迫りくる斬撃を何とか防ぎ、反撃の隙を伺うが近づく隙がほとんどない。
「どうした!どうした!そんなものか?貴様の強さは!」
正攻法だけでは勝てないか、そう思いながら投げナイフを3本抜き、アリーシャ王妃目がげて投擲した。
鎧でほとんど防がれたが隙を作ることができた。その隙にポーチから閃光弾を取り出し、投げつけた。
凄まじい閃光が辺りを照らした。
「うっ!目潰しか!?」
「その通りですよ!」
地面が割れるほどの身体強化を足にして、斬りかかった。だがアリーシャ王妃は、それを防いだ。
「悪くないアイデアだが、それぐらいの事は、経験済みだ!」
まだ、目がほとんど見えてないはずだが正確に斬撃を繰り返してくる。気配のみでこちらの位置を掴んでいるようだ。
複雑な軌道を描きながら迫りくる斬撃を防ぎ、躱しながら次の手を考えていた。
(近づけない!まだ、視力はそれほど戻っていないはず。ならこれで、ブレイドウィップを封じる!)
一旦距離を置き、右手の手甲から1本棒手裏剣を取り出し、左手に構えた。
そのまま、打刀を鞘にしまい、脇差しを構え、走り出すために足に身体強化を限界まで、かけた。
「なるほど、それがマンシュのユニークスキルと言うわけか!」
「はい。異世界の武器を召喚できるすぎるです。」
一通り、説明をしたら何処かに歩いていった。
「ところで、まだやるか?フィル。」
「もう大丈夫です。大口叩いてすいませんでした。」
フィルとの対決の結果は俺の圧勝だった。
フィルの弓の腕は確かに高かったが銃弾と違い、矢は風や重力の影響をもろに受けるため、中心付近に刺さっても同じ場所には刺さらない。
それに比べ銃弾は音速を越えて飛んでいるため、風や重力の影響を受けるが距離が近ければ、ほとんど影響を受けない。
もとからこの勝負は結果が見えていたのだ。
「フィル、この弓を使って見ないか?」
「この弓を?見たことない形だけど?」
「それは、和弓、と言う弓だ。さっき使ってた弓より威力が高いはずたぞ。」
召喚した和弓をフィルに渡した。
フィルは、早速玄を引こうとしたが思ったよりも重かったのか、半分も引けてなかった。
「ちょっとマンシュ!何この弓、めちゃくちゃ思いじゃん!」
「そりゃそうだろ?何せ鎧を撃ち抜く威力があるからな。」
「は~!?」
フィルが驚くのも無理もない。この世界では、弓は敵を倒すのではなく、敵の足止めや魔法部隊が詠唱をする間の時間稼ぎに使われる事が多い。
国によっては、和弓と同じような鎧を撃ち抜く弓も存在するが使える技量に至るまで、時間がかかるため、そう言った国は少ない。
中世の13世紀から14世紀にかけてイングランド軍のロングボウ部隊がいい例だろう。
ロングボウはイングランド、現在のイギリスで発展し、スコットランド独立戦争や百年戦争のクレシーの戦いやアジャンクールの戦いで、フランス軍がもっとも恐れた部隊だった。
その理由は、500メートルに及ぶ射程距離、鉄の甲冑と鎖帷子を撃ち抜く威力、さらにそれが雨のように降ってくるからである。
ただし、ロングボウにも弱点があった。
熟練兵を大量に用意することによって、威力が発揮されるため、クレシーの戦いやアジャンクールの戦いなので名射手が戦死し、扱いやすい弩を大量に用いたフランス軍が形勢を逆転するに至った。
それに対し和弓は精密射撃に優れている。
特徴として、洋弓が約160センチに対して、和弓は約221センチある。
射ち方も洋弓は、矢を弓の左側に番え、人差し指から薬指で弦を保持する。
一方で、和弓は原則として左手に持ち、矢は弓の右側に番え、右手に弽をはめて、引く、右手親指根辺りで弦を保持し、弦を人差し指根で抱え込むように保持する。上から大きく引き下ろし、最終的に右手が右肩辺り、弦が耳の後ろに来るまで大きく引く。 そのまま射れば、弓にあったってしまうので、発射時に左手の中で弓を反時計回りに素早く回転させることでそれを防ぐ。これを弓返りと言う。
また弓返りを行うことで弦が矢に接触している時間が長くなり、矢はより加速されるという
和弓は下から3分の1、弓の中心から見て下部寄りを把持し、下から上まで全長に渡ってひと繋がりの構造となっており、全長だけ見れば和弓は世界最大の弓である。
一見バランスが悪いように見えるが握りの位置が丁度弓の震動の節にあたり、持ち手に来る振動が少ないという利点がある。また高度な技術ではあるが、上下の長さの差から来る弓の上下の反発力の違いを利用し、矢の飛び方に変化を付けることで飛距離を出す、鋭く飛ばせるなどの事ができる。
