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三章

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 退院した綾女を伴って家に帰宅する。綾女はさも初めて見る家であるかのように見上げていた。

 車のトランクからボストンバッグを引っ張り出して、綾女を促して玄関の鍵を開ける。先に綾女を入れると、彼は靴も脱がずに立ち尽くす。

「上がってください」

 綾女は動かない。仕方なくボストンバッグを置いて、綾女を座らせる。片足ずつ丁寧に靴を外す。

「立ってください」

 立ち上がらない。代わりに首に手を回してきたので、植村はそのまま綾女を抱き上げた。
 靴の脱ぎ方すらも知らない。植村に頼り切って、疑わない。綾女には植村が全てだった。

 掃除は綺麗に終えていたから、昨日の惨事の名残りなど全く無かった。ソファに降ろすが、綾女は腕を離さない。

「アイス食べますか?」

 綾女はパッと顔を輝かせて、大きく頷いた。腕をさり気なく離して、頭を撫でて、キッチンからアイスクリームを取ってこようとすると、健気に後ろをついてくる。
 冷凍庫を開けて、アイスのカップを見せる。味の違う三種類を提示すると、綾女はイチゴ味を選んだ。


 ソファで美味しそうに食べる綾女を横目で見る。目が合うと、アイスをすくってスプーンを差し出してきた。食べろということらしい。

「ぜんぶ綾女さんのですよ」
「せんせい」

 拒まれると思っていない。植村はこういったことは苦手だった。だが、

「せんせい」

 拒めない。吸い込まれそうな瞳を見つめて、植村は観念した。



 綾女が退院して取り敢えずは一段落したからなのか、また熱がぶり返してきた。植村は早々に解熱剤を服用したが、熱は下がらない。朦朧とする中、夕飯の支度をしなければと思いながら、植村はソファに座ったまま意識を手放した。


 ──熱い。それだけだった。夢の中で、植村は何もない白の世界を彷徨っていた。行きも帰りも失って、止まればいいのに止まらない。自分で自分を制御できない恐怖の中、植村は叫んだ。


 額の冷たい感触に、植村は目を見開いた。飛び込んできたのは綾女の顔。艷やかな黒髪の先が植村の顔をかすめる。

「…綾女さん」

 植村はソファに横たわっていた。冷たいと思ったのは、綾女が冷蔵庫から持ってきたアイスカップで、植村の額を冷やしたからだった。

「せんせい?」
「…綾女さん、それだとアイス溶けちゃいますから、保冷剤持ってきてください」

 自分で動けたらよかったのだが、熱を帯びた体は言うことを利かない。厄介なことになった。
 綾女は言うことを理解して、今度はちゃんと保冷剤を持ってきてくれた。

「ありがとうございます。首に、あててくれますか?」

 首元に保冷剤をあててくれる。冷たい。気持ちよくて息を吐く。上下する胸を見たからなのか、綾女はそこに手を乗せた。
 
 途端、ふわりと何かが匂った。花のような、甘い香り。どこかで嗅いだ記憶があった。どこだったか。思い出せない。

 その匂いは、綾女から発せられていた。彼が髪を耳にかけると、また強く匂った。
 
 不思議な香りだった。香水にはとんと疎く、苦手な部類に入るが、この香りは嫌いじゃなかった。
 引き寄せられるような、甘い誘惑。
 ──ゆうわく?

 植村は、まさかと思った。この熱が、何から引き起こされているのか。信じられない。

 目を開けることすら、しんどい。それでも植村は目を開けた。そこにいる綾女を観察するためだ。
 綾女は何も変わっていなかった。動けないでいる植村を心配そうに見ているだけだった。一見すると、綾女は何も関係ないように見えた。
 だが違った。この発熱がなんなのか。植村はここに来てやっと気づいた。
 
「綾女さん、鞄、取ってきてください」

 命令を忠実に素早く綾女は遂行してくれた。礼を言って、震える手で中を探る。
 鞄から取り出したのは、注射器。「プラス・ワン」とラベルの記載があるこれは、抑制剤の一種だ。 
 植村は無性エラーだ。発情期ヒートに当てられたりなどしない。だが、今起こっているこの症状は、オメガのヒートに当てられたのと同じだ。

 ここ数日、熱は上がったり下がったりを繰り返していた。上がるのはいつも午後。綾女と面会している時だった。
 
 まだ確定はしていない。抑制剤を打って熱が収まれば、推測が正しかったことになる。
 植村は自分の腕に抑制剤を打ち込んだ。



 夕食を食べる気になれず、綾女の分だけ用意する。今日は素麺そうめんだ。
 テーブルに向かい合って座り、綾女が食べるのを頬杖ついて見守る。

 植村の抑制剤は効いている。甘い匂いは続いているものの、熱は下がり、動けるようになったものの、一時的な事で、根本的な解決にはなっていない。

 綾女といると熱が出る。だが

 原因は何なのか。熱が出るようになったのは綾女が事件に巻き込まれてから。ペンマークを打たれて、番相手にも影響が及んでいると考えるのが妥当か。
 ペンマークは麻薬だ。それも強力な麻薬。学術的な資料など無い。

