念願の異世界転生!…けど、雑草に転生とか聞いてねぇ~ーー!

「さて…今日もネトゲで頑張るか!」

光が差し込まない部屋で黙々と細長い手でパソコンでネットゲームを起動するこの男は
木佐上 樹 (きさがみ たつき) 28歳 独身職業『Notin Education,Employmentor Training』…俗に言うニート(NEET)と呼ばれている。

そんな彼の人間離れした特技には誰もが度肝を抜かれる、それは…【最大二十日間何かで没頭できる】事である。

他のニート達は簡単だと思われるその行為、実は『睡眠無しの不眠不休で行う』という人間では到底不可能な特技だった。

しかし、そんな樹を不思議に思った最高神は樹の魂を自身の元へ転送し、 色々と調査してみると樹の魂は本来、人間に乗り移る魂ではない事を知った神々は樹に今のままで良いか、そのまま転生して第二の人生を歩むのかを樹に選ばせる事にしたのだったが…

「さぁ…どちらを「異世界転生で!」選ぶのじ…えっ?」

樹が即答する事を想像もしなかった最高神だったが樹が決めた事を否定等はしなかった。

「お主は本当にそれで良いんじゃな?」

そして樹は異世界転生を果たす事となった、此れからどうなるのかは樹次第だが一つだけ問題があった…それは

彼の転生する先と本来の乗り移る対象は何と…


『雑草だった』


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