貫通力も弾道ゼラチンで撃ち比べた際には、ロングボウは25センチ、一方は、和弓は30センチあったという。
実戦でも和弓は平安時代から明治維新まで用いられ、平安時代に使用されていた物は200メートルの距離から上級武士が着用した大鎧を撃ち抜く威力があった。
「マンシュ!これ一体どう引くの!?」
「身体強化を使えば引けるだろ?」
「ほんとだ、引けた。」
矢を番えずに弦を引いたが、持ち方や弦の引き方が違うので、もう1つ召喚して、射ち方を教えた。
「ロングボウと違い、この紐が巻かれたところの下の部分を持つ、そして矢を弓の右側に番え、親指と人差し指で挟んで耳の後ろまで引く、そして射ると同時に左手の中で弓を反時計回りに素早く回転させる。」
説明しながら的に矢を撃った。
「難しくない!?ロングボウよりも威力があるのは分かるけど、相当な練習が必要だよ。これ。」
文句を言いつつも黙々と練習している。
邪魔するのも悪いので、その場を離れた。
訓練場には様々な魔族が訓練に励んでいた。武器に統一感がある物の隊長クラスは武具が自由に選べるようで、ロングソードや槍ばかりではなく、バスターソードや双剣、ハルバートにバトルアックス、ウォーハンマーにメイスなど色々だ。
見物しながら歩いているとアリーシャ王妃がこちらに向かって歩いてきた。
「マンシュ丁度良かった。私の訓練に付き合ってくれないか?まともに相手できるのがほとんどいないせいで、最近鈍っているのだ。」
「別に構いませんが、仮にも王妃に剣を向けるというのは・・・」
「なら問題ない。戦場に立てば階級は関係してくるが身分などあってないようなものだ。訓練でもそれは同じだ。」
(やっぱりこの人は、生粋の軍人だ!戦闘凶でないだけありがたいが、やりにくいことこの上ない。)
そのまま、訓練場の一角に連れていかれ、対決することになった。
さすがに装備を付けていないので、少し待ってもらい、装備を装着していった。
今回の装備は、防具は軽鎧、金属製の手甲、布製の手甲の下に棒手裏剣。
武器は、打ち刀に脇差、コンバットナイフ、投げナイフ、閃光弾、スモークグレネード、鉄扇。
さすがにガバメントやソードオフショットガンは目立つのでやめた。
「準備できたようだな。」
「はい。いつでもどうぞ。」
「では行かせてもらうぞ!」
アリーシャ王妃は、マントが付いた白銀の鎧を着ているのにそれを感じさせない速度で向かってきた。
武器は細めのロングソードのようだ。
真上から振り下ろされる剣を防ぎ、斬り返すが流石に防がれる。
フィルに比べれば、戦いやすいがパワーが違う。斬撃を受けた時、思わぬパワーに押し負けそうだった。
つばぜり合いになり、お互いに距離を一旦置いた。
「やるな。思っていたよりも反応してくる。ならこれはどうだ!」
そう言うとアリーシャ王妃のロングソードが蛇腹のように伸びた。
王妃の剣はロングソードではなく、ブレイドウィップだった。
鞭のように迫りくる斬撃を何とか防ぎ、反撃の隙を伺うが近づく隙がほとんどない。
「どうした!どうした!そんなものか?貴様の強さは!」
正攻法だけでは勝てないか、そう思いながら投げナイフを3本抜き、アリーシャ王妃目がげて投擲した。
鎧でほとんど防がれたが隙を作ることができた。その隙にポーチから閃光弾を取り出し、投げつけた。
凄まじい閃光が辺りを照らした。
「うっ!目潰しか!?」
「その通りですよ!」
地面が割れるほどの身体強化を足にして、斬りかかった。だがアリーシャ王妃は、それを防いだ。
「悪くないアイデアだが、それぐらいの事は、経験済みだ!」
まだ、目がほとんど見えてないはずだが正確に斬撃を繰り返してくる。気配のみでこちらの位置を掴んでいるようだ。
複雑な軌道を描きながら迫りくる斬撃を防ぎ、躱しながら次の手を考えていた。
(近づけない!まだ、視力はそれほど戻っていないはず。ならこれで、ブレイドウィップを封じる!)
一旦距離を置き、右手の手甲から1本棒手裏剣を取り出し、左手に構えた。
そのまま、打刀を鞘にしまい、脇差しを構え、走り出すために足に身体強化を限界まで、かけた。
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