「せんせい」

 呼ばれて、思考を一旦停止する。綾女が素麺の入った器をこちらに移動させてきた。

「私は大丈夫です。綾女さん全部食べてください」

 器を元の位置に戻す。綾女は素麺を再び食べようとして、箸を置いた。

「せんせい…」
「お腹いっぱいですか?」

 綾女は首を横に振った。少し元気が無い。

「素麺、嫌いでした?」

 また首を横に振る。喋れないから、綾女の言いたいことが分からない。

「…やすんで」

 と思っていたら喋った。遠慮がちに小さな声で。休んでと言った。

「………」
「せんせい?」
「あ、ええ。ありがとうございます」

 びっくりした。綾女が自分から喋りだすなんて、今の状態になってから初めてだ。ペンマークの症状から回復しつつあるのか、綾女自身の成長かは分からないが、彼が自分の意思を伝えられる可能性が出てきたのは、喜ばしいことだった。


 綾女の言葉に甘えて、先に休むことにした。食事の後片付けは明日やるからと伝えたが、流し台の音が聞こえるから洗ってくれているのかもしれない。
 植村の寝室は二階にある。家族三人が川の字になれる大きさのベッドに、倒れるように、うつ伏せで寝る。本当は風呂に入りたかったが、それよりも眠ってしまいたかった。
 抑制剤が効いて熱は下がったものの今度は頭痛がしてきた。寝不足のせいだと思いたいが、眠らなければ分からない。

 あの状態の綾女を一人にしておくのは心配で、どうせならソファで眠ればよかったのだと気づく頃には、半ば植村は夢の中にいた。
 

 眩しさに、目を覚ます。カーテンを閉めずに寝ていたらしい。朝日が差し込んで、鳥のさえずりなんかも聞こえてくる。清々しい朝といえば聞こえはいいが、光も音も、どちらからも眠りを妨げられ、迷惑極まりない。

 朝日から逃げようと寝返りを打とうとして、身動きが取れないことに気づく。胸の上に乗っかっているのは、綾女だ。
 植村が寝てから潜り込んで来たらしい。静かな寝息を立てる姿に、植村はなす術が無い。大人しく朝日を浴び続けることにする。

 帰宅した時に、一通りの部屋の案内はしていた。一階に綾女の寝室だとも教えて、彼は頷いていた。
 なのに植村のベッドで寝ている。だがそうするだろうという予感もあった。綾女が一時いっときでも、植村から離れたくないのを知っていたから。
  
 彼を起きるまで、植村も二度寝を決め込む。こんなに明るくて眠れるだろうか。目を閉じる。胸の上の綾女が、植村の服を握りしめた。


 暑さ寒さも彼岸までというが、いつまでも暑い日が続いていた。晩夏だというのに、朝からしっかり気温が高く湿度もあった。エアコンが無かったら、今頃は熱中症で倒れていたかもしれない。

 綾女が扇風機の前に座ってさっきから声を発している。声が揺れる現象を楽しんでいた。黒のタンクトップに短パンで、朝のシャワーを終えて、扇風機で髪を乾かしていた。
 
 そんな綾女に麦茶を渡して、彼の肩にかかっているタオルで髪を拭く。水分を吸収させて、出来るだけ摩擦を起こさないように心がける。こうなる前の綾女がよくやっていたタオルドライ法だ。

「せんせい」

 飲みかけの麦茶を渡される。昨日のアイスで観念していた植村は、残り物の麦茶を飲み干した。

 
 朝食をこしらえる。トーストしたパン、サラダ、目玉焼き、コンソメスープ。いつものメニューで、今の綾女には初めてだった。

 テーブルに対角で座ると、綾女はわざわざ植村の向かいに椅子を動かして座り直した。テーブルの幅が狭いから、互いの食器を置くには対角の方がいいのだが、綾女は気にしない。

 綾女は目玉焼きの目玉だけを先に食べだした。前の彼のと同じ手順に、植村は密かに笑った。少しでも、こうした名残りがあるのが嬉しかった。

 足をぶらつかせて、綾女は植村の脛を蹴ってきた。注意すると、今度は足の上に足を乗せてきた。

「綾女さん」

 咎めているのに、綾女は肩を震わせて笑う。こうしているのが、嬉しいらしく楽しいらしい。試しに足の爪を、綾女の足裏に当ててやった。すると大げさに悲鳴を上げて、綾女は席を立った。

「あはっ、あははっ」
「座って。食事中ですよ」

 軽く飛び跳ねて、綾女は座り直した。また植村の足に足を乗せてくる。期待するような笑みに、植村は今度はこちらが綾女の足の上に足を乗せてやる。もう大爆笑だ。呆れるほど、綾女は嬉しがった。

 のけぞった拍子に椅子が後ろに傾く。

「っわ!綾女さん!」

 あわや倒れそうになる寸前、自分で持ち直して何とか元の位置に戻った。がたんと脚が床を叩く。植村は心臓が飛び出るほど驚いて、こんな経験があったのを思い出していた。死んだ娘も、こんな風だった。すぐに調子に乗って、際限が無かった。

「もう…まだ食べてる最中ですから、遊びなら後で付き合います」
「ほんと?」
「…ええ。トースト冷めちゃいますよ」

 綾女は直ぐにトーストをかじった。足先だけが触れていた。小さな繋がりがくすぐったかった。
 

 
「せんせい」

 首に絡ませて、抱き上げる。そのまま執筆部屋へ向かった。ここ一週間の騒動で、植村の執筆は大いに滞っていたが、ストックがあるからまだ大丈夫。
 それよりも、と本棚を漁る。あるのは執筆の資料として購入した書籍のみで、お目当てのものは無かった。

 この際、電子書籍でもいいのだが、昨今のものは仕掛けが豊富であるから、出来れば紙ベースで欲しい。この暑さであまり外出はしたくないが、綾女と遊ぶと約束してしまっている。そちらが優先だ。

「綾女さん」

 植村の首元に顔を埋めていた綾女は顔を上げる。

「本屋行きましょうか」
「…………」
「貴女が気に入る絵本があるといいんですが」

 反応が薄い。綾女は目を細めて、植村に体を預けきる。本に興味が無いというより、単に眠いだけなのだろう。今眠ると夜寝れなくなる。眠らせないように、外出するのも悪くないか。

 
 綾女を抱いたまま、彼の部屋に入る。外出の為に綾女に着せる服を拝借しようとクローゼットを開ける。
 綾女はファッション好きで、奇抜でよく分からない服を購入していた。それで完璧に着こなせてしまうのだから、そちら方面の才能が大いにあった。

 取り敢えずシンプルな服をと探していると、白のワンピースが出てきた。水着だ。あの台風の前日を思い出す。つい一ヶ月ほど前の事なのに、遠い思い出となっていた。

 白のシャツに黄色のハーフパンツを着せる。鏡に映る自分の姿に、綾女はシャツの裾をつまんでいた。

 
 商業施設の一画にある本屋は、平日ということもあり人が少ない。その中の絵本のスペースで、植村は適当に一冊二冊をカゴに入れた。
 見慣れないのか不安げに周りを見ながらも、植村の真似をして本を一つ、手に取る。よくある定番の絵本で、カラフルな色使いだから、綾女の目に留まるのも納得だった。

「気に入ったなら入れてください」

 しかし綾女は入れなかった。広げるが、それだけだ。子供はとにかく難しい。意思疎通が難しければ特に。植村が代わりに、綾女が手に取った本をカゴに入れた。たいして興味が無いのかもしれない。読んでみたら興味を持つかもしれない。

 カゴを持って片手が塞がっているからか、綾女は手を繋いでこなかった。不安な顔はこれのせいかもしれない。

 手を繋ぐ。爪が食い込む。繋ぎなおして、植村は謝った。

 ベッドにうつ伏せになって、絵本を開く。枕を顎に乗せて先のページをめくろうとする綾女を制して、植村は読み聞かせた。三分にも満たない、みじかな物語。現実にはない不思議な話を、二人で楽しんだ。



 名越編集が、わざわざ差し入れを持ってきてくれた。小太りで汗っかきの名越は、夏と相性が悪い。スーツの上着を脱ぐと、汗で襟がびっしょりだった。

「いやぁ印刷所に寄ってましてね。お陰でこんな目に」

 黒縁眼鏡を外して、タオルで汗を拭う。植村が氷を入れた茶を出すと、律儀に謝りながら、遠慮がちに飲みだした。

「私こそすみません。先日は連絡を無視してしまって」
「や、僕こそ。あんなことがあったと知っていたら、羽根谷はねだにを行かせなかったんだけど。綾女君は元気?」
「げんきですよ。怪我も治って、よくやんちゃします」
「はは、そう」

 差し入れの中身は、スポドリとショートケーキだった。植村が好きなメーカーのコーヒードリップも入っている。コーヒー以外は冷蔵庫に入れておく。

「原稿はまだかかりそうです」
「ああいいんです。慣れない連載で大変かと思います。前のように無理だと思ったら直ぐに教えてください。なんとかしますんで」

 編集者というのは原稿を持ち帰る為に、居座ったり旅館に軟禁したりするものだと思っていた。
 しかし名越は決して強要してこない。一つは植村の自殺未遂が原因だろうが、彼本来の性格もあると思う。

「こんな時に申し訳無いのですが、実は一つ折り入って話がありまして」
「珍しいですね。名越さんが頼み事なんて」
「実は取材依頼が来てまして。お写真も撮らせてほしいそうなんです」

 基本、取材は受けない。名越編集も知っていて言ってくるのだ。断れない筋なのだろう。

「社長命令でして…」
「社長…ですか。それは断れませんね」
「今の連載が好調でして…連載の雑誌にコラムを掲載したいとか」

 毎月、掲載される雑誌は受け取ってはいるが、ろくに中身を見たことが無い。他人の作品にも興味が無いため、わざわざ取材してコラムに載せたいという出版社側の意図が、なんとなく測りかねた。

「そういうことなら、今、コラムに載せるのはタイミング悪くないですか?まだ山場も迎えてませんし、そういうのはもっと後半の方がいいんじゃないですか?」
「作品の取材も勿論ですが、メインは先生ですから」
「私?」
「だって先生、顔見せないじゃないですか。派閥にも属されてませんし、同業者からもポツポツどんな人なのかって聞かれるんですよ。『村上アラン』は何人かで構成された作家なのかって」
「ええ?」
「発表する作品が毎回、作品の内容によって文体が異なります。それらしく書き上げる方は他にもいますが、先生は本当に何もかも変わる。作者の名が統一されていなかったら、全て別の作者の作品だと読者は思うでしょう」

 だから複数人で書き上げた疑惑が出ると。そんな風に思われていたのを全く知らなかった。

「文体は作品の背景に関わってきますから変えるのは普通です」
「普通じゃないんですよ」すかさず名越が言う。「変えたとしても癖は残ります。先生は癖も残さない」

 小説に癖というものがあるのか。初めて知った。

「ですから、今回は先生のお人柄を取材させてもらいます。趣味はありますか?」
「え?今から?名越さんがインタビュー?」
「取材日は追って連絡します。今日は簡単なプロフィールです。先生、趣味を教えてください」

 なんだか、お見合いみたいだなと思いながら、植村は無いと答えた。

「山の家では家庭菜園してたじゃないですか」
「じゃあそれで」
「好きな食べ物、嫌いな食べ物は?」
「ありません」
「先生、それじゃあインタビューになりません」
「いや、プロフィールなら学歴でいいじゃないですか」
「元医者なのは皆知ってますよ。知らないことを知りたいんですよ」

 これを、と名越は一枚の紙を植村に渡してきた。
 一問一答の形式で、十の質問が並んでいた。趣味や好き嫌いなど、さっき名越が聞いてきた質問も載っている。

「今度、取りに来ますから、それまでにこの空欄、埋めといてくださいね。あ、今みたいに無回答は止めてください」

 それじゃあと、名越は席を立つ。これからもう一件、別の作家を訪ねるのだという。気をつけてとだけ言って送り出す。見送りは玄関までだ。暑いから外に出たくない。


 名越がいなくなると、綾女が出てくる。他人が怖い綾女は、自分の部屋に隠れていた。もしかしたら、名越が帰るまで聞き耳でも立てていたのかもしれない。頬に不自然な跡がついていた。

 名越が置いていった質問用紙を、綾女は眺めている。植村が何の紙かを説明すると、彼はテレビ台の棚をあさり出した。
 
「なに探してるんですか?」

 聞くと同時に、綾女は手を掲げた。ペンを持っている。
 ローテーブルに座り込むと、綾女は質問用紙にペンを走らせた。

「あ、駄目ですよ。名越さんに返す紙なんですから」

 と言っても止めてくれない。無理に用紙を取り上げると怒るだろうし、どうしたものかと思っていると、綾女は顔を上げて、にっこり笑った。

 綾女が描いたのは、目玉焼きだった。二重丸を引いただけの小さな絵を、「好きな食べ物」欄に描いていた。

「私が好きな食べ物、目玉焼きなんですか?」

 大きく頷くと、綾女は更に別の回答欄も同じように絵を描き出した。嫌いな食べ物の欄には、何かチューブのようなものが描かれた。

「なんですかこれ」

 綾女は部屋を出ると、直ぐに戻ってきた。手には歯磨き粉が握られている。

「歯磨き粉…?それは綾女さんが嫌いなものでしょう」

 植村が使っている物は刺激が強すぎて、綾女は使いたがらなかった。今は子供用の甘い物を使っている。
 綾女は歯磨き粉をテーブルに置くと、また別の欄に絵を描き始めた。小さなぎこちない絵で空白は埋まって、それが植村の回答となった。


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